楓-kaede- 〜麻雀姫の開花〜(完全凍結) 作:ぷろとうぃんぐ
このサイトで書くのは初めてですが、どうぞ駄作で良ければ見て行って下さい。
※注意!
・この小説は『咲-Saki-』とは関係ありません。
・駄作注意。
・更新遅め。
では、よろしくお願いいたします。
序章 麻雀少女①
私立、花王高校と言えば、巷では全くの無名高校だった。
基本人気なのは内心は45はないと入れない渋ヶ谷学園か。スポーツ少年も多く、かなりしっかりとした高校であり、中学生にも高評価を得る高校だ。
人気なのだが、だからこその厳しい校則と内心が苦しい。
後は周りには10箇所くらい点々と高校が立ち並ぶ、「少子化とは何ぞや」と言うくらいの学校ゾーンが広がる。
その中に位置する花王高校は、先ほども述べた通り、無名高校だった。
運動は地味で大抵予選2回戦落ち。美術芸術も入選すらせず、周りからは滑り止めと呼ばれる悲しい悲嘆に暮れる高校だ。
そんな負の怨念が立ち込める学校に、4月から通うことになる少女、
『ロンッ!!』
「ひぅぅぅ!?」
卒業式シーズンも幕を下ろす月になりかけている最中、楓はゲームセンターに置かれているオンライン型の麻雀ゲームに悪戦苦闘を強いられていた。
周りの喧騒より一層激しい『ロン』の声が、耳の中を永遠ループ。捨牌にご丁寧に青白く炎まで宿っている。
「ぅぅぅ、満貫8000直撃………今日は運ないのかなぁ………」
対面に和了られた満貫に肩を落とす楓。その1つ前の局にも左に18000跳満を和了られているため、さらに落胆する。
所詮麻雀なんて運ゲーなのか、と1人手元にあるオレンジジュースを飲みながら思う。その間にも、1つ隣で煙草を蒸かしているおじさんがダブリー(ダブル立直)を決め込んでいる。今度は溜息をついた。
楓の趣味は麻雀だ。
基本オンラインだろうがCOM戦だろうが、三麻だろうが大好きには変わりない。
ただ、平凡な少女だった。麻雀はあくまで趣味なので、別に雀士になろうとか、そういう野望を持っているわけではない。
しかし、この趣味は高校でも生かそうと考えている。元々は父親の影響でやり始めて、乗りかかった船の状態だ。
「やっぱり、高校でインターハイとか、大会に出て見たいけど…………花王高校って、麻雀部無いんだよなぁ」
楓はさりげない夢を口に出しながら、もう1コイン機械に入れ込む。
花王高校には麻雀部、なんて部活はなく、当然新しく作るしかないのだが、雀卓やら面子やら、何もかも揃っていない。まさに1からの挑戦だ。
それに、
『………ロンッ!!』
「いやぁぁぁぁぁまた18000-------!!!」
今の楓にとてもではないが、インターハイを勝ち抜ける程の技量など、到底あるはずもなかった。
(もっと強くならないといけないけど、こんなんで向上すると思えない…)
単なるサンドバッグにほどしかなっていない事実に思わず楓は涙ぐんだ。
「…………、ここまでズタボロにされると、今日日麻雀に自信が無くなるよ………はぁ」
土日は暇なので月何回か近場のゲームセンター『Coin Century』に通うものの、あまり勝ちを収めたことがないのが楓だった。
しかも大抵高い役で和了られるのが落ちである。
だが、ここまでズタボロにされると流石に自信も消え失せてしまう。
まずは試作という形で出させて頂きました!
この小説は3人称の方式です。恋愛アドベンチャーじゃない限り、書きやすいのです。3人称ってすごい。
楓「今回結局私ってボコボコにされただけだよね?」
そんなことないです。