首無しヒーロー   作:UFOキャッチャー

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更新が遅くなってしまい申し訳ございません!
いろいろやることがあって更新が遅くなっている…(ヤバい\(^o^)/)



2020年4月5日に文章の構成・編集をしました。


第3話 首無し少年と戦闘訓練

     入学した次の日、首出異羅(くびでいら)は昨日と同じように塩崎と一緒に登校し教室に着くと授業の

     準備をする。準備をしていると耳郎が教室に来たので挨拶をしたのだが…

 

首出異羅「耳郎おはよう」

 

耳郎  「あっ!おおっおはよう!首出異羅///」ドキッ!?

 

首出異羅「?…どうかしたか耳郎?」

 

耳郎  「えっ!?いっいやなんでもないよ!!」

 

首出異羅「そうか?なんか顔が若干赤くみえるが…熱でもあるのか?」

 

耳郎  「なっなんでもないようん!!ほんとに!!大丈夫だから//」

 

首出異羅「ならいいが…おっ常闇おはよ!」

 

常闇  「おはよう首出異羅」

 

     なんとか自分の顔が赤くなってる事を誤魔化す耳郎。

 

耳郎  「(あっ危なかった…昨日あんな事言われたから変に意識しちゃってドキドキしちゃう)…

     ふぅ…平常心平常心…」

 

????「何が平常心なのー?」

 

耳郎  「へああぁぁぁ!?」

 

????「うわっ!?ビックリした!!どうしたの耳郎?」

 

耳郎  「なんだ芦戸か…びっくりした」

 

芦戸  「ビックリしたのはこっちだよー!」

 

耳郎  「ごめんごめん(笑)」

 

芦戸  「それより平常心って言ってたけど何かあったの?」

 

耳郎  「えっ!?いやうん…なんでもないよほんとに//」

 

芦戸  「……」ジーーーー…

 

耳郎  「なっなに?」

 

芦戸  「怪しい…」

 

耳郎  「えっ?」

 

芦戸  「耳郎何か隠してるでしょ!!」

 

耳郎  「うぇっ!?なっなにも隠してなんか…」

 

芦戸  「嘘だ―!絶対何か隠してるー!!」ブンブンッ!

 

     芦戸が両手を上下に振りながら迫る。

 

芦戸  「さぁ隠していることを吐くんだ!!(笑)」

 

耳郎  「ほんとに何もないってば//!」

 

     芦戸が耳郎に迫っているとそこに首出異羅と常闇が2人のもとへ来る。

 

常闇  「朝から何をやっているんだ騒々しい」

 

芦戸  「あっ常闇に首…なんだっけ?」

 

首出異羅「首出異羅な、呼びにくかったら名前でもいいぞ?」

 

芦戸  「じゃあ名前で呼ぶー!…下の名前何だっけ?」(∀`*ゞ)テヘッ

 

首出異羅「半無だ、半無」

 

芦戸  「ありがとー!半無!!」

 

首出異羅「どういたしまして、それでさっきから何をやっているんだ?」

 

芦戸  「あー聞いてよ常闇に半無!今ね耳郎が何か隠しているからそれを吐かせてる途中なの!」

 

常闇  「本人が話したくないならそっとしておくべきだろう?」

 

芦戸  「えーでも気になるぅ~…それになにかこう…キュンキュンしそうな気がするんだよ

     ね!!」

 

首出異羅「何を言ってんだか…それよりもうすぐ授業が始まるから準備をしろ」ズモモモッ…ガシッ!

 

芦戸  「あっこのっ!離せ―!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/」ジタバタッ!

 

     ブラックハンドで芦戸の体を持ち上げそのまま席まで連行する。芦戸を席まで連行する

     とちょうど予鈴のチャイムが鳴る。

 

首出異羅「ほいよっと」ドサッ!

 

芦戸  「あいたっ!?…もー女の子には優しくしないといけないんだよー!!半無!」ぷんぷん!

 

首出異羅「それだけ元気なら大丈夫だな(笑)」

 

芦戸  「もぉーそういうことじゃないよぉー!!」

 

首出異羅「あっはっはっ!ほら準備しろよ!んじゃ」

 

     芦戸を軽くからかいながら自分の席に戻る。

 

耳郎  「……ありがと//」

 

首出異羅「ん?ああ気にするな、ほら授業始まるぞ?」

 

耳郎  「うん…//」

 

     そしていよいよ雄英に入って初めての授業が始まる。

 

     ・

     ・

     ・

 

     ヒーロー科の授業は午前は必修科目の国語や数学、英語などの普通の授業である。

 

(プ)マイク『えーじゃあ次の英文のうち間違っているのは?…おらエヴィバディヘンズアップ盛り

      上がれー!!』

 

クラス (((((普通だ…)))))

 

     そしてお昼はクックヒーローランチラッシュも作る大食堂で一流の料理を安価で頂ける

     ことができる。お腹も口も満足したらいよいよ午後の授業、ヒーロー基礎学が始まる。

 

     ――A組教室――

 

「 わ ー た ー し ー が ー !!!」

 

緑谷  「きっ!」

 

(オ)マイト「普通にドアから来たぁ!!!」ガラッ!

 

     オールマイトの登場に沸き立つクラスメイトたち。

 

クラス 「すげぇ!ほんとにオールマイトだ!」「マジで先生やってんだな!」「あれ銀時代(シルバーエイジ)のコス

     チュームだわ」「画風違いすぎて鳥肌が!」

 

(オ)マイト「さてヒーロー基礎学!それはヒーローの素地をつくる為に様々な訓練を行う授業だ!!

      単位数も一番多い授業だぞ!!ではさっそく本日の授業内容は…さっそくだがこれだ!

      戦闘訓練!」バッ!

 

      オールマイトがBATTLEと書かれたカードを皆に見せる。

 

緑谷  「戦闘…」

 

爆豪  「訓練!」

 

(オ)マイト「そしてそいつに伴ってこちら!!」ピッ!

 

     オールマイトが持っていたリモコンを押すと廊下側とは逆の壁が動き出しトランクが収

     納されている棚が出てくる。

 

(オ)マイト「入学前に送ってもらった個性届と要望にそってあつらえた戦闘服(コスチューム)!!」

 

クラス 「「「「「おおおっ!!」」」」」

 

(オ)マイト「着替えたら順次グラウンドβに集合だ!」

 

クラス 「「「「「はーい!!!」」」」」

 

     ――グラウンドβ――

 

首出異羅「思ったより着心地はいい感じだな」コッコッコッ…

 

     コスチュームの着心地を確認しながらグランドβに向かう。

 

塩崎  「あっ半無さん!」

 

首出異羅「おう塩崎、それが塩崎のコスチュームか?」

 

塩崎  「ええどうでしょう似合ってますか?//」

 

     塩崎のコスチュームは古代ローマやギリシャの服を連想させるものだった。

 

首出異羅「よく似合ってるよ、なんか巫女さんみたいだね」

 

塩崎  「そっそんな巫女だなんて//半無さんのコスチュームもカッコいいですわ//」テレテレ//

 

首出異羅「おーありがとう(笑)これイタリアのカラビニエリを参考にしたんだよね!」

 

     カラビニエリ…イタリアの国家憲兵。陸海空軍と並びイタリア軍を構成する4軍の1

     つ。平時はイタリアの警察機関として動いたりし、有事の際には憲兵および戦闘部隊と

     して動く。首出異羅のコスチュームはそのカラビニエリの制服を参考にしたものである

     がそこまで見た目に差はない。ただ左肩から右下に掛けているベルトのようなものはつ

     けていない。他に違う所といえば色である。通常のカラビニエリの制服の色はズボンに

     入っているラインとマントの裏を除けば黒である。だが首出異羅は黒の部分を白に変更

     した。これは自分の体の色が黒っぽいのとヒーローらしさを出すためであった。ちなみ

     にブーツは普通に黒である。

 

塩崎  「(ああ半無さんのコスチューム姿カッコ良すぎですわ//)…ふふ//」

 

首出異羅「?…どうした?」

 

塩崎  「いえなんでも//」

 

首出異羅「そうk「うわー!半無のコスすごいねー!!」この声は…」

 

芦戸  「白い!なんか王子とかが着てそー!!そう思わない葉隠?」

 

葉隠  「うん!私もそう思うよ三奈ちゃん!」

 

首出異羅「おーうサンキュー2人とも」

 

常闇  「首出異羅、そのコスチュームはもしやカラビニエリか?」

 

     常闇が首出異羅が参考にしたものを当てる。

 

首出異羅「正解、よくわかったな常闇」

 

常闇  「なに、ネットで少し見た事があってな。それにしても白いコスチュームとは大胆だな」

 

首出異羅「俺は体の色が黒っぽいからね、あとはヒーローっぽい感じにしたかったからな」

 

常闇  「なるほど」

 

     そう話しているとオールマイトが口を開く。

 

(オ)マイト「恰好から入るのも大事なんだぜ少年少女達!自覚するんだ今日から自分はヒーロー

      なんだと!!カッコいいじゃないか皆!!さぁ始めようか有精卵共!!!戦闘訓練の時間

      だ!!」

 

飯田  「先生!ここは入試の時の演習場ですがまた市街地演習を行うのでしょうか?」

 

(オ)マイト「いいやもう二歩先に進む!!屋内での対人戦闘訓練さ!!(ヴィラン)退治は主に屋外で

      見られると思うが、全体的な統計では屋内の方が凶悪(ヴィラン)発生率は高いん

      だ!。監禁・誘拐・裏商売など…このヒーロー飽和社会、本当に厄介な(ヴィラン)

      というのは我々の見えない所に潜むものだ。諸君にはこれから《ヒーロー》と

      《(ヴィラン)》に分かれてもらい2対2の屋内戦闘をやってもらう!!」

 

????「基礎訓練もなしに?」

 

     カエルっぽい女子が質問する。

 

(オ)マイト「その基礎を知るためさ!ただし今度はただ壊せばいいだけじゃないぞ!!」

 

クラス 「勝敗のシステムはどうなります?」「ぶっ飛ばしていいんすか」「また相澤先生みたい

     に除籍処分とかあるんですか?」「分かれるとはどのように分かれるのですか?」

    「このマントヤバくなーい?」

 

(オ)マイト「んんん~~聖徳太子ぃぃ~!!」

 

     一度に何人からも質問され一瞬困ってしまうオールマイト。

 

(オ)マイト「いいかい?設定は(ヴィラン)がアジトに核兵器を所持しており、ヒーロー達はそれを処理し

      よう動くというものだ」

 

クラス (((((設定アメリカンだな…)))))

 

(オ)マイト「君たちには2人1組のチームになってもらいヒーローと(ヴィラン)に分かれてもらい対戦

      する。勝利条件は核兵器を回収するか時間切れまで守る、それか相手を確保するこ

      と!コンビ及び対戦相手はクジだ!」

 

飯田  「適当なのですか!?」

 

緑谷  「プロヒーローは現場でその場でチームを組むことがあるから…そういう事じゃないか

     な?」

 

飯田  「そうか!先を見据えた計らい失礼致しました!!」

 

(オ)マイト「いいよはやくやろ!!」

 

     用意されたクジを順当に引いていき首出異羅もくじを引く。

 

首出異羅「Fか…」

 

塩崎  「半無さん一緒のチームですね!//」

 

首出異羅「塩崎が一緒か、頼もしいな」

 

塩崎  「そっそんな頼もしいなんて//」

 

     首出異羅に頼もしいと言われ若干照れてしまう塩崎。その瞬間を芦戸が目撃する。

 

芦戸  「!!…《ニヤリ…》…し~お~ざ~きぃ~」

 

塩崎  「なっ何でしょう芦戸さん…」

 

芦戸  「半無のこと好きなの?コソコソ…

 

塩崎  「なっ!?…いいいっいきなり何をっ!!?////コソコソ…ドキドキ

 

芦戸  「ふ~ん…今度詳しく聞かせてね!コソコソ…

 

塩崎  「えっ!?いやいきなりそんなこと言われても!!コソコソ…

 

芦戸  「あと頑張って!!コソコソ…

 

塩崎  「もう芦戸さん!!コソコソ…

 

     芦戸に突然首出異羅の事が好きなのか聞かれ動揺する塩崎。そしてそんなことがありな

     がらもチーム決めは終わり訓練が始まっていき、それぞれ己の個性を生かしながら訓練

     をしていく。そして訓練も最後の2組のペアを残すところまでになる。

 

     ・

     ・

     ・

 

(オ)マイト「よし!最後に残っているのは爆豪・切島ペアと首出異羅・塩崎ペアだね!ではクジで

      どちらがどちらの役をするか決める!《ゴソゴソゴソ…》2組のペアの役はこうだ!爆

      豪・切島ペアがヒーローチーム!首出異羅・塩崎ペアが(ヴィラン)チームだ!」

 

塩崎  「頑張りましょう半無さん!」

 

首出異羅「おう!」

 

切島  「ヒーロー側か…頑張ろうぜ爆豪!!」

 

爆豪  「はんっ!勝手にしろ!俺はあの首無し野郎をぶっ殺す!!俺に舐めた態度取ったこと後悔さ

     せてやる!!」

 

首出異羅「フハハハハハハ…返り討ちにしてくれる」

 

爆豪  「!?…てめぇブチ殺してやる」ゴゴゴゴゴゴ

 

首出異羅「殺せるもんならやってみろ爆破小僧」ニヤ…ゴゴゴゴゴゴ

 

     売り言葉に買い言葉により両者の雰囲気は一色触発寸前。

 

(b)マイト「ううん!!それでは両チームはそれぞれ待機場所まで移動するように!」

 

     オールマイトが危険と察知したのか両者を移動させる。

 

     ――グラウンドβ――

 

(オ)マイト『それでは屋内対人戦闘訓練…スタート!!』

 

     両チームが移動し終え準備が終わると訓練が開始される。

 

     ――ビル1階――

 

爆豪  「!…」ダダダダダッ!

 

切島  「あっ待てよ爆豪!」ダダダダダッ!

 

爆豪  「てめぇはもう1人の女でも相手でもしとけ!!」

 

切島  「んな勝手な!?」

 

     ――ビル5階――

 

首出異羅「それじゃ塩崎は俺のサポートと核の防衛を頼む」

 

塩崎  「分かりました…あの本当に半無さんが2人の相手を?」

 

首出異羅「ああ…その方が逆に有利に戦えるかもしれん」

 

塩崎  「なぜ逆に有利になるのですか?」

 

首出異羅「今の爆豪は連携なんて考えていない。逆に切島は何とか連携しようと何とかしようとす

     るが、爆豪があんな感じだからたぶん隙ができたりすると思うからそこを狙う」

 

塩崎  「なるほど、相手の仲を利用するわけですか。ああ…ヒーロー志望なのに謀ってしまって

     いいのでしょうか」

 

首出異羅「今は(ヴィラン)役だしいいんじゃない?それに本物の(ヴィラン)は騙してくるからそれを理解しておく

     のは大事では?」

 

塩崎  「…そうですわね…これも立派なヒーローになるために必要な事ですわね」

 

首出異羅「そうそう…!……どうやらおいでなすったようだ」

 

塩崎  「えっ?」

 

     首なし野郎ぉぉぉ!!!!!ダダダダダダッ!!!

 

     ダッダッダッダッダッダッ!!!……バァンッ!!

 

爆豪  「!!……いやがったな首無し野郎…覚悟はできてんだろうな?」

 

首出異羅「いや~まだ命を捨てる覚悟はできてないかな~(笑)」

 

爆豪  「《イラッ!》…どうやら準備はいいみたいだな…」

 

     2人が話していると少し遅れて切島も到着する。

 

     ダッダッダッダッダッ!

 

切島  「はっ!…はぁっはぁっ!爆豪おめぇ早すぎるぜ!!」

 

爆豪  「うるせえ!テメェが遅いんだよ!!」

 

首出異羅「そちらがお話してる間にこっちは準備させてもらうよ…黒騎士…」ブワッ…シュルルルゥゥ

 

     闇エネルギーを体に纏い鎧を身にまとう首出異羅。

 

首出異羅「そして黒刀」ズモモッ…ズアッ

 

     日本刀の形をした刃がない刀剣を作る。

 

切島  「うおお…すげぇ…」

 

爆豪  「はっ!んなもん用意したって俺には通用しねぇ」

 

首出異羅「通用するかしないかはやってみなければ分からない」チャキッ

 

     刀剣を構える首出異羅。それに合わせて爆豪と切島も体を構える。

 

首出異羅「それじゃ塩崎、予定通り君は俺のサポートと核の守りをお願いする」

 

塩崎  「ええ、分かりました。ですがいざという時は手を出しますからね?」

 

首出異羅「分かった。いざという時は頼む」

 

塩崎  「はい!」

 

爆豪  「おい…まさかテメェ1人で相手するってわけじゃあないよな?」

 

首出異羅「その通りだが…何か問題でも?」

 

爆豪  「てめえナメてんのか!?

 

切島  「そうだぜ1人に対して2人がかりなんて…漢らしくねぇ!!」

 

爆豪  「てめぇは何言ってんだゴラァ!!」

 

首出異羅「漢がそう決めたのに切島はその決意を受け止めてくれないのか?」

 

切島  「くぅ!…そう言われちゃあ漢が立たねぇぜ!…爆豪ここは2人で協力するぞ!!」

 

爆豪  「なんでそうなるんだよクソ髪!!!」

 

首出異羅「さて…お喋りはこのくらいにして始めよう…かっ!!!」ダダッ!

 

     首出異羅は話し終わると同時に攻撃を仕掛けた。

 

首出異羅「まずはこちらからだ!」ブォンッ

 

切島  「うおっ!!?」ガギンッ!!

 

     首出異羅はまず切島に黒刀を勢いよく振り下ろす。切島は咄嗟に自身の個性【硬化】を

     発動させ攻撃を防ぐ。

 

切島  「おめぇ…奇襲なんて漢らしくないぜ?」

 

首出異羅「今の俺は(ヴィラン)だ…(ヴィラン)にそれを求めてたら足元を掬われる…ぞっ!!」ブオッヒュンヒュン!

 

切島  「ぐっ!!俺には効かねぇ!!」ガキンッキンキンッ!!

 

     切島に黒刀で3度の攻撃を与えるがそこまでダメージは与えられない。

 

首出異羅「うん…刀剣はあまり意味はないか…」

 

爆豪  「俺を無視してんじゃねえぇぇーーー!!!」ボォンッ!!

 

     分析していると爆豪が自身の個性【爆破】を利用し首出異羅に突っ込んでくる。

 

爆豪  「死ねえぇぇーーーー!!!!」グアッ!

 

     ボオォンッ!!!

 

     突っ込んできたと同時にその勢いを利用して爆破攻撃を繰り出す。

 

爆豪  「ハッ!ザマァねえな!!」

 

切島  「おい爆豪!いくらなんでもこれはやりすぎなんじゃ!?」

 

塩崎  「半無さん!!?」

 

     爆破された場所に黒煙が舞う。

 

     ――地下モニター室――

 

上鳴  「うへぇー容赦ねぇな爆豪のやつ」

 

飯田  「上鳴くんそんな悠長な事を言っている場合ではないぞ!それより首出異羅くんは大丈夫

     なのか!?」

 

常闇  「映像を見るに爆豪は私怨で動いているように見えるが…」

 

葉隠  「あっ見て!煙が晴れてきた!」

 

芦戸  「ねーねー耳郎!」

 

耳郎  「なっなに芦戸?」

 

芦戸  「なんかさー塩崎と半無が2人一緒だとまるでお姫様と騎士みたいだよね!」

 

耳郎  「ひ…姫と騎士って…」

 

葉隠  「あっー!確かにそうだね!いーなー私もお暇様ポジションしたい!」

 

上鳴  「おっ!なら俺が騎士ってのはどうよ?」

 

葉隠  「んーなんか上鳴くんは騎士っぽくないからいいや」

 

耳郎  「あんたの雰囲気は騎士じゃないよ」

 

上鳴  「なっ!?ひどくね!?」

 

     女子からダメ出しをもらう上鳴だった。

 

     ――ビル5階――

 

     爆破による煙が徐々に晴れていく。

 

爆豪  「さぁ~て…どんな面して倒れているか見てy…」

 

首出異羅「誰が倒れているといった(笑)?」

 

爆豪  「なっ!?」

 

塩崎  「半無さん!!」

 

切島  「おい半無!大丈夫か!?」

 

首出異羅「問題ない」

 

     煙が晴れるとそこには無傷の首出異羅が立っていた。

 

爆豪  「なんで!?…直撃のはずだ!…少なくとも何かしらのダメージはあるはずだ!!…なのに…ど

     んな手使いやがったんだテメェ!!」

 

首出異羅「ん?…ああさっきの攻撃か、正直ビビったよ抑えているとはいえ威力は申し分ない。普

     通だったらダメージを負っている…そう普通ならね。だけど俺のこの鎧はその程度の攻

     撃なら別に何ともない」

 

爆豪  「なっ!?その程度…だとぉ…《ワナワナ》…もっぺん言ってみろやゴラァ!!!」ボォンッ!!

 

     爆豪は怒りに任せて突撃してくる。

 

首出異羅「フハハハハハッ!!何度でも言ってやる爆破小僧!!ブラックメイス!」シュウンッ!

 

     首出異羅は先端がリボルバーのシリンダーのような形をしている打撃武器のメイスを作

     り出し勢いよく振るう。

 

切島  「爆豪危ねぇ!!」シュバッ!!

 

爆豪  「なっクソ髪!?」

 

首出異羅「自分の硬化なら問題ないと思ったか?…それは大間違いだ!!」ブォオンッ!!

 

切島  「へっ!何が大間違いd…《ドゴォッ!!》がっ!?」

 

     爆豪を庇おうと前に飛び出る。切島の横腹にメイスが直撃し切島は予想外の威力にその

     場に膝をついてしまう。

 

切島  「ガハッ!…なっなんでこんなにダメージが…!!?」

 

首出異羅「お前の体を固くする硬化は確かに堅牢な防御力を持っている…だが全ての攻撃を防げる

     わけじゃない。刃物などの攻撃は固いものに対しての威力はない。切るという道具で切

     れないものに攻撃しても意味はない…弾かれてしまうからな。ならどうすればいいか?

     簡単な事だ…それを上回る威力の武器で攻撃すればいいだけの事。いくら頑丈な鎧を付

     けていても衝撃までは防げないからな」

 

塩崎  「…半無さんは先ほど爆豪さんの攻撃を受けました。その際爆破による衝撃があったはず

     ですがそれはどうしたのですか?」

 

     自身が思っていた疑問を質問す塩崎。

 

首出異羅「ああそれは直前にシールドを張って威力を大幅に弱めたんだ」

 

塩崎  「なるほどそうだったのですか」

 

首出異羅「さて切島…このまま拘束させてもらうぞ?」

 

切島  「へっ…素直にはい分かりましたって言うと思うか?」

 

首出異羅「そうか…あまり荒っぽいことはしたくないんだけどな」

 

切島  「よく言うぜ俺にこのダメージを負わせたのはどいつだよ?」

 

首出異羅「それもそうだなっ!」ガシッ!

 

切島  「なっこの!…くそなんて力してんだ!」ググッ…

 

     首出異羅は切島の顔面を鷲掴みにする。

 

首出異羅「塩崎!このままそっちの上に投げるから拘束頼むぞ!!」

 

塩崎  「分かりました!」

 

首出異羅「すまんな切島…ウオラァ!!」グアッ…ブオンッ!!

 

切島  「のわああああああ!!?」ジタバタッ!

 

塩崎  「この勇ましき者に救済を…」ズアアアッ!

 

     飛んでくる切島に無数のツルが巻き付き拘束する。

 

切島  「ちきしょおおおおおお!!!」

 

(オ)マイト『切島少年確保ーーー!!!』

 

首出異羅「さて…後はお前だけだぞ爆豪……爆豪?」

 

爆豪  「溜まった…」

 

首出異羅「うん?」

 

爆豪  「俺の個性は掌の汗腺からニトロのようなもんを出して爆破している…要望通りならこの

     籠手は内部にそいつを溜めて…」

 

首出異羅(まさか…)

 

     ――地下モニター室――

 

(オ)マイト「(まさかそれって!?)ストップだ爆豪少年!!殺す気か!!?」

 

     ――ビル5階――

 

爆豪  「当たんなきゃ死なねぇよ!!!」グッ…ピンッ!

 

首出異羅「!!?…まずい!ザラームシールド!!」シュァァ…ズアアッ!!

 

塩崎  「えっ?…」

 

     首出異羅はシールドを前面に張ると塩崎と切島の前に立ち防御の構えを取る。そして次

     の瞬間凄まじい爆破が襲い掛かる。

 

カッ!!…ドッゴオオオアアアアアアアアッ!!!!

 

     ――地下モニター室――

 

     グラグラグラッ!

 

芦戸  「ちょっこれ授業だよね!?」

 

常闇  「3人は!?」

 

(オ)マイト「首出異羅少年!切島少年!塩崎少女!無事か!?返事を!!」

 

上鳴  「これ止めた方がよくね!?」

 

八百万 「先生これ以上は危険かと!」

 

飯田  「八百万くんの言う通りです!一刻も早く止めるべきです!」

 

     ――ビル5階――

 

爆豪  「はははっすげぇ!!この籠手に溜まるほど威力は増していく…オラどうした首無し野郎!ギ

     ブアップか!?」

 

首出異羅「まったく…」

 

爆豪  「!!?…」

 

首出異羅「下手をしたら2人は死んでいたぞ爆豪…」

 

塩崎  「半無さん一体何が……これは!?」

 

首出異羅「塩崎、切島怪我はないか?」

 

塩崎  「えっ?はっはい!何ともありません!」

 

切島  「俺も何とも…おい半無お前なんか怪我してないか?」

 

塩崎  「えっ!?」

 

首出異羅「大したことはない、爆破の威力を全部は消すことはできなかったからその残りを受けた

     だけだ」

 

塩崎  「残りをって…まさか!!?」

 

切島  「お前俺たちを庇ってその傷を!?」

 

首出異羅「大丈夫だ、傷は多いがどれも浅いものばかりだ」

 

     突然黒い球体の何かに周辺を覆われたと思えば今度は耳を塞ぐほどの轟音が響いた。そ

     して黒い球体が消えるとそこには細かな傷を負った首出異羅が立っており、周りを見る

     と黒い球体があった場所以外は床・壁・天井が場所によって差はあるが破壊されてい

     た。特に天井は快晴の空が文句なしに見ることができるほどだった。

 

(オ)マイト『《ザザッ…》首出異羅少年!切島少年!塩崎少女!大丈夫かね!!?返事を!!』

 

首出異羅「全員無事ですよオールマイト…」

 

(オ)マイト『!!…そうか!よかった大きな怪我もなくて…』

 

塩崎  「良くありません!!半無さんは私たちを庇って体にお怪我をしております!!」

 

(オ)マイト『なにっ!!?それは本当かね首出異羅少年!?』

 

首出異羅「どれも大したことはないですよ。小さい傷ばかりで訓練は続行可能です」

 

(オ)マイト『そうか…君がそう言うなら訓練は続行する!だが爆豪少年!!先ほどの大規模攻撃をも

      う一度行うなら強制的に君たちヒーローチームの負けとする!!』

 

爆豪  「あ˝あ˝っ!?なんでだよオールマイト!!?」

 

(オ)マイト『屋内における大規模攻撃はヒーロー又は(ヴィラン)にとって自分たちの行動を狭める愚策

      の行為だ!!大幅減点だからな!!(本来ならここで止めるべきだが…)』

 

爆豪  「チッ!!…なら殴り合いだぁ!!!」ダダダッ!

 

     オールマイトによって自身の行動に制限をかけられた爆豪はさらにイラつき怒りの形相

     で向かってくる。

 

首出異羅「塩崎はそこにいろ…」

 

塩崎  「えっ?…」

 

首出異羅「ちょっとこれは…やりすぎだよ」ズオォォ……

 

塩崎  「!?…」ビクッ!

 

首出異羅「ブラックハンド…千手(せんじゅ)ズモモモモアァァ……

 

     首出異羅は無数のブラックハンドをどんどん作り出す。そう…それはまるで仏像の千手

     観音のような……

 

爆豪  「!?…はっ!手を増やしたからって何だってんだ!!」タッタッタッ!

 

首出異羅「ブラックハンド…バレット!!」ズ…ヒュンヒュンヒュンヒュンッ!!

 

爆豪  「んなもん爆破で!」

 

     首出異羅が空手の正拳突きのように前方にパンチをすると無数のブラックハンドが爆豪

     に勢いよく向かっていく。それはまるで銃弾のように…

 

     ヒュンヒュンヒュンヒュンッ!!

 

爆豪  「がっ!くそっ!《ボボォンッ!…ドガガッ!》ガハッ!?」ドゴゴッ!ドカッバキッ!!

 

     やがて銃弾のようなブラックハンドにラッシュは終わり、飛来してくるブラックハンド

     を裁き切れなかった爆豪は結構なダメージを受けその場に四つん這いのような形で膝を

     ついていた。

 

爆豪  「はっっはっ…!?くそ…この俺が…!!?」

 

     カシャン… カシャン… カシャン… カシャン…

 

首出異羅「…気分はどうだ?」

 

爆豪  「!?…首無し野郎タダで済むと思うなよ!」グアッ!!

 

     自分の前に立った首出異羅にパンチをしようと立ち上がるがその前に自身の腹に貰って

     しまう。

 

首出異羅「遅おぉいっ!!」ブォッ!ズドッ!!

 

爆豪  「んぐっ!!?…オえっ!?」ドッ!フォ…ドザザァッ!!

 

     爆豪はそのまま後ろに飛ばされてしまい床を転がる。

 

爆豪  「ぐっ…ゴホッゴホ!…はぁー…はぁ―…首無し野郎……!?」

 

首出異羅「ガトリングシールド…」ズモモ…ガコンッ…

 

     爆豪がゆっくりと起き上がると首出異羅は次の攻撃の準備をしていた。

 

     ――地下モニター室――

 

飯田  「先生!もうこれ以上は止めた方がいいのでは!?」

 

八百万 「爆豪さんもですが首出異羅さんの現在の行いは必要ないものです!確保証明のテープを

     相手に巻けば終了なのに今行っている攻撃はあまり意味をなさないものです!!」

 

常闇  「首出異羅…(闇に飲まれるなよ)」

 

(オ)マイト「いや…だが…」

 

     飯田や八百万が止めた方がいいと意見するがオールマイトが渋る。

 

     ――ビル5階――

 

首出異羅「どうした?俺をぶっ殺すんじゃなかったのか?」

 

爆豪  「!!…クソ首無し野郎ぉ!」

 

     体がうまく動かない爆豪は威嚇するかのようにその場で叫ぶ。

 

首出異羅「これまでが恵まれていたな…」ガコン…

 

     ガトリングシールドを構え撃ちだそうとしたその時…

 

     ぎゅ……

 

     首出異羅が羽織っているマントを塩崎が握る。

 

塩崎  「半無さん…もう十分です…彼の者(かのもの)に闘いを続ける力はありません…」フルフル…

 

     塩崎のマントを握る手は少し震えていた。

 

首出異羅「………わかった…スパイダー」ズモモッ…シュバッ!

 

     首出異羅は拘束系の技スパイダーを使い爆豪を拘束し動けなくしたら確保テープを足に

     巻きつける。

 

オールマイト『(ヴィラン)チーム…WIIIIIIIN!!!!

 

     こうして塩崎が暴走しがちな首出異羅を止め訓練は無事終了したのであった。訓練が終

     了したとき首出異羅は何とも言えない雰囲気で佇んでいた。

 

 

 




3月21日に放送されたTVアニメ「僕のヒーローアカデミア 文化祭編」86話【垂れ流せ文化祭!】最高でしたね!耳郎ちゃん輝いていましたね!他にも波動さんやエリちゃんがキラキラして笑顔がよかったです(∩´∀`)∩神回ではははっ!?
来週はホークスが出る!ミルコも出るのか…?

第3話いかがだったでしょうか?

読みにくいとご意見を貰いましたので一文一文の間を空けてみました。前話と比べてどちらが読みやすいですか?

  • 最新話のほうがいい
  • 前話のままでいい
  • どちらでもいい
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