RIDER TIME ZI-O Virtual YouTuber   作:Million01

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朝六時ということは一部のVtuberのファンはあのドラゴンのニュースを決めてる時間(
今回はディケイドとホロライブ回(
他の平成ライダー達も出す予定ですので暫しお待ちを(



煌めくライダー

「これが魔王が創り変えた新たな世界か……?」

 

世界の破壊者という物騒な呼び名を持つ男は高い高層ビルの上で世界を見下ろした。

 

「…………」

 

だが、世界を見下ろす破壊者は黙って見つめた。そして最初の違和感に気付いたのは感覚だった。

青空に一点だけ存在する太陽。髪を靡かせる風。透き通った空気。建ち並ぶ建物。道を歩く人達。

 

どこからどう見ても普通だ。だが、普通すぎて少し怖いくらいだった。

破壊者の勘がそう感じてる。

 

「気のせいか?」

 

そう言って破壊者は視線を落として首に下げている二眼レフカメラに触れた。

 

「あ、いました!士さん。何をやってるんですか!?」

 

「ん?」

 

背後から声が聞こえ破壊者は思わず振り返った。青い髪を大きめのリボンで結んでいる眼鏡をかけた少女が破壊者の目の前までやってきた。

 

「ほら、早く入らないと遅刻扱いになりますよ!」

 

そう言って破壊者の腕を掴むとそのまま何処かへと連れて行く。

 

「…………」

 

この状況を見て破壊者は何かを察したかのようにうんざりとした表情を顕にする。

 

 

破壊者が連れてこられたのは先程の高層ビルの中だ。

 

「ったく、あの魔王。失敗したな?」

 

「?今、何か言いました?」

 

ボソリと呟く破壊者に少女は思わず聞き返した

 

「気にするな。ただの独り言だ」

 

そう言って壁にもたれかかり、事務所の様子を見渡した

 

「みんな、おはよー!」

 

事務所の中を見渡せばどれも少女、少女、少女……

 

「なるほどな、アイドルグループか」

 

破壊者は察したかのようにそう言った。

 

「あれ?知らなかったんですか?」

 

「どうやら、そうらしいな」

 

「……え?」

 

眼鏡をかけた少女は謎の返答に思わず戸惑う

 

「えー、今日も元気にやっていこうね」

 

そんな中、事務所の中心人物であるとある少女が元気に声をかけた

少女の名はときのそら。明るく笑顔が絶えない元気な少女だ

 

「えっと、それじゃあ。この事務所に新しく入って来た人を紹介します!」

 

ときのそらは元気よく喋ると破壊者へと視線を向けた

 

「………………」

 

他の少女達も破壊者へと視線が集まる。

 

「仕方ない」

 

はぁ、とため息をつきながら視線を落とした。

 

「どうやら俺はここでお前達のサポートをすることになったらしい門矢 士だ。覚えておけ」

 

そう言ってパシャリと少女達に向けてカメラのシャッターを切った。

門矢 士と名乗った世界の破壊者は新たな世界で何を写す?

 

 

 

門矢 士の第一印象的は最悪だった。いきなり初対面でカメラを撮るなり、上から目線の物言いということもあってか半分の少女達には牙を向かれたのだ。

 

「アイドルを目指してるんじゃないのか?」

 

ほとんどの少女達がゲームをしてるのを見て思わずそう毒づいた。

 

「えっと、まぁ……そこは色々とあるんです」

 

アハハ、と愛想笑いをして誤魔化す眼鏡をかけた少女・友人Aは目を泳がした。

だが、そんな中やはり目立つのはときのそらだ。皆がゲームをする中、彼女は歌を聞いているのだ。

 

「ある意味、アイツが一番アイドルらしいな」

 

「♪〜」

 

ヘッドホンで音楽を聴きながらリズムに乗りながら鼻歌を歌うそら。

 

「そうですね。そらは良い子ですよ。あ、そういえば士さんはお昼はどうするんですか?」

 

「お昼?」

 

「はい。新入社員の初日は色々あって弁当が頼めないんですが……」

 

「…………」

 

「士さん?」

 

「よし、俺は少し外の空気を吸ってくる。昼までには戻ってくる。何かあれば呼んでくれ」

 

友人Aは察したかのように士を見たが逃げるように事務所の外へと出ていった。

 

 

 

 

 

「───で、なんでお前らが付いてきているんだ?」

 

士は自分の後を付いてきた二人を睨む。一人は青と白を基調としたメイド服を来たツインテールの少女・湊 あくあ。そしてもう一人は頭に猫耳が生えている紫色の髪の少女・猫又 おかゆだった。

 

「え、僕はただのお昼足りないから買いに来ただけだよ?

 

「私はえーちゃんに言われて貴方に付いていったの。だってスマホ持ってないでしょ?」

 

その言葉に士はピクリと体を硬直させた。

 

「それにアンタみたいなやつってサボるかもしれないでしょ?」

 

その言葉に士は思わず顔を引き攣らせてしまう。なぜ、バレたと思わず顔に出してしまう。

 

「まぁ、いい。ほら、行くぞ」

 

士は逃げるように走る速度を上げた。そんな士を見て二人はやれやれといった感じで付いていく。

 

 

 

「ありがとうございましたー」

 

士達はコンビニで買い物を済ませ。再び外へ出る。

 

「おかゆ。お前、本当にそれ全部食べるのか?」

 

士は横目でおかゆの持っているレジ袋を見つめた。中くらいのサイズのレジ袋にぎっしり入ったおにぎり達。思わず士も目を疑った。

 

「うん。そうだよ?」

 

だが、当の本人はそれがどうかしたの?と言うかのように気にしていないのだ。

 

「そんなに食べたら太るぞ?」

 

直後!士の左側から強烈な肘打ちを食らう。

 

「なんだ、痛いじゃないか」

 

若干、体をくの字に曲げながら肘打ちをしてきたあくあに問いかけた。

 

「貴方、女の子になんて事言うの!?」

 

「事実を言ったまでだ。それに減るものもないだろう?」

 

またもや強烈な肘打ち。だが、今度はヒョイとそれを躱した。

 

「おかゆもムカッとしないの!?」

 

「別に僕はそんなしないかな。僕、獣人だからあんま太らないし」

 

「獣人?」

 

士がおかゆが放った単語を聞き返した。その言葉におかゆは首を傾げた。

 

「あれ、知らなかったの?僕やころさんにブブキちゃん、みおちゃん、ぺこらちゃん、わためちゃんは獣人だよ?」 

 

「獣人なんているのか……?」

 

「何を言ってるの?この世界じゃ珍しい事もないでしょう?」

 

当たり前かのようにそう告げてくる。それがどうやらこの世界の常識らしいと士は理解する。

 

「そうだったな。少し頭が寝ぼけていたようだ」

 

「しっかりしてよね」

 

はぁ、とため息をつきながら士が再び歩き始めた。この世界はどうやら思った以上に厄介らしいと士は認識した。

 

そんな中、一瞬で街の雰囲気がガラリと変わる。周りの人達がまるで何かに怯えるかのように士達が向かう反対方向に走っていく。

 

「え、何!?」

 

「…………」

 

「何あれ……?」

 

あくあが逃げ惑う人々を見て周囲を見渡した。そんな中、士とおかゆは自分達が向かう先を凝視していた。

 

黒い霧が士達の方へと向かってくるのだ。

 

「───逃げるぞっ!走れ!!」

 

士が叫ぶように二人の手を取ると引き連れるように後方へと走る。黒い霧も士達の方へと段々と近づいてくる。

 

───走る。走る。走る。

 

三人はひたすらに走った。黒い霧から逃れるように走る。だが、その三人を止めるかのように目の前に何かが降りてきた。

 

「お前達は……!」

 

士が降りてきた存在を睨みつけた。

 

「恐竜……?」

 

「プテラノドン……?」

 

あくあとおかゆは降りてきた存在を見て目を丸くする。紫色の体が特徴で腕の翼で飛行していた怪物が二体。

 

「なるほどな、さっきの黒い霧はお前達の仕業か」

 

「───全てを無に還す!」

 

そう言って片方の怪物が翼を広げる。直後、紫色のエネルギー弾を士達に飛ばしてきた

 

「紫のメダルの特性か。あくあ、おかゆ───」

 

「たぁッ!」

 

士の言葉を遮るようにあくあの雄叫びが耳に届く。バァン、とどこからか取り出した。剣の側面でバッティングするかのように打ち返した。

 

「───は?」

 

思わず、士が呆然とした声を出した。目の前にあくあが割り込みエネルギー弾を弾き返したのだ。

 

「士、おかゆ。大丈夫!?」

 

あくあがそう叫んでこちらを振り返った。

 

「僕達は大丈夫だよ」

 

あくあの言葉におかゆはそう答えた。

 

「二人は逃げて!私はコイツの相手をするから!」

 

「おい、そんなこと言ってないでお前が逃げろ!」

 

あくあの言葉に士がそう叫ぶ。

 

「そうだよ、あくあちゃん」

 

おかゆも士の言葉に同意するかのように呼び止めた。

 

「ここは僕とあくあちゃんの二人が食い止めるべきでしょ?」

 

「はぁ?」

 

だが、士が思っていた言葉を裏切るようにおかゆもあくあの隣に立つ。

 

「いいの?」

 

「いいも何も僕達、仲間でしょ?」

 

「そうだね」

 

そう言ってあくあがビーム状の刃が付いた剣を構えるとそう答える。

 

「いくよ!」

 

そう言っておかゆが跳躍した。普通の人間ならありえない脚力でその場で飛び、怪物である雄のプテラノドンヤミーに飛びかかった。

獣人である彼女だから発揮できる力は怪物に劣らない力。猫の鉤爪でそのまま怪物を怯ませていく。

 

「はぁッ!!」

 

そしてあくあの方ではプテラノドンヤミーの雌の怪物と戦っていた。今のところはそんなに苦戦を強いられている様子もなくあくあの剣技で圧倒しているようにも見えた。

 

「俺の出番はないかもな」

 

戦う二人を見は士は懐に入っているソレ(・・)を触る。世界の破壊者として戦った士にとっては安心感とぎこち無さ芽生えてくる。『世界の破壊者』として忌み嫌われていた士にとって巡る世界ではどれも戦いに巻き込まれてばかり、だが今回は彼女達という存在によって戦わなくていいという可能性が示されている。それは士はこの世界にとって必要のない世界でもあるということだ。

 

「さてと……」

 

士はそう言って彼女達の戦いを観察した。それなりに手慣れた武器の振るい方に戦闘には慣れているのだろう。今のところは加勢しなくとも良さそうだろうと検討していた。

増援が来なければ話だ。何らかの方法で敵が増えるということがなければ彼女達の力でこの場を凌げるだろう。

 

「増援か……」

 

士が思った矢先だ。彼女達が戦う少し奥の方で士にとって見慣れたものが現れた。彼がよく世界や時間を行き来するのに使用する灰色のオーロラカーテン。そのカーテンの奥からさらに怪物が姿を現したのだ。

 

「また恐竜系か……」

 

そして士は現れた怪物の姿を見てため息をついた紫色の体に角が生えた人形の怪物。それは大昔に存在していたトリケラトプスを思わせる造形であった。

 

『───!』

 

怪物が人とは思えない雄叫びをあげるとそのままあくあの方へと突進した。

 

「ええっ!?」

 

あくあは思わず目を丸くして二度見した。

 

「なんか増えたんだけど!?」

 

あくあはそう言って跳躍して新手の怪物トライセラトップス・ドーパントの突進をなんなく躱す。だが、そこであくあはあることに気付いた。

 

「ッ!!」

 

「やばっ!!」

 

跳んだあくあを落すかのように雌のプテラノドンヤミーがエネルギー弾を放った。

 

「くっ!!」

 

なんとか剣の側面でエネルギー弾を防ぐ。だが、衝撃を受け流す場所もなくそのまま後方へと吹き飛ばされる。

 

「あくあちゃん!!」

 

おかゆがあくあの援護に向かおうと駆けつける。だが、そうはさせないように雄のプテラノドンヤミーとトライセラトップス・ドーパントが割り込んだ。

 

「っ!!」

 

トライセラトップス・ドーパントが棍棒で薙ぎ払う。おかゆはその攻撃を見切っているかのようにバックステップで避けた。

だが、そこにさらに二体のプテラノドンヤミーがエネルギー弾で追撃した。

 

「くっっ!!」

 

流石に三対一では分が悪く。もろに攻撃をくらい吹き飛ぶおかゆ。

 

「なんなのこいつら!!」

 

あくあが三体の怪物を睨みつけながら呟き、ゆっくりと立ち上がる。

 

「わからないけど、まだ僕達をやる気らしいよ」

 

おかゆもあくあを見て安心するように立ち上がると構えた。

 

「士は早く逃げなさい!さもないと死ぬわよ!」

 

「そいつはどうかな?」

 

あくあの言葉を聞いて士は三体の怪物の前に立ちはだかりニヤリと笑う。

 

そして士は懐からソレ(・・)を取り出した。マゼンタ色で塗装された何かしらの機械。それは彼が戦士として戦うのに必要な物の一つであり、彼の力の源とも言える代物だ。

 

「お前達がどうしてここにいるかは知らないが俺はコイツらのサポーターなんでな。コイツらにこれ以上怪我されては困るんだ」

 

そう言って機械を腰に当てるとそれはサイドから帯が出現しベルトへとなった。そして士はマゼンタ色のバックルの左右にある『サイドハンドル』を引きバックル部分が回転させる。

 

「何をするつもり?」

 

戸惑うおかゆの言葉を無視して慣れた手付きで左腰にぶら下げていた小冊子のようなカードを保管する『ライドブッカー』を開くと一枚のカードを取り出した。

 

「カード?」

 

そのカードには仮面の戦士の顔と名前が写っていた。

 

「───変身!」

 

そして一枚のカードを怪物達に見せつけるように前に出すとピシッ、とカードを裏返す。そしてそのままバックルへと装填した

 

《 KAMEN RIDE 》

 

ベルトから聞こえる音声を聞いてそのまま士はサイドハンドルを押した

 

《 DECADE 》

 

その音声と共にベルトから複数枚のカードとそれぞれ違った紋章が現れる。そして更には紋章から人の形が出現し、士に重なるとライダースーツが形成される。そしてベルトから出現した複数枚のカードとそのまま彼の頭部へと突き刺さり、彼のスーツをマゼンタ色に染まった。

 

「ええぇッっ!!?」

 

「カードが刺さった!?」

 

あくあとおかゆが驚きの声をあげた。士の姿が変わり二人の視線は士に釘付けになっている。

 

「…………」

 

士こと仮面ライダーディケイドがライドブッカーをガンモードに変形させてそのまま怪人達に撃った。ライドブッカーから放たれたエネルギー弾は全て怪物達へと吸い込まれるようにめり込んだ。

 

「くっ!!」

 

ディケイドは仰け反る怪人達に迫りソードモードへと変えたライドブッカーをそのまま斬り下ろした。

 

「さて、手始めに……」

 

そう言ってディケイドはライドブッカーから一枚のカードを取り出す。そこには左右が丁度、色が緑と紫に別れた仮面の戦士が写っていた。

 

「コイツだ」

 

ディケイドがそう言ってベルトからディケイドのカードを出すとそのまま新たなカードをベルトに装填させた。

 

《 KAMEN RIDE DOUBLE 》

 

《 CYCLONE ! JOKER ! 》

 

新たなカードが読み込まれ、ディケイドの姿が変わっていく。それは真ん中を境に左側が紫色に右側が緑色の仮面の戦士『仮面ライダーダブル』へと姿を変えたのだ。

 

「姿が変わった!?」

 

戸惑う怪人達。だが、それでもトライセラトップス・ドーパントが突進してきた。

 

「フン!」

 

突進してくるトライセラトップス・ドーパントに回し蹴りを放つ。仮面ライダーダブル サイクロンジョーカーはそれぞれ風と切り札の記憶を内包しているガイアメモリの力を利用して戦う戦士だ。

 

風の力を纏った回し蹴りが炸裂する。そしてそのまま左拳のストレートをかます。

仮面ライダーダブル サイクロンジョーカーは高い。右側の体はサイクロンメモリの力を利用しおり風を纏った攻撃を得意としてる。

左側の体はジョーカーメモリを利用してある。ジョーカーメモリの力は使用者の身体能力や潜在能力を極限まで引き出す性質を持つ。

 

だが、ここで一つだけ矛盾しているところがある。それはディケイドの仮面ライダーダブル サイクロンジョーカー。通所・ディケイドダブルにはサイクロンメモリとジョーカーメモリがないのだ。ディケイドが他の仮面の戦士に変身する時、殆ど本物と変わらないが一つだけディケイドの姿と同じところがある。それはベルトだ。

本物の仮面ライダーダブルのガイアメモリはベルトに装填されているのだ。だが、今のディケイドダブルにはそのガイアメモリが装填されていない。

ならば、ディケイドダブルの力はどこから来ているのだろうか。その答えは一つだ。彼のバックル『ネオディケイドドライバー』からだ。

彼のバックルには秘石と呼ばれる『トリックスター』を内蔵する次元転換解放機がガイアメモリの代わりを果たしているのだ。

 

そして左ストレートがトライセラトップス・ドーパントを転ばせた。

 

「これで決めるか」

 

そう言ってディケイドは一枚の黄色いカードを取り出す。

 

《FINAL ATTACK RIDE DO-DO-DO-DOUBLE ! 》

 

その音声と共に風がディケイドダブルの周囲に発生し体が浮遊する。そして

必殺の一撃を決めるかのようにディケイドダブル

の体が真ん中を境に割れる。そう割れたのだ。これは比喩ではなく直喩だ。

 

「わ、割れたぁッ!?」

 

そして真っ二つ割れた体はそのままトライセラトップス・ドーパント目掛けて急降下する。左半身と右半身の蹴りがそのままドーパントへと炸裂しその体を吹き飛ばした。

 

「次はコイツだ」

 

そして更にディケイドダブル新たにカードを取り出すとすぐにバックルに装填する。その後ろではドーパントの体が爆発し消滅していた。

 

《 KAMEN RAID OOO ! 》

 

《タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!》

 

ディケイドダブルの目の前にタカ・トラ・バッタを表した三つのオーラサークルが出現し、それが一つになるとディケイドダブルの姿が煌いた。

そして頭部から足元にかけて赤・黄・緑を基調とした仮面の戦士・仮面ライダーオーズへと変身を完了する。

 

「ハァッ!」

 

ディケイドオーズがその場で跳躍する。ディケイドオーズのバッタレッグはその名の通りバッタのように跳躍力が優れている。そしてそのまま雄のプテラノドンヤミーの頭上に到達する。

 

そして右腕に装着されている鉤爪武器であるトラクローを展開しそのまま振り下ろした。

 

「これを使うか」

 

仰け反ったプテラノドンヤミーを見て新たにカードを取り出し、バックルに装填。そして必殺の音声が流れた。

 

《 FINAL ATTACK RIDE O-O-O-OOO ! 》

 

ディケイドオーズがその場で跳躍する。そしてディケイドオーズと雄のプテラノドンヤミーの間に赤・黄・緑のサークルが設置される。そしていつの間にかディケイドオーズの背には赤い翼が展開されており、そのままプテラノドンヤミーへと目掛けて必殺の蹴りを見舞った。

 

ドォンッ!とその場でヤミーの体は爆発し消滅する。

 

「後はお前だけだな」

 

ディケイドオーズはそう言って再びディケイドへと姿を戻す。直後、ヤミーは逃げるように翼を展開する。

 

「───逃がすか」

 

《 ATTACK RIDE BLAST ! 》

 

ヤミーが飛行する直後、ディケイドはライドブッカーを取り出してすぐに発砲。ライドブッカーから放たれた複数のエネルギー弾はヤミーを追うかのような弾道で追跡し全て命中した。

 

「さて、これで終わりだ」

 

墜落するヤミーを見てディケイドは一枚のカードを取り出すと投げるようにそのままバックルに装填した。

 

《 FINAL ATTACK RIDE DE-DE-DE-DECADE ! 》

 

その音声と共にディケイドとヤミーの間に大きなカードが20枚も出現する。

 

「はぁァァァッ!!」

 

直後、ディケイドが跳躍しそのままヤミーへと急降下する。徐々にそのカード達を突き破り、そのエネルギーがディケイドの右足に集約されていく。全てのエネルギーが集約しそのまま最後のヤミーに炸裂された。

 

「フン……」

 

まるで当たり前かのように鼻で笑いながら変身を解いた。さて、と呟きながら彼女達を見た。

 

「士もライバーだったの?」

 

あくあが警戒しながらそう聞いた。

 

「ライバー?俺は通りすがりの仮面ライダーだ」

 

そう士はいつもの台詞を吐き捨てた。

 

 

 

 

 

 

 

その後、士の事はホロライブで大騒ぎになる。

 

「ほんと凄い能力だよね。士の能力。本当にライバーじゃないの?」

 

「何度も言わせるな俺はライバーじゃないしなろうとも思ってない」

 

そう言ってあくあの言葉を流し、窓の外を眺めた。

 

「あくあちゃん、こっちで一緒にゲームやろー!」

 

「ゲームってなんのゲームやるの?」

 

「これだよ!バトルロワイヤルのゲーム!!」

 

はぁ、とため息を付きながら士は街の景色を見た。現実と変わらないほどの町並み。だが、ここはジオウ達の世界でもないとつい先程理解した。

 

「……!」

 

士は人々が歩く道を見下ろすと一つの人影が目に入った。表情こそ変えないものの目は細め、その人影を注視した。

 

「───鳴滝」

 

ポツリ、と小さく呟きその人影の正体の名を告げた。コートを着ておりチューリップハットを頭に被り、眼鏡をかけた中年の男。その男が何かを喋っているのだ。

 

「…………」

 

内容や声は聞こえないものの士には彼が皮肉や狂言を言っているのがなんとなくわかってしまう。

彼が口を閉じると彼の目の前に灰色のオーロラが出現し、瞬間移動のように姿を消した。

 

「なるほどな。これから忙しくなりそうだ」

 

そして士はまるでわかったかのような言いぶりで独り事を呟いた

 

 




はい、ということでホロライブ回でした。敵の怪人が恐竜なのはそういうことです(
何か誤字脱字などの指摘があれば気軽にどうぞ!
あと感想も待ってますm(_ _)m
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