ガンダムビルドダイバーズ・オラトリオ   作:龍宮院奏

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ガンダムビルドダイバーズRe:RISEのセカンドシーズンが始まりました!
ガンダム万歳です!
あらすじを書き直させてもらいました。


第6話 GBNの知り合いは、案外現実の知り合いと繋がっている。

 先輩にガンダムの魅力を、ガンプラの魅力を教えるために『THE GUNDAM BASE』行ってきた。語って、作って、凄く楽しい時間だった。

 先輩は初めてのガンプラで制作であったけれど、案外上手いもので綺麗に仕上がっていた。

 そんな先輩を見て、俺は先輩に『GBN』に招待をした。最初は驚いていたけれど、説明を加えて俺がサポートに入ることで、

 

『わかったよ、僕もGBNに参加してみようかな』

先輩の了承を勝ち取り、休日の今日先輩と二人で『GBN』にログインするのであった。

 

 

 

 

 

「先輩、遅い……」 

 先輩と一緒に『THE GUNDAM BASE』でログインしたけど、最初だからアバター作りとかで手間が掛かってるのかな。俺も最初は悩んだなから……。

 

 アバターが溢れかえるロビーで、ユウは一人苛立ちと期待を胸の中で戦わせて待っていた。暇を持て余し、独り言をぼやいていると、知っている人物が現れた。

 

 

「あ、ユウさん。どうしたんですか?こんな所で」

 

 

 お互いに気づいてはいたが、先に話しかけてきたたのは先日戦った〘ビルドダイバーズ〙のリク君だった。

 

 

「リク君、実は知り合いが今日から『GBN』始めるんだけどさ。それで待ち合わせ中」

事情を説明すると、目をキラキラと輝かせて、

 

「そうなんですか?やっぱりユウさんみたいに強いんですか?」

期待の眼差しを俺に向けてきた。

 

「いや、全くのガンダム初心者。俺がガンダムの話を続けて、何とかこっち側に引き込んだ」

 

「それはどうなんですか……」

けれど、実態を知った瞬間聞いた苦笑いを浮かべられてしまった。そんなリク君を見て気がついたのだが、

 

「他のみんなは一緒じゃないの?」

ユッキー君やモモカちゃん達の姿が見当たらない。

 

「あぁ…それなら今来ますよ…」

 

「そうなの?」

急に暗い顔をするだが、今日は少し疲れているようにも見える。

 

 その理由は、

 

 

「あ、ユウさん!こんにちわ!」

 

 何となく、解りそうで、判らなかった……。

 

「リク君……、あれ誰……」

腕を大きく振りながら走ってくる猫耳少女、俺の知り合いにはこんな知り合いは居なかったぞ……。

 

「モモカちゃんです……」

 

「え……?」

リク君の言葉に一瞬耳を疑い、もう一度近づいてくる猫耳少女を見てみる……。

 

「何か雰囲気変わってない?」

 

「誰の所為ですか……」

ジトっとした目で俺の方を見るリク君。もしかして、この前お礼であげたポイントの所為かな?

 

 俺がこんな目で見られる理由は無いはずだが、一応自分のしたことは確認しておこう……。

 

 白のノースリーブに動きやすそうな短めのスカートだったのが……。肩の辺りを花柄のレースで彩られた白のシャツに、彼女の髪色のピンクよりも少し淡い色のピンクの長めのスカートを履いていた。

 

「俺、もしかしてポイントあげすぎた?」

 

「驚くのはまだ早いですよ……」

その言葉通り、驚くのはモモカちゃんの変化だけでは無かった……。

 

「アヤメさんに……、サラちゃんまで……」

 

 アヤメさんは忍者服から着物姿に変わっていた。色は白藤色で、如何にも和のお姫様といった装いに。

 サラちゃんは同じ白のワンピースなのだが、前回と違いドレスチックなフリルがあしらわれた物を着ていた。

 

 

「ユウさんが大量のポイントをくれて、その上モモカちゃんには別でポイントをあげたせいですよ……」

 

 

「いや、俺はこんな風になるとは思っていなかったからさ……」

 

 

「午前中、モモカちゃんの洋服選びにアヤメさんとサラが付いて行って、俺とユッキーとコーイチさんは荷物持ちだったんですよ……」

もの凄く大きな溜め息から想像するに、余程大変だったんだろうな……。女の子の買い物は長いって言うしね……。

 

 

「でも、リク君も……」

文句をこぼしている割には、

 

 

「ちゃっかり新しい服になってるね」

革のアーマは『機動戦士ガンダムSEED』に出てくるオーブのエンブレが刺繍された物に、シャツも少し色が前よりも濃く良い物を着ているのが分かる。

 

「お、俺は良いって言ったんですけど…。その、サ、サラが俺の服を見るって言うから……」

顔を真っ赤にして照れるリク君、本当にサラちゃんと仲が良いんだな。

 

「あと、ユッキーやコーイチさんだって服買ってましたから」

 

「そうだね〜」

リク君が自分だけ言われないためにユッキー君やコーイチさんを誤魔化してきた。ユッキー君も帽子とゴーグルを変えて、コーイチさんは上着を新調していた。

 

 

「あれ?みんな、その人ってこの前話していた人?」

 

 

 そんな中で知らない人がモモカちゃん達と一緒に現れた。見た目は淡い緑の短い髪に、同じ色の瞳、ガンダムの様なデザインの黄色服の猫耳のお姉さん。

 

 

「あ、ナミさん!」

リク君が現れた人物の名前を呼ぶが……。

 

「そうだよ、この人がこの前話した『ユウさん』だよ」

 

「え?もしかし……」

 

「すみません、ちょっといいですか!」

ナミさんが言葉を発するのを遮って手を引いて、リク君たちとは一度距離を置いたところで、

 

「もしかして……ナナミさん……」

 

「やっぱり〜、じゃあユウガ君?」

俺の中で響いていた警告音の正体を確かめると、どうやら当たっていた。

 

「何でナナミさんが〘ビルドダイバーズ〙に?」

休む暇も無く、今度は〘ビルドダイバーズ〙に参加していることを尋ねる。

 

「だってみんな現実でも知り合いだし」

 

「え?じゃあお店の?」

 

「うん、常連さんだよ?」

 

「俺の、現実で俺のこと話したことありますか?」

 

「無いけど?ただ、リク君達と同じくらい来るお客さんが居るよとしか」

 

「なら、俺のことは話さないで下さい。色々と面倒なので」

 

「わかったよ。けど、多分ユウガ君の今の行動が一番怪しいけど?」

 

「あ……それはそれです……」

まさか『GBN』を始めたと言っていたけれど、こんな知り合い同士が知り合いって……。

 

 

「ユウさん、急にナミさん連れて行ったけどどうしたの?」

話合いが終わると、リク君たちから疑問に満ちた視線が飛んできた。やっぱりあの場での行動は不味かったか……、けど現実のことは言われるのは面倒だし……。

 

 

 

「おいおい、君は僕が居るというのに一体全体何をしているのかね?」

 

 

 

 膠着しそうな空気が一瞬にして、第三者お声で転覆しようとしたのだが……。

 

 

 

「全く、僕という者が居ながら……。誰何だいこの人たちは?」

 

 

 

 全身からブラッキーなオーラを醸し出した先輩?のアバターが肩を叩いた。

 慌てて振り返ると、輝くような金色のショートカット、宝石のような透き通る蒼の瞳、細くしなやかな腕や足が際立つ黒のワンピース姿の……。

 

 

「先輩、身長と胸盛りました?」

僅かながらに身長を伸ばし、膨らみを持たせた先輩が居たのだった。

 

 

「君はさ……、年上に対しての礼儀って物が無いのかね!」

先輩の琴線にどうやら触れてしまったようで、ストーレートでお腹にパンチを喰らわせてきた。アバターだから痛みは無いけど……、感覚的に痛い気がする……。

 

「先輩……酷い……」

 

「君がいけないんだ…。頑張ってアバターの調節に四苦八苦しながら作ってきたというのに……」

 

「だから遅かったんですね……」

怒っているのが収まらないのか、顔がまだ真っ赤だ。

 

「でも時間を掛けただけあって、先輩のアバター凄く素敵ですよ」

膝に手をついて、ようやくの事で立ち上がると……。

 

「そ、そうか……君にしては中々の褒め言葉じゃないか……」

手で顔を隠してモジモジする、本当に読めない先輩だ。

 

「ユウさん、大丈夫ですか?」

心配そうにリク君が尋ねきた、正直にリク君達の事を忘れていたよ…。

 

「うん、大丈夫だよ。それよりも、紹介したほうが良いかな?」

話流れと視線が先輩のアバターへと向かっていたので、このまま話を進めさせてもらおう。

 

「後輩、自己紹介くらい自分でできるから良いぞ」

 

「あ、じゃあお願いします」

少し膨らんだ胸を張りながら言うので、バトンタッチで交代することにした。

 

「僕はハルという者だ。この不肖な後輩の先輩にあたる者だ」

 

「誰が不肖な後輩ですか……」

 

「勿論君だが?」

躊躇なく人のことを馬鹿にしてきたよ、この身長が中学生な先輩は……。

 

「あ、俺はリクって言います。ユウさんとはバトルで知り合いました」

先輩の自己紹介の後に、リク君が自己紹介を始めると続けて〘ビルドダイバーズ〙の面々が挨拶をした。

 

「後輩、君はここでは【ユウ】という名前なんだな」

 

「そうですけど?好きに呼んで構わないですよ」

 

「じゃあ…ユウ…と呼ばせてもらうよ」

 

「わかりました、ハル先輩」

 

「先輩は付けなくていい、此処では君の方が先輩だろ?」

 

「じゃあよろしくお願いします、ハル」

先輩の事を名前で呼ぶのは変な感じがするが、そこは慣らしていくしか無いのかな。

 

 

「そう言えば、ユウさん!ユウさんこの前フォースネストに招待してくれましたよね!」

 

「確かに招待はしたね…。じゃあ行こうか……」

モモカちゃんから質問に答えながら、メッセージボックスを開いていると……。

 

「と言ったけど、ごめん。急な話だけど依頼が入ってきちゃったからさ……」

 

「依頼って?ミッションか何かですか?」

ユッキー君が聞いてくる。個別の依頼はやっぱり珍しいのかな?

 

「ミッションというよりは、試験監督かな?」

 

「試験監督って何?」

 

「えっと、例えば僕たちのチームに入る人の力を試す人って感じかな?」

 

「そうなの?」

 

「まぁ簡単にだけどね」

コーイチさんがサラちゃんの質問に答えているけど、試験監督を知らないのは見た目通り位に年が幼いからなのか?

 

「それでその試験監督ではユウ、君は一体何をするんだい?」

 

「別にただ依頼主の要望に答えてバトルするだけだけど。でも、ハルに『GBN』のバトルを見せるのには丁度良いかも……」

最初からやってもらうよりは、見てもらってイメージを掴んでからのほうが良いだろうし。

 

「ごめんリク君、今日は依頼主の方に行ってしまうけど…」

 

「あ、あのその依頼主さんの所のバトルって俺達も見に行っていいですか?」

俺に聞かれても、決めるのは向こうの方で決定権は無いのだが……。

 

「まぁ俺が謝れば済むことかな…先輩も連れていくわけだし…。良いよ、一緒に行こうよ」

 

「はい!」

元気の良い返事がやって来たので、こちらも本格的な用意をする。

 

「今日は何時もよりも気合を入れていかないと……」

気合を入れ直しながら、システム画面を開き操作で『機動戦士ガンダムSEED』に登場する『Z.A.F.T.』軍の赤服に更し身に着ける。

 

「ねえユウさんの服が急に変わったけど……」

 

「まさかこんな人混みの中で堂々と……やっぱり何かが違うよ……」

リク君とユッキー君が二人してコソコソと話し始めたが、前にもあったので今日は見なかったことにしよう。

 

「早くしないと置いていくからね」

依頼承諾のボタンを押す一歩手前で、ハルやモモカちゃんたちが側に寄ってきていた。

 

「あ、待ってくださいよ!」

こちらが急かすと二人も慌てて近づいて範囲内に入ったので、

 

『ミッションの受付を終了しました。目的地へと転送します』

システムのアナウンスと共に、俺達は依頼主の待つ場所へと転送された……。




最近、デスティニーインパルスにどハマリしています。
何ですか、あの素晴らしく格好良い機体は!作りたいですね……。
軍服で『Z.A.F.T』を出しましたが、私は『Z.A.F.T』と『袖付き』が軍では好きです。
『鉄火団』は軍に入りるんでしょうか?オルガと三日月さん大好きです!

今回もご閲覧していただきありがとうございました。
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