この素晴らしいライダーに祝福を!   作:クロウド、

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時系列は本編が終わったとですリネタバレかなり含みますので御注意を。


セイバー放送開始記念(ちょっと遅いけど)コラボ回

「ウィズ、こんちは〜!」

 

「あら、カズマさん!それに、皆さん、お久しぶりですね!」

 

 久々にアクセルの街に集まった俺達はウィズ魔導具店に立ち寄っていた。

 

 アークとの戦いが終わり、使命が終わった俺達はそれぞれやるべきことを見つけ今はそれぞれの場所で頑張っている。そんな俺達が久しぶり集まり、久々に街を見て回りたいということでやっぱりここは外せないということで寄ることになった。しかし、俺達より先に先客がいたらしく、見慣れた銀髪が見えた。

 

「か、カズマくん……!?」

 

「おっ、クリスじゃん。お前も来てたんだな」

 

「う、うん……。」

 

 何故か俺の顔を見てもじもじとするクリス……しきりに指に髪を絡めてくるくると弄っている。あれ?

 

「髪伸ばしたのか?」

 

「う、うん……。」

 

「へぇ、結構変わるもんだな……うん、ちゃんと女子に見えるぞ」

 

「そ、そうかなぁ……って、それって前まで女子に見えなかったってこと!?」

 

「今更かよ」

 

「むー!」

 

 頬を膨らませて俺を見上げるクリス。何この可愛い生き物?

 

「…………。」

 

「いでででででで!!無言で頬を引っ張るなよ、めぐみん!」

 

 やはり、他の女子と話しているのは気に食わないのかめぐみんが俺の頬を引っ張る。身長差があるから結構痛いんだぞ。

 

 俺達はそれぞれ思い思いの場所に座ったり、立ったりする。親方が改装したおかげでずいぶん広くなったよな。

 

「今日はバニルがいないんだな」

 

「はい。最近の技術改革で随分といい商品を入荷できると言って張り切ってでていきました。だから、皆さんのご活躍は私の店にまで届いてますよ」

 

「そうだよなぁ、ユアは王城で技術顧問、兄貴と亡はその下でヒューマギアの派遣紹介」

 

「フタバさんと滅くんは検察官、多少強引な捜査も国王から許可されてるって聞いたよ」

 

「ああ、あの一件で国王も貴族の腐敗具合に危機感を感じたのが効いたみたいだ」

 

 あの一件、魔王城でアークを倒したあとに起きた国中を巻き込んだ大事件。それを語るのはまた後日に。ともかくその一件でかねてより考えられていた腐敗した貴族の払拭が行われることとなった。横領などを始めとした様々な犯罪行為をした貴族は爵位剥奪などといった罰を与えられることになったのだ。

 

 その捜査をする人物として選ばれたのがフタバと滅だったわけだ。というか、この二人検察官というより尋問官のほうが向いてる気がするけどな。

 

「おかげで私達正統派の貴族の仕事が増えて困っている、全く嬉しい悲鳴だ。私もそろそろ誰かと身を固めて少しくらい楽をしたいものだ」

 

「わ、私もそろそろ紅魔の里の長となるものとして隣に立つ人を選ばないと、なんて〜……。」

 

 ダクネスとゆんゆんが意味ありげな目を俺に向ける。いや、まぁね……俺だって直接告白されれば嫌でも気持ちに気づくよ、だけどさぁ!なんて答えろってんだよ……。

 

 そんな事を考えていると、めぐみんが俺の腕に抱きついてきた。

 

「あぁっ、めぐみん!」

 

「あざといんですよ二人共!いちいち回りくどい言い方をして、生憎と私はガンガン行きますので、そのつもりで!」

 

 言い終えると同時に更に強く俺の腕を抱くめぐみん。あれ?気のせいか若干前よりデカイ気が……。

 

 いか〜ん!万が一にもそんなことを口走ったら、男が一人しかいない屋敷での立場が危うくなる!

 

「と、ところで、迅はシエロとどうなってんだよ?」

 

「え?ここで僕に話をふるの!?」

 

 俺は迅を生贄にすることでなんとか逃れる。

 

「そういえば二人はいつ結婚するのよ?私が結婚式で誓いの言葉をかけてあげるから、日取りが決まったら教えてね」

 

「いやいや!僕たちは確かに付き合ってるけど……シエロはまだアイドルとして活動中だし、せめて結婚は引退してからってことに……」

 

 そう言って珍しく顔を赤くして困ったように頭をかく迅。思ってたより順調に進んでた二人の関係に皆驚く。

 

 魔王を倒した報酬として晴れて人間になった迅。アクセルハーツのマネージャーとして彼女たちのスケジュールを管理しているらしい。恋人のシエロとも仲は良縁らしい。向こうの世界ほどスキャンダルに厳しくないこの世界では二人の交際は認知され、寧ろファンの増加に一役買ってるとか。

 

 まぁ、ダニエルみたいな奴は発狂するだろうが、まぁあれはファンていうより……ストーカーだったしな。

 

「あぁ、そうそう、カズマ。リアが久しぶりに会いたいって言ってたよ」

 

「リアが、俺に?なんで?」

 

「新曲ができたから聞いてほしいってさ、なんでもラブソングらしいよ」

 

『なっ!』

 

「カズマ、貴方リアにまで!」

 

「説明してもらおうか、カズマ!?」

 

「カズマくんいくらなんでも気が多すぎるよ!」

 

「あ、あたしもちょっとそういうのはいけないと思うな〜……。」

 

「全く、貴方という人は……。」

 

「おい滅、こいつしょっぴくぞ。思わせぶりな態度で女をたぶらかした罪だ」

 

 めぐみんとダクネス、ゆんゆん、そして何故かクリスが俺に詰め寄りユアは額に手を当て呆れている、そして、一番危ないフタバがショットライザーの銃口を俺に向けている。いや、あぶねぇって!

 

「はぁ〜、皆この元ヒキニートの何がいいのかしら……まあ、悪くないのは認めるけど」

 

 向こうでウィズが出した茶を飲んでいるアクアがなんか言ってるが今はそれどころではない、何か、なにか話題を変えなければ!

 

 そんな俺の願いが届いたのかの気になるものが視線の先にあった。

 

「なあ、ウィズ。このちっこい本なんだ?」

 

 俺が棚から手にとったのは文字通りちっこい本。手のひらに収まる程度のサイズのそれは真っ白で紙というより鉄かなんかでできたようにしっかりとした重さがあった。

 

「あぁ、その本はバニルさんがどこからか拾ってきたものらしいんです」

 

「バニルが?なんの魔導具なんだ?」

 

「それが……バニルさんの力を持ってしてもわからないらしくて、ただ、皆さんと近い力を感じると」

 

「俺達とって……。」

 

 要するに仮面ライダーの力か?

 

 まさか、あの事件でどっかのライダーが忘れてったものじゃないだろうな?

 

 あの事件とは、タイムジャッカーなるものがこの世界を中心に世界を融合させライダーを滅ぼそうと言う計画を企て、その計画を察知した仮面ライダーディケイド門矢士さんと仮面ライダージオウ常磐ソウゴさんや様々なライダーの方たちと協力してこの世界を救った事件のことだ。いやあ、いきなりゼロライナーが現れたときは驚いた。この話もまた後日。

 

 でも本に関わりのあるライダー……可能性としては仮面ライダーWのフィリップさんか?だけど、どうみても地球の本棚の本じゃないよな。

 

 俺は試しに本を開いてみると、俺の視界は真っ白い光に覆われた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「――い!―――ズマ!」

 

 ―――声が聞こえる。

 

「―――い!―――おい!しっかりしろ、カズマ!雷落とすぞ!」

 

「わぁ!」

 

 聞き慣れたフレーズに体を起こすと兄貴が一瞬驚いた表情をしていたが、すぐに安心したように微笑む。

 

「やっと起きやがったか」

 

「兄貴……?俺は一体」

 

「さぁな、お前があの本を開いた瞬間気づいたらここにいた。」

 

「ここ……?」

 

 俺が視界を転じるとそこは俺がよく見慣れた現代社会の建物が並ぶ場所だった。

 

「おいおい、まさかここ日本かよ?」

 

「ニホン?ここが親父の故郷の世界なのか?」

 

「ああ、あの建物は間違いなく日本の建物だからな」

 

 どうなってんだ?まさかまたディケイド絡みじゃないだろうな?

 

 俺はたまに面倒事に巻き込んでくるピンク野郎のことを思い出す。こんなことをするやつなんてあの人しか考えつかないんだけど……。

 

 だが、それを口にする前に兄貴の切羽詰まった声が聞こえてきた。

 

「!おい、カズマ!」

 

「なんだよ、兄……なんだありゃあ……!?」

 

 俺が兄貴が見ている方向に視線を向けると建物がまるで燃えた紙のようにボロボロと崩れ始める。

 

「あれもこっちじゃ普通、なわけねぇよな」

 

「あぁ、あんなのは初めて見る……」

 

「はっはっはっ!もうすぐ本が完成するぞ!」

 

 笑い声が下方向を見てみると胸に本をつけた頭に手がついている岩のような異形が立っていた。そして、やつの手には半分黒く染まりかけた白い本がある。あれって、俺がさっき開いた本に似てる。

 

「む?なんだまだ人間がいたのか」

 

 怪物は俺達を視界に入れると見下したような態度でこちらを向く。

 

「おいっ、この街の異変はてめぇの仕業か?」

 

「だったらなんだ?」

 

「止めるに決まってんだろうが!」

 

 俺と兄貴が怪物に駆け出し、怪物に殴りかかろうとするが、

 

「ふん、人間ごときに何ができる!」

 

 やつの頭についた二つの腕が俺達に向かって襲いかかってくる。

 

「くっ!」

 

「あぶねぇ!」

 

 俺達は地面を転がって回避する。

 

「っく、何だよあいつは?」

 

「さぁな、だが……見たところ放っておける存在じゃなさそうだぜ」

 

Forcerizer…!

 

「みたいだな」

 

Zeroone Driver!

 

 兄貴がフォースライザーを装着すると、俺もゼロワンドライバーを取り出し装着し、それぞれプログライズキーとゼツメライズキーを構える。

 

「兄貴とタッグなんて久しぶりじゃね?」

 

Jump!

 

「確かにアルカンレティアぶりか。いっちょ派手にやってやるかぁ!」

 

Do-Do!

 

 互いに久しぶりの共闘で高揚しているのか、ニヒルな笑みを浮かべて互いのキーを起動する。

 

「おうっ!「変身!」」

 

Progrize!Rising Hopper!

 

Forcerize!Break Down!

 

「なんだとっ!?」

 

「「うぉおおおぉおおぉぉぉ!!!」」

 

 俺達が変身をしたのに驚いている怪物を無視し、俺達は同時に駆け出し怪物に殴りかかる。奴はそれをギリギリで回避して後ろに飛ぶ。

 

「貴様ら、剣士の仲間か!?」

 

「剣士?いや、確かに仲間に剣士はいるけど……」

 

 迅とか、ダクネスとか、いや、あいつの剣は当たらねぇけど……。

 

「おのれ、まもなく本が完成するというところで……!!ここまで来て邪魔はさせん!」

 

 そう叫ぶと怪物は再び頭の手を俺達に飛ばしてきた。俺達は互いにその攻撃を避ける。俺は壁を足場に走り、怪物の頭を蹴り飛ばす。

 

「ぐおぉ!」

 

「カズマ、どいてろ!」

 

 振り返ると兄貴がアタッシュショットガンを構えており、俺が避けるより早く、引き金を引く。

 

「うぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉ!!あっぶねぇよ、兄貴!」

 

「おっ、おの……「うっせぇ」ぐぇ!」

 

 俺は発砲された弾丸をすれすれのところで回避し、立ち上がろうとした怪物の顔面に裏拳を食らわせた。

 

「兄貴、一気に決めるぞ!」

 

Everybody Jump!

 

Metalrize!Metal Clust Hopper!

 

 メタルクラスタホッパーに変身し、プログライズホッパーブレードをオーソライザーにかざす。

 

Finalrize!

 

「おうよ!」

 

Zetumetu Dystopia!

 

「喰らいやがれ!」

 

 兄貴もフォースライザーのアンカーを開閉し、両手から雷を放ち岩の怪物の動きを止める。

 

「はああぁあぁぁぁぁぁ!!」

 

Final Stlash!

 

「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 そこへ、プログライズホッパーブレードから放たれた飛電メタルの斬撃が怪物に命中し、岩の怪物は爆散した。

 

 怪物が消えると壊れかけていた建物たちが治っていく。

 

「なんだったんだ、あれ?」

 

 

 

 

 

 

「倫太郎、確かこっちだったよな!」

 

「待ってください、飛羽真君!様子がおかしい!」

 

 

 

 

 

 

 

「ん?」

 

 変身を解こうとした俺達の耳に慌ただしい声が聞こえる。そちらを見てみると、二人の青年が立っていた。そして二人共腰に剣がさしてあるドライバーをつけていた。

 

 コレが俺、仮面ライダーゼロワン佐藤和真とこの世界の仮面ライダー。仮面ライダーセイバー、神代飛羽真との出会いだった。




感想、評価お待ちしています。

六巻と七巻の間に記憶をなくしたカズマがライダーからプログライズキーを受け取るオリ章『継承編』をやろうと思うのですがどっちの案がいいでしょうか?

  • それぞれの世界に行って力を受け取る
  • 一つの世界に揃ってて一人一人から受け取る
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