魔法の話   作:犬屋小鳥本部

9 / 15
ウィンガーディアム・レビオーサができれば0点でも留年予備軍止まり

夢を。

 

懐かしい夢を見ていました。

 

私がこの世界に生み「落とされた」あの日のこと。

 

時間がやっと進み始めた私の世話を、眉間に皺を寄せながらもしてくれた若い若いあの人。

珍しいものを見るような目で構ってくれた残酷であり面白いあの人たち。

強い目で己の理想を語ったあの人。

主には恐怖と尊敬の混じった目を向けていた実は優しいあの人たち。

懐かしい、懐かしいたった約580日だけだった家族。

 

 

ミンナ ドコニ イッテシマッタノ ?

 

 

 

不意に意識が戻り、目を開くとそこはなんと

 

 

 

 

 

真っ白な実験室。

 

台の上に管で繋がれた私の意識は痛みと共に覚醒した。

機械音だけが部屋に響いている。

身体から管を抜き取り、あまりの痛さに床を這った。

ここから出なくては。

 

ガラスの向こうで何かが動くような気配がした。

 

なんとか部屋を出ることが出来た私は、そこが病院だということを知る。

だが、誰もいない。

患者も。医師も。看護士も。他の誰も。

更に足を動かすと、外に出た。

 

荒れ果てた街。サイレンが響く。悲鳴が、怒号が聞こえる。だが、近くには誰もいない。

ドアが開いた手近なパトカーから拳銃を失敬し、1度構えた。使える武器はあった方がいい。

ここはルール無用の戦場なのだから。

 

いつもの街であったはずのここはラクーンシティ。

 

悲劇の始まりであり終わりでもあるこの街。

 

今はただ、廻り始めたアポカリシス(黙示録)を見届けるしかない。

 

 

私はアリス。

 

 

 

 

 

「…っていう映画がありましてね!

ジャンルは確かホラーアクションでしたっけ?

その主演女優さんがほんっとうにかっこよくって最高で!

ゾンビ映画のシリーズものなんですが、一作ごとでも楽しめますよ!」

 

と、はしゃぐ私はノワール・レイブンクロー。

ここはホグワーツ魔法学校。

なぜこんなことを話しているかというと、話は数日前に遡ります。

 

 

 

1週間前、ハロウィーンだったのですが。ご存知の通りトロール襲来事件がありました。

 

トロールをなんとか沈めた私たちは、あの後すぐに駆けつけた先生たちに保護されたようです。ちょっとだけ寮のポイントが減ったり増えたりしたらしいのですが、私は知りません。

 

ちなみに、気絶した私はお優しいスネイプ先生の手によって保健室に引き摺られていったらしいです。なんとお優しいことで。

実際は頭にたんこぶと擦り傷だけだったんですがね。

ぷぷっwww

あのスネイプ先生が保健室に怒鳴り込んだらしいんですよ。校医のマダム・ポンフリーが微笑ましいものを見るような雰囲気で教えてくれました。

「この生徒にこれ以上傷が残るなど、我輩は許しませんぞ」

って。

 

セブはあの時その場にいましたしねー。

思うこともあるんでしょう(軽く流す)

 

マダム・ポンフリーの腕は確かなんですから、これからの傷が残るはずありませんのに。

 

 

本当に優しい人ですね。

傷なんていくら残っても私は別にいいのに。

 

 

話は逸れましたが、その3日後保健室を出た私は捕獲されました。

そう。ハロウィーンの夜に馴れ合ったグリフィンドール3人衆(仮)です。

 

あの晩、結構私も興奮していましてね。「言わなきゃわかんない!」っておこになってました。

この流れですよ。「じゃあ、いっちょ色々話そうぜ?」って流れです。

 

11月に入ったので、時事話題はクィディッチなんですが…

 

私、飛べません。なので、クィディッチにまっっっっっったく興味がありません。

残念そうでしたがないものはないのです。

さーせん。

 

ということで、提案!「好きな映画は何?」!

マグル(魔法が使えない人たち)の世界出身が私含め3人もいたのでこれにしときました。

さーせん、ロン。

もちろん今までのこととか授業のこととかも話しましたけどね。

 

さて。その結果。

私ことクロー推薦…バイオハザード(実写)

ハーマイオニー推薦…美女と野獣

ハリー推薦…(なんと!)オペラ座の怪人

でした。

ついでだったので、ロンへは私からおすすめを贈呈(笑)

ジャパニーズアニメなめんなよ!

 

ててーん☆

 

NARUTOです。

ほら、忍者とか魔法っぽい?技とか食いつくかなー…って。

 

そしたら予想以上にみんな食いついてきて。

他の生徒にも広がり、寮に広まり、学年に広まり、最終的に学校中に広まりました。

なんということだってばよ。

 

で、螺旋丸の練習とか始めそうだったので私から一言。

 

「(螺旋丸)無理ですよ?」

正しくは「前段階の水風船使用まではできても完成形は無理ですよ」。

理由もしっかり説明しました。

 

大体の生徒は諦めていましたが、一部は水風船を作る気満々。

ロンの双子の兄、ジョージとフレッドです。

多分完成させます、水風船。

 

私も手伝いますし(笑)

 

ということで、私の中では興味0のクィディッチの試合よりも螺旋水風船の方が重要だったんです。

 

…なんたる無様な。

大切なハリーの初陣に寝過ごすなんて…

 

 

その日の夜、ハリーたちから何があったか聞くまで私はベッドのおふとぅんと馴れ合っていたのです。

 

おふとぅんまじ最高。




今日のまとめ。
「おふとぅんまじ最高」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。