青薔薇と天才少年のコンチェルト   作:カトポン

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 どうも、おはこんばにちは。
 評価バーが赤色で(今は橙ですが)驚きました。評価してくださった方本当にありがとうございます。
 今回は、燐子視点→友希那視点となっております。字数は千文字ちょいとだいぶ短いですが、タイトルにあるように主人公はで出来ませんし、あくまで次のステップへの幕間といった感じですので。
 前置きは置いといて、第11話をどうぞ。


第11話 彼が居なくても物語は動き出す

 悠くんがやらなくちゃいけない事(たぶん、仕事)の為にカフェから去った後、友希那さんと氷川さんもカフェから去ろうとした時でした。

 

「あの、友希那・・・さんバンド組むんですか?」

「そうね、その予定よ」

「・・バンド・・!!あ、あこっ、ずっと友希那さんのファンでした・・っ!だから、お願いします。あこも入れてっ!」

「!?・・・あこ・・ちゃん・・・?」

 

 私はあこちゃんの言葉に驚いた。あこちゃんがドラムを叩けるのは知っていたけど、バンドを組みたいとは知らなかった。

 

「あこ、世界で二番目に上手いドラマーです!一番はお姉ちゃんなんですけど!だから・・・もし、もし・・・一緒に組めたら・・・!」

「ちょっと貴女。私達は本気でバンドを・・・」

「遊びはよそでやって。私は2番であることを自慢するような人間とは組まない。紗夜、行くわよ」

「えぇ」

 

 友希那さんと氷川さんはそのままカフェテリアを去って行く。

 あこちゃんの方を見ると、バンドを組むのを断られて落ち込んでいた。

 

「・・・あこちゃん・・・大丈夫・・・?」

「・・・うん。友希那さんが認めて貰えるまで、あこ、諦めないから!」

 

 あこちゃんの落ち込んでいた顔が、みるみる熱意に満ちた顔に変わっていく。私と違ってあこちゃんは本当に強いな。

 私とあこちゃんはNFO関連の話をしながらカフェを後にしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私と紗夜は歩きながら今後の打ち合わせをしていた。

 

「明日から、早速スタジオの予約を入れたわ。時間は、4時からだけど大丈夫かしら?」

「大丈夫です。私としても早く練習がしたいので」

「そう。悠人への連絡も大丈夫かしら?」

「それについても問題ありません。神谷さんとは同じクラスですので」

「なら、良いわ。ああ言ったけど、出来れば来て欲しいわね」

「それについては同感ですが、神谷さんの着ていたスーツは高級スーツに分類されてもおかしくないものでしたからこれるかどうか怪しいですね。湊さんは神谷さんが働いているのを知らなかったのですか?」

「えぇ。私も初めて知ったわ」

 

 少なくともお父さんから悠人が働いているなんて聞かされた事はなかった。

 今になって思い返せば、悠人の事を私は音楽以外で知らない気がする。

 

「メンバーに関しても神谷さんがマネージャー兼コーチですので、ステージには立てませんよね」

「そうね。ボーカルは私、ギターは紗夜で良いけどベースとドラムのリズム隊、このジャンルにおいて重要なキーボードも決まってないわね」

「後3人ですか・・・急いで探さなければいけませんね」

「そうね。それじゃ明日の練習で」

「えぇ。明日の練習で会いましょう」

 

 私と紗夜は別々の道を歩み始める。

 私のバンドに馴れ合いはいらない。FUTURE WORLD FES.に出場する為になら私は全てを捨てる事になったとしても構わない。

 この時は、そう、思っていた・・・




 如何でしたか?
 これを書いて思ったのはあこのメンタルが凄えなと思いました。友希那にあんな断られ方したら私はハートが砕けますね。友希那さんのフェスへの覚悟も尋常じゃないですし・・・
 それではまた次回お会いしましょう。
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