2125年3月3日
太平洋連邦臨海州 州都ジャパリシー
キュルル視点
僕は太平洋連邦臨海州の州都ジャパリシーに来た。
しばらく歩いて、石碑を見つけた。
石碑には«キリル·ジューコフ R.I.P.»と書かれている。
僕の兄の名前だ。
僕の兄はロシア連邦陸軍の兵士として、80年前に国連軍に参戦してセルリアンとの戦闘中に戦死した。
セルリアンは元はアメリカ軍が作った物だ。だから、責任はアメリカやその同盟国に償わせなければならない。
人間のリミッターというのは、案外外れやすい。
戦争、いじめ、政情不安···
外れる原因はたくさんある。
そして、外れてしまった人間は何をするかわからない。
だが、一つだけ分かることがある。
それは、外れてしまった人間は必ず悪い方向に行くことだ。
アメリカ政府、君は僕のリミッターを外したんだよ。
どうなるかも知らずに。
僕はそんな事を考えながら右手を斜め上につき出した。
(ファスケスジャパリ万歳。)
2125年3月10日
アメリカ合衆国 ハワイ
ヒッカム空軍基地
アメリカ軍の兵士視点
オレは基地の中を警備の為に歩き回っていた。
ドカーン!
突如、戦闘機が爆発した。
すると、その煙の中から、青い生物が出てきた。
セルリアンだ。
オレは小銃を構え、セルリアンに向けて撃った。
5時間後、セルリアンは全滅したが、基地はめちゃくちゃだった。
んっ?セルリアンの残骸の様子がおかしい。
セルリアンの残骸が一つにまとまり、やがて人の形を作り出し、話し始めた。
「アメリカ合衆国政府に告ぐ。我々は太平洋連邦の反政府組織[ファスケスジャパリ]である。貴国は80年前にセルリアンを作り出すという大罪を犯した。貴国にはそれに見合うだけの罰を受けてもらわなければならない。」
それだけ言うと、形が崩れ始め、やがてただの砂となった。
2125年3月11日
太平洋連邦サバンナ州
かばんちゃん視点
はあ、やっぱりサバンナの朝は暑いな。
まあ、いいや。テレビでも見るか。
「かばんちゃん!」
サーバルちゃんの声が聞こえた。何かあったのだろうか。
下に降りると、サーバルちゃんがテレビを見て真っ青になっていた。
テレビでは、臨時ニュースがやっていた。
お伝えしています通り、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルルのヒッカム空軍基地がセルリアンの攻撃を受けました。
これを受け、太平洋連邦政府はアメリカ合衆国の支援のため、太平洋連邦軍の一部部隊に出動命令を出しました。
今回の一連の騒動について、政府は軍事独裁政権時代の軍人によって組織された反政府組織«ファスケスジャパリ»による犯行を視野に入れると公表しました。
本作品での朝鮮半島の立場はどれがいいですか。
-
太平洋連邦に併合されている。
-
未だに統一していない。
-
アジアの最貧国になっている。
-
さらに分裂している。
-
ヨーロッパの国の領土になっている。