青薔薇と天才少年のコンチェルト   作:カトポン

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 どうも、おはこんばにちは。
 此処から序章が終わりいよいよ本編です。
 それでは、第3話をどうぞ。


第1章 青薔薇と黒きシャウト
第3話 編入先は元女子校


 春休みも終わり今日から学校生活が再開するという誰もが憂鬱となっている今日この頃・・・え?楽しみ?そんなのリア充だけだろ!しかも俺の場合編入だぞ編入。知り合いなんて殆ど居ないから憂鬱だわ!

 とまぁ、イギリスから帰って来た俺が今日から編入するのは花式川学園。去年から共学校になった元女子校らしい。

 別に此処までなら此処まで憂鬱になったりしない。

 なんでこんなに憂鬱なのかだって?それは理事長と会った時の事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悠人君。君は4月から編入するんだろ?しかも入学式に」

「?そうですけど・・・」

「君、帰国子女だしせっかく入学式の日に編入するんだから生徒の前で挨拶してくれないか?」

「 ウソダドンドコドーン」

「オンドゥル語なんか使ってどうしたんだい?」

「貴方がオンドゥル語を知ってるのはともかく、なんで俺がそんな事しないといけないんですか!」

「君の事を黙って置くんだ。神谷財閥長男並びに神谷ゲーミング株式会社代表取締役社長、神谷悠人君」

「はぁ・・・何で俺の事知ってるんですかね?」

「何でかな?因みにOKかYESと答えなければどうなるか分かってるよね?」

「・・・分かりましたよ。やらせて頂きます」

「悠人君ならそう言ってくれると思ってたよ」

「言わせたの間違いじゃないですか?」

「何の事かな?」

「・・・性格悪いですね」

「それは私にとって最高の褒め言葉だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんな事があった訳だよ。思い返したら余計憂鬱になったけど。

 

ピンポーン

 

 インターホンが鳴り確認してみると燐子だった。

 俺は扉を開け外に出る。

 

「どうしたんだ?燐子」

「悠くんと、一緒に・・・、学校に、行きたいな、と思って・・・駄目、かな?」

「駄目じゃないよ。荷物取って来るから待っててくれ」

 

 一旦家の中に戻ると荷物を取り、戸締りも確認して外に出る。

 

「お待たせ。行こうか」

「うん」

 

 俺と燐子は花咲川学園に向かって歩き出した。

 

 

 

「そう・・・言えば、悠くん、みんなの、前、で・・・挨拶・・・するん、だっけ?」

「・・・なんで・・・知ってんの?」

 

 思わず燐子の「・・・」が移っちまったよ。あの理事長、俺が編入すんの公表したのか!性格悪いにも程があるだろ!!

 

「編入生、が、来る・・・こと、は、有名、だった・・・よ。まさか・・・悠くんとは・・・思わなかった、けど・・・」

「なんで知られてんだろ・・・?俺日本に帰って来たばっかだぞ」

 

 もうやだ。お家帰りたい・・・。

 

「悠くん・・・その・・・頑張ってね・・・」

「あぁ。噛まないように頑張るわ」

 

 編入初日から笑い物になるのだけは勘弁だ。

 そんな事を話している内に俺達は花咲川学園に到着していた。

 

「俺、この後理事長室に行かないと行けないから。クラス一緒だと良いな」

「うん、一緒・・・だと・・・良いね。それじゃ、また・・・ね」

「ああ、またな」

 

 俺は燐子と別れあのクソ理事長が居る理事長室に向かう。理事長室の前に来ると覚悟を決め扉をノックする。

 

「神谷悠人です。中に入ってもよろしいでしょうか」

「悠人君か。入りたまえ」

「失礼します」

 

 扉を開け理事長室の中に入る。理事長は部屋の奥にある社長椅子に座っていた。

 

「相変わらず此処は広いですね。理事長1人しか居ないのに勿体なくないですか?」

「会って早々それかね。君は本当に私の事を嫌っているね」

「ご自身の胸に手を当ててこれまでの行動を思い返してから言ってください」

 

 この人の場合これまでの行動を思い返しても反省しないだろうけど。

 

「ところで俺を此処に呼んだ理由はなんですか?」

「君に伝える事があるからだよ」

「それでその伝える事とは?」

「まずは、君の要望通り白金燐子君とは同じクラスにしたよ。こちらの要望を聞いてくれたんだからな」

「聞いてくれたって言うより貴方が勝手に決めましたよね?」

「君は『分かりました』と言って引き受けてくれたじゃないか?」

「無理矢理言わせたようなものじゃないですか。俺が了承しなかったら俺の秘密をバラしそうですし」

 

 なんならSNSとかで広めたりしそうだ。

 

「当たり前じゃないか。勿論SNSにその情報を流すよ」

 

 ・・・当たっちゃったよ・・・。この人本当に人間ですか?悪魔や魔王って言われても信じるくらい性格悪いよ。

 

「まぁ、冗談はこれくらいにして先程の続きだが・・・」

「とても冗談には聞こえなかったんですが、まだあるんですか?」

「君の秘密を知っている人物が私と燐子君以外にも居るんだ」

「え?」

「実は、弦巻こころが今年花咲川に入学するんだ」

 

 え?アイツ入学此処に入学すんの?

 

「すみません。今から転校先変えて良いですか?」

「無理だね」

「なんで教えてくれなかったんですか!?」

「私も先程知ってね」

「もうダメだ・・・おしまいだぁ・・・」

「○ジータのマネが上手いがそのネタを使う程かね?」

「えぇ。アイツは頭のネジが何本か行方不明なので何をしでかすか分かりません」

「・・・目立たないように気をつけたまえ」

「貴方のせいでこれから全生徒の前で挨拶するのにどうやって目立たないようにすれば良いんですか!」

「黙れ小僧!」

「開き直っちゃったよ!俺に投げやりされても困るんだよ〜!」

 

 花咲川学園入学式早朝、理事長室から悲痛の叫びが響き渡るのだった。

 




 という訳で第1章が始まりましたがどうでしたか?
 深夜テンションで書いたらギャグ回みたいになってしまいました。これを投稿した後にキャラ崩壊のタグ付けておこう。
 という訳で、次回もお楽しみに。
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