この素晴らしいライダーに祝福を!   作:クロウド、

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オレにナカマは必要ねぇ!!

「ふぁ〜、朝か……。」

 

 俺はまだ少しなれない豪華なベットから身をおろし、窓を開けて体を伸ばす。昨日の買い物でようやくアクア達も許してくれ、今日は自由行動ができる。兼ねてよりやろうと思っていた生活に役立つスキルを教えてもらいに行こうと思っている。

 

 そして、ふと机の上に視線を向けると、いつもそこにおいてあるものがなくなっていることに気づく。

 

「アレ?ないっ!ないっ!?ゼロワンドライバーがないっ!?」

 

 俺は慌てて机の引き出しを開けるが、そこにはプログライズキーがあるだけで肝心のドライバーがどこにもない。と言うかよく見るとキーもいくつかなくなってる。おかしい、俺は確かに昨日ここにおいて寝たはず。俺は部屋を見回すがドライバーがどこにも見つからない。しかし、見慣れないものが部屋の扉に貼り付けてあった。

 

「『果たし状』?」

 

 俺はきれいに折りたたまれてしまってある紙を取り出して内容を読む。つうか、達筆だな。

 

「ええっと、『アクセル郊外の平原にて待つ。必ず一人で来られたし』。名前はなし、か」

 

 状態から見てドライバーを盗んだのはコイツと見ていいよな。

 

「ったく、ようやくアクア達から開放されたってのにッ!!」

 

 俺は文句を言いながら急いで着替えて、まだ朝も早いので皆を起こさないように指定の場所に走り出した。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「やっと、来たか」

 

 その人物はゼロワンドライバーを右手に持ちながら走ってきた俺に気づき向き直る。

 

「やっと来たか、じゃねぇよ……!!こりゃなんの悪戯だ、フタバッ!!」

 

 そう、そこにいたのはウチで暮らしている二人の姉妹の妹、パーマヘアーの少女フタバだった。彼女は俺と違い、黒一式のスーツを着込んでそこに立っていた。

 

「お前も、俺をゼロワンとして認めてない口か?」

 

 滅に関しては演技だったが、コイツラは俺の戦いについて何も見てはいない。認められてなくとも仕方ないとは思っていたが、

 

「安心しろよ、ドライバーは返してやる」

 

 俺の予想は外れ、フタバはそう言って俺のドライバーを投げ返してくる。返してくれるのは良かったがだったらなんでコイツ、俺をこんなところに。

 

「ハッキリ言って、オレはお前がゼロワンだろうが関係ねえ。オレが興味があんのはテメェの力だけだ」

 

「は?」

 

「オレ達姉妹はゼロワンのサポートのために生き残った。先生の死を踏み越えてな、だがオレはアークも魔王も倒せる存在なら別にゼロワンじゃなくてもいい」

 

 そう言ってフタバは俺に指先を向ける。

 

「だから、オレと戦えゼロワン」

 

「何言ってんだ、お前……?」

 

「テメェの意見は求めてねぇッ!」

 

「お前っ、それっ!?」

 

 俺がわけがわからないという表情でフタバに問い返すと、懐から銃の付いたドライバー、ショットライザーを取り出した。アレは確か、兄貴が預かってるはずじゃ。

 

「だけど、ドライバーがあってもキーがなきゃ」

 

「キーならあるぜ」

 

 そう言って部屋で見つからなかったウルフとコングのキーを取り出す。

 

「あっ、ないと思ったら……!!?」

 

「コイツは俺のために用意されたプログライズキーだ。オレが使う。」

 

「だけど、今のお前じゃゼアは変身許可出さねぇだろ……」

 

「関係あるか、オレがルールだ!!」

 

Shotrizer!

 

 ドライバーを越しに装着し、ウルフキーをキーモードにするためにに両手で開ことするが。

 

「ふんっ、ぬぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 

「開くわけねぇだろ……。」

 

 女子がしてはいけない顔でキーをこじ開けようとする、フタバに呆れたように突っ込む俺。

 

 キーの開閉はゼロワンドライバーのベルトオーナーである俺とヒューマギアの四人しか開けないようなっている。フタバとユアはゼアの許可なしにはそれを開くことはできないと兄貴に教わった。

 

「なんでそこまでして、戦おうとする。俺達は仲間だろう?」

 

「仲間だとっ?笑わせんな、俺達はアークや魔王を倒すためだけの存在だ!そんなものは必要ねぇんだよっ!そのためにも力のないやつの下につくつもりはねぇっ!お前がオレの上に立つのにふさわしくないのなら、オレは一人でも魔王軍もアークをぶっ潰す!」

 

「お前、そこまで……。」

 

 フタバの感情に反応したように、ウルフキーからビキッという音が響く。

 

「まさかっ!?」

 

「それが……それだけがオレの、全てだァァァァァァ!!!」

 

 まさしく狼のような叫び声とともにキーが開いた。

 

「嘘だろぉ……」

 

 コイツ、プログライズキーを腕力だけでこじ開けやがった……!正直、女子の行為としてはドン引きなんだが。

 

Bullet!

 

「フンッ!」

 

Authorize!Kamen Rider……! Kamen Rider……!

 

 キーのスターターを押し、ドライバーから本体のショットライザーを外してウルフキー装填し、待機音を鳴らすショットライザーの銃口をゆっくりと上から正面の俺に向けてくる。

 

「変身っ!!」

 

Shotrize!

 

 ショットライザーの銃口から弾丸が放たれ、俺に向かって飛んでくる。

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ、危ねぇぇぇぇぇ!?」

 

 俺は限界まで体をのけぞらせギリギリ回避するが、その弾丸は不可思議な軌道を描いてフタバの元まで戻っていく。

 

「ハァッ!」

 

 それを拳を構えていた彼女が殴って破壊すると彼女の周りにいくつものユニットが現れ、それがライダーの装甲となって彼女の体を覆っていく。

 

Shooting Wolf!The elevation increases as the bullet is fired.

 

 そして、最後に頭部を狼をモチーフとしたマスクが覆うと、その姿は青と白の狼のライダーの姿へと変身させた。

 

「仮面ライダーバルカン……変身完了」

 

「バルカン……?」

 

 確か、バルカン砲とかいうのに使われる名前だよな。それとも、ローマ神話の方のヴァルカンの意味か?

 

「どうした、とっとと変身しろ」

 

「何言ってんだ、お前!まだ、体だって回復してねぇんだろうが!?」

 

「こねぇなら……こっちから行くぞッ!」

 

 そう言ってバルカンは俺の方に走ってきて殴りかかってくる。

 

「危なっ!」

 

「どうした?変身しなきゃ、死ぬぞ」

 

 ったく、なんで迅といい滅といいバトルマニアしかいないんだよ仮面ライダーってのは!?

 

「こんのっ、じゃじゃ馬がっ!!」

 

「ぐっ」

 

 俺はバルカンの身体を蹴り飛ばし、ドライバーを腰に装着する。

 

Zeroone Driver!

 

 バングルの先につけられたライジングホッパーキーを外して、スターターを押して起動させる。

 

Jump!

 

「変身!」

 

Rising Hopper!

 

Bladerize!

 

 ライジングホッパーに変身すると、アタッシュカリバーを展開し構えを取る。

 

「ようやく、やる気になりやがったか」

 

「こうなったら、やってやるよ。こっちはお前のことをアラタさんに頼まれてんだ、あの人に変わって不良娘を躾けるのも仕事のうちだからな」

 

「誰が、不良娘だテメェ!」

 

「お前のことだよ、馬鹿野郎っ!!」

 

 今ここに、世界一不毛な仮面ライダー同士の戦いの火蓋が切って落とされた。

六巻と七巻の間に記憶をなくしたカズマがライダーからプログライズキーを受け取るオリ章『継承編』をやろうと思うのですがどっちの案がいいでしょうか?

  • それぞれの世界に行って力を受け取る
  • 一つの世界に揃ってて一人一人から受け取る
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