よろしければ評価お願いします。
十話くらいまで頑張って投稿してそれ以降は投稿は週ごとにしようかなと考えております。
それでは始まるよーいえーぃ
日差しが眩しく目を覚ますとベットの上だった。確認するとこの部屋どこかで見たことある。
町医者の上田さんのところだ、小さいころ、小さいって今も小さいが、もう少し小さいころ高熱を出したとき来たことがある。そうだ、町医者の上田さんのところだ。
起き上がり部屋からでて歩いていると前から人がくる。こちらに気づき駆け寄ってきた。
「よかった起きたか。気を失うような傷ではなかったのに目を覚まさないから脳にダメージがあるのかと思ったよ。」
「僕はどれくらい寝ていたのですか?」
「二日間だよ」
「火事になったんですよね…」
俺は息を吐くように嘘をつく、どうせ鬼に襲われたといっても誰も信じない。だから実家ににも火を放ったのだ。
、
「そうだね、何があったんだい?」
「わかりません。起きたら火の海で無我夢中でにげたので…」
記憶喪失を演出する。もう何を聞かれても記憶にございませんとしか答えないぞ。証拠は何も残っていないのだから
「あの母と父と兄は」
知っていることを聞く、やっぱり嘘をつくのは気分が悪いな
「いつかは知るだろうから言うけど、それらしきものは見つかったよ」
「えっそれってつまり」
「うん、逝ってしまったよ」
「そうですか…」
口調はそれらしいが涙は出ない。普通ここで子供ならギャン泣きするよな。ひどい子だとか思われているのかな
しばらく沈黙が続く
「その様子だとその傷のことも覚えていないかな?」
「傷?」
「右目と右腕の傷だよ。その傷は明らかに獣の爪にえぐられた形をしていたから人為的につけられたもので間違えないんだけど」
「え」
残っていた。鬼に襲われた証拠が、忘れていた。最後に受けた攻撃の痕
俺はおもむろに右目を触る。そういえば視界が悪いとおもったら半分包帯でぐるぐる巻きにされていた。
「角膜が軽く損傷していたから失明まではいかなくても回復したら後遺症がのこるかもしれない、小さい君にはショックかもしれないけど、今は生きていたことを喜ぼう」
俺は少し考えたふりをして「そうですね」と答えた。
「その…先ほどの話の続きですが人為的な傷って、誰かに襲われたってことでしょうか」
「そうだね…」
「強盗でしょうか」
「わからない。警察には話してあるから、君の経過を見て話を聞きけるようなら聞きたいといっているから呼ぼうとと思っている。」
「わかりました」
この傷のせいで誰かが罪をかぶってしまうようなことは避けなければ、どうしよう。というか俺が歩いているところを見るとアイツの術の毒はアイツが死んだら解けたじゃないか。
∴∴∴∴∴
二日後警察が来て話を聞いていった。一通り上田さんに聞かれたことを聞いたあと執拗に兄について聞いてきた。なぜそんなに兄について聞くのか尋ねると警察は兄を疑っているようであった。なぜなら兄の遺体だけ見つからなかったからだ。あいつは兄の肉体だけは残さず食べたらしい。相当おいしかったのか。稀血といったか。あの鬼が叫んでいた父と母は兄に逃げられたから、いったん食うのをやめたのだろう。
俺が一週間がたったころ包帯が外れた。右目だけまだ回復しきってないからあと半月は眼帯をつけているように言われた。
「あの上田さんお金なんですが…どうすればよろしいでしょうか」
「ああいいよ。本来は手形を…ってそうか空次君はそろばんの天才で勘定方をやっていたんだっけ。じゃあ手形はわかるね手形を使ってあとで返してもらうんだけど君のお父さんは小さいころからの知り合いでね。この町に来たのも二人一緒なんだ」
「お父さんの実家はこの東京に向かう大きな街道沿いの宿場町なんだけど。僕たちはそこで生まれ育ったんだ。僕は医者の次男として、庄吉は宿屋の次男として生まれてねどちらも跡取りではないから誰からも期待も束縛もされず、自由に育ったから気が合ったんだ。」
「僕も庄吉も家業はできるんだけど継げないっていう状況でね。じゃあ二人でどっかに出ようというわけでこの横浜に出てきたってわけさ」
「そんな庄吉の忘れ形見からお金を取ろうなんてかんがえてないよ。安心して!」
父にそんな歴史があったとは初めて知った。だからこんな支払い能力のない子供に優しくしてくれたのか。
「上田さん本当にありがとうございました。すみません。支払いもできず」
そこまで言うと上田さんは俺の上半身を両腕で包み込んだ。
「大丈夫、大丈夫だよ、君は大人びているから自分で立てるから立ってしまうかもしれないけど、疲れたら柱にもたれてもいいんだ」
そういうと上田さんは僕を抱く力を緩やかに強めた。俺はなぜかわからないが胸のところが熱くなって全身の力が抜けた。それからよくわかんない感情に襲われてギャンギャン泣いたそれもうギャンギャンギャンギャン泣いた。懐かしい感覚だった。
十分ぐらい泣き続けると疲れて涙が止まった。
「大丈夫です。ありがとうございました。」
と上田さんに行って上田さんから離れた。十分も泣きわめいておいて何が大丈夫なのかわからない。
「よかった、落ち着いたかい。それでね君にいっておかなきゃいけないことがあるんだ君の実家に今回のことを連絡したら、君の面倒を見たいといっているんだ。もしこの町を離れたくなければ僕が養子として迎えたいと思っていたんだけど、どうかな」
俺は3分くらい考えて
「実家にお世話になりたいです。この町は大好きですし、上田さんも大好きですけど、この町にいたら、やっぱり父、母、兄に会いたくなってしまいますから」
「わかった。一週間後出発しようそれまで僕の家で過ごすといい」
「わかりました。ありがとうございます、お世話になります」
∴∴∴∴∴
その夜俺は焼け落ちた家にいた。行燈をもって
瓦礫をどかすと小さな扉が出てくる。扉を開けると小さな地下室が現れた。俺は勘定方をしていたから知っているが、父はここに財産を隠していたというか保管していた。
金庫を開けると二つの重箱と現金十万円ほどが入っている。重箱のほうを開けると中身は金塊が入っていた。父は貨幣の価値を信用しておらずある程度たまると金に変えて保管していた。
それにしても父は本当に稼いでいたんだな。今は明治、金の価値は平成よりは低いがそれでもこの量20キロはあるぞこれ、これだけあれば平時なら家を買った後一生を二回分遊んで暮らせる。しかも十万て。確か家とか一万円で買えるこの時代に十万ていくら何でも稼ぎすぎだろ…もしかしたら父は後ろ暗いことでもしていたのかもしれない。
まあそれでも今は感謝しかない。これだけあれば一生働かなくていい、それにもし実家があまりにも住みづらくても生きていける。煙たがられるくらいなら全然いいが虐げられるのはごめんだ。
この十万円のうち二万円はお世話になる実家に収めよう。金を払えば最初だけでも悪いようにしないはずだ。もしそれで金だけとっておさらばの可能性もあるがそうだとしたら仕方ない。その時はその時だ。それでこっちの金塊のほうだが大きさは重箱二つ分と言えど重量はさすがは金子供が長距離持って移動することは不可能に近い。どこかに穴を掘って隠すか。というか俺はこの金塊の入った重箱を持てるのか。小分けにて移動するとしたらとてもめんどくさい。
そこで重箱を気合を入れて持ち上げる。なんということだ重箱はいとも簡単に持ち上がった重いどころか、むしろかるい?いや違う正確には右腕だけ軽い。左腕にはずっしりとした感覚がある。右腕だけなら10キロ近くあろう金塊を軽く持てる。何だこれは。右腕だけ超パワーアップを果たしている。俺の右腕に何があったというのか…あ…あの鬼の毒か…あの鬼の毒が俺の体に作用して右腕の力を大幅にあげたのか…よくわからん。まあいいや
結局考えた末に金塊はひと箱はよく遊び場にしていた。裏山に隠してもう一個とお金は父の実家に持っていくことにした。
∴∴∴∴∴
実家までは途中まで歩き途中から馬車を使った始めて馬車に乗ったちょっと感動…上田さんが付き合ってくれた。この人には世話になりっぱなしだ…実家につくと父の兄である清吉さんが迎えてくれた。俺は挨拶を一通り済ませた後、家の人たちに挨拶をした。実家にいたのは祖母の光代さん清吉さんの妻である、道子さんそして今は寺子屋に行っていていないが娘の希子と祥子、希子は13歳で兄上と同い年だ。祥子は五歳で俺の一子下。そして息子で俺と同い年である要吉である。
「大変だったな…弟もこんな小さい子を残していってしまうなど情けない」
俺は夕飯を伯父家族と食べていた。
「はい…父も無念だと思いますが伯父様のところに預けられて安心していると思います」
女子中学校から帰ってきた希子があまりの大人びた言葉遣いにびっくりして箸を落とす。「すみません」と言って拾うと俺の方を変な生き物見るような眼差しを向けてくる。
「空次君は本当にしっかりしてるわね。庄吉さんのお店を手伝っていたとはいえ立派だわうちの子にも見習ってほしいわ」
要吉が赤くなる。
「ありがとうございます。でもただ僕は早熟なだけです。」
道子は「本当に大人びてるわ」というと次は清吉が口を開く
「そういえば。来月から小学校だったな。届は出しておいた。来月の入学式には問題なく出れるから安心していいぞ」
「ありがとうございます。兄も楽しそうに尋常小学校に通っていましたから楽しみです。」
∴∴∴∴∴
その日の夜、なれない布団に寝苦しく起きると下の階で清吉さんと道子さんがけんかしている声が聞こえる。
聞き耳立てていると、どうやらこの家の家計は火の車まではいかないまでも摩擦熱で焦げ始めているらしい。まあ電車が開通して以来この街道も昔のような勢いはないのだろう。
すべてを自分の子供のために使いたい道子さんと弟の忘れ形見である俺に同情する清吉さんで言い合いになっている、というか一方的に道子が清吉を責めている。
話を聞くにどうやら清吉さんは道子さんに了解を取らずに俺の引き取りを申し出たらしい。ありがたいがそれはいけないぜ清吉さん…
次の日の朝食の席で俺はあの殿下の宝刀二万円を出した。道子さんの目の色が変わった。
「これは焼け残った金庫の中に残っておりました…お納めください」
最初は体裁上渋っていた清吉さんも「子供の私が持っていても、ろくでもないことに使ってしまうでしょう。父も清吉さんに渡して、しっかりと管理してもらえれば、安心するでしょう」と言って強引に渡す形をとるとやっと受けとった。
全く本当は喉から手が出るほど欲しい癖に…
俺は続けて「ただ一つだけわがままを聞いていただきいてください」というと道子さんがぎょっとした目でこちらをにらむ、なんでだよいま普通の民家なら二軒立つ大金を支払ったんだぞ…そして俺は剣術道場に通いたいということを伝えた。
清吉さんは二つ返事で了承した。
俺の新しい家での日々がスタートした。
おっぱい飲みたい。誤字脱字あったらメールください