ありふれた(平均)値で世界最強って言ったよね! 作:simasima
遅くなりましたが
何とか9月中に更新出来ました。
投稿開始から半年が立ち
30話目前なのにまだハジメは
オルクス迷宮の中・・・遅いですね。
では本編です。
「ハジメ君?気持ちいい?」
「んっいいよ香織」
「こっちは?・・ハジメ」
「あっそこいいユエ」
今、ハジメは香織とユエに
健全なマッサージされていた。
爛れた行為ではない。
何故マッサージしてるのかというと
ハジメの新しい左の義手が原因だ。
この義手を体になじませるため
回復魔法の調節とマッサージを
定期的におこなっていた。
この義手はアーティファクトであり、
魔力の直接操作で本物の腕と同じように動かすことができる。
擬似的な神経機構が備わっており、
触った感触もきちんと脳に伝わる様に出来ている
所々に魔法陣や何らかの文様が刻まれている。
工房の宝物庫にあったオスカー作の義手に
ハジメのオリジナル要素を加えて作り出したものだ。
生成魔法により創り出した特殊な鉱石を山ほど使っており、
世に出れば間違いなく
国宝級のアーティファクトとして
厳重に保管されるだろう逸品である。
「ハジメちゃん仕上げにいつもの塗るね」
経緯子がアン〇ルツの様な薬を
左肩辺りに塗り込むと
「はぁ~スゥ~とする」
ハジメは弛緩した声を上げる。
オスカーの隠れ家にたどり着いて
ひと月半以上たち四人の装備や実力は
以前とは比べ物にならない程充実していた。
ハジメ、経緯子、香織のステータスは
平均で一万を超えていた。
ハジメ達もズルズルと爛れた性活を
おくっていたのではなく
下層の魔物を狩りそして四人での模擬戦で
実力を上げていたのだった。
ハジメ達の旅立ちの時も近づいていた。
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同じ頃地上では光輝達が
迷宮の攻略を中止して王宮に戻っていた。
65階層を越え前人未踏の領域に入り
攻略スピードも衰えたとはいえ
海里のアイテムボックスがあるおかげで
かなり余裕を持って進んでおり
わざわざ王宮に戻り休養を取るほど
疲労していなかった。
なのに何故王宮に戻ったかと言うと
ベヒモスを倒した勇者に会いたいと
ヘルシャー帝国から申し出があったからだ。
帝国は300年前に伝説の傭兵が興した国で
強さが全てをモットーとする
実力主義の武の国なのだ。
そして今王宮の訓練場で勇者”光輝”の力を見たいとの事で
帝国の使者の護衛と模擬戦を行う事になった。
その護衛の見た目は平凡であり
強者には見えなかったが
「がふっ!」
光輝が吹き飛ばされる。
「はぁ~、おいおい、勇者ってのはこんなもんか?
まるでなっちゃいねぇ。やる気あんのか?」
平凡な顔に似合わない乱暴な口調で呆れた視線を送る護衛。
その表情には失望が浮かんでいた。
その後、光輝が護衛に挑むが
ステータスはともかく技能と経験において
相手は光輝の上をいっており軽くあしらわれる。
「ふん、確かに並の人間じゃ相手にならん程の身体能力だ。
しかし、少々素直すぎる。元々、戦いとは無縁か?」
「えっ? えっと、はい、そうです。俺は元々ただの学生ですから」
「……それが今や〝神の使徒〟か」
と蔑むように護衛は呟く。
残りのクラスメイトと見学していた海里は
少し気分を悪くしていた。
(天之河さんは甘い所があるけど
こっちの人間じゃないのだから仕方ないし
正体を隠してる怪しい人がそこまで言って
晒し者にしなくても。だったら・・)
「おい、勇者。構えろ。今度はこちらから行くぞ。
気を抜くなよ? うっかり殺してしまうかもしれんからな」
護衛は宣言するといなや一気に踏み込んだが
顔をしかめたたらを踏み立ち止まってしまう。
「はぁ?」
光輝は気がそがれてしまう。
護衛が周りで見学していた生徒達を見て
「おい!そこの女!何かしただろ⁈」
ヒュウヒュウと吹けてない口笛をしている
海里に向かって叫ぶ
先程、護衛がたたらを踏んだのは
海里が靴の中に小石を作る嫌がらせ魔法を使ったからだ。
「海里とやらお前の仕業だろコレ!」
靴を脱ぎ中から小石を出しながら聞いてくるが
「実戦だと靴の中に石が入ることもあるし
偶然じゃないですかぁ
それに正体を隠してる怪しい人に言われたくありませんよ!」
その言葉を聞いた護衛は面白そうな顔をして
「正体ねぇ?暴けるなら暴いてみろや?」
「わかりました。危害は加えませから文句は無しですよ」
海里は護衛を見つめその瞳が青く光り
「汝の正体見たり!外道照身霊波光線!」
ボフン!
言葉と同時に白い煙につつまれ
どこからか「ばぁれたかぁ〜」の言葉が響き(海里の演出)
煙が晴れ元の護衛とは似ても似つかない男が現れる。
四十代位の野性味溢れる男だ。
短く切り上げた銀髪に狼を連想させる鋭い碧眼、
スマートでありながらその体は極限まで
引き絞られたかのように筋肉がミッシリと詰まっているのが
服越しでもわかる。
「筋肉ぱっつんぱっつんのおじさんです。で誰です?」
どちらにしろ顔に見に覚えがなかったので
疑問符を浮かべる海里だったが
直ぐに誰かわかる。
その男の姿を見た王国の人間が戸惑いと驚きの声を上げる。
「ガ、ガハルド殿⁈」
「皇帝陛下⁈」
なんと護衛は帝国の皇帝が化けた姿だった。
周りが騒然としている中
右耳のイヤリングを触りながら
ガハルドは肉食獣じみた笑みをうかべ
「アーティファクトをあっさりと無効化するかよ
聞いてた以上にとんでもない女だな」
その言葉を聞いた海里は心外と言わんばかりに反論する。
「失礼な私は普通の女の子です」
「そうかい。召喚された使徒最強と聞いたのだがな?」
「巻き込まれただけです。
それで勇者君のように皇帝陛下自身で
私の力を試します?」
「それはいい。海里、帝国に来ないか?
それで俺の女に・・・・それはいいか」
「ぬぅ・・引っかかる言い方を
まぁケモ耳を大事にしない
帝国は行きませんけどね」
「ふん!ケモ耳といえばもう一体のベヒモスを倒した女がいたな
そこのおっぱいしっぽ!お前!俺の女になれ」
ガハルドは雫に声をかける。
「お断りです」
雫は迷いなく断りそこに海里が
「おじさんが女子高生に声をかけるのは
事案なのでダメです」
そう言いガハルドを威嚇する海里
「皇帝をそこらのオッサン扱いかよ」
愉快そうなガハルドと海里がにらみ合ってると
シャン!と金属音がし
「たわむれが過ぎますぞガハルド殿。
それと海里様もひいて下さい」
錫杖を鳴らしイシュタルが間に入ってきた。
「すまんな。自分の目で召喚された勇者を確認したかったのでな。
無礼だとは思うが一芝居打たせてもらった。
そこの爺さんをアレした相手も確認できて有意義だったぜ」
その言葉に眉が微かに動くイシュタルだった。
その後ガハルドは形だけの謝罪を国王に行い
模擬戦は終了した。
その後に予定されていた晩餐で帝国からも勇者を認めるとの
言質をとることができ、一応、今回の訪問の目的は達成されたようだ。
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模擬戦が終わったあと雫は海里の部屋に呼び出されていた。
「城から出ていくの海里さん⁉」
戸惑いの声を上げる雫
「はい。そろそろ経緯子達も迷宮を出て来るみたいだし
帰還方法を探しにそして会いに行こうかと思いまして」
「・・・」
「雫さんはどうします?
一緒ににいきますか?」
「でも・・二人も抜けたら皆が」
「その辺は考えてますよ。
皆の事でなく雫さんはどうしたいですか?」
「私は・・香織に会いたい!
それに南雲くんや経緯子にも会いたい!」
「なら一緒に行きましょう雫さん。
私たちが抜けてもばれないものは用意してますから」
しばらく後に海里の部屋に呼び出された。
鈴と恵理は目の前ものを見て呆気に取られていた。
そのうち鈴が両手の平を突き出しフラフラと前に出て
むにゅん、むにゅん
「オオ!同じ!同じ感触だよ恵里」
鈴は雫の二つの右胸を揉み比べしていた。
二人の前には海里と雫が二人ずつ立っていた。
そして鈴は思わず胸を揉み雫の差異を確かめたのだった。
雫にゲンコツを落とされた鈴を無視して恵里が質問する。
「海里さんこれは?」
「生体ロボット”マイル001ミサトver"と
”シズク002”です。サイズ、色、弾力
オリジナルと変わらないコピーロボです」
寸分違わないとの言葉に顔を赤らめる雫
ただ海里の無駄な拘りからか
シズク002は手袋と髪留めが黄色だった。
まるでショッカーシズクだ。
なおイメージが変わるので
偽マンの様につり目にするのはヤメテおいた。
「はい。ナノマシンの”序盤に”さんが、
一晩でやってくれました」
と前に言えなかったセリフを満足気に言う海里だった。
「恵里、鈴ごめんね。私も海里さんと城を出るわ」
雫は二人に申し訳なさそうに言った。
海里が恵里と鈴にコピーロボの説明を始める。
「001と002は戦闘力も私たちと同等ですし。
アイテムボックスもあるので不自由はしないはずです
経緯子達と合流して帰還方法を見つけてきますので待っててください」
「海里さんが戻って来る前に
私達が前線にいく事になったらどうします?」
恵里が不安げに海里に質問する。
「その時は全員で逃げましょう。
最悪、皆をコピーロボと入れ替えて」
それを聞いて恵里は大きなさやえんどうから出てくる
自分のコピーロボを想像した。
「お姉さんそれナニか怖い」
鈴は少しホラーチックなので怖がった。
「はは、早朝には旅立ちます」
海里が言うと鈴が
「あのねお姉さん、この事を黙ってないとダメかな
龍太郎くん南雲んを探すため鬼気迫る感じで訓練してて
カオリンたちの事を秘密にしてるの辛くて」
雫は鈴を慈しむ目で見ると
「海里さん」
「鈴さん。話してもいいですよ。
私は好きにしましただから好きにして下さい。
でも少し日数は開けてください。
王都を離れる位の間は」
海里と鈴の会話を聞きながら恵理は
(好きにすればいいかぁ・・・)
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晩餐会が終わり自室に戻った光輝は
どうにも落ち着かなかった。
(俺は勇者なのに今日の模擬戦はなんだ・・)
ここしばらく雫に自分との関係を
男女間にはならないと言われてから
どうにも落ち着きがなくなった。
ドアがノックされ
「光輝君。話があるの」
恵里が部屋を訪ねてきた。
光輝は気まずさを感じながらも
部屋に招き入れる。
「恵里どうしたんだい?夜遅くに」
恵里は真っ直ぐに光輝を見つめ
「もちろん光輝君に抱かれにきたのあの日のように」
「恵里あれは酔ってそれで・・それに俺は」
光輝は恵里から視線を外しながら答える。
「光輝君は一回で終わりにするの昔みたいに」
「昔・・・?」
光輝はその言葉に思い当たる事が無くキョトンととする。
恵里はその態度に泣きそうな笑顔を浮かべ。
「光輝君は何も見てないんだね。だから香織ちゃんが
誰を好きなのかをわからなかったんだ。
あんなにわかりやすかったのにね」
「香織が誰を好きだって」
「南雲君!クラス全員がわかってたよ。
わかってなかったのは光輝君だけだよ」
「そんな香織は俺の側に」
「幼なじみとしてならね。それだけ
それにね香織ちゃんはきっと南雲君とシテるよ」
「恵里・・・」
「だって光輝君は香織ちゃんが生きてると
信じてるよね。だったら南雲君も
極限状態で意識している男女なんだから
当たり前だと思うよ」
光輝は自分の中に今までに感じたことのない感情が生まれてきた。
「それとも南雲君だけは死んだことにしておきたいの?
可愛い幼なじみを寝取られたから
もしかしたら雫ちゃんもそうなるかもよ」
「恵里止めるんだ。君はそんな事を言う人じゃないだろう」
「私はどんな人?こんな女だよ!
一度抱かれてまた抱いて欲しいと
男の部屋に押し掛ける浅ましい女だよ!」
恵里は言いながら光輝に身を寄せる
「ねぇ光輝君守って、助けてくれるんだよね
なら抱いてよ!欲望を出来なかっな事を
この体でしていいから」
恵里は光輝が動かないので強引に唇を奪う
恵里は光輝の唇をむさぶった後
光輝の耳元で囁く。
「香織もシテるんだよ今も・・・」
その言葉に光輝の中の何かが崩れ
「くそっ!くそっ!」
と悪態をつきながら恵里を寝台に押し倒す。
やがて寝台の軋み音が響き
寝台の傍らに立かけた
聖剣がカタカタと揺れていた
だだその揺れは寝台の軋みの
余波だけではなかった。
海里と雫がクラスメイトから離れる事に
カトレア襲撃は原作と乖離しそうです。
はっきり言うとコピーロボ強いので
負ける要素無しです。
*コピーロボはのうきんノベル8巻書下ろし「コピー」からです。
光輝と恵里がドロドロのズブズブに
そして光輝君の真のヒロインの兆しがです。
*避妊薬は女生徒皆に処方されてます。もしデキたら戦力低下するので