魔法少女リリカルなのはViVid初期ステータス最弱RTA   作:胡椒こしょこしょ

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金髪美少女に砲撃魔法をぶちかましてやったんで初投稿です。


初戦闘

リオとスパーリングすることになったRTAはっじまぁるよー!

 

  前回はホモくんの性能を確認した後、ヴィヴィオとタドコロナを置いてジムに行き、リオとスパーリングをすることになった所ですね。

 

 まず確認することとしましては戦闘では回避をきっちり行うことです。

このホモ君のステではデバイスの形によりますが殴っても大したダメージを与えられません。

なので回避、もしくは受け流しで守りに徹します。

ちなみに受け流しは成功するとカウンターで一撃入れられます。

それでちまちまダメージを稼いでいきましょう。

 

>貴方たちはリングの上に上がる。

 

「よーし!ソル、セットアップ!!」

 

>リオがそう言ってバリアジャケットを纏うと同時に、少し自分よりも年齢が上の見た目になる。

 

「ん?これ?ヴィヴィオのおとなモードを真似したんだー!」

 

 ヴィヴィオや覇王先輩が使う変身制御ですね。

この魔法を用いるとステータスが一時的に上昇して、リーチが長くなります。

ただし図体が大きくなる分、攻撃に当たりやすくなります。

糞雑魚ステのホモ君はわざわざ覚える必要のない魔法です。

それに相手が使ってくる場合は結構ありがたかったりします。

身長差から懐に入りやすくなります。

ちなみに覇王様とヴィヴィオ様はステがぶっ壊れなんでそんなのハンデにすらなりません。

逆にリーチが伸びるので懐入る前に顎砕かれてたりします。

やめたくなりますよ・・・・・

それにしても独学だからかリオの大人モードはなんか覇王や聖王と比べて控え目ですね。

私は一向に構わんッ!!

 

 「それじゃ始めようよ!」

>リオは拳を構えてあなたに対峙する。

>あなたは頷く。

>そしてデバイスをセットアップした。

 

 ホモ君もセットアップしましたね。

どうやらヴィヴィオと一緒で一体化するタイプみたいですね。

なんか髪の一部が銀色になってて中二臭いですね。

ねぇ(黒歴史が刺激されて)痛い!!(ひで)

 

>そしてバリアジャケットをリオと同じく纏うと、あなたは拳を構えた。

>>Battle Start !!

 

 始まりましたね。

まずは分析を使います。

戦いはまずは敵を知ることから始まるから多少はね?

 

>あなたは相手を分析した。

 

<リオ・ウェズリー>

電気と炎両方の属性を持つ変換資質である「炎雷」という希少な才能を持つ。

その資質と実家がある次元世界ルーフェン発祥の格闘技「春光拳」を組み合わせた技を新技として編み出している。

身体強化魔法による怪力の持ち主。

 

 はい、RTAにとっては糞ほどどうでもいい情報が出ましたね。

しかし分析はさっき調べたのですが成長すると結構良い技になるので必ず使います。

 

 そしてリオは怪力の持ち主なんで基本防御はせずに回避か受け流しで対応します。

インテリジェンスなんで武器とか使えないかなー。

アームドじゃないからないかな・・・・でもなのはやフェイトのデバイスは変形するし・・・・・。

デバイスを調べてみます。

情報がまだ分からない黒塗りの所が多いですね。

これはデバイスマイスターに調査を頼めば一日使って解析してくれます。

意味深なスロットがあるんで多分変形自体はできそうな機体ですね期待しましょう(激ウマギャグ。)

 

 

>リオの拳は貴方を見据えて迫ってくる。

 

 来ましたね。

ここは受け流しで。

QTEが発生するので落ち着いて対処します。

ちなみに実力差があるとQTEが発生せずに自動失敗したりします。

今のホモ君でいうアインハルトの拳相手に受け流しした場合ですね。

 

>あなたはリオの拳を受け流した。

 

 ここで反撃するか選択肢が出ます。

するを選んで方法はパンチにしましょう。

キックは足を使うのでもし掴まれた場合、抵抗できませんから。

そして拳を当てる部位を指定するか否かを決めます。

もちろんしません。

指定すると命中率が下がってしまいますから。

 

>あなたは反撃にパンチを放つも、リオに防がれてしまう。

 

 まぁ防がれますよね。

ステータスに開きがあるので反撃をしてもダメージがないです。

ここは距離を開いて・・・・・

>リオは足を上げる。

 

「逃がさないよ!」

>足にはバチバチと雷が纏われていく。

これは多分轟雷炮ですね。

轟雷炮は雷を纏わせた蹴りなんですが、蹴りであるということに問題があって、このゲームのAIは賢いので距離を開けようとした時に放ってきます。

蹴りは魔法攻撃を除けばこのゲームに置けるもっともリーチの長い攻撃です。

そしてリオの敏捷ステははやい。

ホモ君は普通なので距離を開けるよりも速く一撃が来ます。

そしてこの一撃をまともに食らうとホモ君は落ちます。

貴様ごときがこの俺(リオ)に勝てると思ったのか?(ターレス)

 

 ここはなんとか回避をしてみます。

しかし距離を開けるを選択した際に攻撃に当たると追撃判定になって回避の成功率が低下します。

お祈りタイムです。

お前お祈りは初めてか?力抜けよ。

 

>リオの足があなたの顎を捉える。

>あなたは膝から崩れ落ちた。

 

 

>KO

 

 はい一気に9割削られましたね。

現実は非情である。

これあと1割削られたら死んでましたね。

これネームドキャラ誰一人ともまともに戦えないんじゃない?

 

>あなたはディープラーニングすることでより多く経験値を得た。

>レベルが3になった。

>足かけが『足払い』に成長した。

>スタミナが35減少した。

 

 ディープラーニングの効果で一気にレベルが3になりましたね。

やっぱ良いスキルです。

それになんの使い道も薄い足かけが足払いに成長しましたね。

足かけは設置型のトラップのような技で自分の真横にトラップを張るんですが、如何せん真横に敵が来ることなんてほとんどないですからね。

その点足払いは前方の敵を転ばせてスタンさせるので倍以上の有能さです。

 

 

「ね、ねぇ!大丈夫!?」

 

 リオが駆け寄ってきますね。

大丈夫大丈夫!へーきへーき!へーきだから!(GO)

 

「そんなこと言って足ががくがく震えてるじゃん!ご、ごめん・・・・・・。」

>リオは頭を下げるとあなたに肩を貸す。

 

 肩で支えられていますね。

女の子に支えられて恥ずかしくないの?

なんだお前根性なしだな。

 

「ねぇ・・・・リオ、なにやってるの・・・?」

 

 ヌッ!

なんか背後から声が聞こえてきますねぇ・・・・・

ノーヴェかな?(すっとぼけ)

 

「あ、あの・・・ヴィヴィオ、これはちが・・・・・・・・。」

 

>リオはリング下にいるヴィヴィオに怯えた様子で返事する。

 

「・・・誤魔化さないで。今日は私が元也とする予定だったのに・・・・・、そんなに元気が有り余ってるなら私がやってあげる。」

>ヴィヴィオはにっこりと笑うとリングに上がる。

 

「い、いやその・・・・そうだ!こ、コロナ!助けて!!」

>リオはコロナに助けを求める。

>しかしコロナは苦笑いしながら首を横に振る。

 

 あ、友達見捨てましたね。

友達を売るタドコロナは人間の屑。はっきり分かんだね。(辛辣)

 

「そ、そんなぁ~~~」

 

「じゃあちょっとごめんね。元也。」

>ヴィヴィオがゆっくりとリングからあなたをやさしく下ろす。

 

 すっげぇ丁寧な扱いたまげたなぁ・・・・・・

(負傷者扱いされてる可能性が)濃いすか?

 

>そしてヴィヴィオとリオのスパーリングが始まった。

 

 リオがめちゃくちゃやられてますね。

ヴィヴィオちゃんこんなに戦い方荒かったかな・・・?

膝から崩れそうなリオちゃんを無理やり持ち上げて殴ってますし、一歩間違えたら悪役ですよこれ。

ちょっと怒ってませんこれ?

でも怒るようなこと・・・・置いて行ったことかな?

ならリオが悪いんでぇ・・・・僕わるくないんでぇ・・・・・

距離を開けるリオにソニックシューターを撃って追撃。

容赦ないっすね。

リオちゃん涙目じゃん。

やめたげてよぉ!!

 

「それじゃ私達はトレーニングしようか。」

>コロナはあなたに歩み寄り、提案する。

 

 いいねぇ~(野獣先輩)

まだノーヴェがいないんでトレーニングできないかと思ってたんですよね。

 

「じゃあどんなトレーニングしようか?」

>どうする?

・ランニングマシーン

・ダンベル

・ミット打ち

・やっぱやめた。

 

 そうですねぇ・・・・ここはやっぱり王道を征く、ランニングマシーンですかね。

敏捷と耐久が結構上がるんですよね。

 

>あなたはコロナと共にランニングマシーンを使った。

>敏捷が上がった

>耐久が上がった

>スタミナが20減少した

 

 同時に2つのステータスが上がるなんていいゾ~これ。

これ結構効きそうですねぇ~(顔面発射のド迫力)

 

「きつかったね~。」

>あなたが座って水を飲んでいるとコロナが隣に座る。

 

 コロナとのコミュが始まりましたね。

 

「身体が弱いのにいつも人一倍頑張ってて・・・元也は本当に凄いね。」

 

 まぁRTAしてるからね、多少はね?

それにしてもそれなりに好感度が高いんですねぇ。

やっぱ貧弱な子が頑張っているのは見てて応援したくなるからねしょうがないね。

 

「・・・私も、頑張らないと。みんなに追いつくために・・・・」

 

 追いつくどころか既にホモ君を置き去りにしてるんですがそれは・・・・・・・

コロナネキはそこまで気負わなくていいんだよなぁ~

 

「そう・・・かな・・・・・。」

 

>あなたは自分はコロナが誰よりも頑張っていることを知っていると言った。

 

「・・・ありがとう、励ましてくれて。」

>コロナはあなたに笑顔を向ける。

>コロナの好感度が上昇した。

 

 なんかコロナの好感度が上昇しましたね。

コロナの好感度ボーナスはステータスではなく召喚魔法にボーナスが入ります。

コロナの主な攻撃手段はゴーレムだからね。

そして召喚魔法なんてレアスキルをホモ君が使えるわけないんで、タドコロナ先輩の好感度を上げる必要は基本的にありません。

 

>あなたはコロナから『捕獲:ケイジングスピアーズ(仮)』を学んだ。

>知力が上昇した。

 

 ファッ!?

思わぬ収穫です。

コロナからバインド系統の魔法を習得できました。

(仮)というのは他人から技や魔法を覚えた際に最初に付くもので、この状態は魔法の威力や耐久性が本家よりも弱体化した状態であると示しています。

そして何回か使っていくうちに外れて本家と同等の魔法に成長します。

バインド系統の魔法をくれるタドコロナは人間の鑑、はっきりわかんだね(手の平返し)

それにコロナとの好感度ボーナスで知力上がるなんて知らなかったですね。

未熟です・・・・・・(肉おじゃ)

 

 時刻的に夕刻なんでそろそろ家に帰りますかね。

 

「あ、元也帰るの?私達も終わったから一緒に帰ろ!」

 

「ばたんきゅー・・・・・・」

 

 リオが伸びてますね。

ヴィヴィオにいじめられて可哀そう・・・ちんぽこ可哀そう・・・・・・・

そしていつのまにかノーヴェがいます。

お前のせいでよぉ・・・・いつものトレーニングできなかったじゃねぇかよ。見ろよこの無残なステータスをよぉ!!(虐待おじさん)

 

「悪い悪い、書類作業が立て込んじゃってさ~。」

 

 ええわ。許したる。

コロナ先輩からバインドもらったんで私は気分が良いです。

 

「おまたせ~、じゃまたね!みんな。」

>ヴィヴィオはジムのみんなに手を振るとあなたの手を取り、ナカジマジムを出た。

 

 とりあえず夜も遅いんでヴィヴィオを送っていきます。

クラナガンは首都とは思えないほど治安が悪いからね、しょうがないね。

なのはさんの家にまで送ります。

 

「その、元也さ、・・・・・家上がっていかない?」

ヴィヴィオが玄関前に着くとなんかもじもじしてそんなこと言ってきます。

 

 通常プレイなら迷わず快諾しますが、今回はRTA。

適当に理由を付けて断りましょう。

 

「そっかぁ・・・じゃあまた明日学校で。」

>ヴィヴィオは残念そうな顔をすると名残惜し気にあなたに弱弱しく手を振った。

 

 良心が痛みますねクォレハ・・・・・・

しかしこんなステータスでお泊りイベントしても大したアドバンテージにはならないんで、キャンセルだ・・・・

 

 まずは自分の家に帰りましょう。

そして家に帰るまでは隠密を使います。

ここで隠密のレベル上げをします。

そして自販機の下を漁って小銭探し。

 

>なにもないようだ

>なにもないようだ

>なにもないようだ

 

 つっかえ!

デバイスらへんで運を使い切った感ありますね。

こんな金じゃデバイスマスターに調査頼む為のお金が払えないんだよなぁ。

ぶっちゃけここが廃棄エリアでホモ君が貧弱じゃなければ隠密闇討ちでチンピラとかかから金を巻き上げるんですが、このステじゃ余裕で殺されちゃうんでしません。

 

 そして家に帰ったら夜になるまで腕立て伏せをします。

筋力を上げないといけませんから。

トレーニング程じゃないですけど、そこそこ上がります。

 

>あなたは腕立て伏せをした。

>筋力が上昇した。

>スタミナが15減少した。

 

 ぬわあああああん!疲れたぁんもう!!

チカレタ・・・・(小声)

 

 夜になったら自販機に飲み物を買いにいってくると両親に言います。

 

「もう夜だからあまり遠くに行っちゃダメよ?」

 

 母は心配してますね。

二度目になりますがクラナガンは治安が悪いです。

心配するのも無理はありません。

しかし約束はまもりません。

路地裏に今から行くつもりです。

時間経過で回復してきてるとはいえ、体力が残り3割なんで余り派手なことは出来ません。

もし野犬や不良が出たら逃げます。

なぜそこまでの危険を犯して路地裏に行くかというと、たまにデバイスの残骸やぼこぼこにされて昏倒している人や同人的な意味で乱暴されて放置されている女性がいたりします。

 

残骸はデバイスマイスターにそこそこの値段で売れますし、倒れている人の財布を取っても路地裏であれば盗難扱いにはなりません。

そもそもそんなの転がっているような路地裏にカメラなどの監視が行き届いてるわけないってそれ1。

あと同人的な意味で倒れている女性を期待している視聴者もいるでしょうが、ここは廃棄エリアじゃないんでめったにそんなのいないです。

悔しい・・・・ですよね。(櫻井翔)

 

じゃけん路地裏に入りましょーねー。

 

>建物と建物間から奥に薄暗く見通しの悪い道が続いている

>なにか奥の方から気配がする。

・注目

・進む

・声をかける

・戻る

 

 奥の方から気配がする場合はなにかがいる場合ですね。

人が倒れていたりしても表示されるんでまだ敵かわかりません。

隠密しつつ近づいてみます。

 

>あなたは影となる物に隠れながら、息を殺して路地を進む。

>近づくとそこには一人の人影が人の首根っこを掴んでいるのがぼんやりと分かる。

・注目

・声をかける

・襲撃する

・戻る

 

 

 はずれですね。

ここで向こうに気づかれると相手は逃げるか襲ってきます。

襲われると多分この体力ではワンパンで死ぬでしょう。

どんな奴か知りたいので注目します。

目パッチリミナー!(ゴースト)

 

>碧銀の長く、二つに分けられた髪型。そして顔は目元をバイザーで隠しているものの美形であることは分かる。

>背格好的に年上だろう。

 

 あっ・・・・・(察し)

これアインハルトじゃないですかヤダー!

どうやら今までの運の良さはここに至るまでの布石にすぎないようです。

リセはいやだリセは嫌だ!(スリザリン並感)

なんだってよりによってまだ通り魔時代の彼女に遭うんですかね・・・・・。

いままでアインハルトを話に出しすぎてフラグを引き寄せた可能性が微レ存。

やめたらRTA走者。(辛辣)

これバレたら確実に襲われますね。

それにしてもなんで遭うのか・・・・ステが高いとイベントで通り魔してくるっていうのは聞いたんですけど・・・・・。

まさか通り魔してるのを目撃することになるとは・・・・・・

 

 とりあえず色んな意味でキリのいい所なんでここで動画を終了しておきましょう。

次の回で(再走する可能性が)濃いすか?

覇王様をどうっすかな~、俺もなー。

ご視聴ありがとうございました。

 

 

<とある歴史の断片>

 

空に浮かぶ大きな飛行戦艦『聖王のゆりかご』。

ベルカが起動した周辺国を抑え込む為の最終手段。

 

青年、クラウス・G・S・イングヴァルトはゆりかごの動力源として選ばれ、なろうとする彼にとっての大切な友人、オリヴィエ・ゼーゲブレヒトを引き止めんとせんと彼女の元に向かっていた。

 

しかしその歩みは止められる。

 

「・・・・君も・・・・君まで、僕の邪魔をするのか!ルディー!!」

 

クラウスは目の前に立つ男を見据えて悲痛に顔を歪める。

それに反してルディーと呼ばれたどこか覇気がなく不健康そうな女顔の男はめんどくさそうにしはするも、無表情でクラウスの顔を見つめた。

 

「邪魔ってお前、お前がオリヴィエの邪魔をしに来たんだろ。俺はその足止めにわざわざここに来ただけさ。俺はどこぞの放浪癖の女とは違って自由なんでね。」

 

「違う!僕は止めに来たんだ!彼女が犠牲になる必要なんてない!何故だ!?君はなぜこんなことに加担している!僕たちは幼い頃からいつも一緒だった!それなのに・・・・」

 

クラウスの言葉を聞いてルディーは懐かしい日々を思い出すかの如く目を閉じる。

「・・・・ああ。そうだな。シュトゥラに送られる彼女に無理やり連れていかれたのが始まりだった。知り合ってから今までが嘘みたいに楽しかった。」

 

「なら!君だって彼女が大切なはずだ!なぜ・・・」

 

クラウスの言葉を最後まで聞かずにルディーは鼻で笑う。

 

「なぜ?そんなのそれが彼女、陛下のやりたいことだからに決まっている。」

 

「そんな・・・・・ふざけるなぁ!!」

 

激昂するクラウス、そしてそんなクラウスから目を逸らし空を眺めるルディー。

 

「ふざけるなとはこちらのセリフだ。陛下はいつもこの争いの絶えない世界を憂いていた。そして止める為ならばとゆりかごのコアになることを決めた。」

 

「なぜ止めない!側近である君になら・・・・っ!」

 

「無理だ。それに彼女の選択は最善だ。ゆりかごが起動すれば圧倒的戦力によって100%戦争は終結する。」

 

クラウスは目を伏せて、拳を握りしめる。

 

「それでも・・・・それでもそんなこと認めるわけにはいかない。」

 

「だろうな。笑い種だ。周囲からオリヴィエとの仲まで噂されていたお前が彼女の意思を受け入れられないとは。」

 

クラウスは目の前の男を睨み付ける。

 

しかしルディーも表情を曇らせるのだった。

 

「俺だってお前だったならどんなによかったか。俺だって彼女の生存を叫び、抗いたかった。・・・・でも俺は俺だ。俺にはこの国がある。そして側近として彼女の望みを叶える使命がある。・・・・もう誰にも止めることはできない。」

 

クラウスは友の吐露した内心を聞くと、ゆっくりと目を閉じ、そして目を開き構えた。

 

「・・・・続きは後で聞く、オリヴィエを止めた後に。君じゃ僕には勝てない。」

 

対してルディー、ルドルフ・Z・ヘインリッヒはニヤリと娯楽を前にした子供のように笑う。

 

「確かにな、俺とお前の性能差は火を見るよりも明らかだ。だがな、決定的な差があろうと・・・・・知恵でその差を埋めんのが、」

 

「______人間ってもんじゃないか?」

 

ルディーは首元のネックレスを押さえる。

するとネックレスが光り輝き、彼の身体には軽装の鎧のようなものが出現し、髪は全て鋼のような銀色、そして目は深紅に染まっていた。

 

「その姿は・・・・!?」

 

「こいつはまぁデバイスだ。コイツには今までのお前やオリヴィエを含めた戦闘データ、魔法、戦術が膨大な規模でラーニングされていて、その膨大なデータを管制する人格が搭載されている。連日徹夜続きになった原因だ。そして俺は今そのデータにアクセスしている。・・・・これがどういう意味か分かるよな。」

 

ルディーの笑みにクラウスは笑い返す。

それは一緒に遊んでた頃の彼を彷彿させる笑みだった。

 

「・・・ならば相手に不足はない。かかってきなよ。」

 

そうして両雄は踏み込み、戦いの火蓋は切って落とされたのだった。

 

 




大正義正妻ヴィヴィオがリオをしばいている間に親交が深くなるコロナ。
卑しい女だヴィヴィ!
この3人の中じゃ、わたヴィヴィオちゃんが一番良いと思うな♪(自演)

そして通り魔時代のアインハルトに出くわすという最大級のガバをやらかす走者。
お前そういうとこやぞ。
悔い改めて、どうぞ。

最後のアインハルトと戦っていた男の娘は一体どういう人なんやろなぁ・・・・・(すっとぼけ)

本から4人の騎士が出てきたので、失踪します。



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