魔法少女リリカルなのはViVid初期ステータス最弱RTA   作:胡椒こしょこしょ

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恩師のグレアムさんが捜査に協力してくれるみたいなんで、初投稿です。


出逢い

キモオタと交流して、ハーブを貪り食うRTAはっじまぁるよー!

 

 前回は写真おじさんにお金をもらって、そのお金で買ったハーブを食ってステータスを上昇させました。

 

 今回は学校が休みなので、全部ステータス上げに使います。

ヴィヴィオと同じ学校の場合、3日目は創立記念日で必ず休みになります。

なのでこの日をノーヴェの特別指導と金策でまるまる利用するわけですね。

(創立記念日)いいゾ~、これ。

 

 幼馴染は好感度が高い場合、たまに家の前で待っている可能性があるので、家の前でヴィヴィオが待っている場合は一緒にジムに向かいましょう。

好感度はこのゲームの場合、高いに越したことはないので、多少はね?

 

>あなたが家を出ようとすると、母があなたを止める。

 

「今日は一日ジムで練習するんでしょう?これ持って行きなさい。」

 

>あなたは母から握り飯をもらった。

 

 お、握り飯ですね。

体力を回復させますし、親の手料理判定なのでメンタルを上昇させてくれます。

序盤ではありがたいご飯ですね。

お母さんありがとナス!

 

>あなたは家を出た。

 

 おや、ヴィヴィオちゃんが居ませんね。

いつもは居るんですけどね~。

ま、いないなら居ないで別に良いんですけどね。

ではジムに向かって歩いていきましょう。

もろちんハーブを食べるのは忘れません。

敏捷を上げるタイムを食べましょう。

 

>あなたはタイムを口に運んだ。

>ちょっと鼻にツーンと来て、味もどちらかというと辛みがある。

正直まずい。

 

 朝からこんなまずそうなハーブ、自分だったら食べたくないですね。

味覚こわるる^~。

 

>歩いていると目の前でよろよろ歩いている紫の帯が入った黒いフードの人物がよろよろと歩いていて、あなたの目の前で倒れた。

 

 行き倒れですかぁ~。

ぶっちゃけ路地裏であれば所持品奪って終わりなんですが、ここは天下の表路地。

人の所持品を盗むと誰かに見られたり、倒れてる人がセキュリティに言った場合捕まりますので助けます。

天下の表路地で良かったなぁお前なぁ!

 

>あなたは倒れている人に声を掛ける。

 

「おなか・・・・すい・・た・・・・・・。」

 

 食べ物を要求されましたね。

まともな食べ物は持たせてもらった握り飯しかないですね。

ハーブを上げてもいいですが、これは全部ホモ君のステ上げ用なんで上げられません。

ホモ君は元々メンタルが高いのでぶっちゃけ親の握り飯食ってメンタルを上げる必要は現状ありません。

お前(ホモ君)は草だけ食ってりゃ良いんだよ。上等だろ!(AKYS)

 

>あなたは行き倒れに握り飯を上げた。

 

「これ・・・ごは・・・んっ!はふはふ・・・、ごくん。」

>行き倒れは握り飯を一生懸命食べる。

 

 おーおー、よう食べますね。

食べたらさっさと行って、どうぞ?

ノーヴェとトレーニングをはやくしたいんで、あくしろよ。(ホモはせっかち)

 

「ホンマにありがとうな!君はウチの命の恩人や!・・・て、フード被ってたら失礼やな。ちょっと待ってて・・・・」

 

>行き倒れはフードを外す。

>フードを外すと、碧眼に一体どこに仕舞ってるのか不思議に思うほどの長い黒ツインテールの美少女がいた。

 

 あっ・・・(察し)

これって・・・・・・もしかして・・・・・・・。

 

>あなたは彼女の顔に見覚えがある。

>あなたは彼女がDSAAチャンピオンのジークリンデ・エレミアだと分かる。

 

 ジークじゃねぇかぁあああああ!!!!

そういえばたまにジークは行き倒れのようにふらふらと徘徊していることがあります。

よかったぁ~、所持品盗もうとしないで。

彼女はDSAAのチャンピオンであり、今作で間違いなく最強のキャラです。

彼女はあの覇王や聖王様のステータスを超えていて、現状のホモ君のステでは下手したらデコピン一つでワンパンされるかもしれません。

 

 彼女は格闘から光弾射撃、投げ、関節技まで様々な技術で戦う通常モードと先祖より受け継いだ「鉄腕」による強力な打撃の全力モードを使い分けているのですが、HPが半分以下になったらエレミアの神髄モードというのがあり、その場合すさまじい勢いで人体を破壊するほどのイレイザー級魔法を伴ったこの世の終わりのような威力の格闘を無意識状態で仕掛けてきます。

これ無理ゾ・・・・・・。

彼女は黒のエレミア後継者として少なくとも500年分の戦闘記憶・経験を受け継いでおり、それに裏付けされた高い戦闘力の持ち主です。

 

 こんな完璧超人にステータス糞雑魚なめくじひでたるとまひろじゅんぺいなホモ君が勝てるわけないだろ、いい加減にしろ!っと思われる視聴者の方もいらっしゃるでしょうが、ちゃんと育成して、有能な技を覚えていけば勝てるようになるから大丈夫だって、安心しろよ~。(震え声)

「ん?もしかして君、私のこと知ってる?」

 

>あなたは自分もストライクアーツをやっているから当然だと答えた。

 

 どうやらホモ君は知ってたみたいですね。

このゲームでの知識は大体知力によって知ってるか知らないか決まります。

ホモ君は明晰ですし、ジークが結構知名度高いので知っていますね。

 

 ちなみに知力が「脳無し」だった場合はジークの事も知らないことがあります。

ま、その場合、技も新しく覚えることが極端に難しかったりするんである意味ハードモードでしょうね。

だれか知力縛りでRTAやってくれよなぁ~、頼むよ~(他力本願)

 

「へー、そうなんや!大人しそうに見えて結構アグレッシブなんやね。もしかして結構強かったりするん?」

 

 なんだお前、嫌味か。

この世界で一番強い人に結構強いなんて言えるわけないだろっ!いい加減にしろっ!

 

>あなたは自分は弱い。と答えた。

 

「そうなんかな?自分のことを弱いって言える人は自分を強いって過信する人より強いとウチは思うけどな。」

 

 本当に弱いんですがそれは・・・・。

本当であれば行き倒れ相手の場合、話をそうそう切り上げるのですが、相手がジークなので好感度を上げに行きます。

 

 ジークの好感度ボーナスは筋力と魔力に大幅な上昇補正を与えます。

上がりにくい魔力ボーナスに上昇補正をくれるので彼女はRTA的にはマジでうま味です。

最終的な敵との好感度ボーナスを頼りにするとか、恥ずかしくないの?

なので好感度を上げるために一生懸命、媚び売りましょうね~。

 

>あなたは自分にとっては憧れだと言った。

 

「あ、あはは~。私は君に憧れられるほど出来た人間ちゃうよ。むしろ・・・・」

 

>ジークはどこか後ろ暗そうな表情をする。

 

 ジークは先祖から受け継いだ力を使いこなせず、周りを傷つけてしまうことを悩んでいるので褒めてもこの反応ですね。

 

 ジークの好感度を最高まで上げるにはホモくんがもしジークが暴走しても止められるほど強いと思ってもらわないといけません。

 

 なので実はジークは友人にはすぐなれるんですが、恋人まで行くには難易度がこのゲームで最難関なキャラだと言えます。

 

 まぁジークと幼馴染であれば話が別ですが。

 

>あなたとふと目が合うと、彼女は頬を少し赤くして、さっと目を逸らす。

 

 このメッセージはスキル「上目遣い」の効果が発動した場合、表示されるものです。

目と目が逢う~(72)した後にホモ君のつぶらな瞳に引き込まれたから目を逸らしたとかいうことでしょうか?

コッチヲミロー!(シアーハートアタック)

 

「そ、それにしても君ってどこかで会ったことあったりするんかなぁ。なんか君とは初めて会った気がせぇへんけど。」

 

 初めて会った気がしない・・・・。

デジャブって奴かな?

それは君の錯覚だよぉ。(能天気)

 

>あなたはそれは気のせいだと答えた。

 

「・・・せやなぁ。それじゃそろそろウチは行くわ。ご飯ありがとー!今持ち合わせがないから、また会ったらその時こそはお礼するからっ!」

 

>ジークはこちらに手を振りながら、歩いて行った。

>あなたも手を振り返す。

>ジークリンデの好感度が上がった。

 

 ジークの好感度が上がりましたね。

とりあえず予期せぬイベントで遅れましたが、ノーヴェの元へ行きましょう。

 

>あなたはジムに到着した。

>ジムの扉を開けると、ノーヴェがあなたを出迎える。

 

「お、よく来たな元也。休みなのに来るなんてお前は偉いなぁ。」

 

>ノーヴェは休みでありながらジムに来た元也を感心した様子で見る。

 

 あれ、リオやコロナどころかヴィヴィオちゃんも居ませんね。

どうしたんでしょうか?

 

>あなたはノーヴェに他の人は居ないのかと聞いた。

 

「おう。リオとコロナは遊びに行くみたいだし、ヴィヴィオは家族の用事だってよ。だから私とお前だけだな。」

 

 へー、みんな予定入ってたんですね。

原作キャラはこのように偶に予定が入っていたりします。

家族の用事ってことはなのはさんやフェイトたそとどこかに行くのかな?

まぁ、創立記念日はストーリーに関係ないんでこういうことはよくあります。

ノーヴェ姉貴と二人きりなんで自分的には満足ですね。

ノーヴェ姉貴の腋いいゾ~(ノンケの屑)

 

「それじゃ、トレーニングウェアに着替えてきてくれ。今日はいつもよりもトレーニングをする時間があるし、まず最初に基礎トレーニングで、それが終わったら昨日言ってた特別トレーニングを始めるぞ。」

 

>あなたはノーヴェのいう通り、更衣室でトレーニングウェアに着替えることにした。

 

 着替えるホモ君BB。

ほら、ショタの生着替えだぞ、見とけ見とけよ~。

 

>更衣室から出るとノーヴェが待っている。

>あなたはまず基礎訓練をした。

>耐久が上昇した。

>筋力が上昇した。

>敏捷が上昇した。

 

 ノーヴェ姉貴の基礎訓練は成長率は凡庸ですが、中々広くステータスを上げることが出来ます。

やりますねぇ!

結構いい指導してるけど・・・・・なにかやってたの?

特にはやってないですけど・・・・ナンバーズゥ・・・・・ですかね、やってましたね。(前科)

 

「よし、じゃあ基礎はそこまでにして、リングで特別トレーニングを行うぞ。前言ってたように距離を詰められても迎撃、防御が出来る様に重点的に指導していくからな。・・・・ついて来いよ?」

>ノーヴェは挑戦的に笑みを見せる。

>あなたは大きく頷いた。

 

 今回はここまでですね。

次回はノーヴェとの特別な稽古(意味深)ですね。

特別トレーニングは基礎トレーニングと違い、試合形式だったり、ミニゲームだったりします。

なので基礎トレーニングと違って操作する必要があって面倒ではあるのですが、その分、技を覚えられたり、ステータスが大きく上昇したりするのでRTA的にはうま味です。

なのでこれから毎日特別トレーニングしようぜ?(ジュラル星人)

 

ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

<歴史の断片>

 

とある男が食事を持って、ある一室を訪れる。

 

厳重に閉められた扉を開けると、そこには設備の整ったベルカ貴族にありがちな内装の部屋で大きなベッドに腰掛けて此方を睨み付けるボーイッシュな見た目の女性の姿。

 

その女性の目は黒く濁り切っているように見える。

 

「・・・そう睨むな。リッド、夕食だ。」

男がリッドと呼ばれる女性の目の前に夕餉を置くと、リッドはその夕餉を壁に力一杯ぶちまける。

 

「・・・・いらない。」

 

「おいおい、俺が無理言って宮殿の一室をお前用で借りてるのにそりゃねぇだろ。」

男は呆れた顔をしてそうぼやくと、リッドは男を睨み付ける。

 

「なら、君が、僕をここから出してくれれば済む話だろ。ルディー。」

 

リッドがそう言うとルディー、ルドルフ・Z・ヘインリッヒは表情を消す。

 

「ダメだ。」

 

するとリッドのルディーを睨む眼光が鋭くなる。

 

「元々、僕が閉じ込められたのは僕の存在によってゆりかごへ入るというオリヴィエの決意が揺らぐのを恐れた聖王家によるものだ。

そして君はオリヴィエの側近、・・・聖王家の家臣。

・・・教えてくれ。もうオリヴィエはいない。

いつまで僕はここに閉じ込められていればいい?」

 

その問いにルディーは答えない。

 

「僕はなにも・・・出来なかった・・。オリヴィエやクラウスに会うことさえ・・・・君のせいだ。」

 

そう呟くとルディーを睨むリッド。

しかしルディーは顔色を変えることは決してない。

 

「そうだな。・・・・俺のせいだ。俺が全て悪い。今更許してほしいなんて言うつもりはない。だが、・・・・俺はお前を出すわけにはいかないんだ。オリヴィエの遺した手紙を見た、見てしまった友人を放っておくわけにはいかない。」

 

オリヴィエの遺した手紙。

内心は別離が辛かった、しかしいくつものハンデを背負った自分の命の使い道は戦いを終わらせる事くらいにしか選べなかったと考えていた事が綴られていた手紙。

 

それを読んだ自分の友が何を考えるかルディーには手に取るように分かっていた。

リッドは手紙を読んで、オリヴィエが心の内を打ち明けられるほどの強さが自分たちにはなかったと後悔している。

そんな彼女を外に放れば、なにをするか分からないし、生来の放浪癖も相まって二度と発見することが難しくなる。

 

だからこそ、ルディーはオリヴィエがいなくなった今も、リッドを軟禁していた。

仕えていた主君を失い、親友とは敵対してしまったルディーは唯一手元に残った友を失うまいと思ったのだ。

 

「よく言うよ・・・・。一人逃げた癖に・・・。」

ぼそりと呟くリッド。

 

それに眉根をピクリと動かし、反応するルディー。

「・・・どういう意味だ。」

 

「君、婚約したんだってね。どこかの貴族の娘だっけ?・・・・オリヴィエと同じ金髪の女らしいじゃないか。」

 

「・・・・なんで知っている。」

 

表情を強ばらせながらルディーはリッドに聞く。

そんなルディーを鼻で笑うリッド。

 

「君が来るまで、扉の前で見張っている看守が大声で言ってたよ。もうこの中の女は卿にとって用済みだろうなって。まったく・・・変な勘違いされていて不愉快だったよ。」

 

「それは・・・・俺の部下がすまない。しかし、俺が婚約することが何故お前の言う逃げとやらに関係ある。」

 

「関係あるさ。その女、オリヴィエの代わりなんでしょ。」

 

そう口にした瞬間、ルディーはリッドの襟首を掴む。

 

「訂正しろ。彼女は・・・そうじゃない。俺はオリヴィエの事を引き摺ってなんか・・・」

 

「それをオリヴィエの前でも言えるのかい?」

 

そう言われ、ルディーは答えることが出来ず、力なく襟首から手を放す。

そしてそんなルディーを嘲笑するリッド。

 

「君は結局、オリヴィエを喪失したことから逃げて、クラウスと向き合うことからも逃げた。」

 

「違う・・・・。」

 

「みんなの為、民の為、そして僕たち友の為だとかなんとか言ってるけど本当は自分の為でしかないだ。」

 

「やめてくれ・・・・。俺は・・・」

 

リッドがベッドから立ち上がり、ルディーにじりじりとにじり寄る。

そして対照的に、ルディーは必死にリッドが言うことを否定しながら一歩ずつ後退する。

 

「そして僕がなによりも許せないのは、・・・・君は僕からオリヴィエやクラウスを奪っただけじゃない。・・・君自身を君が僕から奪ったんだ!」

 

そしてリッドはそう叫ぶと同時に涙を流す。

 

それを呆然とした様子で見るルディー。

 

「僕が好きだったのは愚痴を言いながらでも、なんにでも真摯に向き合う君だ。断じて今の逃げ回っている情けない君なんかじゃないっ!」

 

悲痛に叫ぶリッド。

そんな彼女に答える術をルディーは持たない。

 

「なぜあの時、僕は甘んじて軟禁されていたんだと思う。僕は君を信じていたんだ。信じてたのに・・・・例えなにが変わったとしても・・・君は、変わらないと思っていたのに・・・それなのに、君は逃げ続けて、挙句の果てにはオリヴィエの代替品を用意して婚約した。君は・・・僕の信頼を裏切ったんだ。」

 

既にルディーはリッドに壁に追い詰められた。

 

「オリヴィエならまだしも・・・・どこの馬の骨か知らない女と結ばれて、逃げようだなんて許せるわけないだろ・・・・。」

そして目の前、すぐ近くまでリッドはにじり寄ってくる。

 

「ねぇ、胸が痛いんだ・・・まるで穴がぽっかり空いたかのように・・・痛いんだ・・・。」

 

リッドはルディーの手を胸に持っていく。

女性的な柔らかな感触を手の中に感じる。

 

「お前、何をっ・・・・むぐっ!!」

 

そしてそのままルディーの顔を無理やり手繰り寄せて、口づけする。

それはまるで嬲り、蹂躙するかのようなキスだった。

 

「ん、んんむっ、む~~~~~~~ッ!!!!」

 

ルディーは抵抗するも、リッドの力には敵わず、押し倒されて、服を破かれていく。

 

「ぷはっ・・・・、僕の心を傷つけたんだ・・・・僕も君を傷つけてやる・・・。まずは、君の信頼を裏切るから。」

 

「お前っ!自分が何をやっているのか分かっているのか!?俺がここで助けを呼べばっ・・・・!」

 

必死の形相をするルディーを見て、リッドは涙を流しながら笑う。

 

「分かっているよ。僕は君やオリヴィエの友人だからこんな好待遇で軟禁されている。聖王家に代々仕える君に乱暴を働いたとなれば、僕はただじゃすまない。」

 

「なら・・・・!?」

 

「でも・・・・君は、そんなことしないよ。できない。君は僕を見捨てられない。オリヴィエもクラウスも君の傍にいない今、君には僕しかいない。・・・だから僕の事、見捨てないよね?」

 

「・・・ッ。」

 

そうだ。

彼女の言う通り、自分は彼女を見捨てられない。

俺にはもう彼女しかいない・・・・。

 

それに・・・・

彼女の洞のような目と歪んだ三日月のような笑顔を再度見つめる。

俺が・・・、俺が壊してしまった。

彼女の、友の一番好きだった陽だまりのような笑みを、追い詰め、裏切ることで壊してしまった。

だからこそこれは罰なのだろう。

逃げ続け、大切な人を傷つけてしまった俺の罰。

 

「・・・ふふ、でも安心して。僕にも、もう君しかいないんだ。君しか・・・・・。」

 

その言葉と共に、彼と彼女の退廃的な饗宴は始まるのだった・・・・。

 

<この小説はR15なので全カット>

 

二人は一糸纏わぬ姿で床に横になる。

 

ルディーはまるで生気を吸われたかのように茫然自失で、死んだ目で涙を流していた。

 

それに反して、リッドは恍惚とした表情で下腹部を撫でる。

 

「なんだ・・・嫌だとか泣き喚いておきながら、一杯出したじゃないか。・・・・こんなに出されたら子供が出来ちゃうかもね。」

 

「そんな・・・っ!もしそうなってしまえば・・・・」

 

慌てて飛び起きるルディーに微笑む。

「君と僕は終わりだ。そうなったら・・・この灰色の世界で、二人で堕ちていこう。」

 

そう言うと、ルディーに歩み寄る。

 

するとルディーは友と思っていたリッドに襲われたことで心の中で何かが決壊したのか、部屋に入った時とは打って変わって情けなくも鼻水と涙を流す。

 

「頼む・・・・・・ゆるして・・・許してくれ・・・。」

 

そんなルディーを慈母のように微笑み、胸に抱きとめるリッド。

 

「謝らないで。もうなにもかも遅いんだから・・・・。今日からは毎日僕の部屋に来て、僕を抱いて、自分の罪と向き合え。僕の心を傷つけるだけじゃなく、身体も傷つけさせてやる・・・・。」

 

リッドはまるで子供をあやす母のように泣いているルディーの頭を撫でながら呪詛を吐く。

 

そしてルディーの耳元に口を寄せると、囁いた。

 

「僕は君のことが大嫌い(大好き)だ。・・・・だから絶対に逃がさないから。」

 

その言葉を聞いて、ルディーは自分はどこで間違えてしまったのか。

なぜこうなってしまったのかと幼い頃の友たちとの日々を想起しながら思っていた。

 

 

 

 




最強と出会う最弱ホモ君。
なお初対面の時点で印象派悪くない模様。
それにしてもバインド魔法でホモ君に貢献したコロナはまだしもリオは本当に最近影が薄いです。
リオの霊圧が・・・・消えた・・・?

そしてジークのご先祖がやばい感じになりました。
ジークのご先祖=聖王がいなくなってもしばらく聖王家に軟禁されてた。
+
ホモ君の先祖=オリヴィエの側近=聖王家側の人間。
=スーパーバストマッチ!!(ハザード)
と頭の中で方程式が組まれましたのでね。

またコメントで聖王がやばいんだからエレミアもヤバそうに引っ張られもしたかもしれません。
ボーイッシュな女の子に襲われてぇなぁ・・・俺もなぁ・・・。
これジークが先祖の記憶まで引き継いでなくてよかったですね(汗)
こんなの僕の私のリッドじゃない!って方がいらしたら本当に申し訳ない・・・・(メタルマン)

ちなみにルディーは馬の骨とは政略結婚で、リッドの言うとおり、結婚した理由が髪の色がオリヴィエの金髪に似ていたからとかいう割と最低な理由です。
やっぱ(オリヴィエのこと)好きなんすね〜。

昨日から、大学進学で上京したのでまだ忙しくないですが、これから忙しくなって更新が遅れるかもしれないです。
それでも付き合っていただけるのであれば幸いです。

グレアムさんが闇の書事件の裏に関わっていたので、失踪します。

第8話でR-15を理由に割愛した所を見たい?

  • 見たいですねぇ!だから書けよあくしろよ。
  • (見たく)ないです。やめてくれよ・・・・

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