この素晴らしいライダーに祝福を!   作:クロウド、

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さぁ、カズマの復活回でございます。ここからカズマはホントにオリ主化します。もうコイツ、ホントに誰だよってレベルでございます。だけどね、仮面ライダーの中には覚悟を決めることで別人とかした人は何人もいるのでそこんとこを考慮していただきたい。


オレの夢は……

「手を出すなといったはずだ、仮面ライダーディケイド」

 

「なに、手は多くて困りはしないだろう。俺も葛葉の奴が力を託したやつの実力が気になるからな」

 

 突如現れた仮面ライダーディケイド、門矢士さんは滅と何かを話している。だが、話の流れからして士さんも俺と敵対しているのか?

 

「待ってくれ!滅が俺を襲う理由はわかった……だけど、何故貴方が……本物の仮面ライダーである貴方が……!?」

 

 士さんは俺の質問に口元にいやらしい笑みを浮かべ、ドライバーを腰に当てる。

 

「なぁに、そっちのほうが面白いからだ」

 

 そう言って、ドライバーの左脇に現れたカードケースーーー確かライドブッカーとかいうディケイドのメイン装備ーーーからディケイドのカードを取り出して、構える。

 

「余計なことはするなといったはずだ、仮面ライダーディケイド」

 

「そう邪険にするな。同じ『滅ぼす者』の称号を持つもの同士、仲良くしようじゃないか」

 

「フンッ」

 

 士さんの言葉に不機嫌そうに鼻を鳴らすと、滅も懐から紫色のプログライズキーを取り出す。描かれているのは……蠍か?

 

Poison!

 

Kamen Ride……

 

「変身……!」

 

「変身!」

 

 滅がプログライズキーをフォースライザーをセットすると、蠍のライダモデルが飛びだす。隣の士さんはカードをドライバーに装填する。

 

Forcerize……!

 

Decade!

 

 滅がフォースライザーのアンカーを引くとライダモデルの蠍が尾にある針で滅の体を突き刺す、そのまま滅の体をおい、それが弾けると迅のときのようにバンドのようなものに繋がれた装甲が現れ一気に縮んで変身を完了する。士さんも周りに現れた影が一気に収束し最後に頭のプレートが刺さりバーコードを模したマスクの仮面ライダーディケイドに変身した。

 

Sting Scorpion! Break Down……!

 

 滅は紫色の蠍をモデルにしたライダーに変身した。

 

「やるしかないのか……!」

 

Fang!

 

Biting Shark!

 

「行くぞ……!」

 

 俺がバイティングシャークに変身するのを確認すると滅は、第三のアタッシュウェポン『アタッシュアロー』を構え、俺に向かってくる。確か、あの武器は刃も付いている近遠両方での戦闘が可能なアイテムだったはず。

 

「フッ!」

 

「っ!!」

 

 攻撃を繰り出してくる、滅の攻撃を紙一重で交わしカウンターに腕の刃で切り裂こうとするが、奴は一切の防御をせずその攻撃を受け止める。

 

「その程度では俺にはきかん……シャイニングホッパーでも使わなければ俺には勝てん」

 

「グッ、がぁぁっ!!」

 

 俺の肩にアタッシュアローの刃を突きつけ、そのまま振り下ろす。さっきの傷も相まって凄まじい痛みが走る。

 

 肩を抑えて滅から退くと、今度はディケイドが剣状態にしたライドブッカーで切りかかってくる。

 

「はぁっ!!」

 

「くっ!」

 

 俺は左手の刃で剣を受け止めるが、力の差は明らか。徐々に押されていく。

 

「葛葉が言ったとおりだな……自分で答えにたどりついてるくせに今のお前はブレすぎだ」

 

「え?グハっ!!」

 

 俺は蹴り飛ばされ、その間にライドブッカーで切りつけられ後方に無理矢理下げられる。

 

 そこに向かってくる滅に右手の刃で攻撃するが奴はアタッシュアローで受け止め上へ跳ね上げられる。そして、その間に連続でアタッシュアローの刃で俺の体を切り裂いてくる。

 

「うっ!」

 

「ふん」

 

Kaban Shoot!

 

「ぐわぁぁぁぁぁ」

 

 俺が一歩退いた間に弓を引き、放たれた矢が俺を吹き飛ばす。そして、その背後からディケイドによる銃撃が俺の体をおそう。

 

「ぐっ……!」

 

「俺を忘れてもらっちゃ困るな」

 

「『ライト・オブ・セイバー』!!」

 

 しかし、次の瞬間光の鞭が滅とディケイドに襲いかかる。二人は俺から下がることでその攻撃を回避する。

 

「私のことも忘れないでくださいッ!」

 

「「……仲間がいたのか」」

 

「酷いっ!!」

 

 そういや、二人共ゆんゆんのことは反応してなかったような気がする。

 

「まぁいい、お嬢さんには悪いがこれは俺たちライダーの問題だ。部外者は黙ってもらおうか?」

 

 そういったディケイドはドライバーを展開状態にし、ライドブッカーから新たなライダーのカードを取り出して、装填する。

 

Kamen Ride Wizard!

 

ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!

 

 現れた赤い魔法陣がディケイドを通過すると、その姿が赤い宝石のようなマスクのライダー。仮面ライダーウィザードに変身した。これが仮面ライダーディケイドの能力、他の仮面ライダーに変身する力。ディケイドウィザードはウィザードの必殺技のカードをドライバーに装填する。

 

Final Attack Ride Wi・Wi・Wi・Wizard!

 

「悪いが、しばらく引っ込んでてくれ」

 

 ディケイドウィザードが手をかざすと、ゆんゆんの足元から無数の魔法陣が現れその中から無数の鎖が現れゆんゆんを縛り上げる。

 

「な、なにこれ……!」

 

「安心しろ、しばらくすれば勝手に消える」

 

「ゆんゆんっ!!」

 

「他人の心配をしている場合か?」

 

「グッ……!」

 

 ドライバーからウィザードのカードが飛び出して、ディケイドの姿に戻る。

 

 その間にも、俺は滅からの攻撃を受けていた。こいつ、ひょっとしたら、ベルディアと同じか、下手したらそれ以上だっ!

 

「ここまでだ」

 

Strong!

 

Progrise key confirmed. Ready to utilize.

 

Hercules Beatles Ability!

 

 滅はカブトムシが描かれた緑色のプログライズキーを起動させアタッシュアローのライズスロットに装填し、俺に向けて弓を引く。

 

「亡き者になれ」

 

「コイツで終わりだ」

 

Amazing Kaban Shoot!

 

Final Attack Ride De・De・De・Decade!

 

「「はっ!!」」

 

「ぐっ、ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 滅のアタッシュアローによる攻撃と、ディケイドのディメンションシュートが俺に直撃し、そのまま吹き飛ばされ壁に叩きつけられた。

 

「がっ、あぁ……!」

 

 変身が解除され地面に叩きつけられた俺を心配してゆんゆんが近づいてくる。

 

「カズマさんッ!!大丈夫ですか、カズマさんッ!!」

 

 立ち上がろうとするが、全身の痛みのせいで力が抜け立ち上がることができない……ヤバい、意識も朦朧としてきた。

 

「……もう、立つな。大人しくドライバーを渡せば命までは奪わん」

 

 滅の言葉に、力を込めて立ち上がろうとしていた足が止まる。

 

 ーーー確かに、ここでドライバーを渡してしまえば楽になれる……元々、仮面ライダーなんて俺には過ぎた力だったんだ。

 

 俺は……アクアに転生されるまで、何一つ持っていなかった。手を伸ばせば手に入れられるものもあったはずなのに、何もしてこなかったーーーそんな奴に誰かを救うなんてことできるはずがなかった。

 

 全部、迅やクリスのかいかぶりだったんだ……俺には、俺自身にはなんの力もなかった。

 

 だけど、

 

「へぇ……。」

 

「ーーー何故まだ、立ち上がる?」

 

 俺の体は勝手に立ち上がっていた。

 

「……決まってんだろ?お前にドライバーを渡したくないからだ」

 

「何故、そこまでしてドライバーに拘る?そこまで力に固執する?」

 

「何故、か?そうだな、一つだけわかってるのは……このドライバーが()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 俺はふらふらで上半身が前に倒れ込むギリギリだが、それでも腹に力を込めて倒れないように務める。

 

 文字通り、頭に血が上ってたらしい。だいぶ流れて、頭がスッキリしてきた。

 

 ーーー士さんの言うとおりだ……俺自身進むべき道はとっくに決まってたんだ。そこに踏み出せない理由をここに来るという名目でごまかしてただけだった。

 

「悪い、それだけじゃなかった……()()()()()()()()()()()()()()()()()()。そのために、このドライバーは絶対必要だからな」

 

 そうだ、やっとわかったんだ……。なんで、俺はこんなボロボロになっても、ドライバーを手放したくないのか。

 

 もう、ライダーの資格なんてどうでもいい。本物の仮面ライダーになれなくてもいいッ!!俺はそんなもののために今まで戦ってきたんじゃないッ!!

 

「俺はッ!力が欲しかったから……ライダーとして戦ってきたんじゃないっ!!アイツの……迅の夢を叶えてやりたかったから、だからッ!!」

 

「ーーー所詮は他人の夢のためにしか強くなれないってわけか……その相手を失ったら簡単に折れるのか?」

 

 ディケイドは俺の叫びを侮蔑するような口調で非難する、だけど、どこかわざとらしく俺の本音を引出そうとしてるのは見え見えだった。

 

「アイツだけの願いだからじゃないっ!!迅と、アイツと一緒に戦う中で、誰かの為に戦う喜びを知った……アイツを通じて仲間という存在の大きさを知った……そしたら、いつの間にか

()()()()()()()()()()()()()()()()()になったんだッ!!」

 

 俺は前のめりになってた体を起こし、真っ直ぐと滅とディケイドを見据える。

 

「だから俺は戦う……!アイツだけじゃない、俺を待ってくれている仲間に胸を張って会いにいけるようになりたいから、二度とあんな思いをしたくないからッ、二度と誰にもあんな思いをさせたくないからッ、俺は進む、前に進み続ける……!」

 

 それが、俺が戦う理由……それだけが俺の戦う理由。だけど、それ以上に俺が命をかける理由は必要ない。

 

「ゆんゆん、旅の初めに俺が行ったこと覚えてるか?」

 

「は、はい……!」

 

「……前に進む理由はアイツの夢のためだけじゃなくてもいいみたいだ。だから、ゆんゆん。ここから出てから聞くつもりだったけど、今聞くよ」

 

 俺はゆんゆんを真っ直ぐ見据えて、質問する。

 

「俺の前に進む理由(仲間)になってくれるか?」

 

「っ!はいっ、勿論です……!」

 

 瞬間、懐にしまってあった紘汰さんから貰ったプログライズキーが光を放ちそれが金色のリンゴのようなエネルギーになってゆんゆんの周りの鎖を砕いて解放した。

 

「紘汰さんがくれた、プログライズキーが……。」

 

 手元に戻ってきたオンステージングガイムのプログライズキーはオレンジ色の光を放っていた。

 

「葛葉が託した力か……。」

 

「ゆんゆんッ!!大丈夫か?」

 

「はっ、はいっ!大丈夫です……。」

 

「じゃあ、はいっ!」

 

「え?」

 

「ホッ、ホッ、ホッと」

 

 俺は右手を差し出す。握手を求めているのだと、判断したゆんゆんは俺の手を握り返す。そして、拳を正面、上、下から打ち合わせる。

 

「これは?」

 

「俺の先輩が使ってた、友情の証?らしいぜ」

 

「ゆ、友情の証ッ!」

 

 仮面ライダーフォーゼが使ってたサインだったよな、コレ?なんか、ゆんゆん打ち震えてるんだけど……。

 

「少しは見所が出てきたじゃないか?なぁ」

 

「…………………。」

 

「ゆんゆん、下がっててくれ。この二人は俺が戦わなきゃいけない相手だからな」

 

「……大丈夫なんですか?」

 

「ああ、ようやく本調子になってきたからな。今の俺は負ける気がしねぇよ」

 

 自信満々でサムズアップすると、ゆんゆんは笑顔でうなづき下がってくれた。これは、俺が乗り越えるべき試練だからな。

 

 俺は二人の前に立ち、未だにオレンジの輝きを放つプログライズキーを見る。

 

「紘汰さん……。」

 

 力を貸してくれるんですね……。

 

 俺はプログライズキーを顔の横に構えて、起動させる。

 

Jucy!

 

Authorize!

 

 スターターを押して、オーソライザーにかざすとゼアから落ちてきたのはライダモデルではなく……。

 

「アレって、オレンジ?」

 

 ゆんゆんが俺の頭上に現れたソレをみて、呟いた。いや、ハッキリ言って俺も唖然としてる。え?オレンジ?なんで、このタイミングでオレンジ?

 

「………………。」

 

「相変わらず、奴の変身は気が抜けるな……。」

 

「と、取り敢えず、変身っ!!」

 

 テンパりながらも、プログライズキーをキーモードにしてドライバーに押し込む。

 

Progrize!

 

 キーに読み込ませるのと、同時に頭上のオレンジが頭に突き刺さった。

 

「か、カズマさんっ!?」

 

 首の上から先がオレンジ頭になった俺を心配して、ゆんゆんが声を上げるがそれよりも先に俺の体がゼロワンと違うライダースーツに覆われる。

 

Fruits Worrior! On-Staging Gaim!

 

 頭部をマスクが覆い、オレンジの中にあった兜が頭に装着されると、オレンジが割れて鎧へと変わる。

 

Sengoku worriors dance maguificntly!

 

「これって、仮面ライダー鎧武……?」

 

 このプログライズキーは、ライダーの力をゼロワンドライバーで使うことのできるプログライズキーだったのか。

 

「なるほどな、そのキーはゼアにある仮面ライダー鎧武のデータにアクセスし、それをゼロワンにまとわせるためのまさしく、鍵だったわけか」

 

「あぁ、なるほど……。」

 

 滅のわかりやすい説明に納得する。

 

 俺は両手に現れた鎧武の武器、無双セイバーと橙丸を構える。

 

「第2ラウンドか……面白い」

 

「………………。」

 

 ディケイドと滅はそれぞれの武器を構えて、俺を待ち受ける構えを取る。

 

 

「行くぜ……ここからは俺のステージだ!!」

 

 

 俺が駆け出すのと同時に第2ラウンドのゴングが鳴り響いた。




次回、滅&ディケイド戦終幕。そして、カズマのニューコスチューム化ですね。くそう、俺も画力があればなぁ!!スーツ姿のかっこいいカズマさんがかけるのになぁ!!期待薄でしょうけど、一応ツイッターのアカウント載せとくんでもしも書いてくれる人がいたらぜひ見せていただきたい。
@u8bw3N91wSklqB0
ツイッターロクに使ったことないからこういことできるのかよく知らないけど……。
感想評価お待ちしています。

六巻と七巻の間に記憶をなくしたカズマがライダーからプログライズキーを受け取るオリ章『継承編』をやろうと思うのですがどっちの案がいいでしょうか?

  • それぞれの世界に行って力を受け取る
  • 一つの世界に揃ってて一人一人から受け取る
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