「行くぜぇ!!」
俺は鎧武の二刀流、無双セイバーと橙丸を構えまずは滅に向かって駆け出す。矢による攻撃を仕掛けてくるが二本の剣でそれをさばく。
「はぁっ!」
「ふっ……!」
俺が間合いに入ると滅のアタッシュアローと俺の剣が交差する。何合かの斬り合いの末、お互いに離れる。無双セイバーの鍔のアンカーを引き弾を装填する。互いに弾と矢を放ちながら相手が放った攻撃を回避する。
「だから、俺を忘れるなって言ってんだろ?」
「ーーー忘れてないですよ」
背後から斬りかかってきたディケイドの攻撃を左手の橙丸で跳ね上げ、右手に持った無双セイバーの鍔を腹部に押し当て、アンカーを引いて弾を再装填してトリガーを引く。
「グッ……やってくれたな」
「まだまだぁっ!!」
俺は二本の剣でライドブッカーの攻撃をいなしながらディケイドのボディを何度も斬りつける。
「くぅ……なるほど、葛葉が力を託しただけのことはあるようだな」
「コイツで決める……!!」
俺は無双セイバーと橙丸を合体させ、薙刀モードにしてドライバーのプログライズキーを押し込む。
『On-Staging Impact』
「ハッ!ハッ!」
「くっ!」
無双セイバーの双刃から刃をディケイドに向かって放つと、ディケイドの体をオレンジの形をしたエネルギーが捉える。
「セイハァッ!!」
仮面ライダー鎧武の必殺技、薙刀無双ストライザーでディケイドを切り裂き爆発が起きる。
「ーーー新人ライダーにしては、上出来な方だな」
爆発が晴れるとそこには片膝を地面につけたディケイドの姿があった。これを喰らって変身解除までいかないところが流石レジェンドって感じだよな。
俺はさらに追撃を繰り出そうと、無双セイバーを構えなおそうとした瞬間鎧武の変身が解除された基本フォームのライジングホッパーに戻る。
「時間制限があるのか」
まぁ、俺ごときが先輩ライダーの力を無制限で使い続けることなんてできるわけがないか。
改めて構えなおそうとすると、ディケイドの背後の空間に灰色のカーテンが現れる。あれって、確かディケイドに出てきた世界を移動できるオーロラ……。ディケイドは俺に背を向けそちら側に向けて歩き出す。
「今日のところはこの辺にしといてやる。機会があれば、また遊ぼう。
「ッ!!士さん……」
この人は今俺のことをこの世界の仮面ライダーと呼んだ。つまり、この人俺のことを仮面ライダーとして認めてくれたってことだ。
「士さんっ!!」
オーロラに向かって歩き出す、ディケイドを呼び止め。頭を下げる。
「ーーーありがとうございました」
「ふっ、ジオウよりは礼儀をわきまえてるみたいだな。そうだ、コイツを渡し忘れていたな。楽しませてくれた礼にくれてやるよ」
そういったディケイドは振り向きざまに俺に向かって何かを投げ渡してきた。手元に収まったそれは白とマゼンダ色のプログライズキー。KMENRIDING DECADEと記されており、ディケイドの正面絵が描かれていた。
「貴方のプログライズキー……」
「そいつが
「俺達……?それって、一体……」
「じゃあなぁ、頼むから俺にこの世界を破壊させないでくれよ」
「ちょ、それどういうっ!!」
意味だって、聞こうとした瞬間。士さんは手をひらひらさせながらオーロラのカーテンの中に消えていった。
俺はあの人が残していったプログライズキーを見ながら考える。仮面ライダーディケイドは平成ライダーの中でも特に危険な人だからな……一時期ライダーを狩りまくってた時期もあったくらいだし。それに、あのドライバー…俺が知ってるディケイドライバーとカラーリングが違ってた。変身できるライダーだって、クウガからキバまでのライダーだったはずだし、それ以降のライダーにも変身できるようになってるとは。
だが、その懸念をしていると滅が俺に歩み寄ってきた。
「ようやく、邪魔者が消えたか。続けるぞ」
「滅、お前にも一つだけ聞きたいことができた」
「……なんだ?」
「ーーーお前、ホントは俺を立ち直らせる為にこの勝負を仕掛けたんじゃないのか?」
「えっ?」
「なぜ、そう思う」
驚いた声を出すゆんゆんを他所に滅は否定せず、質問を返してくる。
「お前の攻撃は確かに凄まじかった。だけど、なんていうか殺気と言うものを感じなかった気がするんだ。お前たちヒューマギアは感情を持った人工知能。それくらいは出せてもいいはずなのに」
「………………。」
「なによりも、迅は万が一の場合は資格者を殺してでもドライバーを回収するのが仕事だって言ってた。本気でドライバーを回収するつもりなら、なんでゆんゆんを人質にしなかったんだ?お前なら、それくらいは出来たはずだ」
ベルディアと同レベルの力量を持つコイツが、上級職のアークウィザードとはいえゆんゆんを捕まえることができないわけがない。それに、コイツが使ったプログライズキーのアビリティは『ポイズン』。やろうと思えば、毒で脅迫もできたはずだ。
もしもコイツが俺を倒すことではなく、迅を失って消沈している俺を立ち直らせることを目的にしていたのだとしたら、コイツの今までの言動がすべて納得できる。
「ーーー父上が託したゼロワンドライバーを持つものが腑抜けでは困るのでな。それに、あながち全てが嘘というわけでもない。あのまま地べたに這いつくばっていれば、容赦なくそのドライバーを奪っていた」
やはり、そのために俺をわざと追い詰めていたのか。ようは士さんと同じだったてわけね。
「さぁ、ここからは借り受けた力ではない。貴様自身の力を見せてみろ」
アタッシュアローを俺に向けながらそういう滅に俺はシャイニングホッパーキーを構えることで答える。
『Shining Jump!』
『Authorize!』
スターターを押してキーを起動させ、オーソライザーにかざして頭上に現れた鍵穴を解錠してオンブバッタのライダモデルを召喚する。
『Progrize!』
『The rider kick increases the power by adding to brightness!Shining Hopper!』
展開されたデータネットでライダモデルを捕獲して、シャイニングアーキテクターの全身にまとわシャイニングホッパーに変身する。
『When I shine,darkness fades.』
「行くぞっ!!」
「来いっ……!!」
シャイニングホッパーの能力を展開し、一気に滅の懐まで飛び込む。連続で拳を振るうが奴はその攻撃をギリギリで回避しながら、カウンターとばかりにアタッシュアローの刃を振るう。
「動きを読まれている」
「シャイニングホッパーの演算能力の開発には俺も携わっている。確かに、その能力は強力だが俺のラーニングの速度も負けてはいない」
なるほど、迅が感情のラーニングに特化したヒューマギアならば、滅は戦闘のラーニングに特化したヒューマギアというわけか。道理でベルディアと同レベルの動きができるわけだ。
「だが、学習がお前たちヒューマギアの専売特許だと思うなよっ!!」
まずは、武器を奪う!
「はぁっ!!」
「くっ!」
俺は放たれた矢をシャイニングホッパーの能力で回避しつつ、横からアタッシュアローを蹴り飛ばしそのままボディブローを叩き込む。殴り飛ばされた場所に先回りして、連続攻撃で攻撃の予備動作を起こさせない。
「ハァ……ハァ……」
ーーー流石にさっきの戦いが響いてきたな。シャイニングホッパーのバックファイアが来るのも時間の問題だ。ヒューマギアのアイツに体力切れなんて起きるわけがないし、長期戦は俺が圧倒的に不利だな……。
そう思い至った俺はドライバーのプログライズキーに触れる。そして、それを見た滅もフォースライザーのアンカーを動かしスコーピオンキーを抜いて、落ちていたアタッシュアローを拾って装填する。
『Shining Impact!』
『Progrise key confirmed. Ready to utilize.』
『Scorpions Ability!』
『Sting Kaban Shoot!』
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ハァッ!!」
アタッシュアローから放たれた無数の矢をシャイニングホッパーの能力を回避しながら滅に向かって走り出す。懐まで飛び込んだ俺はアッパーカットで滅を上空に殴り飛ばす。
「クッ!!」
上空に投げ出されても滅はさらに多くの矢を放ち俺を撹乱する。その間にアタッシュアローにセットしてあったスコーピオンキーをフォースライザーに戻しアンカーを連続で二回開閉する。
『Sting Utopia!』
左腕の針のようなユニットが尾のように伸び奴の右脚に巻きついてエネルギーを収束する。
「ハァァァァァァァ!!」
「ハァッ!!」
シ
ャ スティング
イ ユートピア
ニ
ン
グ イ ン パ ク ト
二つのライダーキックが空中で激突した。
六巻と七巻の間に記憶をなくしたカズマがライダーからプログライズキーを受け取るオリ章『継承編』をやろうと思うのですがどっちの案がいいでしょうか?
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それぞれの世界に行って力を受け取る
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一つの世界に揃ってて一人一人から受け取る