この素晴らしいライダーに祝福を!   作:クロウド、

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もうね、我慢できないから投稿しちゃうわ……!


トモに捧げる 迅視点

「カズマ、ホントはね。僕の仕事は君のサポートなんかじゃなかったんだ……。」

 

 僕はカズマが落としたプログライズキーをベルトのホルダーにセットしながら話し始める。

 

「なに、言ってんだ……?お前は実際に俺をサポートし続けてくれてたじゃないか」

 

「僕の本当の仕事は……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「「「!!!?」」」

 

 皆、絶句してる。そうだよね、驚くよね。こんなこと聞かせれたら……。

 

「僕は人間の善性だけじゃなく、人間の悪意もよく見てきた。なにせ、天才的な頭脳を持つ父さんを利用しようとする馬鹿共はあとを絶たなかったからね」

 

 その悪意が……奴を生み出した。

 

 僕が四人の中でその役目を滅に与えられたのは最も感情豊かな僕が、警戒をかいくぐるのに適任だったからだ。

 

「じゃあ、あのカマキリ野郎を動かしてたのは……。」

 

「……うん、ゼアが動かしてたなんて嘘っぱちさ。僕がそう動くようにプログラムを仕込んだんだ」

 

 べローサマギアにゼツメライズキーを渡したのも僕だ。あれは滅が作ったものを受け取っていた。

 

「……初めて君とあったときはなんてよわい冒険者なんだろうって思った」

 

 父さんが言うには、父さんの故郷の人間は皆強い力を女神に与えられるって聞いてたから……。

 

「だけど、僕の無理難題に付き合ってくれて……君は悪い人間じゃないって確信した。」

 

 アクア、めぐみん、ダクネスも決して悪い人間じゃない、それも、君が善性のある人間だということを裏付けてくれた。優しい人間の周りには同じように優しい人間が集まる。

 

「君を支えていこうって、決心がついたのは、あの初めての殴り合いかな……。魔王を倒す気がないなんて……自分で言うのも何だけど正直に言うことかって思ったよ」

 

 そうだ、あのあと僕の本音を話してから彼は僕を対等な仲間の一人として見てくれるようになった。僕らの願いのために彼が本気になってくれたことが嬉しかった。

 

「……初めてベルディアと戦ったとき、不謹慎だけど楽しかった。君みたいな仲間と肩を並べて戦えることが光栄ですらあった」

 

 あんな気持ち、滅達としか感じたことがなかった。

 

 最後にフォースライザーにセットされたファルコンキーをライズホルダーに装填すると、シャイニングホッパーキーを取り出す。

 

「……だから、今()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

Shining Jump!

 

 シャイニングホッパーキーを起動させフォースライザーに差し込み、アンカーを引く。

 

Forcerize…!

 

「ぐっ、うおぉぉぉぉ!!」

 

「おい、何してんだお前っ!?」

 

Shining Hopper!Breakdown…!

 

 ゼロワンのように装甲が変わることはなかったが、僕の全身から金色の光が放たれる。

 

「ッ……!」

 

「迅ッ!」

 

 全身の痛覚機関に凄まじい痛みが迸る。だけど、コイツに勝つにはこの方法しかないんだ!

 

 以前、カズマに言った。プログライズキーのデータを直接送る装置がないと。ならば、僕自身がその装置の役割を果たせばいい。足りないデータは僕自らが観察したゼロワンの戦闘データを使う……!

 

 だけど、その前に……僕が動けなくなる前にアイツに、少しでもダメージを与える……!

 

「待たせたね、行くぞ……!」

 

「こいっ!」

 

 僕は強化された脚力で一気にベルディアの元へと迫る。

 

「ッ!?」

 

 突如、目の前に現れた僕に咄嗟に剣でガードをするベルディアだが、それを無視して殴りつけ後方へと吹き飛ばす。

 

「この力……さっきまでとは違うということか……!」

 

 僕は足元に置いておいた、アタッシュカリバーを拾い、構える。

 

 瞬間、僕達の剣が交差する。

 

「くっ!」

 

「ハァッ!」

 

 連撃を叩き込み、奴に攻撃のすきを与えない。

 

「貴様ッ、死ぬ気だな……!」

 

「生憎、僕の命は所詮仮初……!失うことに恐怖なんてないっ!」

 

 もう痛みすら感じない……どうやら痛覚回路が限界を超え、オーバーヒートを起こしたらしい。だけど、今更そんなことは関係ない。

 

「これが……僕がカズマに出来る、最後の罪滅ぼしであり、恩返しなんだからねッ!」

 

 一度、ベルディアから距離を置き、アタッシュカリバーを投げ捨てフォースライザーのアンカーを二回連続で展開する。

 

Shining Utopia!

 

 金色のエネルギーが右拳に集中し、脚力を最大にしてベルディアに走っていく。それに対抗するようにベルディアは剣を振り上げる。

 

「うおおおぉぉぉぉぉ!!!」

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 だが、剣と拳が交差するというその瞬間、僕の体から火花が散る。

 

「がはっ!」

 

 ……この機体に限界が来たのか。

 

 動きが止まった僕にベルディアの剣が迫る。

 

 その時、僕の視界の端にいたカズマと目があった。

 

「あとは……任せたよ」

 

 その言葉を口にしたのと同時に……ベルディアの剣が僕の体を切り裂いた。

 

「迅ーーーーーーーーーッ!!!!!」

六巻と七巻の間に記憶をなくしたカズマがライダーからプログライズキーを受け取るオリ章『継承編』をやろうと思うのですがどっちの案がいいでしょうか?

  • それぞれの世界に行って力を受け取る
  • 一つの世界に揃ってて一人一人から受け取る
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