キャラが濃い人ばっかりなのに自分はコミュ症で上手くいかない 作:ベルフェゴール★
いや、あのですね?忙しかったんですよ。
ゲームのストーリー進めたり、まどマギ&まぎレコ、HUNTER×HUNTER、ダンまち視たり推し活したりして………あれ?
まぁまぁ、とにかく一言
「安心してください、生きてます」
7月2日
バイパー(マーモン)Happybirthday!!
バイパーside
「……何、コレ」
「今日、潰しに行く●■ファミリーのパソコンのデータに有ったモノだ。監視カメラの映像だろう」
「…」
だからって、何でお姉ちゃんの映像が有るんだ。
●■ファミリーの連中が何回も視ていた事なんて聞かないくても分かる。
怒りが、激しい怒りが、全身を広がってもなを渦を巻く様な感覚がする。
身体が熱い
頭が痛い
嗚呼、本当に、どうやって殺してやろう……
残酷に…無慈悲に…脳が溶けるまで最強にして最恐の恐怖を、圧倒的な実力差を理解させて、絶望を味わわせてやる
「おい、バイパー!」
「………なに?」
「その禍々しい殺気を静めろ」
ヴェルデに言われて初めて自分が殺気を出している事に気が付いた。
でも、自分じゃどうしようもない。
殺気を抑えられない。
どうすれば良いんだろう………?
おもむろに服の下にぶら下がっているネックレスを握っった。
ネックレスを握りながら深呼吸を暫く繰り返したら、だいぶ落ち着いてきた。
「…予想が外れたな」
僕が落ち着くのを待っていたであろうヴェルデが呟いた。
「何の予想が外れたのさ?」
「ん?あぁ、君はもっと冷静でいられると、理性で感情を抑えられると思って居たんだがな。というか、そう聞いていた」
「ム?聞いていたって……誰にだい?」
「思って居た」までなら良いけど、「聞いていた」は問題だ。
こういう時大体、誰かが"自分の情報を売った"って事が先ず思い付くのが裏社会では普通だ。
僕だって例に漏れずそう考え付いた。
依頼人、チームを組んだ事のある奴ら……何にしても僕の事を売った奴はただじゃおかない。
「…まさか、聞いてないのか?」
「ムム、誰にさ?」
僕がそう聞くとヴェルデは呆れたような顔をした。
「はぁ」
「ため息吐いてないでさっさと教えなよ」
「……お前の姉だ。お前の姉に聞いた」
何で僕に姉が居る事を知ってるんだッ!!
鎌をかけられてるだけ?
何のために?
……分からない、何が目的だ?
僕が何も反応を返さないでいるとヴェルデが爆弾発言をした。
「バイパー、君の姉だろ?アスクレピオスは」
何でお姉ちゃんの事を知ってるんだッ?!
何で僕のお姉ちゃん=アスクレピオスって思うんだよ?!
お姉ちゃんは、僕とお姉ちゃんが姉弟だという事を誰にも話そうとしなかった。
僕を使ってお姉ちゃんが利用する奴らが居るから、僕に危険が及ばない様にするために絶対言うはず無いんだ。
だったら、何で……
「安心しろ。シューゼと私は友人関係だ。一緒に研究をした事が何度もある」
「え、……あ、え?…しゅ、シューゼって…?」
またもや、爆弾を落とされた。
言いたい事は多々あるけど"シューゼ"って誰?
話しの流れからしてお姉ちゃんの事だと思うけど。
「シューゼは、私が付けたあだ名だ。あいつの本名のシュナイゼルから取った」
え
〈シュ〉ナイ〈ゼ〉 ルで〈シューゼ〉?
え、待ってよ。
あだ名付けるほど仲いいの?
このマッドサイエンティストとお姉ちゃんが?
それから、ヴェルデとお姉ちゃんが科学者や医者が集まるパーティーで出会ったことやお姉ちゃんから僕の事を話していたことお姉ちゃんにアニメやゲームを勧められてヴェルデがド嵌まりして二人でよく遊んでいることなどを教えられた。
いや、情報量多くて頭が痛いんだけど?
というか、医神とダ・ヴィンチの再来が連日アニメ・ゲームで徹夜しまくって栄養失調で倒れるってどうなの?
お姉ちゃんは元々アニメ・漫画・ゲームが好きでよく観てるの知ってたよ?でも、ヴェルデ(ダ・ヴィンチの再来)を引きずり込んでたなんて聞いて無いんだけど……
待って、じゃあ、医学のトップと科学のトップが遊び過ぎて栄養失調で倒れるってヤバくない?世界の頭脳って言って言い二人が遊び過ぎで倒れるってヤバくない?
………世も末じゃない?
頭痛い
あ!連日徹夜ってことはお姉ちゃん、ヴェルデと泊まったって事じゃないかッ!!
直ぐにヴェルデに問いただそうとしたけど、其処にはもうヴェルデの姿は無かった。
時計を確認したら集合時間ギリギリだった。
何でアイツ声掛けないんだよ!
ヴェルデが拾って来て改良した車で移動する間ヴェルデに軽く殺気飛ばして他の奴らに不思議がられた。
お姉ちゃんを救出するのはヴェルデの役割。
僕が行きたかったけどヴェルデの方がセキュリティを止めて気付かれ無いように出来るから
ヴェルデに殺気飛ばしてたらラル・ミルチがキレた。
ヴェルデがお姉ちゃんを救出に行ってる間にルーチェ以外で●■ファミリーの連中を鏖殺する。
脳を溶かす様に、壊す様に、強力な幻術で惨たらしく殺してたらリボーンやラル、風までもから苦情が来た。
…………僕が悪いんじゃない、お前らの耐性が低いのが悪いんだよ。
仕方ないから、もうちょっと遠い所で殺るか…。
殲滅も終わって、ヴェルデがお姉ちゃんを無事連れて来て任務も終わった。
風がお姉ちゃんを(無自覚で)ナンパしたりルーチェへの対応の仕方の指導が有ったけどお姉ちゃんに僕の家に来る様に約束(返事無かったけど)出来たし、お姉ちゃんを無事送り届けたし、後は報酬受け取るだけ
「おや?アスクレピオスが居ないようだが?」
じゃ無かったみたいだね………。
チェッカーフェイスは僕達が連れて来ると思っていたみたいだ。
いや、そんな事聞いてないし。
チェッカーフェイス曰く医神アスクレピオスが8番目のメンバーらしく理由は分からないが、アスクレピオスは知っていて来なかったんだろうと言うこと。
うん、まぁ、お姉ちゃんだから仕方ないよ……疲れたからとか言って来ないんだよ…。
何を言ったって本人が居なければ意味が無いのでその場は解散になった。
帰る途中でお姉ちゃんからメールが届いた。
下着2、3着セットで買ってきて~、どんなのでも良いから
サイズ知ってるでしょ?
今持ってるのちょっと使いたく無いからさ、服はバイパーの貸してね
と書かれていた。
ム、いや、あの……確かにサイズ知ってるけどそれは、大晦日に赤い下着を贈るイタリアの風習の為で、知るべき事として知っていて日常的に女性下着を買うのは違うと言うか……ハードルが高い
あと、服を貸すのは決定事項なんだ…?疑問系ですら無い、別に気にしないけど
ムゥ
結局買った
幻術で女に成り済まして白のレース1つと藍色のスマートな物とフリフリ多めの物2つ。
フッ、僕がお姉ちゃんに逆らえる訳が無いんだ…(遠い目)
家に帰ればお姉ちゃんが出迎えてくれた、僕の服を着て。いや、僕の服を着てるのはいいよ?
でもさ
「下着はどうしたのさ?!」
本当コレ
買って来てって言うから態々恥を忍んで買って来たのに!持ってたの?!
あと、僕とお姉ちゃんじゃ体格差があるから服がぶかぶかしてて可愛い!と思う自分が悔しい…
………脱線したけど、僕が買って来る必要無かったじゃないか。
なんて思ってると僕の考えを察したのかお姉ちゃんが口を開いた。
「いや、着たく無いだけで持ってるよ。だから早く買ってきたのちょーだい。お姉ちゃんはゆっくりお風呂に入りたいの」
「ム、分かってるよ」
買い物袋ごと渡すとお姉ちゃんはお風呂場に「ありがとねー」と言いながら直行していった。
………頑張って買って来たのに、感謝がほぼ感じられないんだけど。
1時間位経ってやっとお姉ちゃんがお風呂から出て来た。………相変わらずの長風呂だね。何してたらそんなに長く成るんだろ?髪が長いからかな?
そのあと、お姉ちゃんが夕食を作ってくれた。僕の好きなチョコケーキは明日作ってくれるらしい。でも、レモネードは直ぐに作ってくれた。
そんな感じにほのぼのしてるとさ、たまに無性にお姉ちゃんに意地悪したくなるんだよね。
お姉ちゃんのリラックスした可愛い顔がどんな風に歪むのかとか気になるし見たいんだよね。"僕だけ"が見れる特別な表情………良いと思うんだけど他の奴らには伝わら無さそうなんだよね。教える気も無いし。
と言う事で、幻覚で触手を出してお姉ちゃんの手足を縛って首にも苦しくならない様に軽く触手を巻き付けて問い掛ける。
「ねぇ、今どんな気持ち?」
お姉ちゃんは目を大きく見開いて。
「驚いてる。まさか、バイパーがそのセリフを言うとは。お姉ちゃん感心」
なんて?
感心?何で?お姉ちゃん状況分かって無いのかな?
今、殺されそうに成っても抵抗出来ないのに。その事をお姉ちゃんに聞くと
「ん?バイパーはお姉ちゃんの事好きじゃないの……?」
と涙目で言われたので好きだと肯定するしかなかった。
まぁ、嘘泣きだったけどねッ!!!
イラッとしたから服の隙間から中に触手を入れたらビクついて頬を紅く染めていた。
顔を紅くして身を捩りながら大笑いしだした。
擽ったいの苦手だもんね?
でも、もう少し警戒心持とうよ
お姉ちゃんが本気で怒りだしそうだったから途中で止めた。だって怒ると怖いし。昔から怒ると凄い怖かったなぁ、でもその後優しかったんだよね
それから、どっちがベッドで寝るか揉めた。お互い譲り合ってらちが空かなかったから添い寝に成った。
………久しぶりにお姉ちゃんと寝られて凄く満ち足りた気持ちに成ったのは秘密。
お姉ちゃんは僕だけのモノ
だからコレは僕だけの特別待遇
お金にあんだけ執着するなら産まれた時からずっと護ってくれる姉には金以上執着しそうだよね
ていうか、そろそろマジでバイパー(マーモン)の性別教えて天野先生
因みに作者は男の娘派でr(性別論争は怖いので止めときましょう)