この素晴らしいライダーに祝福を!   作:クロウド、

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この物語での滅亡迅雷はイズみたいなポジションです。
そして、迅は……ソードアートオンラインのユージオみたいなポジション……って言ったらわかるかな?


プロローグ

「おいっ! 迅っ、しっかりしろ、おいっ!」

 

 俺はボロボロになった迅を抱きかかえ必死に呼びかける。人工皮膚が剥がれ、そこから青い液体が流れる……その姿が迅が人間ではないと俺に突きつけるがそんなことは俺にとっては関係なかった。

 

「アクアッ、回復魔法をーーー! 早くッ!」

 

「無理よ……回復魔法は生物にしか効かないわ」

 

 アクアの言葉にハッとする。迅は機械生命体……回復魔法が効かないのは道理だった。

 

「カズ、マ……僕はここまでみたい、だ……。」

 

 ところどころノイズがかかった声で弱々しく、迅は言う。

 

「縁起でもねぇこと言ってんなよ! お前は俺のサポートのためにいるんだろ!? だったら、魔王を倒すまで一緒にいろよーーー!」

 

「これ、を……。」

 

 迅がフォースライザーから外したシャイニングホッパープログライズキーを俺に差し出す。俺はそれを震える手で受け取る。

 

「これは……。」

 

「僕と…君が使った、プログライズキーのデータで完成した、真のシャイニングホッパーキー……これならベルディアにも勝てる、筈だ」

 

「お前、これを完成させるために……!」

 

 迅が、玉砕覚悟でベルディアに向かっていった理由がこのプログライズキーを俺に託すためだとわかり涙が止まらなくなる。

 

「ホントは……ザッ、魔王を倒したら、ザザッ、聞こうと思ってたんだけど……」

 

 迅は涙を流す俺の顔を見て、フッと微笑みその涙を拭う。そして、ノイズが酷くなった声で弱々しく俺に訪ねてきた。

 

「僕と、友達に……なって、くれ、る……」

 

「おいっ、迅っ!? 迅……迅ーーーーーー!!!」

 

 その言葉を最後に迅は動かなくなった、それは彼の機能が完全に停止したのを何よりも雄弁に物語っていた。

 

「馬鹿野郎……! 俺達はとっくに友達じゃねぇか……!」

 

 俺は流れる涙を袖で拭い、彼から託されたプログライズキーを強く握りしめる。

 

「めぐみん、迅を……頼む」

 

「……はいっ!」

 

 俺と同じように涙で顔がくしゃくしゃになっためぐみんに迅を預けベルディアの前へ立つ。

 

「別れの挨拶は済んだか?」

 

 俺と迅のやり取りを静観していたベルディアが前に出た俺にそう尋ねる。涙を乱暴に拭った俺はそれを睨み返し、プログライズキーを構える。

 

「お前だけは……お前だけは、俺が倒すッーーー!!」

 

《SHINING JUNP!》

 

《AUTHORIZE!》

 

 ライズスターターでプログライズキーを起動させ、ベルトにスキャンし、親指でカバーを弾きプログライズキーを展開状態にする。衛星ゼアから降り注いだ光が鍵穴となり、シャイニングホッパーキーでそれを解錠する。

 

 すると、黄金の親子の二体のバッタのライダモデルが現れ、俺の周りを飛び跳ねる。

 

「変身!!!」

 

《PROGRAIZE!!》

 

 シャイニングホッパープログライズキーをライズスロットに装填し、ゼロワンドライバーに読み込ませる。

 

 展開された巨大な網が二体のバッタを捉え、そのまま俺の体に纏わせる。

 

《The rider kick increases the power by adding to brightness!シャイニングホッパー!》

 

 全身黒の状態から黄色のラインが刻み込まれる。

 

《When I shine,darkness fades.》

 

「行くぞーーー!」

 

 俺はライジングホッパーのときより強化された跳躍で一気にベルディアに接近する、それに反応し奴頭を宙に放り剣を振り上げるが、それを振り下ろした瞬間、俺の姿はそこから消える。

 

「何っ!?」

 

 そして、奴の背後に現れ蹴り飛ばす。

 

「おりやぁっ!」

 

 そこから、さらに連撃をしようとするが下段から振りあげられる剣が俺へと迫る、しかし、さっきと同じように俺の姿は消え、今度は反対方向からのパンチがベルディアを襲う。

 

「ぐっ! どうなっている……! 間違いなく、お前は俺の間合いに入ったはずだ!」

 

 シャイニングホッパーの能力にベルディアは驚愕している。そう、真のシャイニングホッパーの能力、それは戦闘における全てのパターンを演算し、高速で最も有効な手を導き出し実行する力。奴が攻撃を繰り出そうとする瞬間、即座に演算が発動し回避、死角からの攻撃を実行するのだ。

 

「お前が魔眼で俺の攻撃を見たとしても、今の俺はその上を行く!」

 

《シャイニング・インパクト!》

 

 俺はシャイニングホッパーキーをベルトに押し込み、飛び上がってライダーキックを放つ。

 

「はァァァァァァ!!!」

 

「ぐおぉぉぉぉ!!!」

 

 俺のキックをベルディアは剣で受け止めて防御するが、そのキックに耐えきれず、剣が砕け散り後方へと吹き飛ばされる。

 

「これは俺だけの力じゃない、アイツが……迅が託してくれた力だ……! 一人で戦ってるお前に超えられるわけがねぇんだよ!」

 

《BITRIZE!》《KILORIZE!》《MEGARIZE!》

 

 俺にはベルトの脇にあるホルダーにセットしてある、迅のフライングファルコンのキーをオーソライザーに連続でスキャンする。

 

「お前を止められるのはただ一人、俺だ!!!」

 

 迅、力を貸してくれ……!

 

 俺は再びプログライズキーをベルトに押し込む。

 

《シャイニング・メガ・インパクト!》

 

「はああぁぁぁぉ!!!」

 

 ベルディアの死角からを奴を蹴り飛ばし、さらにその先に高速移動殴り飛ばし、さらにさらに、その先に移動空中へと蹴りとばす。

 

 右足にエネルギーをため、蹴り飛ばされたベルディアよりも高くジャンプする。

 

「おりやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 空中からの強烈なライダーキックがベルディアに炸裂した。

 

 

       グ  メガ   

      ン     イ   

     ニ       ン

    イ         パ

   ャ           ク

  シ             ト

                 

 

 

 なぜ、俺がこの世界で仮面ライダーゼロワンとして戦うことになったのか。それは、やはりあの日、アイツと出会い、このドライバーを託された日まで話を遡らなくてはなるまい。

 

 そう、あれはめぐみんとダクネスとパーティを組んだばかりの頃だった。




感想、評価待ってます!

六巻と七巻の間に記憶をなくしたカズマがライダーからプログライズキーを受け取るオリ章『継承編』をやろうと思うのですがどっちの案がいいでしょうか?

  • それぞれの世界に行って力を受け取る
  • 一つの世界に揃ってて一人一人から受け取る
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