空条承太郎の幼馴染になった聖女   作:名無しの聖女推し

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聖女の1日

 

 

****

 

 

 

…おや、此処にお客さんとは ね、久しぶりで驚いてしまったよ。

 

こほんっ…ようこそ、理想郷(アヴァロン)へ。

 

私はマーリン。気さくにマーリンさんと呼んでくれ。

せっかくここまで来たのだから、ゆっくりしていくと良いよ。

 

…よし、なら 君にピッタリの良い話があるんだけれど、、、

 

え? "ピッタリってどういう事か"って?

そのままさ、君に必要な話だよ。

 

もちろん、いつもなら王の話をしていたと思うけど、君は特別だからね!

 

あはは、まぁ そういうことで、早速 語り始めるとするかな。

 

 

 

───是は、ある聖女の話である。

 

 

 

****

 

 

 

 

「ん〜〜!朝です!」

 

目覚めの時にする伸びは至福だと思います。

鳥さんもチュンチュンと元気に鳴いてて、良い事がありそうな予感がします♪

 

…う〜ん、そういえば、花畑の夢を見た気がしますね、、、?

懐かしいような気もしなくもないような…?

 

って、そろそろ準備を始めないと遅れてしまいます!

 

 

陽の光を受けてキラキラと輝くブロンドの髪を靡かせて、バタバタと朝の支度に走る少女の名前は、

 

"早乙女(さおとめ)ジャンヌ"

 

親に日本人とフランス人をもったハーフである。

 

その、"かのオルレアンの乙女(ジャンヌ・ダルク)"と同じ名前と、万人に手を差し伸べる姿から、町の人々からは "聖女" と呼ばれている。

 

聖女と雄々しく呼ばれているが、意外に健啖家な所や、勉強全般が苦手など、愛すべきドジっ娘気質なところから、多くの人に親しまれている。

1部では、ファンクラブまで作られているだとか…

 

 

「ふぅ、やっと準備が終わりました。では、お家へ伺いましょう!」

 

 

空条家へ!

 

 

 

ジャンヌは、空条家へと軽やかなステップを踏みながら、歩みを進めるのであった。

 

 

***

 

 

 

ある大きな日本家屋では、いつも賑やかな始まりを迎える。

 

 

「おはようございます!ホリィさん 」

 

「あら、おはよう ジャンヌちゃん、今日も承太郎を迎えに来てくれてありがとう♪ 」

 

 

朝の挨拶は、元気をくれる。返事を返してくれることは 親しい印のように思えて、ジャンヌは必ず挨拶をする。

 

 

「いえいえ、私の方こそ、毎日美味しい朝ごはんが頂けているので、感謝してます。いつも美味しいご飯、ありがとうございます!」

 

「うふふ、ありがとう♪ ジャンヌちゃんったら食べっぷりがいいから作る方も嬉しいのよ? 」

 

「そうですか?それなら私も嬉しいです!」

 

ジャンヌの両親は共働きで、家に居る時間が少なく、その為、幼い頃から空条家で過ごしていた。毎日空条家に寄って行くのは、朝ごはんを頂いているもあるからだ。

 

そうして何年も通っていれば、ほんとうの母娘(おやこ)のように仲が良くなるのは、当然の結果と言っても良いだろう。

 

女三人寄れば姦しい*1 とは言うが、1人でも居れば話は弾むのが女性であり、

そして、静かな朝では話し声はよく響くのである。

 

 

「朝から、喧しいぞ。アマ共。」

 

 

眉間に深い皺をつくりながら、近づいてくるのは、空条承太郎だ。

195cmを誇るその身長から放たれる 鋭い眼光は一般人が見れば、すぐさま逃げ出すような恐ろしい空気を纏っている。

 

 

「それは申し訳ないことをしました、承太郎。あと、おはようございます!」

 

Sorry(そーりぃ)、つい盛り上がっちゃったわ。それじゃあ、そろそろ朝ごはんにしましょうか。」

 

 

だが、何年も共に過ごしている、母親と幼馴染には効かないのであった。

 

 

「……ふん。」

 

 

3人で食卓を囲み、会話を交わしながら、箸を進めていく。

 

そうして、空条家の朝は和やかに過ぎていくのである。

 

 

 

 

 

それが、もうすぐ 出来なくなるとは知らずに。

 

 

****

 

 

 

あはは、話の先が わかってしまったのかい?

それは、凄いね。

 

まぁ、在り来りな話かも知れないけれど、

奇妙な世界を救う聖女の話 なんてね、、、?

 

あはは、叩くのは よしてくれよ。

まだ、君の想像と違うかもしれないだろう?

 

 

おっと、時間のようだね。

 

残念だが、続きはまたの機会だ。

 

次回[鉄の檻]

 

また、読んでくれると嬉しいな。

 

 

To Be Continued...?

 

*1
「女」の字を三つ合わせるとやかましい意の「姦」の字になるところから、女はおしゃべりで、三人集まるとやかましい。という (ことわざ)

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