東方艦異紋 ~east fleet jack~   作:華将

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第2章 外の世界 ー横須賀鎮守府編ー

第2章 外の世界 ー横須賀鎮守府編ー

 

 

地球にはいくつもの世界が存在する。外の世界。ゲームの世界。別次元の世界。忘れられし者達の世界。その世界がひとつとなって地球が成り立っているのだ。

それぞれの世界は全て結界によって区切られている。

その結界が弱まることで世界が混ざりあってしまうのだ。

現に忘れられし者達の世界。幻想郷の結界である博麗大結界の一部が弱まり、華将、魔理沙、フランは外の世界へ飛ばされてしまったのだ。

魔理沙とフランは不安がっていたが、華将と言うと外の世界出身のため、懐かしんでいた。

そして、ここ横須賀鎮守府はかつて華将が務めていた場所であり、今現在も所属となっている。

華将「いやぁ、懐かしいなぁ……横須賀鎮守府…昔とほぼ変わらないなぁ」

魔理沙「華将さんは、ここで何年間働いていたんだ?」

華将「んと………80年くらいかな」

魔理沙「80年も!?」

華将「そうだよ?」

華将は藤原妹紅と同じ能力。老いることも死ぬこともない程度の能力をもっているのだ。

そのため、彼は数千年間生き続けている。

また彼は母親がサイヤ人。父親が吸血鬼なのでそのふたつの混血でもある。

しかし、彼は戦闘好きではあるが命を殺めるのは嫌いな心の優しい持ち主である。

フラン「それにしても、ここはなんで建物が多いの?」

高雄「それはね、ここは元々軍の基地だったのよ」

フラン「軍の基地?」

高雄「そう、昔日本は世界と戦争をしていたの。それで日本には大日本帝国海軍ってのがあってね、それで海軍の基地だったのよ」

フラン「へぇ………」

フランは興味混じりの返事をした。

フラン、魔理沙は艦娘を初めてみるし話すので、2人はワクワクしていた。

華将に関しては相変わらず懐かしんでいるので、高雄は少し呆れた。

高雄「いつまで懐かしんでいるのですか?」

華将「えっ?あぁ、ごめん」

高雄「でも懐かしんでるのも仕方が無いですのね。貴方がいなくなったのは7年前ですから」

華将「まあね…」

華将の過去はとても壮絶なものなのだ。

彼は様々な悲しみと絶望を味わいながら今を生きている。

それは、彼の能力の運命なのかもしれない。

高雄「とりあえず、今日はもう遅いですから空き部屋で床に入ってください」

華将「ありがとう」

華将たちは高雄にお礼を言うと鎮守府内庁舎に向かった。

そして、空き部屋に入りやっとの事で眠りについた。

そして翌日、早く起きた華将は、外を散歩していた。

華将「今日の天気は晴れ、とても清々しくて気持ちがいい……」

ふと華将が前を見ると2人の艦娘が喋りながら散歩していた。

山風「それでね………曙ちゃん………夕立姉が……ボールを追いかけて………海に………そのままダイブしちゃったの…………」

曙「そうなの!?夕立は大丈夫だったの?」

山風「うん………」

曙「よかったわ………ん?あれって……華将?」

山風「え……!?」

2人の艦娘……白露型駆逐艦の山風と綾波型駆逐艦の曙が華将に気づいた。

華将も、2人が気づいた時に優しく微笑んで手を振った。

曙「華将!」

曙はそう名前を叫ぶと走り出した。山風も慌ててその後を走り始めた。

華将「元気だなぁ…」

華将はそう言うと2人がここに来るのを待っていた。

曙「華将!おかえり!」

山風「おかえり………パパ……♪」

華将「ただいま。2人は相変らず仲良しだね」

曙「うん!」

曙は元気よく返事をすると自分の鼻を山風の鼻にこつんとぶつけた。

山風「んっ………♪」

山風はとても嬉しそうな顔をしているので、華将は安心した。

というのも山風は元々性格がとても暗かったので華将は心配していた。

しかし、曙と触れ合って仲良くなってからは少しづつ明るくなっていった。

華将「曙、ありがとうね。山風をこんなに明るくしてくれて」

曙「なっ……ふ、ふんっ。当然の結果よ!」

華将「ふふっ」

曙「でも……どういたしまして……///」

華将「うん、これからもよろしくね」

曙「任せなさい!」

魔理沙「おーい、華将さーん!」

遠くで魔理沙が華将に声をかけた。その隣にはフランもいる。

華将「んー?どうしたー?」

魔理沙「ここってどこでご飯を食べるんだー?」

華将「だはーっ……」

華将は呆れてずっこけた。あぁ、そういえばまだ旅行してねーなって華将は思った。

ここでの“旅行”とは他県他国に行くことではなく、鎮守府内の施設を回ることである。

曙「あの二人は?」

華将「僕の友人さ、魔理沙、フラン。こっちに来なよ!」

魔理沙「わかったぜ!」

フラン「うん!」

2人は小走りで華将たちのところに来た。

フラン「おはよう、はじめまして。わたしはフランドール・スカーレットよ。フランって呼んでね♪」

魔理沙「わたしは霧雨魔理沙だ。魔法使いだぜ!」

山風「魔法使い………」

山風は目を輝かせた。

その理由は山風は艦娘になる前。つまり、子供の頃に絵本で魔法使いを見たのだ。

その為、子供の頃からの夢が『魔法使いに会いたい』という夢なのだ。

魔理沙「目を輝かせてどうしたんだ?」

山風「あたし……子供の頃からの………夢で………魔法使いに………会いたかったの……♪」

魔理沙「そっか、なるほどな」

魔理沙は納得すると山風の頭を撫でた。

山風「んぅ……♪」

魔理沙「可愛いな♪」

華将「さて、朝食までにまだ時間があるから“旅行”に行くよ」

フラン&魔理沙「旅行?」

華将「鎮守府内の施設を回って覚えることだよ」

フラン「へぇー」

華将はかなり昔からこの鎮守府で働いていたので場所は地図を見なくとも完全に覚えている。これを艦娘の場合、1発で覚えなければ後々後悔することになるのだ。

華将「それじゃあ、旅行にいこう!」

フラン「うん!」

魔理沙「おー!」

曙「あたしたちもついて行こうよ」

山風「うん……♪」

その頃……鎮守府近くの山奥ではと言うと何者かが話していた。

???「あの方が華将さんっすか……噂通り見た目とは裏腹の戦闘力っす」

???「でも、華将さんがいたら私たちの力になるんじゃないの?」

???「そうかもっす。でも、私たち“アクトレス”の力になってくれるっすかね?」

???「なってくれるよ、きっとさ、夜露ちゃん」

夜露「そうっすね、シタラさん」

シタラ「とりあえず、帰ってゲームしよー」

夜露「そうっすね」

2人の少女。シタラと夜露はそう会話すると謎の装備を装着して飛び去っていった……

彼女たちは何者なのか。

華将との関係はなんなのか。アクトレスとは一体どういうものなのか。謎は深まっていくばかりだ。

 

 

 

いかがだったでしょうか。

今回は新しく山風と曙。そして、アリス・ギア・アイギスから夜露とシタラを登場させました。

次回の内容を少しネタバレすると、旅行中に華将たちは戦闘に巻き込まれてしまうという事態に発展します。

次の話にご期待してください!

 

次回 第3章 旅行中の戦闘、華将の能力

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