常識を犠牲にして大日本帝国を特殊召喚   作:スカツド

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第十一話 技術士官マイラスの冒険

パーパルディア皇国 皇都エストシラント

 

 第三外務局は今日も今日とて開店休業状態で閑古鳥が鳴いていた。

 ちなみに閑古鳥というのはカッコウの別名だ。その鳴き声はあたかも人を呼ぶかのように聞こえるらしい。そんな理由で大昔は呼子鳥(よぶこどり)と呼ばれていたとかいないとか。転じて、非常に静かで物寂しい状態を表す成句になったそうな。

 俳句だと夏の季語とされている。なぜならば初夏の六月くらいに飛んで来るからなんだとか。

 

 その原因はいまさら言うまでも無いだろう。全てはつい先日に起こった大爆発のせいなのだ。皇宮が何の前触れもなく突如として大爆発したかと思えば続いて官庁街、警察署、裁判所、ショッピングセンター、競馬場、公共職業安定所、エトセトラエトセトラ…… 皇都の重要施設が次々に大音響と共に木っ端微塵に吹き飛んでしてしまった。

 ほぼ同時に軍も徹底的に破壊され尽くしたそうだ。軍港にいた全ての艦艇は沈み、陸海空軍の基地、滑走路、ワイバーン飼育場、エトセトラエトセトラ…… 何一つとして原型すら留めていない。

 第一、第二外務局でも庁舎内にいて生き残った者は誰一人としていない。

 それに対して郊外に引っ越ししていた第三外務局が助かったのは正に奇跡だろう。

 

 噂話によると皇宮では一足早い戦勝パーティーが行われていたらしい。そこに皇族や政府幹部、軍首脳が一人残らずと言って良いほど出席していたんだそうな。嬉しそうに出ていった第三外務局長カイオスもそれっきり帰ってこない。

 

 それにしてもあの爆発はいったい何だったんだろう。地方から応援に来た消防隊が中心になって今も懸命に原因を調べているのだが、いまだに何一つさぱ~り分からない。

 政府関連施設や陸海空軍の基地などがピンポイントに破壊されている。ということは確固たる意思を持って重要施設を狙った攻撃なんだろうか。だけども誰がいったい何の目的で? 謎は深まるばかりだ。

 やっぱ犯人はパーパルディアに恨みを持つ奴なんだろうか? そんな奴には心当たりが多すぎて絞り込むのが大変だぞ。とは言え、こんな攻撃が出来る奴はかなり絞られるかも知れん。

 一番怪しいのはアルタラス王国じゃなかろうか。だってタイミングが良すぎるんだもん。何せ宣戦布告を行い、大艦隊を派遣した直後だったもんなあ。とは言え、アルタラスにそんな力があるんだろうか。どう考えても無さそうな気がするんだけどなあ……

 分からん! さぱ~り分からん! 第三外務局窓口勤務員ライタは考えるのを止めた。

 

 

 

 

 

 つれない態度を取る四井の岸和田と高槻におべっかを使い、泣き落としを試み、最後には土下座までする。恥も外聞も無く頼み込んだ結果、ムーの技術士官マイラスと戦術士官ラッサンはお情けで日本への訪問を認めてもらった。

 

 防空巡洋艦摩耶に便乗させてもらい、アルタラスへ。そこで船を降りると空路でひとっ飛びだ。

 日本の航空機は早かった。半端なく速かった。時速千キロくらい出ているんじゃなかろうか。それに信じられないくらいの高度を飛んだ。高度一万メートルくらいまで上がっていたかも知れん。

 さらに驚いたのは機内が快適だったことだ。一万メートル上空って死ぬほど寒いし空気が薄いんじゃなかったっけ? それがちっとも苦しくなければ寒くも無いのだ。いったいどんな仕掛けなんだろう。謎は深まるばかりだ。

 もっとも驚かされたのは航空機の中で食事が出てきたことだ。しかも作りたてのように暖かな! この航空機の中には調理場があって料理人が乗っているのか? 何故に航空機にそんな物を載せなければならないのだ? わけがわからないよ……

 

 料理を運んで来てくれた若くて美しい女性に聞いてみる。彼女は満面の笑みを浮かべながらも答えをはぐらかす。

 

「企業秘密です(笑)」

 

 通路を挟んで隣に座った中年男性が笑いながら茶々を入れてきた。

 

「高度に発達した科学は魔法と区別が付かないんですよ」

「ま、ま、魔法ですと?! もしかして日本は魔法と科学が交差しているんですか?」

「あぁ~、そんなラノベがありましたね。アニメ化もされた有名作品ですよ」

「ラノベ? アニメ? 申し訳ないがもっと詳しく教えていただいても宜しいですか? お願いします。そのラノベとアニメに関して何でも良いから教えて下さい。四つん這いになれば教えてもらるんですか? アッ~!」

 

 へ、変な奴に声を掛けちまったなあ。四井生命の寝屋川は心の底から後悔していた。

 でもまあ、良いか。ちょうど退屈していたところだし。袖振り合うも多少(・・)の縁って言うもんな。

 寝屋川は考えるのを止めた。

 

 ちなみに『多少の縁』は間違いで正しくは『多生の縁』だ。ここ試験に出るから覚えとけよ。

 成層圏を飛ぶ旅客機の中で偶然出会った三人はアニメ談義で大いに盛り上がった。

 

 

 

 

 成田に着いた二人は成田エクスプレスで東京へ向かう。特例としてムーから持ち込んだ金塊を日本円に替えて貰った二人は五十万円ほどの現金を手に入れた。

 案内人の日本人に頼み込んで秋葉原へ連れて行ってもらうとアニ()イトを目指す。目指そうと思ったのだが…… はぐれてしまった!

 

 見渡す限りの人、人、人。木が三つで森って漢字があるけれど人が三つの漢字は無いなあ。女三人寄れば姦しいとは言うけれど。マイラスは覚えたての日本語知識を総動員する。

 だが、その知識は間違っていた。人を三つ集めた漢字は存在するのだ。Unicodeの4F17。残念ながらJISコードは無いのでここに書くことはできない。音読みでギン、ゴン、シュウ。訓読みなら『おおい』と読み、人が集まった様子を指すとのことだ。

 

 とにもかくにも何たる人の多さだろう。お祭りか何かやっているんだろうか? 生まれて初めて上京した田舎者みたいなことを考えながらもムーの二人組はアニ()イトを見付けると飛び込む。

 どうやら店内の人たちは二人のことをアニオタ外国人としか思っていないようだ。山ほどDVDを買い込んでも変な目で見られることはなかった。

 

 大きな紙袋一杯に戦利品を詰め込んだ二人はマンガ喫茶を見付けて飛び込む。身分証明書の提示を求められた時はちょっとばかり焦る。だが、案内人が発行してくれた特例の外国人登録証が役に立った。

 店内の膨大な蔵書にも驚きを禁じ得ない。規模で言えばオタハイトの図書館の方がずっと凄いだろう。だが、ここに並べられた蔵書の数々は……

 いやいや、今はDVDの鑑賞が先だろう。ムーの技術士官マイラスは戦術士官ラッサンとペアシートに並んで座る。とあるアニメのDVDをPCのドライブにセットすると再生が始まった。

 

 

 

 数時間後、二人は日本の持つ底力を犇々と感じていた。音楽、映像、ストーリー。そのどれを取ってもムーで作られた映画とは別次元だ。これが二次元の魔力という物なんだろうか。

 これだけの技術力、それに演出センスを身に付けることが出来れば第八帝国とやらも恐れるに足らずだ。

 

「マイラスさんよ? 日本ってどうじゃろ?」

「どうじゃろって言われてもなあ。感性が違い過ぎて俺には良う分からん。ツンデレって言ったっけ? いったいアレのどこが良いんだ?」

「いやいや、ツンデレは最高じゃろ? アレの良さが分からんのか? うぅ~ん、お前とは趣味が合わん!」

「それはこっちのセリフだよ!」

 

 二人は重い溜め息をつくと暫しの間、黙り込んだ。

 

「だけどもラッサン。俺たちは大きな収穫を得たぞ」

「そりゃあ何じゃらほい?」

「アニメの可能性。その目指すべき先が見えた。たとえば顔や体は動かさずに口だけを動かす口パク。一秒当たりの動画枚数を八枚に減らした三コマ撮り。似たようなシーンでセル画を使い回すバンクシステム。これまで考えられなかったほどアニメの大幅なコストダウンが可能だ。日本との交流によって我が国はいつの日か神聖ミリシアル帝国にすら追いつけるかも知れんぞ」

「だったら、だったら第八帝国には?」

「分からん。さぱ~り分からん。第八帝国は妙な所が多すぎる。ムーと同様の科学サイドらしい。だが、我々より五十年は進んだアニメ技術を持っている可能性がある。それに技術は日進月歩だ。向こうだって進歩してるんだから正直言って追いつけるかどうか。特にCGとやらに関しては未だにその原理すら分からんのだからなあ」

「あ、そう……」

 

 ラッサンに目を見やればその視線はモニターのちょっとエッチなシーンに釘付けになっている。

 ひ、人が真面目に話してやったのに全然聞いて無かったのかよ! マイラスは考えるのを止めると自分もモニターへと意識を戻した。

 

 

 

 

 

 翌朝、ムーの凸凹コンビは日本国の案内人によって無事に保護された。

 ファミレスで朝食をとると二人は大きなワゴン車に乗せられる。一同は首都高六号線を通って北東へと向かう。

 

「日本のお方、すみませんがお聞きして宜しいですか? ハンドルから手を話しても大丈夫なんでしょうか?」

「ああ、こいつは自動運転車ですからね。何とかなるんじゃないですか? たぶんですけど」

「た、たぶんですか……」

「まあ、人間なんて死ぬ時は死ぬんです。マイラスさん? でしたっけ? 機械を信じちゃいけません。機械を信じる自分を信じて下さいな。それに『今日は死ぬには良い日』ですよ」

 

 そう言うと案内人は人を小馬鹿にしたような薄ら笑いを浮かべる。マイラスとラッサンは卑屈な愛想笑いを浮かべることしかできなかった。

 

 一時間ほど後に辿り着いたのは大きな空港だった。案内人の言うには茨城空港という地方空港らしい。大日本帝国空軍の百里基地も併設されているそうだ。時々、大小の航空機が離発着をしている。

 

「始めまして、レシプロ機保存会の梅田です」

 

 出迎えてくれた初老の男が軽く頭を下げる。日本人には珍しく名刺を差し出してはこない。と思いきや手に持った紙袋から不思議な匂いのする細長い藁の包みを取り出した。

 

「名刺代わりにどうぞ。水戸の特産品、藁苞(わらづと)納豆です」

「これはこれはご丁寧にどうも」

「こちらこそ手ぶらですみません」

「いやいや、お気になさらずに。本当につまらない物ですから」

 

 そんな遣り取りをしながら空港ロビーを歩いて行く。だけども一体どこへ? 二人は不安げに辺りを見回す。それに気付いた梅田が声を上げた。

 

「今からご案内するのは格納庫です。そこでぜひ見てもらいたい物がありましてね。お二人のお話は富田林さんから伺っていますよ」

「ああ、富田林さんのお知り合いだったんですね」

「そうそう、まだ詳しい自己紹介がまだでしたっけ。まあ、実物を見てもらった方が早いんですけれど」

 

 一同はスタッフ専用の通路を通って格納庫らしき場所へ移動して行く。眩しいライトが点けられると異形の航空機が姿を現した。

 

「う、梅田さん! これはいったい……」

「人類の作り出した究極の汎用人型…… じゃなかった、何だろ? とにかくその初号機、我々レシプロ機保存会の最後の切り札です」

「このプロペラはいったいどうなっているんですか? 羽は何枚? どっち向きに回るんです? どうして曲がって付いてるんでしょうか?」

「どうどう、餅付いて下さい。マイラスさん、これは二重反転プロペラですよ。超極太で後退角の付いた八枝のペラが前後で反対方向に回るんです」

 

 暫しの間、首を傾げていたマイラスは急にはっと目を見開くと手を打ち鳴らした。ラッサンも直ぐに同じ考えに思い当たったようだ。二人で顔を見合わせて軽く頷く。

 

「そ、そうか! それでカウンタートルクが相殺できるんですね。素晴らしい、梅田さん! 大変な功績だ、貴男は英雄ですよ。バンバンカチカチ…… アラ?」

「それにこのエンジンも凄いんですよ。アメリカの片田舎の工場倉庫で眠っていたライカミングR-7750を発掘したんです。水冷星型九気筒四列、合計三十六気筒の化け物エンジン。本来なら五千馬力なんですがターボを最新式に換装、ニトロも取り付けて瞬間的に一万馬力を絞り出しました。高度四万フィートで時速千キロが目標です。さらに可能ならば急降下中に音速の突破を目指します」

「…… ですが、梅田さん。これを我々に見せてくれた目的は何ですか?」

「実は我々も手元不如意でしてね。転移以来の不景気でスポンサーが付かずに困っているんです。この機体、ムーで飛ばしてみたいと思いませんか? もし、開発資金の一部でも負担していただけるのならば世界一の名誉をお譲りいたしますよ。我々保存会としては飛ばすことさえ出来ればどこの空だって同じです。全ての道はローマに通じ、空は繋がっているんですから」

 

 梅田は顎をしゃくるといいこと言ったというドヤ顔を決める。マイラスは発作的にその綺麗な顔をふっ飛ばしてやりたくなったが空気を読んで必死に我慢する。

 いやいや、冷静に考えればこれはムーにとってまたとないチャンスなんじゃね? それとも破滅の罠か?

 分からん、さぱ~り分からん。マイラスは考えるのを止めた。

 

「分かりました、梅田さん。何としてもムーの財務省と会計監査局、それと軍の経理課を説得してみせます。奇跡は起きます! 起こして見せます!」

「期待しておりますよ、マイラスさん」

 

 固い握手を交わす二人の男をラッサンは他人事みたいにぼぉ~っと眺めていた。まあ、本当に他人事なんだけれども。

 

 

 

 

 

神聖ミリシアル帝国 帝都ルーンポリス

 

 どういうわけだか情報局は見たこともなほど閑散としていた。

 本来のこの国は情報の付加価値というものを重視している。情報を収集して分析、そして適切な価格で販売する。いわゆる付加価値再販業を生業としているのだ。

 だが、近年になってプライバシーだの個人情報保護だのが急に厳しくなり売上が伸び悩んでいた。

 

『情報を制する者は世界を制す!』

 

 壁にデカデカと掲げられたスローガンが虚しい。

 

 そこで最近は少しでも状況を打開しようと海外の面白い情報を集めては国内のマスコミに売り込もうと躍起になっているそうな。

 

 その過程で手に入った情報というのが中々の傑作だ。

 

 一つは近ごろ西の彼方に彗星の如く登場した第八帝国グラ・バルカス。詳しい状況は不明だがパガンダ王国とかいう小国を叩き潰し、返す刀でレイフォルを滅ぼしたそうな。

 

 情報局長アルネウスがゴソゴソとファイルを漁りながら部下に話しかける。

 

「なあなあ、グラ・バルカスの面白いニュースはないのかな?」

「うぅ~ん…… これといったものは無いですねえ。何せいまだにどこにあるのかすら分からん変な国ですもん。そもそも本当にそんな国があるんでしょうかね? ドッキリ大成功! とか看板を持った奴が出てきたらどうします?」

「それはそれで面白いニュースになるんじゃね? むしろその方がウケるかも分からんぞ」

 

 情報局長アルネウスは他人事みたいに気軽に言ってのける。まあ、本当に他人事なんだけれども。

 

 そんなことよりもずっと変テコなニュースがあるのだ。

 第二文明圏のムーにおいて近ごろ飛行機械が音速を突破したとか何とか。

 

「垂直に急降下しながらの話ですけどね。しかも直後に機体は空中分解したそうです。パイロットが無事だったのは奇跡ですよ」

「だけどもそれは音速突破なんて無茶をやったからだろ? 水平飛行だったら安定して八百キロ出せたって話だぞ。そもそもムーのマリンは四百キロにすら届かなかったはずだ。突然なにがあったんだろな」

「それがどうやら第三文明圏の東端にある四井とかいう国…… じゃなかった会社の協力によるものらしいのです」

「もしその話が本当だったら四井とやらの技術力は神聖ミリシアル帝国を凌駕するんじゃね? そんなの困っちゃうぞ」

 

 何とも信じがたい話ではある。だが、機体が分解だとかパイロットが辛くも生還とかいうエピソードはこのニュースに一定の真実味を持たせている。

 

 しかも過日、パーパルディア皇国がアルタラス王国に宣戦を布告した途端に手酷い反撃を食らったんだとか。皇都エストシラントや工業都市デュロが壊滅的打撃を受け、国家指導部も全滅したそうな。

 それを裏で手を引いたのが四井と関わりのある日本という国だという噂も幾つか耳に入っている。ならば飛行機械開発に手を貸したとかいう話も現実性を帯びてくる。

 

「もっと四井の情報を収集しろ。金に糸目は付けん!」

 

 神聖ミリシアル帝国の情報局長アルネウスは部下に指図する。彼は何から何まで人任せ。自分では縦の物を横にもしないような怠け者だったのだ。

 

 

 

 

 

日本国 海軍省

 

「なあなあ、パーパルディアの件って今はどうなっているのかな?」

「確か主な港湾の機雷封鎖が完了していたはずですよ。たぶんですけど。彼らの技術では水圧機雷の掃海は不可能です。ワイバーンとやらの航続距離ではアルタラスを攻撃することもできません。あとは放置が吉でしょうね」

「随分と地味な戦いだなあ。まあ、現代戦では大手柄を上げて立身出世みたいなのとは無縁だしな。安上がりでリスクも少ないから別に良いんだけどさ」

「そうそう、安いが一番ですよ。ロウリアの連中だって国境線を封鎖した途端、急に大人しくなっちまったでしょう? あいつらいまごろ、どこで何をしてるんでしょうねえ」

「アッ~! 完全に忘れてたぞ。本当にどうなってるんだろな? 取り敢えず偵察機を飛ばしてみ」

「アイアイサ~!」

 

 

 

 後日、偵察機が撮影した画像が報告書と共に送られて来た。

 そこには数十万のロウリア兵が封鎖された国境を突破しようと必死の戦いを繰り広げている様子が写っていた。

 何だか知らんけど半年ほど放ったらかしにしていた炊飯器の蓋を開けた気分だなあ。

 

「み、見なかったことにしよう……」

 

 情報分析官は報告書をシュレッダーに放り込んだ。

 


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