ますたーは 幼児化 してしまった! 作:あたらんて
ダ・ヴィンチはブリーフィングルームに集まったカルデアの職員、古今東西の英傑たち、最後に小さくなったマスターを眺め、言葉を発した。
「みんな、見てわかると思うが、マスターは若返ってる。記憶も失っている。そこで…。この原因を作った者は、ダ・ヴィンチ怒らないから、手を挙げてくれ」
「いや学校かよアンタッ!!」
ツッコミ枠の緑のアーチャー、ロビンフッドが声を荒げる。
「はいはーい、僕じゃないでーす!」
理性蒸発ライダー、アストルフォが声を上げる。
「アンタもちょっと黙っててくんないッスかねぇ!?」
「ちょっと、アンタもうるさいわよ!子イヌをこうした犯人を見つけるのよ!このままっていうのもアリだけど!」
ロビンフッドの声に素で狂化入ってる系ランサー、エリザベートが自分の欲望を漏らしつつ叫ぶ。そこに、キャスターのサーヴァント、パラケルススが口を挟む。
「まあまあ、落ち着いて下さい。マスターのことを心配する気持ちはみんな同じですよ。そのように何も頭にない人が大きな声で騒ぎ立てていても一切会議は進みません。犯人探しはそこの探偵さんに任せて、この後の対応をどうするか話し合うべきでは?」
「「いや、アンタが一番怪しいから」」
色んなところで薬とかで色んなことをやらかしている人である。
是非もないヨネ!
「ああ、こうして私の言は無視されるのですね…。無念です…」
「いや、まあ確かに君の言う通りだとも。ホームズ、君はこの事件を解けるのかい?」
ダ・ヴィンチが稀代の名探偵、ホームズに問いかけると彼は口を開いた。
「フム、解けるか解けないかで問われれば、解けるとしか言いようがないね。世界には真実しかなく、その真実は論理的に考えていけば自ずと見つかるものであるのだから」
「じゃあ、君にはこの事件の犯人がわかっているということかな?」
「それはまだ言うべきことではないさ。まあ大体予想はついているがね。ただ…」
「ただ?」
「少々調査をしたい。マスターを少しお借りできるかい?なに、すぐ解けるとも」
ダ・ヴィンチは辺りを見回してまたホームズに振り向いて答える。
「ああ、構わないとも。そして、すぐに解けると君が言うならば対応策というのも不要だろう。この場は解散でいい。ただしみんなマスターに出会ったら気遣ってあげてくれ。彼は完全に子供だからね」
そのダ・ヴィンチの言葉のあといくつか質問や報告が続いたのち、会議は終了となって、各々自分の職場へ戻っていった。
「それじゃあ、リツカ。寂しいけれどちょっとの間お別れなのよ」
「うん、またあそぼうね」
「ええ!」
こうしてナーサリーとマスターは別れた。
「大将、じゃあ聞き込み調査とやら頑張ってくれ。オレっちはちょっと頼光の大将を落ち着かせに行かなきゃならねえんだ」
源頼光、清姫をはじめとしたヤバそうなサーヴァントは何人かのサーヴァントの協力のもと会議の場から遠ざけられている。会議が始まるまで多少時間があったのはこのためである。
「我がピグレット、私は君の元を離れないとも!いや、もしかしたらこの探偵がショタコンの犯人で君を狙っているかもしれないからね!」
「しょたこん…?」
「君はわからなくていい言葉だ。そして変なことを吹き込んでいる君にも聞きたい事があったんだ。丁度良い」
「え、私…?う、疑っているのかい!?」
「いや、ちょっとマスターの体に何が起こっているのか、魔術師の話を聞いておきたいんだよ」
「ああ、なんだ、そういうことか…。いいとも!私も犯人が気になるしね。この現象は何らかの魔術的な…恐らく錬金術の薬によって引き起こされたものだね。この時点で作成者がわかるってもんだけど、中々のデキだよ!
おそらくかなり良い素材を使っている。レイシフトして手に入れたものだろうね。
ただこの薬は別に大した力は持っていない。サーヴァントなんかには無効化されてしまうだろうね。マスターだから効いたんだ。毒じゃないから対毒も突破した…て感じかな。
まあただ中々の物だよ!かなり魔術の知識がないとこの現象が何によって引き起こされたかもわからないだろう」
「ふむ、そうか、ありがとう」
「いやいや、構わないとも!それで、次は誰に聞きに行くんだい?」
「そうだね…、といっても聞きに行く相手はあとわずかなのだが…」
その時である。突如アストルフォが駆け込んできて衝撃の言葉を告げた。
「大変だっ…!パラケルススが…死んでる…!!」
アルトリア顔の中では沖田さんが一番好きです。
アルトリアの中ではヒロインXが一番好きです。