とりあえずここまで来たので一週間に一本の投稿にしようかなと思います。
俺は山にぐんぐん入っていく、十分ぐらい走って少し木がない開けた場所につくと足を止める。
「おい、いつまで着いてきてんだよ。さっさと出てこいよ。いつまでもそこにいてもいいがこっちから行くぜ」
「きははあはっはあはは、よく見破ったな俺の擬態を見破ったのはお前もが初めてだぜ。」
姿を現した鬼は二本角の碧眼の子供の見た目をしていた。
「よかったなあ、ここに閉じ込められてここには半人前しかいないからな。一般の隊士だったら手前なんかすぐにきられてたろうぜ」
挑発すると鬼は笑うのをやめて、憤る様子を見せるがすぐに気持ち悪い笑みを浮かべてこちらを見てくる。
「きあはっはっは、俺を怒らせたいんだろう、確かにむかついたよ。でもな許してやる今日は久しぶりの飯だあ。」
「それに俺は実際に30年前までは弱かったよ。それはそれは弱い鬼だった。でもなこの山に来た鬼狩りの卵にすら何度も斬られそうになった。」
こいつ三十年生きてんのか、
「でも気づいたんだよ。鬼にも弱い鬼と強い鬼がいるように。人間にも弱い奴がいるんだってなあ!」
鬼はそういうと俺に向かって飛んでくる。右手と左手の爪をつかって攻撃してくる。
カキン、カン、カキン
刀を使って鬼の攻撃を受ける。そこまで強くないイケる!
”全集中 水の呼吸 参ノ型 流々舞”
回避と攻撃を繰り返し俺は鬼の左手と胴体を切り離す。そのまま首を狙いに行く。一体目‼
斬られる瞬間鬼は血鬼術を使って姿を隠す。姿を隠したつもりか、俺には聞かねえんだよ。右目の力を使ってオーラを探る。
「そこか!」 ”全集中 水の呼吸 漆ノ型 雫波紋突き”
ブスリと鈍い感触が俺の右腕に伝わる。クソ、首から少しずれた。そのまま横薙ぎを放って頭に切れ込みを入れる。
「なんでだあ、なんでお前強いんだあ?」
俺から距離を取る。回復するつもりか…させない。後退する鬼に対して俺は追撃を放とうとする。
目の端で下から嫌なオーラの揺らぎをとらえる。
俺は追撃をやめて。後退する。”ブワン”さっき俺がいたところに地面から衝撃が上に飛び出す。
「どういうことだ、お前一番最後に入ってきたよな。なのになんでおれを斬った挙句おれの”見えない手”をよけるんだ?」
鬼は失った部分をどんどん修復していき元の姿に戻る。
「なんでなんだ、なんでなんだよおおおおおおおおおお」
鬼が叫ぶとまた嫌なオーラの揺らぎをとらえる。
後ろに飛ぶとまた揺らぎすぐに横へ飛ぶ。クソこれよく見たら地面に嫌なオーラだらけじゃねえか、だったら
”全集中 玖ノ型 水流飛沫”
水しぶきが飛ぶように特殊な歩法を使って縦横無尽に飛び回る。
「これもよける。あり得ないなんでなんだ。最後の奴が…」
なんでこいつは最後にこだわるんだ…
「おい、鬼なんでお前は最後にこだわるんだ?」
鬼はニタァと笑うと自分の知恵を自慢げに話す。
「気づいたんだよ。あの鳥居から入ってくる鬼狩りの卵は最後になればなるほど弱いんだ。しかもたまに群れる奴が出てくる群れてるやつなんて特にラッキーだ。いっぱい食える上に全員よわい」
なるほどな自信のない奴ほど最後に残ってしまったり、数十分でも時間を短縮するために最後まで残り、群れるのか。考えることはみんな一緒ってことか。
「いいのか戻らなくて、俺と戦ってたら群れて奴らに逃げられるんじゃないのか」
ま戻らせないけど
「いいんだよ。あそこは藤の花の香が残っててほかの鬼は近づきたがらねえ。だから弱い奴らはあそこらへんを拠点にするんだ。だからいつでも食えるのさ、それにマーキングしてあるしなぁぁぁあ」
つくづく人間の考えることは一緒らしい。こんなバカっぽい鬼にも考えを看破されちゃあわけねえな
「とどのつまりお前はそうやって人を食って、力をつけてきたのか」
鬼はまた気持ち悪く笑うと
「ああ、よくわかったなもう50人は鬼狩りの卵を食ったなあ、10人食ったときに姿を消せるようになったな。30人食ったとき”見えざる手”を使えるようになった。そして50人食ったときにぐががああがああああ」
バキッバキと音を鳴らしながら。鬼の腕の筋肉二倍以上に足は1.5倍に膨れ上がり、顔は三本角に代わり目は釣り合がる。
「この姿になったに初めてなったがすげえなあああ」
「なんだ、またきめえ姿に変わっ」
鬼は俺が言葉を言い終わる前に跳躍して、俺に向かって前腕を振るう。っクとんでもないスピードだ。
俺はギリギリでかわす。
「クソが、人の話は最後まで聞くって習わなかったのかよっ」
鬼はさらに追撃を加えてくる。先ほどよりも速く鋭い。
”全集中 水の呼吸 陸ノ型 ねじれ渦”
ねじれ渦を使って鬼の腕の攻撃をいなす。
「またてめえの腕を刻んでやるよ。」
”全集中 水の呼吸 弐ノ型 水車”
ガキンッ鉄のはじかれる音があたりに響き渡る、こいつの腕固すぎて斬れねえ
鬼は腕をはじかれた俺に対して反対側の腕で追撃を仕掛ける。
ザクッ 今度は肉のえぐれる鈍い音を立てる。クッソォォォ
俺はすぐに後ろへ後退する。傷口を確認すると俺の左腕に切り込みが入っている。だが思ったより傷は深くない。痛みはあるかもしれないが止血すればまだ戦える。
それにしても鬼は食った分だけ強くなるってのは本当らしい五〇人でこのレベル。人々の世にはもっと人がいるつまりもっと人を食った、強い鬼がいるってことだ。こんなところで躓いてられねえってのに…
そんなことを考えていると鬼は「グガああ」と声をあげる。するとまた地面から嫌なオーラを感じる。クソが血鬼術か。また地面から衝撃波が飛んでくる。俺は何とか攻撃をよけ刀で衝撃をいなす。
ギリギリでいなしきると今度は接近してきた鬼の腕が目の前に迫る。頭を下げて致命傷を避ける。つええこいつつええ怒涛の攻撃は考える間すら与えてくれない。
「俺の肉は硬いだろ。腕が斬れないようだなアア、絶望を与えてやるよ。おれの首は腕の二倍硬いんだよおおおお」
なんだって!思考が高速化する。どうすりゃいい どうすりゃいいんだよ。焦って呼吸が乱れる。ふと岩斬り鱗滝さんに言われた言葉を思い出す。
”「呼吸は鬼殺の剣士にとって最強の奥義、呼吸を極めれば人に宿る肉体の限界まで力を引き出すことができる。鬼にすら力負けすることがなくなる。呼吸だ呼吸を整えろ呼吸を極めた剣士に斬れぬものはない」”
呼吸だ呼吸を整えるんだ。追い詰められたときこそ呼吸を整えろ、呼吸だ。
俺は深い呼吸をして全身に酸素をおくり肉体を強化する。痛いっ左腕に激痛が走る。ケガをしているときに深い呼吸を使うと筋肉の膨れ上がると同時に傷口がひらくのか…
今度は短く浅い呼吸を何度も行って、肉体を強化する。すごいぞ。痛みがひいてきた。なるほど痛みを軽減させられるのか。浅い呼吸は
「おい、クソ鬼」
「なんだああ」
最初とは全く違う声色の声で返事をする。
「次の一撃でてめえの首を落とす。」
「俺の腕を斬れなかった。お前に俺の首を斬るだと…絶望しすぎて狂ったかこのクソガキ」
「俺は絶望しない、もうやめたんだ自分の愚かさを憐れんで死を待つのは」
そのまま「もう一度言うぞ」と言ってから
「てめえの首を落とす‼」
「調子に乗んじゃねええええええええ」
鬼は俺の言った言葉に激高し、血鬼術を放つ
”全集中 水の呼吸 玖ノ型 水流飛沫”
水流飛沫の歩法術でかわし切る。避けるときは浅い呼吸で痛みを軽減させて。
呼吸を使えば使うだけ痛みは引いていく。
最後の血鬼術をよけると鬼の目の前に飛んでいく。鬼はよけきったことに一瞬驚くがすぐに俺を殺すため右腕を振るう。それも刀で滑らせ攻撃をいなすと鬼の首を間合いにとらえる。
ここだ!瞬間に深い呼吸を使い筋力を底上げする。決めてやる
”全集中 水の呼吸 壱ノ型 水面斬り”
スパンッと鬼の首と胴体が離れる。
そのまま落ちた首はボトンと地面に落ちる。俺は刀をカチンと鞘に戻す。
鬼を見ると斬られたのかといわんばかりにこちらを見ている。すぐに鬼の頭はパラパラと音を立てて崩れ始める。
そうか…鬼のオーラから深い悲しみを感じる。やはりそうだ。鬼はなぜか死ぬとき悲しみに包まれる。今まで殺したもののことを思っているのか。人間時代を思い出し鬼になったことを後悔しているのか。詳しいことは俺の力ではわからないが鬼の真実かと小さく息を漏らす。
鬼も人間だったんだもんな。なんて悲しい生き物なのか…
そのまま鬼は崩れ去った。
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side透明鬼
おれは疎まれていた。俺は双子の弟、俺の村では双子は不吉の象徴、昔、弟は生まれた瞬間に殺されていた。江戸の世になって殺されることはなくなったが、正直こんなことをするなら物心つく前に殺してほしかった。迷信はまだ信じられていた。
毎日殴られけられる毎日、それだけのために生きている生き物、優しくしてくれるのは兄一人だけだった。俺はいつも兄について回った。だがある日兄は俺を山の中の神社に連れていくと。村の大人たちが待っていた俺は抵抗できなくなるまで殴られると、
神社の座敷牢にとらわれた。どうやら俺は雨の降らないこの町のいけにえとなるらしい。兄は俺が殴られているとき何もしてくれなかった。絶望が俺を包んだそのときおれは…無惨様に忠誠を誓った。
村に降りると家族を全員食った。兄はそこにはいなかった。
次に俺をいけにえにした神官のところに行くと、兄は神官に俺を生かすように頼み込んでいた。しかし兄は兄は裏切ってなどいなかった。
でも俺は腹が減っていた。…
なぜだなぜこんなことを、こんなことに…俺は人を食らい続けた。そして鬼狩りに捕まった。
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無意味な人生だった。。。なんだその目は、やめろ鬼狩り、俺をそんな目で見るな、俺を…
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鬼の亡骸があった場所に手を合わせる、
俺は着物の袖を破って止血すると耳につんざくような音が俺の鼓膜を震わせる。
‟ビィーーーーーーーーーーーーー”笛の音…
義勇か錆兎に何かあったんだ。俺は西へ走り出した。
いえい誰か評価していえい低くていいから