ますたーは 幼児化 してしまった!   作:あたらんて

7 / 13


メインヒロインは凛だと思います。


アルトリアはやっぱりメインヒロイン

 

 

「ふむ、ここが事件の現場であるミスター・パラケルススの個室だね?ミスター・アストルフォ」

 

 

「うん。ボク、やっぱり彼が怪しいかなー、と思って話を聞きに来たんだ!そうしたら…」

 

 

「ふむ、そうか。ならミスター・アストルフォはマスターと共に部屋の外で待機していてくれ」

 

 

「わかったよ」

 

 

そうして、キルケーとシャーロック・ホームズが部屋の中で見たものは、倒れ伏しているパラケルススと、辺りに飛び散るケチャップであった。

 

 

「これは…なるほど…。確かに死んでいるね」

 

 

「いや、キミ、頭大丈夫かい!?どうみてもケチャップだろう!?ていうかこれ認識阻害魔術じゃないか…。オイ、そこのパラケルスス、なに笑ってんだ!!」

 

 

「ふむ。ミズ・キルケー、もうかなり犯人は絞られた。話を聞きに行くのは数人、なんならあと一人で済むだろう。こんな痛ましい事件が起きた以上、早急に解決すべきだ」

 

 

「いや、だから死んでないって…そういえばアストルフォ君って対魔力持ってたよね?なんでこんなチャチな魔術に引っかかってるんだい!?」

 

 

「そんなにいっぱいケチャップがあったら…死んでいるに決まっているじゃないか…。うっ、グスン…パラケルスス…そんなに仲良くなかったけど…キミの仇は絶対にとるよ…!」

 

 

「ええ…」

 

 

「それでは、行こうか。ミスター・コロンブスの元に」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリストファー・コロンブスはまるでホームズたちを待っていたかのように佇んでいた。

 

 

「やあ、ミスター・コロンブス。少々話を伺っても?」

 

 

「…オウ?構わないが…この俺が、犯人だと?」

 

 

「そうとは言っていないとも。ただ、マスターがこうなってしまったと思われる昨日の夜、なにをしていたか知りたくてね」

 

 

「なんだ、そんなことか。単純だぜ?あの黒髭さんのところでちょこっと海について話をしていただけだ。俺は航海時代、海では色々と苦労したからな」

 

 

「それでは、マスターを若返らせた薬についてなにか心当たりは?」

 

 

「オイオイ、探偵さんよ。カマかけちゃいけねえぜ。マスターが薬で若返ったなんて話、一回もあの会議で出ちゃいねえ。俺は今初めて聞いたぜ?」

 

 

「ふむ、それは失礼。では、先程の事件のときのアリバイはまだ聞いていなかったね」

 

 

「ああ、そん時は普通に部屋にいたからアリバイについてはなんとも…って、やられたな」

 

 

「ふむ。これで、ハッキリしたね。事件の第一発見者アストルフォは我々に最初に伝えてから我々と共に君のところへ向かってきた。君がミスター・パラケルススの事件の情報を知る方法はほぼ無いと言っていいだろう。

 事件を一度、整理しようか。おそらく昨晩薬を飲まされて幼児化したマスターは廊下で放置されていた。このことから幼児化は目的ではなく手段であった、という可能性が高い。

 そしてつい先程起きたミスター・パラケルススの殺人事件。この2つの事件が関連性がないものとは流石に考えにくい。よって、ミスター・パラケルススは薬の作成者であったが共犯者に口封じで殺された、もしくは作成者を誤魔化すためにミスリードで殺された、となる。

 しかしその薬の情報について、ミズ・キルケー曰く、質の良い材料によるかなりの腕前の錬金術で作られた、とのこと。

 そしてこのカルデアに錬金術の使い手は何人かいるが、それ程の腕前となると一人しかいない。

 このことから事件を起こすためにはミスター・パラケルスス、質の良い素材を集める者、ミスター・パラケルススを短時間で殺害できる者が必要となる。無論、同一人物であっても構わない。

 そしてなにより、マスターが幼児化することによってカルデアという組織には確実に迷惑がかかる。これを厭わない人物が犯人でなければいけない。

 これにあてはまる者は非常に少ない。考えられるのは愉快犯だとしてミズ・イシュタルやミズ・エウリュアレ、ミズ・ステンノといった神々たちや、ミズ・ゴルゴーン、ミズ・酒呑といった明確な悪属性の者くらいだ。

 そして君、クリストファー・コロンブスも悪属性のサーヴァントである。

 事件の流れとしては恐らくこんなものだろう。

 犯人が何かしらの悪事を行っているところにマスターが遭遇、犯人は流石に殺すのは不味いと、共犯者であるミスター・パラケルススの薬を使い記憶を失わせた。その間に証拠隠滅をしようと考えたが会議の場で私が事件解決に乗り出すことを知り、情報量を増やして時間を引き延ばすため、また口封じのためにミスター・パラケルススを殺害…といった感じかな」

 

 

「オイオイオイ、探偵さん。一つ大事なことが抜けてるぜ。オレはさっきも言ったが昨晩にはアリバイがある。それをどう説明するつもりだあ?」

 

 

「フッ…初歩的なことだよ、キミはスト限のサーヴァント!!故に三体しか引けておらず、未だ重ねられていない!よって、君は今カルデアに三人存在する!!」

 

 

衝撃の事実!!スト限は悪い文明。

 

 

「フ、フハハハハ!!!よくわかったなあ探偵さんよお。だがそこまで気付いたなら3体と戦うことになるってことまで考えなきゃいけないぜ!来い、2号、3号!!」

 

 

「「オウ!」」

 

 

さらに2体のレジライが現れる。カオス。

 

 

「ふっ、犯人を暴いたらその場で戦闘になるとわかっていたからマスターを連れてきたのだとも!そして、こちらにはまだキルケーとアストルフォがいる!3対3だね」

 

 

「ククッ、本当にそうか?なあ、パラケルスス!」

 

 

「そうですね、本当に愚かです…」

 

 

レジライの言葉に答えたのは、死んだはずのパラケルススであった。

 

 

「………何……………だと……」

 

 

「いや私最初っから死んでないって言ってたよねえ!?」

 

 

 

 

 

 




やめて!コロンブスの宝具の鎖で、エレメンタリー・マイ・ディアを縛られたら、魔力のパスで繋がってるマスターまで縛られちゃう!

お願い、死なないでホームズ!あんたが今ここで倒れたら、ダ・ヴィンチやエドモンとの約束はどうなっちゃうの?魔力はまだ残ってる。ここを耐えれば、コロンブスに勝てるんだから!

次回「キルケー死す」 デュエルスタンバイ!



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。