この1章の終わり。
どんな物語が紡がれたのか…?
では、どうぞ!
2節 記憶を無くした少年と魔竜の少女達
僕は、夢を見ていた…ある大きな大決戦の夢。
そして、その時に現れた青年に助けられたのだ。…横暴だが、逃げる様に促してくれた事。
最後の最後にその青年と会話してその名前…ヒョウガとヘルヘイムと言うギルドの存在…そしてこの僕がこの物語の鍵を握るとか何とか…
その夢がループし続けていた。
その後、急に夢の中なのに妙にリアルな明るさと温かさが肌に感じ取られ目を開ける…その目を開けると其処は周りに浅く流れる小川がある。その中央には大きな蓮の花が咲いている。その中央に居たのは女性だった。それも妖精で体のあらゆる所が傷がついており、羽があったであろうその部分は機械が剥げた様に茶色くなっている部分も見えた。僕が目が覚めた事が判ると、笑顔で此方に歩み寄ってくる…
まるで母親の様に自分に優しく語り掛けてくる…
???「ん?…あら、起きちゃったのね?ユウキ。…取り敢えず、おはよう。…まだ貴方は眠っててもいいのよ?こっちはまだ、作業に集中しなきゃだし…貴方と会話も真面に出来た物じゃないし…」
この時思った。なんで、僕の名前を知っているんだろう?そもそも、何処かで会った事があっただろうか…?と。
すると、目の前の女性は僕の顔を見て察したのか、落胆して僕に話を続けてきた。
???「…。貴方は今、『あんた誰?』って顔になっていたわよね…?…はぁ。…まぁ、分かっては居たけど実際にやられるとやっぱり辛いわね…こっちはアンタの事をよく知っているからこそ、アンタに忘れられて気持ちが悲しいのも道理よね…」
と独り言の様に話が進んでいく…その様子を見て僕はその女性に名前と何故僕の事を知っているのかを訊いたのだった…
ユウキ「えっと、すみませんが貴女の…その。名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
すると目の前の女性は名前と訊かれると少し戸惑い、考えるもすぐに名前を答えてくれた。
???「ん?アタシの名前?…。…ん~。そうね。『あの世界』での名前が本当の名前ではあるけど…も…。…ん、取り敢えず、『アメス』…とでも名乗っておくわ」
アメス「まぁ、最近ではこの名前が通っているし…『この世界』では既にこの名前で通じているから問題ないわよ」
僕は、その言い回しに少し疑問を抱くも、束の間途中でアメスは何かあったように話を切り上げる。
アメス「…っと。…ユウキ。残念だけど、アンタとの話も今日は此処までみたいね。…こっちはまだ、『あの事』があってから間もないし作業が色々と多いの。アンタと本当ならもっと話したいし、本望なら一緒に付いても行きたい。…けどアタシがこれじゃあアンタが行けてもアタシが行けないのよねぇ…だから、アタシの代わりの案内人。…。昔、アンタをサポートしたように…ね。…アンタの相棒の『私』の代理としてね。…歯痒いけど、実際に向かわせて貰ったからアンタの旅は保証するわよ。…心配しないで。大丈夫。こっちはアタシが少しでも早く修復させるから、アンタはアンタの人生を楽しみなさい。アタシも修復が終わり次第すぐに向かうからさ。…それと最後にアンタに警告しておかなきゃいけない事が一つあるの」
さっきの心配な口調なアメスが一点、深刻そうな顔を見せるアメス。
その後、アメスはこれから向かうであろうユウキにある事を言う。
アメス「貴方はもしかしたら記憶にあるかもしれないけど、大決戦のあの時に現れた『竜の青年』…そして其処に所属している『仲間達』そいつら、もともとこの物語には存在しなかった、イレギュラーな存在なの。もっと大事な事を言うと、これから起きる物語に更なるイレギュラー…私自身も把握しきれない数々の予想外があの者達によって起きると思うわ。だから、念のため心の中に留めておきなさい。何時、どんな時、どんな状況でもアンタもアンタの仲間になるであろうこれからの仲間にも、常に警戒はしておいて。アンタの事だから簡単に信用するとは思うけどね。それでもね、仲間だと思って背中を預けた存在が敵になった場合…この物語を紡ぐ為の鍵であるアンタが油断すれば、軽く死ぬかもしれないのだから。その位、イレギュラーな存在なだけに把握しきれていないの。…。無事に生きなさい。アタシからの願いはそれだけよ。…そろそろ、時間ね。またねっ♪ユウキ」
とアメスという女性は僕を心配してあの時に現れた青年の事を常に警戒して置くようにと強く念を押された後、目の前がシャットアウトされる。
そして再び僕の意識が闇へと落ちる前にあの青年と夢の中で最後に会話した時に言われた事を思い出した。
……………………………………………………
ヒョウガ『―言っておくがこの俺はお前ェ達の味方でもねェし別に『今は』敵でもねェ…だから、情けを掛ける必要性なんざねェんだ。」
ヒョウガ『―この先、何方にせよ『この世界線』は変わっちまう…だが、お前達という存在はァこの先ぜってぇに必要になるだろぅ…』
ヒョウガ『―だがしかし、同時に俺等ギルドヘルヘイムの高き障壁にもなる…今のお前達じゃ楽しめねェ…だからァ。生かしておいてやんよォ…だが、もし『あっちの世界線』相争う場合は本気で『殺しにかかる』から―覚えとけェ…俺からの忠告だァ…―』
……………………………………………………
ヒョウガは何かを知っていた。それも、まるで『この先に起こるであろう結末を知る』ような口ぶりでだ。
ヒョウガという人物は何を知っているのだろう…そう思いながらも闇に溶ける意識は受け入れていくユウキだった…
一方その頃・・・
……………………………………………
???.Side
ある草原地帯の一角。森林と草原の境にある自然に出来た温水…所謂、『天然温泉』で一人、体を流している少女がいた…
チャプン…チャパンッ…
髪はオレンジ色で長髪。目の色は澄んだ水色。美形で整っており服を脱いでいて王女様だと分かる位、礼儀正しさが滲み出ている。実際に王女らしく服は汚れない木の枝に掛け、尚且つ折り目正しく綺麗に畳まさっている。その近くには自身の下着を置いた本人にしか分からないであろう草むらに隠しており、その上には王女の象徴であるティアラと自分の護衛用の大剣と鎧が置いてあった…
???「~♪フッフン、フフン~♪フンフン、フゥ~♪」
その少女は―
……………………………………………
―ドォンッ!!!
―どうもこんにちはぁ~♪私の名前は…ってぇ、何ですか!?
あそこに見える、【???.Side】の表示。
絶対に私の事を判らせまいとする為の嫌がらせですかぁっ!
ほぉ~んと失礼しちゃいますよぉ…全くもぅ…。
え~と、コホン。気を改めて…オイッスゥー♪私の名前は…えっと、その、言おうとしたんですが、有る事情がありましてですねぇ…言えないんですよぉ…ごめんなさいっ!!でも、仮に私の名前を呼んでくれるとしたら…
―グゥゥウゥゥゥ………
―っ!??…な、何で皆さんと挨拶をしている最中なのにお腹がなっちゃうんですかぁ~…あぁ~お腹減ったぁ…
…えっ?『それだ!』…?…何がですか?
…ペコリーヌ?ですか?仮に呼ぶとしたら?
…えっ!?もしかして貴方天才なんですかっ!?私の考えていた事を言い当てるなんて…!?ヤバいですねっ☆惚れてもいいいですかっ!?キスしてもいいですかっ☆♪
…えっへへ…ちょっと脱線しちゃいましたね…。そうですね…私の名前はペコリーヌと呼んで欲しいですね♪
ナレーション奪って紹介してしまいましたが、いかがですか?良かったですよね?
…このままだと、キリが悪く何時までも終わらないと思いますので、続きへと参りましょー!では、どうぞっ!
………………………………………………
???「よいしょ…っとぉ。これで、拭いたかな…」
サァ…ササァ…キュッ。
―その少女は、髪を流した後に持って居た、持参タオルで体を拭いた後温水から上がりその近くに置いてあった下着を履いた後、木の枝に掛けてあった服を丁寧に着る。
???「…んー。ちょっと、だらしないかなぁ…これで、…いいかな?」
…スサァ……スゥ…。
乱れた髪を直す為、簡素に手で後ろ髪を優しく掴みそのまま上へと振り上げる…その後ろ髪はまるで羽が落ちていく様にゆっくりと垂れて行き、鎧を着てティアラを付ける頃には髪は整っており、水雫も一つも無くなっていた。
カシャ…カツ…キュッ…
???「後は、鎧を着て…っとと、髪は乱れない様にこれ、これをぉ…」
???「ぅ…。………。」
しかし、ティアラを付けようとした直後、顔が曇っていき思い返す様に静止し、そのティアラを見つめ続けていたのである…
だが、そういう時間は一時にしか過ぎ無かった…
―キュイィン…!
自身の身を護る為の剣を置いていた手頃な大岩…その大岩に意思が宿る…。
ゴゴゴゴゴゴ…!
その大岩はその瞬間モンスターと化し地面から動き出す。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!
???「………うぅ。―っ。―ううん。違う。絶対に違う…。何時か、何時か思い出してくれる筈、でも、そう簡単に忘れるはずない。―なら、まだ私には何か足りない力があった。私は王族としての力が足りないだけ…相応しくないし、力さえも足りないからあんな態度を取ったんだ。そう。絶対にそう。そうに決まっている。そうじゃなければ、あの思い出は…―」
少女は、ティアラを平然と付けていた時代から大きく変わってしまった今のこの状況までを思い返している様でその動き出しに気付かない…
…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!
???「―っ?…何?―えっ?えっ、えっ!?」
―ズゴォーンッ!!!!
???「―きゃぁっ!??」
気付かない少女を裏目に埋まった地面から思い切り体を起こすモンスター。少女はギリギリまで思い出に浸っていたが、大岩が体を起こした瞬間、少女は異変に気付き咄嗟にその衝撃を躱す。も―
―ドンッ!!ステンッ!!
その衝撃は逃れる事は無理だったらしく、自分は少し吹き飛び、モンスターと距離は少し離れるも、自身を守る剣はその起き上がる衝撃で、自分が吹っ飛ばされた位置よりも少し遠い場所へと綺麗に回転しながら飛んでいき、地面へと唐突する頃には真っ直ぐと剣が落ちて行きそのまま刃先から地面へと深く突き刺さった…。
少女は咄嗟過ぎて、頭から打つ事だけは避ける様に考えていたせいで後ろには気は回っておらず、衝撃により思いっ切り尻餅を着く…その着いた時の衝撃は頭まで到達し鈍痛が頭に響く…
???「イっててぇ…。さ、流石に油断し過ぎて、いましたね。警戒して無かった私が、一番悔しいです…ぅう…頭がぁ…痛いぃ…」
驚きと思い出に浸り過ぎて頭が回らないせいで周りが上手く認識出来ておらず、更には鈍痛により更に物音が聞こえ辛い始末…そんな彼女の状態はお構いなくその大岩のモンスターは、その後後ろへと振り向く…動けない彼女に目標を定め、走り込むように近づき始める―
ゴドンッ!ゴドンッ!ゴドンッ!ゴドンッ!!
その後、自身の攻撃範囲に入った所で、岩で出来た拳を彼女へと振り落とす…!
モンスター「グゴゴゴゴォッ!!!」
―ヒュゥゥゥウウッ!!
拳が振り落とされる7秒前、痛がり、唸る彼女の見る方向がいきなり暗くなる―何かと思い上を、暗くなった方向を見て衝撃と焦りを見せ、剣を探す―
???「うぅ~…。―ん?あれ?ってぇ!?ヤバいっ!??あええっっ!?えーと!?…あぁっ!!剣、剣はっぁ!??」
思い出すのも束の間、迫る拳がある為今探す余裕もなく躱す方へと専念する、何気に行った行動が彼女の求める剣の近くへと回避した…
ドゴォーーンッ!!!
???「アブなっ!??…っ!…もぅ、いきなり女の子を襲撃するなんてマナーがなって居ませんねっ!!」
逃げる方向に剣が突き刺さっているのが見えた彼女は其処へ勢いよく走り込む…そして―
???「これ、使うの、嫌ですし、デメリットが半端ないですから、使いたく無いですが、命には代えられませんし、仕方ありませんっ!!…行きますよぉっ!!…―やぁぁっ!!!!」
ザキィーンっ!!!
モンスター「ギィィイイッ!??…グゴゴゴ、ゴォ…」
ドゴンッ!ゴゴドゴンッ!…コトン、カタン…コツコツッ…
彼女の放つ大剣による横薙ぎの斬撃は大岩のモンスターへとヒットする…その体は見事に横に真っ二つに割れそのモンスターはただの岩と化し絶命する…
危険が去った事を意味する無音と静かな風が辺りを制する…
少女は危険が去りホッと一息…
???「ふぅ…これで、少し休め―」
ギュゥゥウウゥ……
その静かな風と無音な草原に突然可愛いお腹の音が流れる…
???「…ぅう…はぁぁあー…お腹ペコペコですぅ~…」
彼女がこうしていたほぼ同時刻…時は遡り彼女が天然温泉でゆっくりしていた頃。
その天然温泉の場所とは真逆…森林生い茂る大森林と樹海と呼ばれる永久迷路、別名『自動生成地獄の天然迷宮』その到達点、視界限られる大森林の中央、開けた場所に高くそびえたつ古めき塔…其処でもこの物語に大きく関わる人物達の話が進んでいたのだった…
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ヒョウガ.Side
暗闇の中、意識やらが闇へと落ちている最中、徐々に誰かの声が此方に語り掛けている事に気付く…
*「お兄ちゃん…まだ起きないかなぁ…」
と聞きなれた元気で高い声が心配そうに声のトーンを落として誰かに尋ねている…
*「大丈夫ですよ。トウカ。お兄様は、ヒョウガお兄様は、いずれ目を覚まします。私が保証します」
と冷静で落ち着いた声で自分が知っている家族の末妹の名前をいい‘トウカ’を宥める様に声を語り掛ける…
*「そうだね。キョウカちゃんの言う通り。待とう?トウカちゃん。私のお兄ちゃんだし、私と息が合う位の仲であって兄妹で双子。私は一番大好きで自慢が出来る…。私の半身…ゲーム最強の兄妹だから。絶対に、必ず起きる筈だよ。…そうだよね…?お兄ちゃん…」
と、自身の中で最も大切で有り自身の一生で掛替えの無いパートナーである。まさに半身と言って良い程離れた事は一度もない双子…ヒョウカの声がした…ヒョウカは信頼しているのか、こうしている間もまるで弟の面倒を見る様に膝枕をして頭を優しく撫でている…そんな感触があった。
流石に、寝ている訳にも行かないのでいい加減起きる事にする。
でも、何故か皆の声の調子がまるで兄じゃないかもと疑っているというか、前より女の子達の雰囲気が分かったような…それ以前に何か体が重く怠い…?
そんな先程思った疑問を解決する為目を開ける…勿論、ある漫画とか…?あるアニメみたいに目をバッと開いて驚かせるのは一瞬面白そうだし、試してみようかと思ったが、先程言ったように女の子達の雰囲気が判っている為か、何故か無性に悲しくなってしまう…すると自然に思い付いた方法が一つあり、演技でも何でもいいから一回唸りを上げた後に、目をゆっくりと開けるという方法。普段の俺ならそんな事しない筈なのに、その方法を思い付いた瞬間から既に実行している自分が、無意識にいたのであった。
ヒョウガ「―く、…うぅ…うっ…」
俺はそのまま目をゆっくりと開ける…
その声を聴いた家族達は驚き、膝枕していたヒョウカはいきなり俺が声を発した事と目覚めた余りの慌てぶりに俺まで、慌ててしまっていた。
ヒョウカ「へっ!?…お兄ちゃ…ん?…え、えぇーっ!???」
トウカは目が覚めた事に気付き大声を発して喜びと驚きを露わにしていた。
トウカ「目が覚めたんだっ!??」
キョウカは俺を見て何時もの毒舌でやけに冷たい目でヒョウカとヒョウガを見つめていた…
キョウカ「…いいですねぇー…ヒョウガお兄様はー」
俺はヒョウカの膝の上で寝ていた為、ヒョウカが驚きの余りに立ち上がった瞬間自身の体はその反動で嫌でも立ち上がってしまう。
ヒョウガ「ちょっ!??、ちょちょ…っ!??待って待って。いきなり揺らされたら、困るってぇ…っ!??…おひゃぁっ!?」
…も、流石に突然すぎた為、すぐにヒョウカの膝の上へと引き寄せられるように頭が落ちていく…
…ムキュッ!
―の筈がその頭が落ちた場所が胸であり―
ヒョウカ「きゃぁっ!?…え、えへへ…?えーとぉ…?ヒョウガ、お兄ちゃん?…ほらっ?起きて…?…その…お兄ちゃん?が寝て居るその場所…私の…胸…」
その事を聴いた俺は慌ててその場所から離れ、謝った。
ヒョウガ「えっ!…あぁ…ゴメンッ!!ヒョウカ。今、離れるから!」
ヒョウカ「…でも、お兄ちゃんになら…私は、平気なんだけどなぁ…」
何故か、ヒョウカの顔が赤くなり此方へ顔を急に逸らしてボソッと言った。
ヒョウガ「ん?何か言った?」
俺は、その言った言葉が気になって聞くのだがその質問をした瞬間慌てふためく。
ヒョウカ「う、ううんっ!??何にも言ってないよぉっ!?うん」
やはり何か気になる事をボソッと言った事は確実だが今問う事ではないので、また後で問い詰めるとするとしよう。
…それはそうとして、ここはどこだ?見慣れない場所だが…?
そう俺が思うとその顔を見るにキョウカはその返答に答えた。
キョウカ「ここは樹海の様です。ヒョウガお兄様。どうやら、あの決戦以降、私達ヘルヘイムはかなりの間眠らされていたようです。現にそこの塔は昔、ソルの塔として聳え立っており、その塔こそあの覇瞳皇帝との決戦の舞台だったらしいですが…見事に蔦が絡まっており更には至る所に苔さえも生えております…即ち今の世界はあの時の世界と大分異なっている部分も多いのでは?と推測されます」
とキョウカは自身の自己解釈と今の現状を組み合わせ自分なりの答えを編み出したようだ…それでもわかりやすい答えに素直に俺は褒める
ヒョウガ「いや、推測でも、予測でも、お前の持つ理解力と創造力には本当に助けられてきたからね?だから、改めて言うよ。ありがとう。そして凄い纏め方で本当に判りやすかったよ」
キョウカはその言葉に否定の意を込めて毒舌を吐くが俺等がこのゲームをプレイする時のみある魔竜の尻尾は正直な様で、まるで犬や猫の様に尻尾を振り振りしていた。
「…っ!?そ、そんな訳無いじゃないですか…何時もの通りにやっただけです。はい」
…なんか照れ隠ししている事が判りやすい一面、感覚もあるらしい。特に女性は油断するとその尻尾だけで力が入らなくなる位の快感が体全体を襲うらしく、尻尾を触らせようともさせないらしい…
そう俺が思って居るのも束の間、先程説明した尻尾は無論俺にも付いている訳で…キョウカは、俺がそう思って居る事が気に食わない様で俺の尻尾へと瞬間的に回り込み一言…
キョウカ「憤怒。お兄様。今、私の事を『可愛くて分かりやすい尻尾だな~』と思いましたね?いいでしょう。お兄様にも体感させてあげます。『女の子の快感を極限にまで』ね?』
しかし、俺は女の子じゃない。男だ。更に尻尾は男の子の場合は敏感では無く鈍感。痛みすら感じず、敵を薙ぎ払う際によく使用する。だから、そんなの平気だと身構え、俺も一言言おうとしたのだが―!?
ヒョウガ「ふ~ん。そう。じゃあ、やってみたら?多分、ボクには何も聞かなァ―」
―ヒュン!
ヒョウガ「―ひゃぁあぅぅうぅっ!??」
突然、自身の体が経験したことのない感覚と力が抜ける感じで、以前の声では無く自分の口から可愛いらしい女の子の声で悲鳴が上がる…
しかし、キョウカはお構いなしに尻尾を触りまくる…
サラサラ…ヒュン…ヒュゥゥン…
ヒョウガ「なぁぃ…ぃぉ、ひゃぁんっ!??…ぁ、やぁ―ひぇんっ!?らぁかぁらゃぁ…ひぇぁんっ!?はぁ、りゃぁんっ!?」
次々と尻尾を触られ可愛い声を上げていく俺。
その内、その触りがあるせいで力が抜け、動けない位に麻痺してしまい。さらに其処に触っている元凶にすら手が出せなかった。また触られる度に徐々に力が入らなくなっていき、何時の間にか地面に女の子座りしている俺がいるのだがそんな事を気にする余裕は無くキョウカに唯々触られていき俺は可愛く気持ち良さそうな悲鳴が辺りに木魂すのだった…
ヒョウガ「はぁ、はぁ、はぅう…はぁ…も、もぅ…わ、わかった、からぁ…やめ、やめてよぉ…きゅぅぅぅ…」
暫くしてキョウカは飽きたのか又は懲りたと思ったのか知らないが、突如止める。その後、キョウカは突然こんな事を話し出す。
キョウカ「…わかりました。少なくとも貴女はお兄様で有るようですね…?その初々しい感じは元々男だったような感じであり、感じた事のない快感に戸惑われている様子…。可愛らしいですね」
…キョウカのそのギリギリアダルトになってしまう行為は止めてくれよ!…小説見る人が困るだろうがよォ…。全く。
その後キョウカはこんな事も話し出す…それは、この物語が始まるきっかけでもあったのであった…
キョウカ「…それはさて置いて、お兄様?ここら周辺で何かと騒ぎがあるようですけど…どうします?向かいますか?」
その言葉の返答には迷わず答える。
ヒョウガ「…向かうよ。取り敢えず。困っている人がいるのなら助けるのは当然だよ。まぁ、前の世界程では無いけどね…行こうか?」
俺がその話をし、皆に問うと…
キョウカ「お兄様が良ければ何処までも、付いていきますよ」
ヒョウカ「ヒョウガ君が行く所は絶対に付いていくから大丈夫」
トウカ「お兄ちゃんの為なら何処までも、辛くても…いや、嫌いな物以外なら何処までも行きますよ~!」
トウカの返答だけおかしかった気もするが…まぁ、いいや。急がないと助けられなくなるからなっ!!ここでのたばっては時間の無駄だ!
ヒョウガ「よしっ!それじゃ、急いで向かうよ!」
三人「うんっ!!」
ヘルヘイムがついに動き出し、丁度腹ペコ少女がゴーレムを倒しお腹空いた~と嘆いていた…その3分後…
とある野原の中央に位置し、其処に寝ていたかつて世界を救おうとして最後の最期で失敗してしまった少年が寝ており、その近くで静かに微笑み少年の為のご飯を作っている少女がいた…
その少女はこれからのパートナーになるであろう少女でもあった…
???「…アメス様の託宣の通りの場所ですね。という事は、貴方がワタクシの主様でいらっしゃるのですね。って、眠っていらっしゃるのに何を訊いているのでしょうワタクシは。…まぁ、ここで有っているのならですが。…。悩んでいても仕方ありません。我が主様の為にご飯をお焚きしましょう。…喜んでくれますよね…?主様…」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ユウキ.Side
自分の意識が暗転した後暫くたった…
すると、少しずつだが直ぐ近くから少女の声が聞こえてくる…
それも、いい匂いさえもきていた…
???「―…はじめっ、ちょろちょろ…なかぱっぱぁっ♪…―赤子泣いても…ふたとるなっ♪…」
その声に導かれるままに目を開けると…
???「…あっ!…フフ…お目覚めになられたのですね…?主様。えっと…お体の方は大丈夫でしょうか?」
と、目を開けると早々銀髪で髪が短く、目は赤い。耳は少々小さく尖っていて頭には草花のティアラを付けた少女が此方をみて微笑んだ。
僕は何時までも寝ている訳にはいかないと思った為、その場で起きる
ガサッ!ササァサァ…
???「おはようございます。主様。…失礼ながらお名前をお伺いしても宜しいでしょうか?…」
と急に申し訳なさそうに訊いてくる少女。
僕は黙って、聞かれた事に対してこう答えた。
ユウキ「…ユウキだよ。…えっと、君は?」
そう僕は訊くと少女は少し驚き戸惑うもその質問に答えた。
???「…っ!?…意外ですね…。主様がこんな質問に悩む事無くお答えになられるなどとは…記憶喪失では無さそうなのでしょうか…?…?…じゃあ、アメス様の託宣で言われた事と今のこの状況は一体…?…おおっと…余りにも主様の印象にビックリして私の紹介が疎かになってしまいそうでした。えーと、やはり、貴方様は私の主様で間違いは無いようでした。…コホン。お初にお目に掛かります…。私の名前はコッコロと申します」
コッコロと自分の名前を名乗る目の前の少女は僕の為に用意したであろうご飯を握りながら口を動かす。
コッコロ「私のお役目は、主様のお側にずっと…いえ、一生お仕えする事です。おはようからお休みまで、ゆりかごから棺桶まで。主様の生活やら色々な事全てを全力でサポートさせていただく為にここに居て参じた『主様だけのガイド役』です」
自分の使命の事を僕に話すのと同時に手の動きが止まるその後手で握っていたご飯を僕の方に渡した後、口を動かす…
コッコロ「…主様。目覚めたばかりでお腹が空いてでおいででしょう?これを…。主様が起きた時の為に焚いていたご飯です。…どうぞ。お食べ下さいまし」
そのご飯はコッコロのという少女により三角に握られており、その一部分には黒く薄い何かが巻かさっていた。
僕の顔を見て思い出したかの様に口を動かしだす。
コッコロ「…?あぁ、先程アメス様の託宣のお告げを忘れておりました。何たる不覚…。主様は記憶喪失でございましたね…。大丈夫です。…主様。その黒い物は毒ではありません故食べても支障などないです。どうぞお食べになって下さいまし」
そう促すコッコロにつられ僕はその三角のご飯を口にする…
ユウキ「あむ。…。……。美味しいよ。コッコロ。君の作ったご飯。上手いね。…ユイと互角かそれ以上か…にしても美味しかったよ」
そう。コッコロの炊いたご飯はユイと同じ感じで美味しかったのだ。料理の才能があるのか…または、僕を主様と呼ぶからなのか分からないけど…
そう呟くと、コッコロは感謝を言うもそれと同時に質問もしてくる
コッコロ「お褒めに預かり誠に光栄です。主様。所で疑問なのですが…そのユイ…様とは?一体、誰で御座いましょう…?」
ユウキ「え?…確か、僕の側に居てくれて何時もサポートをしてくれた…回復魔導士だったかなぁ…ともかくうろ覚えだけど、ユイって子は友達だった気がするよ」
『ユイ』って言葉を耳にする何故か胸が痛くなるけど、思い出そうとすると靄がかかったような気持ちになってどうしても続けられなくなるのだ。
コッコロはその僕の言葉に戸惑いつつも、否定はせずただ微笑んだ後、僕の話に乗って来てくれた
コッコロ「…。左様でございますか。…フフ。やはり、主様は、お友達が多くなりそうな予感はありますね…。主様の性格と言い、他の男性方を比べても明らかに主様の方がより人に好かれやすくそれも、女の子にはやたらと頼りにされそうですよね。その、『ユイ』って呼ばれる方も『主様』を信頼してくれたからこそ、今こうして『主様』の記憶の隅に印象深い人が残ってくれた訳です。…これから出会うだろう女の子達も、勿論私も、貴方様の記憶に印象深く残る様に誠心誠意尽くしますのでこれからよろしくお願いいたします。主様」
コッコロは僕の話に同情し僕に対しての理論と結論を彼女なりに考えだしてくれたようだ。しかし最後の話の意図が読み取れず僕は頭にクエスチョンマークがついていたのだった。その時近くで見知った音が聞こえてくる。
ギュゥゥゥゥゥゥウウ……
その音の後に僕ではない誰かの女の子の声が隣から唸る様に喋り掛けてくる…
???「…お腹、空いたぁ~…お腹、がぁ…ペコペコぉ、ですぅ~…誰、かぁ~…ご飯、をぉ~…」
すると、その声に反応したコッコロは声で分かるはずなのに勝手に僕が話したと勘違いし僕の方を見た後、分かっていますと言っているかのようにのように予め作っていたであろうおにぎりの入った包みを開き、僕に話しかけた。
コッコロ「…!…主様。大丈夫です。お腹がまだ空いていましょう。貴方様の為に私、たくさん作ってきましたのでお好きなだけ食べて下さいませ」
そう言い、僕の方に包みを寄せた後、「主様はまだまだ食べられると思い私もう一袋作っていたんですよ。今、バックから探し出して主様に差し上げます故、少々お待ちください」と笑顔で言った。…僕は未だに何も言ってはいないが、そんなことは気にしない様でコッコロは、バックから予め作っていたもう一つの包みを探し出す為、僕に一度背を向ける。その時だった、コッコロでもない。僕でもすらない、先程唸っていただろう声の主と共に、先程と同じ場所から親しみやすい声と共に登場したのは王女様風の鎧とティアラと身に着けた橙色の長髪にアホ毛が目立つ、可愛く優しそうな女の子だった…
???「良いんですかっ!?ほんとにっ!!?感謝しますっ!!有難う御座いますっ!!!本当に有難うございます!!!お陰で死なずに済みます!!!では、頂きますっ!!!!」
その女の子はコッコロの言葉が自分自らに向けて言われたと勘違いしたようで、此方に感謝をしつつコッコロの作ったであろう、15個から25個の手頃なおにぎりを瞬く間に彼女は次から次へと口にへと運びそのままペロリ。
???「はむっ!あむっ!はむあん!!はぐおむあむっ!!!はんあむっ♪んぅ~♪あぐあむあむっ!おむあむおぐっ!!あむあむぅっ!!はぁ~♪生き返るぅ~やっぱりご飯は命のエネルギィ~♪」
そのおにぎり一個を手に掛けてまるまる一個完食するまでの時間。なんと僅か、3秒。
なので、30秒しないうちに風呂敷内のおにぎり全てを平らげてしまった。
コッコロはそんな事を知らずにバックを漁り、二つ目の風呂敷を此方へと手渡そうと振り向き、やっと気付く。人数が増えている事に。…その後、コッコロは、増えた女の子に話しかける。
コッコロ「…?…あれ?お一人増えていらっしゃいますね…?それも、私がお作りになった主様のご飯が全てあの方に食べられてしまったみたいですね?…。その、貴女様は一体?宜しければお名前―」
しかし、コッコロが名前を訊こうとするもその女の子は全く聞いておらず二つ目の風呂敷に手を掛けて半分。その女の子は満足そうに此方に感謝を述べてくる…
???「―はんっ!あんおむっ!!あむあむっ!!おむっ!あむっ!!ぷぅぅ~♪んぅはぁぁぁ~♪生き返ったぁ~♪本当にありがとうございました!!名前も見ず知らずのワタシにこんなにご飯を恵んでくれるなんてぇ…!!!一生恩に着ます!!」
コッコロ「いや、別に貴女様に上げようと思った訳では無いですが…喜んでいらっしゃるのであれば何よりです。しかし、どうしてこんな所にお一人でいらっしゃるのでしょう?宜しければ、理由を―」
???「きゃぁぁっ!?誰か助けてぇっ!!」
とその少女に訊こうとするも、またも突発的に耳に入ってくるのは女の子の悲鳴。そのせいでまたもコッコロの質問が遮られた…しかし、この声は、僕が知っている声だった…。何処かで聞いた覚えが…?
そう思って居るとようやく視界内に見えてきた。みえたのはピンクの短髪で花のヘッドドレス、左手に片手杖、言う所の回復と攻撃両用のロッドを持ち必死に後ろから迫る魔物二匹に第二陣で有ろう魔物三体から逃げている少女が見えるのだった…
先程、急に現れた少女は此方に急に謝ってきたのだった…
???「…あの魔物…。多分ワタシを狙ってきたのだと思います。見ず知らずの方。本当にすみません。後はワタシはあれをひきつけ倒しますので彼方方は何処かに逃げて下さい。ワタシはワタシが起こした責任を取りますからっ!ではっ!」
と言い放ちあそこに見える魔物に向かって突撃していく…
コッコロはその言葉に対して僕に質問してくる…
コッコロ「…随分とご自由な方なのですね…まぁ、いいでしょう。主様。いかがいたしましょうか?私はどちらでも構いませんが主様は戦うか逃げるか…?何方に致しましょう?」
僕に唐突な質問を投げかけてくるコッコロ…だけど、何故だか僕は、怖いけど、そんな事を何時までもしていたら終わる筈の世界が終わらない…そんな不思議な言葉が頭に浮かんだと思ったらその瞬間、口が思いもしない言葉を口にしたのだった…
ユウキ「…逃げているだけじゃ、悲劇は終わらない。逃げてばっかりじゃ、アイツに終止符が討てない…なら、いっそのこと、僕はアイツを、そして、皆を救う為に戦うよ。コッコロ。いこうっ!」
コッコロ「…っ!?…。はい。分かりました。主様。参りましょう。私達皆で、あの方を援護いたしましょう!」
―タッタタタタタッタタッ!!
僕達は先程向かった少女を援護する為に、走り出す…すると、突然その横からの生い茂った草木から音がした後、僕達二人に向けて話しかけてくる…
―ササッサッァササッ!!
???「その戦い、僕達も参加してもいいかなぁ?」
その声に一度立ち止まると、茂みの向こうから四人。女の子が歩いてくる…
その後僕達に、挨拶をしてくる。
???「初めまして。今はその時ではないので名前は言えませんが、私達は貴方達の味方です。安心して下さい」
???「そうそう!私達は別の仕事があったんだけど、その際に偶然その仕事に関わる重要人の残す痕跡が都合よく手に入れそうだからついでに手伝うって話。名前は後々話すから後でね?」
???「いきなりですみませんが、貴方達の助太刀にご協力させて頂く事は出来ますか?無理そうなら、直に立ち去りますが…?」
個別で挨拶をしてきた女の子だったが今は一人でも多い方が心強い。なので、
ユウキ「うん。君達の誘い。断る理由なんてないよ。協力してくれ!」
四人「了解!、任せて!、承知。、承りました」
それぞれが反応を称し、あそこに居る女の子達に助太刀をする…
タタタッタタタッ!!!
???「―よしっ!いっきますよぉ~♪―ん?」
コッコロ「その戦い。私達にも手伝わせてください。乗り掛かった舟です。私共も手を貸しましょう。えーと…?ん、戦闘で名前が無いのは不便なので、仮に貴女様を、お腹ペコペコの『ぺコリーヌ』様…と今はお呼びしますね…?」
その女の子は今にも戦いだしそうな所で、僕達はギリギリ間に合い、参加する事が出来た。コッコロはその子の特徴を捉えて『ぺコリーヌ』とあだ名で呼ぶ事になる。そのあだ名が嬉しかったのか笑顔で此方に喜びの声を上げてきた。
ぺコリーヌ「おやぁ?その『ぺコリーヌ』って私の事ですかぁ?可愛いあだ名をつけられちゃいましたぁ♪ヤバいですねっ☆♪」
その『ヤバいですねっ☆』に反応したのか、茂みで出会った彼女はふと自身の名明かすそれに続く様に次々と名前を話し始めた…
???「そうだね。確かに君の言う『戦闘で名前が無い』のはあからさまに連携がとりづらいしねぇ…。…。ここで明かすつもりは無かったけど個々での縁はこれからも続くだろうし名乗っておくよ。ボクの名前はヒョウガだよ。これからそう呼んでくれれば嬉しいかな?」
???「おに―姉様。名案でした。確かにそうです。では、紹介。キョウカ。それが私の名前です。これから宜しくです」
???「じゃあ、隠さない方がよかったじゃん!トウカの名前はトウカって言うよ。お兄ちゃん達っ♪これから宜しくね!!」
???「私からも。私の名前はヒョウカ。おに―お姉ちゃんと似ている姿だけど使う武器が違うし言葉使いも違うから呼び止めた場合基本最初の自分称を何といっているかで判断してほしいかなぁ~なんて」
しかし、紹介の時間は余り持たなかった…
敵がいよいよピンクの髪の女の子を追い詰めていたのだった…それを見たコッコロは僕等に伝えてきた…
コッコロ「皆様、どうやら長話をしている余裕はないようです。あのお方がピンチな様です」
それに反応した僕等五人はそれぞれ役割分担をヒョウガが決め僕からの指示を待っていた。
ヒョウガ「そうだね。じゃ、ヒョウカはボクの隣で前衛を」
ヒョウカ「了解!」
ヒョウガ「トウカは遠距離で僕等をサポートして!」
トウカ「ふっふっふ~♪お姉ちゃんの言うがままにね!」
ヒョウガ「キョウカは、後衛~中衛で戦況の分析後、的確に指示を飛ばして!そして、僕達の援護と強化も頼むよ!」
キョウカ「承知致しました」
ヒョウガ「後は君次第だよ。僕達は準備完了だから何時戦ってもOKだよ!」
僕はヒョウガの指示飛ばしが終わり、準備完了と言うまで、待っていたけど案の定、準備完了と言ってくれた。なので…
ユウキ「よし!じゃ、戦闘開始だっ!!」
皆「おーっ!!!」
その掛け声と共に皆はそれぞれの担当された場所へと向かう…トウカは僕の近くで援護。キョウカは、僕よりも遠いもまだみえる距離へと向かう…コッコロも同じくキョウカと同じ場所で戦うらしい。ぺコリーヌとヒョウカにヒョウガは敵が目前の最前衛で戦っていた。
そして、僕の後ろでピンクの髪の女の子が此方に気付いて話しかけてきた…
???「えっと…その、助けてくれてありがと…―っ!?」
僕の顔をみた瞬間ピンクの髪の女の子は驚いたような顔を数秒間見せた後此方に歩み寄った。そして、何故か涙目になりながら抱き着いて来た…その理由も話してくる…
???「う、嘘…っ!?き、君って、ユウ、キ、君。だよね…?ううん、この私が忘れる筈が無いもん!!ユウキ君っ!!ううっ…こ、怖かったんだよぉ…ううっ!私の頭がおかしくなったんじゃないかって思っていたんだよっ!!ユウキ君の事…私が知っている友人すら知らないって言うんだもんっ!!ほんとぉ…もぅ…あえて…本当にぃ…本当に良かったよぉぉーっ!!!」
と号泣もしてしまうピンクの髪の女の子だった。その後直にピンクの髪の女の子は紹介も兼ねて皆で窮地を脱する事を決して今度こそ戦うのだった…
???「…ううぅ…えっへへ…は、恥ずかしい所…見せちゃったね…らしくないなぁ、私。ねぇ、私も一緒に戦うよ。…あ、そうだった。ゴメンね?まだ私の名前を言ってなかったよね?…遅れたけど、私の名前はユイって言います。回復魔法も使える魔導士だよ。君達の足は引っ張らない様にするから、これから宜しくね?」
ユウキ「うん。宜しく。ユイ。…よし、今度こそ!…戦闘開始だっ!!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――⚔戦闘開始⚔―――
――⚔BattleStart⚔――
――――――――――――――――――――――――――
Battle.wave.1
味方陣営
前衛.ぺコリーヌ Lv.3、ヒョウカ Lv.1000、ヒョウガ Lv.1500
中衛.コッコロ Lv.2、キョウカ Lv.800
後衛.ユイLv.2、トウカ Lv.800
敵陣営
前衛.レッドマシュー Lv.1、レッドウルフ Lv.1
中衛.無
後衛.無
―――――――――――――――――――――
ターン1
ぺコリーヌの攻撃!
ぺコリーヌ「やぁっ!」
レッドマシューに
200ダメージ!
コッコロのスキル『トライスラッシュ』!!
コッコロ「行きますっ!」
レッドウルフに三回!
45.31.59…合計135ダメージ!
コッコロは一瞬で中衛陣地へと戻った…
レッドマシューの攻撃!
レッドマシュー「ギャヴゥッ!!」
その攻撃はヒョウガに防がれた。更にカウンター!
ギィィンッ!
ヒョウガ「おっそいよぉーっ!!ホラァッ!!」
ドゴォォーンッ!!!
レッドマシューに800000ダメージ!!
レッドマシューはダウンした。
レッドマシュー「ギュゥゥ…」
レッドウルフの攻撃!
レッドウルフ「グァァアッ!!」
その攻撃はヒョウカによって防がれた。そしてカウンターを浴びせる。
キィィンッ!!
ヒョウカ「読みが甘すぎるよっ!せやぁあっ!!」
グシャァァンッ!!!
レッドウルフに550000ダメージ!!
レッドウルフはダウンした。
レッドウルフ「グォォ…」
敵陣営全滅!
キョウカ「この調子です。次の勝利も掴み取りますよ。」
1wave Win!
――――――――――――――――――――――――
Battle.wave.2
Boss Battle wave
味方陣営
wave1と同じ
敵陣営
前衛.ゴブリンガード Lv.5
中衛.レッドウルフ Lv.7
後衛.ハイメタルガードマン.R Lv30
――――――――――――――――――――
僕達が倒した敵二体より格別のオーラ丸出しのこの軍を指揮しているボスらしきゴーレムが一体後ろに控えているのが見えた…前衛後衛と共に此方に話が回ってくる…
ぺコリーヌ「おおっと…これは凄くヤバそうな敵さんのご登場ですね…うーんちょっと勝ち目がないかもぉ…」
ヒョウガ「いや、ボク達の『今の力じゃ』無理だとは思うけど彼の…ユウキだけが持つ力、その『プリンセスナイト』の力さえあればこんな雑魚敵なんて蹴散らせる筈だよ」
ヒョウカ「ヒョウガ君の言う通りだよ皆。ユウキに力を貸してもらって私達に眠っている強大な力を引き出して貰わないとね?」
キョウカ「そうです。こんな雑魚は私達皆に指一本触れる事すら不可能な事を思い知らせてあげますよ…!」
コッコロ「主様。皆もそう言っていますし、主様のお力で私達の限界突破した自身オリジナルの技。一個人最強の必殺技である『ユニオンバースト』略してUBを発動させましょう!」
トウカ「やり方は簡単だよお兄ちゃん。私達が、『UBを出せる時はその合図として声を掛けさせてもらう』から、その時にお兄ちゃんがその人『個人の力を最大限に引き出してくれれば』後は勝手に体が動くらしいからさ」
ユイ「勝手ってぇ…それはそれで怖いよ…でも、それで君達が無事になるのならなんたっていいよ」
ユウキ「…。わかった。お前達の事信じているからな!…よしっ!みんなっ!行くぞっ!!」
――――――――――――――――――――
⚔BossBattle⚔
・ボス情報
・ハイメタルガードマン.R Lv30
・HP.900000
・特性.ハイメタルボディ
・効果
ダメージ軽減50%
・敵.UB『血讐』
・相手に自身の減ったHP分の30%を自身の攻撃力に追加したダメージを前衛と中衛の全員に与える。
敵特性
・相手からのUBのダメージは+50%追加で攻撃を受ける事となる。
・状態異常付与はUBの際に付与される場合は確定で付与される。
・毒、出血は常時無効
――――――――――――――――――――――――
ハイメタルガードマン.R Lv.30
HP.900000
ハイメタルガードマン.R
「コノ、メイレイヲジャマスル、テキハ、タトエブガイシャデモ、イッパンジン、ダトシテモ、ヒミツシッタヤツ、トシテ、ミナ、ゴロシ、ダッ!!」
ターン1
ヒョウガ「舐められたものだねぇ…じゃ、君の次のターンは無いと思った方がいいよぉ…跡形苦も無く造物は造物らしく、地に戻ってしまえぇっ!!!」
ヒョウガのUB発動!!
ヒョウガ「ボクを舐めた事を後悔しながら逝けっ!―はぁぁっ!!吹っ飛べっ!スーパーノヴァ!!」
ドゴォォーン!!!
ハイメタルガードマン.Rに100000ダメージ!!
トウカのUB発動!!
トウカ「ふっふっふ~♪ここで、私の必殺が発動だよ!!―血となり肉塊となってしまえ~っ!クリムゾン・スプラッシュぅ!!」
シャキ ジャキ ザァッキィーンッ!!
100000ダメージ!!
ぺコリーヌ「私の全力!!見せちゃいますよぉーっ!!みじん切りです!プリンセスストライクッ!!」
シャッ!シャキッ!シャキーン!!
ハイメタルガードマン.Rに50000ダメージ!!
キョウカのUB発動!!
キョウカ「全く。私と貴様の己が無力をしれっ!…全てを貫くヴォーパルの幻影…。顕現。ヴォーパルの剣…。全てを蒸発させよっ!!…ヴォーパルぅ…ストライクゥッ!!!!」
ドゴォォォーカキーンッ!!
ハイメタルガードマン.Rに150000ダメージ!!
ハイメタルガードマン.RのUB発動!!
ハイメタルガードマン.R「ダメージシークエンス…解析…。分析完了。…破損部位、及ビ、ダメージ値…追加…。アタックシークエンスヘ…移行。…目ノマエのショウヘキト、エネミーヘ、『ペインレーザー』発射…ッ!充填開始…ッ!5.4…『サン』ッテイウトオモッタカ…?…シネッ!!」
ギュイィィィ…
ドゴゴオッゴゴゴゴゴォォォオォォォォォン!
後衛の除く、全員に25000ダメージ!!!
ぺコリーヌ「きゃぁぁっ!?」
ヒョウガ「くぅ…!」
ヒョウカ「ま、マズイぃ…!」
キョウカ「油断、しました」
コッコロ「不覚…。誰か援護を…」
相手の必殺により仲間のHPがかなり削られてしまい、前衛中衛陣は窮地に陥った…しかし、傍のユイがそれを一気に逆転する為に僕に提案を持ちかける。
ユイ「ユウキ君。私がやるよ。皆が無事で済むのなら。私。回復魔法が得意だから。きっと出来るよ」
ユイの言葉に僕は何故か信頼感を持っていた。この感じはやはり以前のユイ何だろうと。なので僕の答えも信頼を持ってユイにへと託す。
ユウキ「…。分かった。ユイ。お前を信じる。いくぞっ!」
ユイのUB発動!!
ユイ「ふぁぁぁっ!こ、これが、ユウキ君が力を貸してくれた時の、力、なんだぁ…。うん。ユウキ君の期待に応えなきゃ…だね!…皆を守る!癒しの魔法よ…皆の思いに応えて!オールヒーリング!!」
全員はユイのUBにより30000HP回復した!
コッコロのUB発動!!
コッコロ「皆様!一気に畳みかけましょう!!…行きます!!光のご加護を!!」
全員の行動速度と攻撃が20%上がった!
更にコッコロのHPが12300回復した!
ヒョウガ「…いい?ペコ!一緒にUB発動させて終わらせよう!!」
ぺコリーヌ「えっへへぇ~ヒョウガちゃんにも言われちゃいました♪でも、いいでしょう!貴女の提案。乗ってあげます!!」
ぺコリーヌとヒョウガの合体SUB発動!!
ぺコリーヌ「フフッ!!私の全力全開のフルパワー!!―」
ヒョウガ「ボクとしても、これ以上の争いは望まないけど…やむを得ない…。壊すつもりで行くからっ!!―」
ぺコリーヌ・ヒョウガ「プリンセス・ヴァリアント!!」
ザキンッ!ジャキンッ!!キュイーンッ!!…ドットゴォーンッ!!
ぺコリーヌ「平和の為なら、幾らでも戦います!」
ヒョウガ「まぁまぁ、だったけど、相手にもならなかったねぇ!」
ハイメタルガードマン.Rに600000ダメージっ!
ハイメタルガードマン.Rはダウンした!!
他モンスターはリーダーが倒れた事により全軍撤退した…!
ハイメタルガードマン.R
「グォ…ギィ…ガガガッ!システムエラー発生…!戦闘継続は…不可、能…」
ドカーンッ!!
ハイメタルガードマン.Rは、その場で自爆した。
損害は無く皆無事に、此方へと戻り勝利の一言をそれぞれ言う…
ぺコリーヌ「大した事なかったですね♪」
コッコロ「大したって事は無くも無いですがギリギリだったのは確かです」
ユイ「皆を見ててヒヤヒヤしたよぉ~…」
ヒョウガ「この位、僕に掛かれば簡単な事だよ」
ヒョウカ「そんな訳ないでしょっ!もうぅ…油断したから負けそうになったけど、ユウキ君が居てくれたから逆転出来たんだからさ!」
トウカ「そうそう!ユウキ君凄ーいっ♪えへへっ♪お礼にもっとなでなでしてあげるね?」
キョウカ「…トウカ。生憎言いにくいですが、それをやる方が間違っている気がしますよ?普通なら男性が―」
トウカ「よしよーしっ!良いプレイだったよっ!!有難うっ♪」
キョウカ「……………。はぁ…。それを受け入れている騎士様如くユウキ様は…まぁ、馬鹿で良かったと今、思いますよ。フフ…」
――――――――――――――――――――――――――――――
Win
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この戦いで色々な経験をした。
短い間だが色んな事があった。
しかし、この戦いからもう既に物語のギアが動き始めたのは、今はまだ誰も知らないのだった…
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ある森の中で…
???「チィ!後、もう少しだったのにっ!何なのよっ!あのぺコリーヌだっけ?それに、あの四人の女の子達!チートすぎんじゃないのっ!?全くもぅっ!あの方に何て報告すれば…。いいや、まだ失敗したわけじゃない!次の手があるわ…!精々頑張って抗いなさいな…?ぺコリーヌ達…!」
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ある家で…
ヒョイッ!!
???「ひゃぁぁあぁっ!??」
???「スズメお姉ちゃんっ!?」
カシャリリン…!
???「また、スズメお姉ちゃんが、ドジ踏んだー」
あるメイドは皿を割った事に対して物凄くへこみ物凄くパニックになっていた…
スズメ「ああわわわっ!??これで、失敗何回目なんでしょう…?お皿割るのもこれで、15268回目…ドジ踏むのが今日含めて累計854210回目…はぁ…何時私は、ドジ踏まないメイドになるんでしょう…」
???「無理…なんじゃ、無いかな…?」
???「それが、スズメお姉ちゃんの、持ち味だとも思うし、スズメお姉ちゃんにしかない良いポイントでもあると私は思うなぁー」
スズメ「それ、ほめているんですか!?からかっているんですか!?」
???・???「どっちも…。どっちもー」
スズメ「はぁ…全く二人共は…」
???・???「はははははあははは…―」
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ある農場内で…
???「お姉ちゃん。ありがとう。この絵本をプレゼントしてくれて」
???「えへへぇ~♪それほどでも~。でも、しおりんが喜んでくれたならお姉ちゃんも嬉しいよぉ~」
???「お姉ちゃん。今日、時間ある?」
???「あるよ~?どしたの~?」
???「だったら、えっと、お店に付き合ってくれないかなぁ?」
???「うん。いいよ!しおりんの為だもん!いくらでも付き合うよ!」
???「ほんとに?ありがとう。お姉ちゃん」
―――――――――――――――――――
あるギルド内で…
???「今日の動物苑(カオン)も、平和さー。何だか、平和過ぎて、つまらんさー」
???「おいおい、平和って。まだ、アタシらのギルド活動は終わっても居ないんだぞ?」
???「まぁ、まぁ、平和っていいもんどすえ?むずかしゅう考えんとも、今、この時が一番平和やと、わいは思うんよ。なんぎやわぁ…」
???「はぁ、私もそうは思うけど、そうはいってられないのだよ。近頃、シャドウという正体不明の魔物が出没するらしいからね?巡回はする必要はあると私は思うよ」
???「なんなら、全員で巡回すればいいさー。そうしたほうが大勢で賑やかになって楽しいさぁ。なんくるないさー♪…カスミーもそうは思わん?」
???「…ま、まぁ、全員…とはいかないけど、巡回する際に多くて3.4人は強い人がいた方が何かあった時に安心なのは確かだね?」
???「おうよっ!なら、いっその事、全員でいかねぇか?それで今日の巡回は終わりでメシにしようぜぇっ♪」
???「なんぎやわぁ…。わいは構わんよ~。全員で外出は、何て久しゅうぶりやろか…」
???「おい、マホ姉さん…いくら何でもそれは…」
???「あぁ~楽しみやわぁ~♪ほな、いきましょか?皆はん」
???・???「………」
???「OK~♪私も楽しみ~♪なんくるないさ~♪」
???「君もそう思うか?マコトさん」
マコト「そういうなら、カスミもかぁ…?」
マコト・カスミ「はぁぁぁ……」
――――――――――――――――――――――――――――――
コッコロ「主様」
ユウキ「何かな?」
コッコロ「さぁ、いきましょう。これから始まる。私共の紡ぐ。…物語を。…ここから」
ユウキ「…わかった。…いこう!コッコロ!」
コッコロ「はいっ!主様」
―――――――――――――――――――――――――――
次回予告…!!
中央都市、ランドソル。
其処で出会う数多くの少女達!!
しかし、その裏で動く二つの勢力!!
???「ボク達、ギルド。…ヘルヘイム。このヘルヘイムの正式なギルド名は、『極秘隠密暗殺ギルド・ヘルヘイム』だよ。君達の命。もらい受ける…」
???「聞いて名乗るのも、いやらしい限りですが聞かせてあげますホトトギス!!私達、ギルドは『秘密結社ギルド・ラビリンス』です!!」
この二つの組織の目的は…?―果たしてその結末とは…!?
次回、プリンセスコネクト‼ Re Dive…
『秘密結社と隠密ギルドの対立と記憶の鍵を握る者』
君ともう一度繋がる…誰も知らない物語…