この素晴らしいライダーに祝福を!   作:クロウド、

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今日から社会人なので投稿のスピードが遅くなると思いますが、これからもカッコいい仮面ライダーなカズマさんをよろしくお願いします!


帰ってきた、仮面ライダー

「「「カズマァァァァァァァァ!!!」」」

 

「ぐほっ!!!」

 

 ギルドの入り口でちょっとカッコつけて皆に話しかけると、呆けている他の冒険者を残して俺のパーティメンバーアクア、めぐみん、ダクネスの三人がものすごい勢いで俺の腰に向かって飛んできた。

 

 そのあまりの威力に吹き飛ばされアクア達ごとゴロゴロとギルドの外に転がっていく。

 

 そして、それが止まるとめぐみんに腹の上でマウントを取られ胸ぐらを捕まれ揺さぶられる。

 

「一体、今までどこで何してたんですかッ!!」

 

「やめろっ!服がシワになるだろうが、この服結構気に入ってんだぞ!」

 

「私達より服の心配ですか!?確かによくお似合いですが、今はそれより私達の質問に答えるのが先でしょう!」

 

「その前に人の腹の上からどけよ、あと褒めてくれてありがとうっ!!」

 

 俺達はこの非常時になんの話をしているのか……お互いに久しぶりの再開でだいぶテンションが上がっているらしい。

 

「カズマくん、滅さん置いてかないでくださいよぉ……って、めぐみん!?」

 

「むっ!?」

 

 ゆんゆんが息を荒げて俺達に追いついてきた。彼女とは入り口でバイクから降りたときに全力で走ってきたら気づいたら置いてきてしまっていたらしい。滅の言うとおり変身してなくてもかなり身体能力が上がっているらしい。

 

 その彼女だが、めぐみんを見るなり固まっている。

 

「なに、お前ら知り合い?」

 

「えぇっと、紅魔の里で同級生で一時期一緒に旅をしてました。」

 

「あぁ!もしかして、ゆんゆんが言ってた友だちってめぐみーーーむぅ〜!」

 

「あぁっ!!カズマくんストップ、ストップです!」

 

 話していた俺の口を無理矢理閉じて、話を遮る。

 

「いつまでやっている、デストロイヤーは刻一刻と近づいている。早く、対策を練るぞ」

 

 そこへ、滅の冷たいお言葉が飛ぶ。

 

「……そういえば、お前は誰だ?」

 

「俺の名は滅、迅の兄だ」

 

 ダクネスが今までのことをずっと傍観していた滅に尋ねると、その自己紹介に皆の顔に驚きの色が浮かぶ。そういや、ダクネスとめぐみんは滅のことを迅から聞いてたな。

 

「では、カズマはーーー」

 

「あぁ、紅魔の里にあるかもしれないっていうアラタさんの研究所に行ってきた。ゆんゆんとは途中で偶然あって案内を頼んだんだよ」

 

「それだけですか?」

 

「はぁ?」

 

「彼女とは本当にそれだけですかと聞いているんです」

 

 何故か鬼気迫る顔で俺を見つめるめぐみんに間の抜けた声が漏れてしまう。だが、下手な回答はできそうにない。何故なら、興奮すると紅い輝きを放つという紅魔続特有の瞳が爛々と光を放っていた。

 

「あとは、まぁ……友達ってか、仲間になった、だよな、ゆんゆん?」

 

「は、はいっ!!」

 

「………そうですか」

 

 ゆんゆんの元気のいい返事とは裏腹にめぐみんはとんがり帽を目ぶかにかぶってギルドの中に戻っていってしまった。

 

「どうしたんだ、アイツ?」

 

「「今のはカズマが悪い」」

 

「なんでっ!?」

 

 何故か、俺は二週間ぶりにあった愛するべき仲間にゴミを見る目を向けられた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 ギルドでの作戦会議を終えると、各々が準備をしている中俺は正門から少し離れた場所で剣を地面に突き立てて突っ立ているダクネスのもとに来ていた。

 

「ダクネス、何してんだ?」

 

「ーーーカズマか、やはり少し違和感があるなその姿は」

 

「まぁ、な……。」

 

 まぁ、二週間前にいなくなった俺が10cmも伸びればそりゃ違和感が出るってもんだよな。

 

「で、お前はこんなところで何してんだよ?そこにいると、俺の巻き添えを喰うぞ。はっ、寧ろそっちが狙いか!?」

 

「違うわっ!!いや、確かに考えなかったわけではないが……私はそれ以上にこの街を守るという使命がある。ギリギリまでここを離れるつもりはない。」

 

「なんで、そこまで……?」

 

 俺の質問にダクネスはフッと笑うと懐からなにかの紋章をかたどったようなペンダントを俺の前に出す。

 

「私の本当の名はダスティネス・フォード・ララティーナといってな。そこそこ力のある貴族の娘だ」

 

「お嬢様ってことか?」

 

「?あまり驚かないのだな」

 

「いや、ぶっちゃけ、だから?って感じだな。なんだ?お前は俺にララティーナお嬢様とでも呼んで貰ってヘコヘコして欲しかったのか?」

 

「その名で呼ぶなっ!!ーーーしかし、そこまで動じないとそれなりの覚悟を持って打ち明けた私がバカのようではないか」

 

 今更、何言ってんだコイツ。お前は立派な脳筋だろうが、危ない方向も持ち合わせた。

 

「何処かで罵倒された気がする」

 

「ブレねぇなぁ……まっ、お前がどこの大貴族様だろうと然して関係ないさ、お前は俺の仲間。それだけわかってりゃ、十分だよ」

 

 そもそも、俺のパーティにはリアル女神も混じってるし、めぐみんは紅魔族で爆裂狂、迅だってヒューマギア。今更キャラの一つや二つ増えても動じる俺じゃないさ。

 

「まっ、そういうわけだからこれからもよろしくな」

 

「あぁ、こちらこそ」

 

 俺は右手を差し出し、握手を求めるような態度を取る。それを受け取り、ダクネスが手を握ると握り返し、拳を打ち合わせて友情の証をする。

 

「これは……?」

 

「俺の先輩が使ってた友情の証だ。俺にとっては仲間の証、かな?」

 

「なるほど」

 

「まっ、そんなわけだからよろしくな。ララティーナ」

 

「その名で呼ぶなっ!!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「……………。」

 

「おい、めぐみん。いい加減、機嫌直してくれよ」

 

 次に訪れたのはめぐみんの元だったのだが、なんかツンケンしてて俺と目を合わせようとしない。

 

「まぁ〜だ、へそ曲げてんのか?めぐみん、そんなに俺の身長が伸びたことが不服か?いくらひがんだところでお前の身長は伸びないぞ」

 

「違いますよっ、そんなことで不機嫌になりませんよ!!普段どんな眼で見てるんですかカズマはッ!?」

 

「危険なロリっ娘」

 

「上等です、爆裂魔法を放つ標的を今ここで変更しましょうか?」

 

「冗談だよ、冗談。ーーーゆんゆんとなんかあったのか?」

 

「ーーーまぁ、それも多少あります。だけど、そのことに関してはそこまでではありません。あの娘は変な男に騙されやすい体質なのでカズマのような友人ができたのは喜ぶべきです。

 どういう経緯があって、『カズマくん』などというしたしげな呼び方になったのかはあとでたっぷり追求するとして」

 

 今、ものすごい寒気がしたんだが……一体どんな追求するつもりだ、コイツ……!!

 

「ーーーでも、少し悔しいんです」

 

「悔しい?」

 

「私達がパーティを組んだのは、迅よりも早くて、でも、紡いだ絆は迅のほうがずっと強くて……それに、カズマが落ち込んでるときに立ち直らせられたのも私達じゃなくて、クリスやウィズ、それにゆんゆんじゃないですか……私達はカズマに何もしてあげられてない」

 

 なるほどな、確かに……同じ状態になれば俺もそんなふうに思ったかもしれない。だけど、めぐみんの言ってるそれは大きな間違いだ。

 

 俺は、めぐみんのとんがり帽子の上から頭に手を乗せて、出来るだけ優しい手付きで頭を撫でる。

 

 その行動にめぐみんは戸惑う、

 

「あの、なんですか……子供扱いならやめてください」

 

「めぐみん……俺はな、お前達がいたから折れずに要られたんだ」

 

「え?」

 

「お前達に胸を張って会いに行きたい……その思いが俺を支えてくれたんだ。だから、お前達は俺にとって十分すぎるくらい大事な存在なんだよ」

 

 滅と士さんとの戦いで俺が立ち上がれたのはアクセルで待ってくれているこいつ等の為でもあった。いつもなら、照れくさくて言えないけど、こういうときくらい言わなきゃ駄目だよな。

 

 俺は手をめぐみんの頭から両肩に置き直し、片膝を付いて目線をめぐみんいに合わせる。

 

「ーーーめぐみん、俺を信じて待っててくれてありがとな」

 

「〜〜〜〜ッ!!カズマッ、貴方一体どこでそんなテクニック身につけてきたんですかっ!?」

 

「なんのことだよ?」

 

 顔を真っ赤にしてわけのわからないことを言っている彼女の言葉をスルーして右手を差し出す。

 

 それを握手だと受け取ったのか、そっぽを向きながら手を差し出してくる。俺はその手を握り、もはや慣れた手つきで握り返して拳を数回打ち合わせた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「よっ、アクア」

 

 俺は最後にアクアのところに訪れる。この作戦の最大のキーはアクアが結界を破壊できるかどうかによるからな。アクアは俺の顔を見るなり唇を尖らせて、

 

「ったく、今まで何してたのよヒキニート。女神であるこの私をほったらかして……ちょっと、心配したじゃない」

 

 この人は一体誰だろう?まるで乙女のように顔をそむける姿にとても俺が知っている駄女神とは思えなかった。それだけ、心配かけてちまったってことかな……。

 

「で、紅魔の里の研究所では何か見つかったの?」

 

「あぁ、時間はかかるが迅の修復が可能だとわかったよ」

 

「ウソッ、ホントに!?良かったじゃないっ!!」

 

「ま、いいニュースだけじゃないんだけどな……。」

 

「どういうことよ?」

 

 一応、アクアはこの世界の女神だし話しておいたほうがいいよな……アークは人類の滅亡を狙ってるんだから。

 

 取り敢えず、できるだけかいつまんでアークの正体について話した。

 

「人類滅亡を狙う人工知能ねぇ……たしかにほっといたら魔王軍に並ぶ脅威になるでしょうね」

 

「だよなぁ。んで、最悪の場合が魔王軍とアークが繋がってたらーーー」

 

「ありえない話じゃないわよねぇ……どっちも人類が邪魔なのは間違いないでしょうし」

 

 滅もその可能性を危惧していた。もしその仮設が正しければ、ほぼ間違いなく幹部クラス。確実に俺と戦う日が来る。

 

「で、どうなの?戦えるようにはなったの?」

 

「あぁ、滅と先輩に喝を入れられてな」

 

 俺の先輩というワードにアクアが目を見開き、

 

「先輩って、アンタまさか本物にあったの!?」

 

「あぁ、しかも二人」

 

 紘汰さんと士さんにあった証拠である鎧武とディケイドのプログライズキーを持ちながら返す。

 

「げっ、よりにもよって世界の破壊者じゃない!!アンタ、何か言われなかった?」

 

「『頼むから俺にこの世界を破壊させないでくれよ』って言われたよ、訳わからん」

 

 あの人の言い方だと俺の行動次第であの人はこの世界を破壊すると言ってるように聞こえた。アクアも顎に手を当てて少し考えるような素振りをしたがすぐに考えるのをやめた。まあ、コイツの知力じゃわかるわけ無いか。

 

「ーーーまぁいいわ、今はデストロイヤーを倒して街を守るわよ。折角念願の屋敷を手に入れたのに潰されたら溜まったもんじゃないもの!!」

 

「屋敷?」

 

「あっ、コレ黙ってなきゃいけないんだった……なんでもないわ、なんでも!と言うかあとでわかるから」

 

「あっ、そう……。」

 

 後でわかるって言ってるし。取り敢えず、今は言及しないでおいた。

 

「まっ、でもこれはやっとかなきゃな」

 

 俺は他の二人と同じようにアクアに右手を差し出す。流石に、仮面ライダーを知っているアクアはその意図を悟ったらしい。

 

「フォーゼのやつよね、これ?全く、女神の手を握るなんて一生できるかどうかわからないのよ?そのことわかってる?」

 

「あぁ、でも少なくても俺が魔王を倒すまでは握れるところにあるだろ?」

 

「ホント、あのヒキニートが立派になっちゃって……。」

 

 アクアは呆れたような笑みを浮かべて俺の手を握り、友情の証をした。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「来たか……。」

 

 ついにデストロイヤーが街の正面まで姿を表した。

 

「アクアッ、準備はできてるよなぁ!!」

 

「誰に言ってのよ、カズマッ!!もう準備万端よ!!」

 

 自信満々に言うアクアの体に羽衣が現れ杖の先にある蓮華のような花が咲き誇ると、その背後に六つの魔法陣が展開される。

 

「『セイクリッドォォォォォォォ・ブレイクスペル』ッ!!」

 

 魔法陣から放たれた閃光がデストロイヤーの結界にぶち当たる。しかし、その光と結界は拮抗していて壊れる様子がない。

 

「アクア!! 踏ん張れッ!!」

 

「うぅ……うぉぉぉぉぉぉぉぉお!!」

 

 アクアの光が一層力を増した輝きを放ちデストロイヤーの結界にヒビが入る。その亀裂は徐々に大きくなり、そしてついに、パキンッというガラスが割れるような音で完全に砕け散った。

 

「めぐみんッ、頼むぞ!」

 

「はいっ!!」

 

 めぐみんは俺の指示を受けて爆裂魔法の詠唱を始める。

 

「黒より黒く、闇より暗き漆黒に我が真紅の混淆を望みたもう、覚醒のとき来たれり無謬の境界に落ちし理、無行の歪みとなりて現出せよ!!」

 

 詠唱が進むに連れ、彼女の周りに何重にも重なった魔法陣が現れる。そして、ついにその杖が振り下ろされる。

 

「『エクスプロージョン』ッッ!!!」

 

 めぐみんが放った爆炎がデストロイヤーの主砲門を粉々に破壊した。コレでようやくアレに接近ができる。

 

「よしっ、二人共!!ここからは俺に任せろ」

 

「「任せたわ(ました)よ、カズマッ!!」」

 

「支援は私達でやります!」

 

「頑張って、カズマくんッ!」

 

「行けっ、カズマ……!」

 

 魔法職たちを纏めているウィズ、ゆんゆん、変身した滅の激励を背中に受けながら、俺は滅が作ってくれたプログライズキーを簡単に取り外し出来るバングル、その鎖の先につけてあるマンモスキーを外し、右手で構えてスターターを押す。

 

Press!

 

Authorize!

 

 オーソライザーにマンモスキーを翳すと、空中に巨大なマンモスのようなメカが現れる。衛星ゼアに搭載された巨大ユニットが『衛星フォーム』から転送用の『ジェットフォーム』になって転送されたのだ。

 

「「「で、デケェェェェェェェ!!!」」」

 

 デストロイヤー程ではないが、その巨大なメカに冒険者(特に男性冒険者)が声を上げる。

 

「変身!」

 

Progrize!

 

 キーモードにしたマンモスキーをドライバーに押し込むと、ユニットから照射された光でライジングホッパーに変身すると、そのままユニットの内部に転送される。

 

Giant Waking!Breaking Manmoth!Larger then life to crush like a machine.

 

 俺がコックピットに転送されるとユニットが『ジェットフォーム』から、人形型の仮面ライダーゼロワンブレイキングマンモスへと変形する。

 

「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」

 

 マンモスのような巨大な爪を持つ足に、マンモスの顔をモチーフとした胸装甲、そのあまりの迫力に男性冒険者達(一部の女性冒険者)から凄まじい歓声が上がる。

 

 

 

 

『必ずこの街を守る!仲間の夢のために前に進むと、迅に誓ってきたからな!』

 

 

 

 ここからが、俺の見せ場だ!




感想、評価、お待ちしています。

六巻と七巻の間に記憶をなくしたカズマがライダーからプログライズキーを受け取るオリ章『継承編』をやろうと思うのですがどっちの案がいいでしょうか?

  • それぞれの世界に行って力を受け取る
  • 一つの世界に揃ってて一人一人から受け取る
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