この素晴らしいライダーに祝福を!   作:クロウド、

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プロット的なアレ ベルディアを一度撃退→ミツルギと決闘→ミツルギに誘われベルディアの城に向かう→罠にハマりピンチ→迅が命をかけてシャイニングホッパーを生み出す→ベルディアに勝利→自責の念でカズマ半廃人状態→ウィズとクリスに慰められる→迅を直す手段を探すため一人紅魔の里に向かう→途中アルカンレティアでゆんゆんと出会う→アルカンレティアの懺悔室でセシリーに後悔を吐き出し慰められる
 と今のうちはこんな感じで行きたいと思ってるんすんよねぇ、まあ一応もっと先も考えてるんですけどこれ以上はなんか規定とかに引っかかりそうなんです……。
 あくまで構想なんです!


シャイニングホッパープログライズキー

 ギルド、俺と迅は久しぶりにアクア達と合流し今後の行動について話し合うことになっていた。なっていたのだが、

 

「カズマ、大丈夫ですか?」

 

「………………無理」

 

 俺は机に突っ伏したまま、髪を弄ってくるめぐみんの質問に答える。というか、これしか言葉が出てこない。つうか、言う元気がない。全身が筋肉痛で痛くて痛くて仕方ない。

 

「ねぇねぇ、カズマさん。私お酒が飲みたいんだけど、お金貸してくれない?」

 

「おお〜………。」

 

 俺は懐から金の入った袋を取り出してアクアに差し出す。もう、こいつを叱る気力すらない。それに、迅がとってくる依頼はリスキーだが報酬もいいので困りはしない。

 

「おう、仮面ライダー。今日もお疲れだな」

 

「おっ、仮面ライダー!一撃熊を倒したんだってな、今度その話聞かせてくれよ!」

 

 最近、俺の異名に仮面ライダーが定着してしまった。なんでも、俺の変身した姿を何人かの冒険者が見ていたらしく、めぐみんが自分のことのように話したのがきっかけらしい。

 

 ぶっちゃけちょっと恥ずかしいけど、今はそれよりこの疲れをどうにしてほしい……。

 

 あの迅との殴り合い(?)の後も、二週間近く俺は迅による魔改造を受けていた。その際、迅が管理している4つのプログライズキーを譲渡された。

 

 一つはバイティングシャークプログライズキー。アビリティはファングで刃を操る形態になれる。

 

 二つ目はフレイミングタイガープログライズキー。アビリティはファイヤーでその名の通り掌から火炎放射を放てる形態になれる。

 

 三つ目はラッシングチータープログライズキー。アビリティはダッシュで超高速で動ける形態になれる。

 

 四つ目はライトニングホーネットプログライズキー。アビリティサンダーで迅のフライングファルコン同様、空中戦と電撃を得意とする形態になれる。

 

 これで俺が使えるプログライズキーは、ライジングホッパー、シューティングウルフ、バイティングシャーク、フレイミングタイガー、ラッシングチーター、ライトニングホーネットの計六つ。戦い方にも大分幅が出てきたが、迅曰くこれでも全然足りないらしい。

 

 さらに、今日のうちに討伐系のクエストで溜まったスキルポイントを使って、ダクネスから教わった『物理耐性』、『魔法耐性』のレベルを上げて打たれ強くなった。魔法系のスキルを取ろうかと思ったがプログライズキーの方が明らかに使い勝手がいいので他のスキルに回した。アタッシュカリバー用に『片手剣スキル』、他の冒険者にも頼んでもう一つのアタッシュウェポン、アタッシュショットガン用に『狙撃スキル』、『千里眼』。などなど、アレ?これゼロワンと合わせたらかなりチートなんじゃ?

 

 いやいや、ゼロワンの時点でチートだったわ。

 

 つうか、プログライズキーそんなに持ってないとか言ってめちゃくちゃ持ってんじゃねぇかと文句を言ったら、「いやぁ、実を言うと亡姉ちゃんが渡してくれてたの忘れてたんだ」だって。ヒューマギアが物忘れすんなよ!

 

「なあ、迅。お前あとファルコンキー以外に幾つキー持ってるんだ?」

 

「えっと〜、三つ、……いや、使えるのは二つかな」

 

「?どういうことですか」

 

 歯切れの悪い迅の言葉にめぐみんが反応する。迅は苦笑いを浮かべてポケットから金色のプログライズキーを取り出す。

 

 アレ?このキー……。

 

「2つ目のホッパーのキー?」

 

 そう、そのキーに描かれていたのは紛れもなくライジングホッパーキーと同じバッタのマーク。違うのはクレストがゼロワンの顔になってることだ。

 

「これはライジングホッパーの上位互換、シャイニングホッパープログライズキーだよ」

 

「上位互換ということは今カズマが使っているものより強力なのだろう?何故使えないんだ?」

 

 ダクネスが最もな疑問を投げかける。

 

「このキーはね、まだ未完成なんだよ」

 

「「「「未完成?」」」」

 

「これはゼロワンが使った他のプログライズキーの戦闘データを元に完成させるんだ。だけど、知っての通りゼロワンは最近まで変身者がいなかったから」

 

「なるほど……アレ?じゃあ、新さんがいない今、完成しないのか?」

 

「いいや、君が使ったプログライズキーに戦闘データが保存されてゼロワンドライバーを通じてゼアに集められて、このキーに送信されるんだ。

 まぁ、まだ全然データが足りてないけどね」

 

 なるほど、コイツが俺を戦わせてたのはこれを完成させる為でもあったのか。

 

「それにしてもさぁ、最近この辺り強い魔物多すぎじゃね?ここ駆け出しの街なんだよな?一撃熊とか、マンティコアとかいたんだけど?」

 

「ああ、それならこれが原因だろう」

 

 俺が再び机に突っ伏して、質問するとダクネスが一枚の紙を俺の前に置く。

 

 ええっと、内容を要約すると最近魔王軍幹部が近くの古城に住み着いて、その魔力に当てられたモンスターの生態系が不安定になったと……。

 

「ふ〜ん……。って、魔王軍幹部っ!?」

 

 このゼロワンドライバーを作った新さんでも倒せなかった幹部クラスがこの街の近くにいるのか!?

 

「……なぁ、迅。今の俺達が幹部クラスと戦って勝てる確率ってどれくらいだ?」

 

「「「ちょっ!」」」

 

 俺の言葉にアクア達が声を上げるが、迅は頭についた白い機会に触れてゼアと連絡を取る。

 

「う〜ん、ゼアの計算だと……高くて29.6%だって」

 

 そんなもんなのか……。

 

「じゃあ次の質問、さっきのプログライズキーが完成したら勝てる確率はどうなる?」

 

「相手によるけど87.6%だって」

 

「そんなに跳ね上がるのかっ!?」

 

 スゲえなシャイニングホッパー。魔王軍の幹部相手にほぼ8割で勝てるのか。

 

「じゃあ、幹部のところに行くのはシャイニングホッパーが完成するまで待つしかないか……。」

 

「カズマ、貴方幹部を倒す気なんですか?」

 

 めぐみんがさっきからの俺の質問で察したらしく俺に聞いてくる。

 

「しょうがねぇだろ。新さんにはゼロワンドライバーもらっちゃったし、迅とも約束しちまったし。

 なに、お前らは反対なのか?」

 

 一応、俺達はパーティを組むときに建前上本気で魔王軍と戦うつもりということで組んでいたので特に文句はないと思っていた。

 

「私は別に異論はないが……。」

 

「私もです、寧ろ……」

 

「アンタの口からそんな言葉が出たことのほうが驚きよ」

 

「よしアクア、さっきの金返せこの野郎」

 

 アクアの発言にキレた俺は掴みかかり、さっきの金を取り返そうとするが、

 

『緊急っ!緊急っ!全冒険者の皆さんは、直ちに武装し、戦闘態勢で街の正門に集まってくださいっっ!』

 

 ギルド職員の焦りきった声色のアナウンスで思考が切り替えられた。

 

 




感想、評価お待ちしております。

六巻と七巻の間に記憶をなくしたカズマがライダーからプログライズキーを受け取るオリ章『継承編』をやろうと思うのですがどっちの案がいいでしょうか?

  • それぞれの世界に行って力を受け取る
  • 一つの世界に揃ってて一人一人から受け取る
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