第九話 英霊
2125年4月13日
関東共和国 東京
石原一博視点
俺はお墓参りのため、イエイヌのフレンズと一緒に靖国神社に来た。
なぜかって?
俺の曾祖父は軍人だったからさ。
「一博さん、あなたの曾祖父はどんな人だったんですか。」
「うーん、犬好きの軍人だったよ。」
俺は本堂の前で手を合わせた。
すると、何か気配を感じた。
[おっ、一博じゃないか。元気にしてたか。ところで、そこの柴犬のフレンズは誰だ。]
間違いない。曾祖父の声だ。
[僕の友達です。クーと言います。]
[そうか。最近はどんなことをしている?]
[えーと、日本国陸軍の兵士をしています。]
[そうか。流石、俺のひ孫だ。軍人は非常に誇らしい仕事だ。失敗のないようにな。]
[はい。ありがとうございました。]
俺は目を開けた。
振り返るとすぐにセルリアンがいた。
(あんたの祖先って軍人だったか?)
と、思っている間にセルリアンが襲いかかってきた。
バキューン!
突如、銃声とともにセルリアンは崩れ去った。
そこには、カーキ色の軍服を着た男性が立っていた。
彼の身体からはサンドスターが出ていた。
「はぁ、やっと目覚めたと思ったら、最近はこんな怪物も出てきてるのか。」
目覚めた?
頭の回転が追いついていない。
そんな時、彼が話しかけてきた。
「あっ、どうも。大日本帝国海軍連合艦隊艦長山本五十六っす。って、なんだ、一博じゃないか。あんたのことなら、石原から聞いてるよ。元気にしてたか?」
「あっ、はい。ところで、死んだはずのあなたがなぜここに?」
「なんか、空から変なのが降ってきて、顔面フリーヒットしてさ。それで、気づいたらこんな姿になってたつうわけなんだ。」
「それは、多分サンドスターのことだと思います。」
「サンドスター? どういう代物なんだ?」
俺はサンドスターについて詳しく説明した。
サンドスターの影響で、世界で動物がヒト化していることから、サンドスターの影響でヒト型になった動物をフレンズということまで教えた。
「あー、もしかして砂ノ星と獣人のことか?」
「多分、そういうのだと思います。」
「それと、敬語とかマジで堅苦しいからやめてくれ。普通にため口で話してくれ。」
「わかった。ところで、俺の曾祖父はどこにいるんだ。」
「あー、それなら、あんたの後ろにいるよー。」
そう言われて、後ろを見た。
「たっ、食べないでくださーい。」
いつも通りの始まりだ。
確か、ツキノワグマのフレンズとあったときもこんなことをいったな。
「食べないよ!」
2125年4月13日
関東共和国 東京
石原一博視点
俺は寝る前に今日のことをまとめた。
·サンドスターは死人も蘇らせること。
·サンドスターの影響で死人がフレンズ化すると、現代の高校生みたいになること。
·今回のことと同じことがドイツでも起こっていること。
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