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アザゼルと交渉をして1ヶ月がたった、あれから俺は両親に(主に父さんに)仙術を習い始めた。両親が仙術を使えるからか、それとも父さんの家系の血のおかげか、たった数時間足らずで俺は気を感じ取れるようになった
「うーん…これが気か…なんか思ってたのと違うなぁ…」
「余計な事を考えるなよ、制御を誤ると簡単に人を殺せる技でもあるし、世界に漂う邪気や悪意まで取り込んでしまい、力に呑まれてしまいかねない、だからこそしっかり制御出来るようになるまでは他の事は教えられないからな」
うん、知ってるんだよな、その特性のせいもあって小猫ちゃんは処分されそうになったし…そういやサイラオーグさんは闘気が使えるようになってたんだよな…あれは体を鍛え抜いて生命力と活力が高まったから取得したんだよなぁ…アザゼルもそういや驚いてたっけ…あ、これまだ先の話だ…
ゴォン!
「イッデェェエ!」
どうやら百面相していたらしい、父さんに殴られた
「集中しろ、この後神楽舞の練習で仙術を使いながらやるって母さん言ってたんだからな」
うへぇ…これちょっと集中しないといけないから神楽舞しながらって…集中力持つかな…
〜 30分後 〜
結局持つはずもなく俺は母さんに扇子を頭に打ち込まれるのであった
「り、理不尽すぎる…」
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そんなこんなで俺とイッセーは3年生になった
「おはよう、ハク。今日道場に行く日だよな?」
「おはよう、そうだよ?なんか予定でも入った?」
「いや、ちょっと昨日帰る途中で捨て猫を2匹見つけてさ」
「猫?」
「あぁ、可愛んだぜ!黒い子猫と白い子猫でさ!」
えぇ〜…それってもしかしなくてもその可能性ありますよね……いや、確かにこっちで確保できるならしときたいけど…うぅーむ…
「…ク…ハク?おい、ハク!」
「あ、あぁ、ごめん考え事してた」
「おいおい、でなその子猫達お前の家で飼えないか?俺の家で飼いたいけど多分無理かも知れないし…」
「あぁ…それで道場に行く前に一旦家に帰ってから行きたいんだな」
「そういう事なんだよ、頼めるか?」
まぁ、可能性があるから一応
「わかったそういう事なら俺の家で飼えるか聞いてみるよ」
「ありがとう!」
〜 放課後 〜
俺は仙術で周囲を探知しながらイッセー宅にお邪魔した
「連れてきたぜ〜」
そしてわかった、この子猫達は恐らくあの猫又姉妹だ
「確かに可愛いな、じゃあ俺の家に行くか」
「おう!」
それから昨日拾った時の話を聞いたりしながら帰っていると
「そこの少年達、その子猫達を引き渡してくれるかな?」
と後ろから声をかけられた
やっぱり来るか……
「おじさんはこの子猫達の飼い主さんですか?」
イッセーはそう聞くがそれはありえないだろう、何故ならこいつからは悪魔の気配がするからだ
「あぁ、そうなんだよ。居なくなって探していたんだよ」
じゃあなんでこの子猫達は怯えてるんでしょうかね
「イッセー、この子猫達を連れて一直線に俺の家に走れ」
そう小声でイッセーに言うと
「なんでだ?もし飼い主だったら返すのが普通じゃないか?」
と聞いてきた
「子猫達を見ろ、怯えてるだろ、なら飼い主であったとしても渡す訳にはいかない」
ハッとしたようにイッセーは子猫達を確認する
「…わかった」
「頼んだぜ、親友」
「任されたぜ、親友!」
そう言ってイッセーは走り出す
「逃すか!」
そう言い追いかけようとする悪魔に対して俺は
「それは某のセリフだ」
鉄扇を一閃、相手の体に撃ち込んだ
「ぐふぅっ…!貴様!何者だ!」
おいおい、なんでどいつもこいつも同じセリフを言うんだよ
「某はオシュトル、貴殿は悪魔とお見受けするが一体どこの家のお方か」
「たかが人間の子供に答える名などもってないわ!」
そう言い放ち魔力弾を飛ばしてくる
「ならば仕方あるまい、どうせナベリウス家の分家の者であろう」
「なっ…!」
やっぱり合ってるみたいだけどなんでだ?確かネビロスの配下のナベリウス家に行くはずで…あ、イッセーが行く途中で拾ったのか?いや、だとしてもなんでこいつはあいつらを狙う?逃げ出した?でもそれだと小猫がいる事がおかしい…あぁ!もう!面倒くせぇ!
「ぐおはぁっ!」
「あっ…」
あ〜…仙術で気を軽く乱してやれば帰ってくれると思ってやってたのに思いっきり乱しちゃった、てかもう死にそうなんだけど…あれ…
「ただでは死なん…!」
そう言い放ちイッセーに向かって魔力弾を飛ばした
「しまった…!イッセー!よけろ!」
「えっ?ハク?」
俺の声にイッセーが振り向こうとする、魔力弾がイッセーの左腕に吸い込まれると思ったその瞬間、イッセーからオーラが溢れた
砂埃が舞い、視界が悪くなる
数秒して見晴らしが良くなるとそこには
「あ、あれ?今変なのが飛んできて俺に当たりそうになって…うおぉっ!なんだこれ!」
よ、よかった…こんな所で主人公が死にましたとかなったらこの世界終わるからなぁ…ってやべぇ、
確かイッセーが
「イッセー無事か?」
「お、おう無事だぜ…けどなんなんだこれ…」
「あ〜…取り敢えず家に行ってから考えよう」
「お、おう、そうだな…ってさっきのおじさんは?」
「どうやらそっくりで間違えたらしいから、帰っていったぞ」
「ならいいけど…」
なんとか誤魔化して帰ることになった、それから両親に理由を説明して子猫達はうちで飼うことになったが…父さんから
「ハクあの子猫達、猫又なのわかってるな?飼うって事はお前が責任を取る必要があるのも分かってるな?」
「分かってるよ、だから安心して父さん」
さて、イッセーの
「どうしたイッセー?誰かと話してるのか?」
「あ、ハク、いやなんかさこのセイクリッド…ギア?だっけ?に宿ってるウェルシュ・ドラゴンさんから話しかけられてさ」
んん〜?ドライグが話しかけてきた?もう意識も覚醒してるのか…なら
「お初にお目にかかります、
「は、ハク?」
イッセーが目を点にして声を掛けてきた
『おぉ、俺を知ってる小僧がいたのか、いかにも俺は二天竜の片割れ、赤い龍の帝王、ドライグだ』
「あなたの声がイッセーに聞こえていると言う事は、やはり」
『あぁ、お前さんの家の道場で鍛えられ始めてから少しずつだが小僧も成長したのさ、そのおかげで今日は何とか攻撃から守ってやる事ができた』
「イッセー、どこまでドライグからどこまで聞いた?」
「えぇっとこの世界の成り立ちとか三大勢力?とか…」
『おい、大神白と言ったか?お前さんも神器所持者だろ?』
「え!?ハクも神器とか言うの持ってるのか!?」
あぁ…ドライグよ、それについてはもう少し隠すことにしてたのに…
それからは俺の神器の説明や三大勢力についてを話した
「で、ドライグ、どうしたらこれ戻せるんだ?」
『
「そういうもんか…おっ、元に戻った!」
それから俺とイッセーは父さんに事情を話しこれからの鍛錬をより厳しいものに変えてもらうことになった………
……うん、厳しいのに変えてって言わなきゃよかった……
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翌朝、右腕が少し重い事に違和感を感じて目を覚ますと
「……なんでこいつが布団に入ってきてるんだ……」
そこには一矢纏わぬ姿で黒歌が寝ていた
うん、正直に言おう、小学生ぐらいの裸を見ても興奮はしないが流石に風邪を引くとまずい、仕方ないから毛布をかけてやろう…
毛布をかけるため少し体を起こすと黒歌の横にもう1人いるのが見えた
「……なんで白音まで……まぁ、いっか」
ゆっくり腕を引き抜くと身支度を整えて俺は道場に向かった
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ふぅ〜!朝練した後のシャワーは格別だな!
いい気分で部屋に戻って着替えようとしたらちょうど起きた黒歌と目があった
「ご主人〜〜!!」
そう言われて飛び付かれた
「あ〜…えっとお前は黒猫の方で合ってたよな?」
「にゃ!?なんで分かったのにゃ!?」
「いや、俺仙術使えるし…」
それから俺は黒歌から詳しい話を聞き今後の方針を考えていた
「んん〜まぁ、アザゼルに頼めば一応戸籍は作れるから…後は学校に行かしてやりたいから、そこらへんどうするかな…」
そうこうしていると白音も起きてきた
「姉様…主さま、おはようございます…」
「おはよう白音、取り敢えず主さまとは呼ばなくていいよ、ハクって気軽に呼んで」
「わかりました…ハクさん…」
「黒歌もご主人じゃなくてハクでいいから」
「えぇ〜まぁ、ご主人がそう言うなら…」
こんな感じで俺の家族と猫又姉妹の同棲が始まる事になった
いかがだったでしょうか?
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