異世界転移してきた姫騎士を助けたら俺がTSして騎士になった件   作:バソルト

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~男=女~(2/4)

 

新しい朝が来た希望の朝だ。

 

って、思っていたのは小学生までだった気がする。

俺は朝。椋鳥の囀りで目を覚ま(以下同文。

 

なんでだろう、眠い。

すっごく眠い。

昨日どうやって帰ってきたか覚えてない。

 

だが、昨日の事は夢だったのだろう。

そんな確信めいた物が浮かぶ。

大体あんな巨大な化け物が、この世に居て良い筈が無い。

 

大丈夫。

寝ぼけてても胸の痛みはないのは分かる。

だから昨日の事は夢なのだろう。

 

シルバさんと言う人間は俺の生み出した幻想の人物。

存在なんてしていない。

 

それにしても昨日は怖い夢を見たな。

なんて、俺が思っていたら。

 

 

「………」

 

 

はい、睨んでます。

メッサ睨んでます。

 

眉間に皺が寄っています。

 

顔は良いんだから、そんな顔はするなよ。

と、余裕を見せてみたが無理でした。

 

 

「シルバさん……なのか?」

 

 

目を覚ますと鏡の中に見知った美女がたっている。

皆もそんな経験、一度はしたことはあるよね。

 

え?無いって?またまた、冗談を。

 

 

それじぁあ目の前の状況をどう説明するんだ。

まさか、シルバさんは鏡の中で戦う竜の影を纏う戦士なのか。

 

いやいやいや……

 

 

試しに俺が右手を上げると、シルバさんも右手をあげて、頭をさわると同じく……。

 

赤い血を感る。

 

どんどん血の気が引いていくのが分かる。

 

はい、流石の俺でも気がつきました。

 

 

「なんで、なんで女になってんだ!!」

 

 

人生最大級の絶叫をあげた。

しかも声のキーが高い。

確かに常日頃から彼女が欲しいとは思っていたけど、まさかこんな事って。

 

冷静になろう。

先ずは自分の状況を確認しなくては……。

 

 

一番先に目が行ったのは髪である。

俺の黒く短かった髪は銀色に染まり腰まで伸びていた。

 

そして胸は……ありがとうございます。

 

 

DいやEはあるな。

 

 

良かった悪かったのか、俺の夢通りの理想的な姿があった。

そして顔は瓜二つ。

 

眉間に皺が寄って無い分こっちの方が良いや。

ん?今の俺、人としてヤバくないか。

 

 

自分が自分に惚れると言うナルシスト。

たしかナルシストの語源の話もこんな感じだった気がする。

 

 

あぁ。

また、俺の歴史が黒く染まった。

 

 

最後に服装だ。

 

 

 

「……なんで」

 

 

 

メイド服です。

 

黒を基調としたメイド服。

 

まさかと思い俺は黙って、スカートをめくった。

 

青い縞でした。

 

 

「こんなの俺、持ってないよ」

 

 

当たり前だ。

俺は一人でツッコミを入れた。

 

やっぱりこれは夢だ。

そうに違いない。

家の店は従業員は俺とおやっさんの二人だけだから。

 

女物の制服は無いはずだ。

首からはシルバさんと同じ、青い石が埋め込まれたペンダントをしている。

突如、ドアの向こうからガタガタという音がした。

 

 

「おーい、銀起きて……」

 

 

本当に無作法な幼馴染みだノックもせずに俺の部屋に入ってくるだなんて。

 

 

「居ない……」

 

 

千束はそのまま部屋に上がり込み、さっきまで寝ていたベットにうつ伏せで寝た。

何?何やってるの。

 

俺は隠れていたクローゼットからその様子を見て呆然としていた。

危なかった。

実に危なかった。

 

とっさの機転でクローゼットに逃げ込んだのは正解だった。

 

 

「何だったんだ……アイツは」

 

 

その後、千束は何事もなかったように家を出た。

確か今日も仕事だったっけ……。

あの女にこんな姿を見られたら何されるか分からないな……。

 

というか見られたくないのが本音だ。

 

 

さて、どうしたものかな何も思い浮かばないや。

それにしても、体が柔らかいな……

心なしかいい匂いがする。

 

 

「おい、なに私の体で欲情しておるのだ」

 

 

胸の辺りからシルバさんの声がする。

 

 

「シルバさん、どこに…ってか俺の体はいったいどうなっちまったんだよ」

 

 

聞きなれない自分の女の子らしい高い声、暗がりの密室でほんのり汗がにじみシャツが張り付く。

 

 

『早くここから出ないか、愚か者』

 

 

なんだか最後の『愚か者』と言う部分だけ強調されて言われた気がする。

 

 

「へいへい、わかりましたよ」

 

 

俺はクローゼットから這い出た。

クローゼットから這い出すと涼しい空気が体を安らげる。

このまま安らぎながら惰眠を貪りたい。

 

だが、今はそんな時ではない。

 

 

「ししし、シルバさん」

 

 

もう一度、鏡の前に立っみるとそこにはシルバさんがいた。

 

何度も言うが胸はD~E位はある。

それを俺は恐る恐るその胸を触ろうとした。

 

その時、胸につけたペンダントが眉間にめり込む。

 

 

『愚か者、この体は私の体でもあるのだぞ』

 

 

ペンダントからシルバさんの声がすると、青白く光輝いた。

目の前には魔方陣が現れる。

某ターミネーターを思わせる登場シーン。

 

バリバリと電気が走り、シルバさんが一糸纏わぬ姿で現れた。

俺はこの出来事を一生忘れることはないだろう。

表れたシルバさんは、いきなり回し蹴りを繰り出した。

 

綺麗な孔を描くシルバさんの綺麗な脚。

それに見とれると左頬に衝撃を感じ、世界が暗転した。

最近こんなのばっか……。

      

目を覚ますと俺は体に違和感を覚えた。

 

 

「シルバさん、何をやっているんですか」

 

「この世界の情報を調べている」

 

 

俺の問いかけに直ぐに返答してくれたシルバさん。

パソコンの画面が次々に変わり、何が書いてあるのか解らないほど激しくスクロールしている。

 

 

「パソコンについては、今はどうでも良い、何で俺を縛っているんだ」

 

 

カメラがあったならば、今まで顔しか写していなかっただろう。

そして今、カメラがフェイドバック、全体を写すに違いない。

今、簡単に状況を説明すると、俺はベットの上で手を後ろに縛られている。

 

 

「お前は放っておくと私の体に何をするが解らないからな……」

 

 

シルバさんはそう言いながら俺の方に体を向けた。

うん、やっぱり胸は控えめだな。

ついでに、俺の見立てではこの服は何処かの国の昔の軍服かな?

 

男物みたいに全く色気の無い服で足を組み替えられても……

 

 

エロいです。

 

 

「お前は、本当に」

 

 

そう言いながら、シルバさんは立ち上がる。

 

ヤバい。

 

俺の本能が死の警報を鳴らす。

 

 

「消えろ消えろ俺の雑念」

 

 

そう呟きながら俺は、必死に目を瞑り雑念を振り払う。

 

 

「……話が進まんな、続けるぞ」

 

 

シルバさんは呆れた顔をすると、直ぐにまた座った。

目を覚ますと俺は体に違和感を覚えた。

 

 

「シルバさん、何をやっているんですか」

 

「この世界の情報を調べている」

 

 

俺の問いかけに直ぐに返答してくれたシルバさん。

パソコンの画面が次々に変わり、何が書いてあるのか解らないほど激しくスクロールしている。

 

 

「パソコンについては、今はどうでも良い、何で俺を縛っているんだ」

 

 

カメラがあったならば、今まで顔しか写していなかっただろう。

そして今、カメラがフェイドバック、全体を写すに違いない。

 

 

 

 今、簡単に状況を説明すると、俺はベットの上で手を後ろに縛られている。

 

 

 

「お前は放っておくと私の体に何をするが解らないからな……」

 

 

 

シルバさんはそう言いながら俺の方に体を向けた。

うん、やっぱり胸は控えめだな。

ついでに、俺の見立てではこの服は何処かの国の昔の軍服かな?

 

男物みたいに全く色気の無い服で足を組み替えられても……

エロいです。

 

 

「お前は、本当に」

 

 

そう言いながら、シルバさんは立ち上がる。

ヤバい。

俺の本能が死の警報を鳴らす。

 

 

「消えろ消えろ俺の雑念」

 

 

そう呟きながら俺は、必死に目を瞑り雑念を振り払う。

 

 

「……話が進まんな、続けるぞ」

 

 

シルバさんは呆れた顔をすると、直ぐにまた座った。

命あっての物種。

俺はシルバさんのフラグを完全にへし折る覚悟を決めた。

 

 

「“ふらぐ”とはナンだ……」

 

 

シルバさんは頬杖を付きながらパソコンを弄くる。

 

 

「お前は……」

 

 

俺の心を読んだだけでは飽きたらず、パソコンで意味を調べやがったのか。

と、言ってやりたがったが俺が言った次の瞬間。

 

 

「あ゛お前だと」

 

 

シルバさんはは剣先を俺の額に向けています。

姿、形は関係ないようです。

シルバさんの姿をしても対応は一緒みたいです。

 

そんなやり取りをしている内に、俺は大切なことを忘れていた。

 

 

「シルバさん、俺はどうやったら戻れるんだ」

 

 

縛られたメイド。

それはそれで良いのだが被害者は俺な訳で見れないという悲しさ。

もう早く男へ、元の性別に戻りたい訳だ。

 

 

「何か不都合でもあるのか」

 

「ある、大いにある」

 

 

俺がそう言うと額に向けた剣を鞘に戻した。

 

 

「無理だな……まだ」

 

 

シルバさんはそう言うと、窓を開け外を見た。

 

 

「まだモンスターを倒したわけではないからな」

 

 

風が窓から入り込み、風がシルバさんの髪で遊ぶ。

 

 

「モンスター?昨日のか」

 

 

さらさらと風になびく髪は太陽の光でキラキラと輝き、夜とはまた違った美しさを醸し出す。

俺はそれに不覚にも見とれてしまった。

 

 

「あぁ、それでなんだが私はもうモンスターを倒す力は無い」

 

 

ん?見とれていたせいで聞き間違えたのかな。

 

 

「シルバさん、昨日倒したあの力は」

 

「あぁ、それなんだか言ったと思うが私はこの世界の住人ではない」

 

 

うん、言ってました。

 

 

「そして、この世界の私はお前な訳だ」

 

 

シルバさんは酷く残念そうに言っている。

悪かったな、こんな冴えない男で。

 

 

「この世界の住人ではない私がこの世界に留まるには、この世界の自分と主従関係、主と騎士の契約をするしかないのだよ」

 

 

俺は……うん、チンプンカンプンだ。

 

      

「つまりだ……」

 

 

シルバさんはコホンと咳き込むと、こう続けて言った。

 

 

「私はこの世界では力が上手く扱えない、したがって私は私である銀に力を貸したと言うわけだ」

 

「それと、俺が女になったのとどういう関係があるんだ」

 

「なぁに簡単なことさ、この力は女性にしか使えんのだよ……従って銀は女になったって訳だ」

 

 

それを聞いて俺は愕然とした。

 

 

「勝手に女にされた挙げ句、戦え?ふざけるなよ」

 

 

そして怒鳴りつけた。

少しビクリと体を動かした後、シルバさんは信じがたい言葉を紡ぎだした

 

 

「お前は昨日の時点で死んだのだぞ」

 

「え?」

 

「昨日の事は忘れたか」

 

「いいや……」

 

「だったら覚えているはずだ……銀の胸に空いた穴を」

 

「あぁ、でも……塞がって」

 

「それは私が渡した力だの能力だ」

 

 実際、自分が死ぬなんて人生で一度しか味わう事の無い体験をしたんだ。

頭が無意識にその出来事を夢として片付けたかったのかもしれない。

 

 

「理解したか……銀、お前は一度モンスターによって死んだのだよ」

 

「あぁ」

 

 

とだけ呟く。

シルバさんは話をそれを聞くと続けた。

 

 

「しかし、常時その姿と言うわけではない」

 

「じゃあ、戻れるのはいつなんだ」

 

 

俺は身を捩らせ、シルバさんに近づく。

 

 

「銀がその姿になるときは、モンスターが近くで殺気を放ったとき、そしてそのモンスターが生きているときだけだ」

 

「ん?って事は昨日のは……」

 

「そうだ、生きている事になるな」

 

 

あっけらかんと、シルバさんが言ったがこれは一大事だ。

 

 

「私はモンスターがいる世界で王の二番目の娘、そしてモンスターを退治をする役人なのだよ」

 

 

サラッと今すごいこと言わなかったか?

 

 

「王の娘って事は……シルバさん……いや、様は」

 

 

「そう改まるな気持ち悪い、柄じゃないんだよな私が姫だなんて」

 

 

うん、やっぱり俺は生まれた世界が違かったらしい。

この短い時間で重大なことが三つの事が分かった。

 

 

ひとつ目は、俺が元の男に戻れること。タカ

ふたつ目は、あの巨体グモがまだ生きていること。トラ

そして、みっつ目はシルバさんがお姫様だったってことだ。バッタ

 

そう言われてみると俺に似て、どこか気品が感じられるな。

 

 

タ・ト・バ、タトバ、タ、トバ。

 

 

「それは無いから安心しろ」

 

 

また、心を読まれたみたいです。

そして誰だ今、歌っていたのは?

 

 

「とりあえずだ、気配ではもうこの世界の人と契約したみたいだな」

 

 

シルバさんはそのまま、窓の外を見ながらいった。

 

 

「なぁに、心配するな慣れれば自分の意思で自由に変身できるさ」

 

 

取りあえず、やるべき事は決まったみたいだ。

 

 

「俺があの蜘蛛を倒すと元に戻れるんだな」

 

「あぁ、そう言うことだ」

 

 

出来れば今日中に、悪くても後三日以内に男に戻らなければ、大問題だ。

千束や、おやっさんに顔向けできない。

さて、外に出なきゃいけない訳だが生憎俺は今メイド服である。

 

外へ出るためには着替えなきゃいけない訳だ。

シルバさんは嫌々ながらも縄を解いてくれた。

 

 

「というか、何でメイド服なんだ?」

 

 

俺がそうシルバさんに問いかけると。

 

 

「あの時ウェイターの服だったからな、ウェイターは男。メイド服は女。どちらも奉仕する者の格好だ」

 

 

あらビックリ、シルバさんの何とも強引に纏めた。

 

 

「それに、銀のパソコンには同じ服を来た者達の画像が沢山保存されたではないか」

 

 

ヤバい、見られた。

 

 

「良いだろう、俺だって健全な男の子なんだから」

 

 

たぶん耳まで顔が真っ赤だろう。

こう言うことに耐性がない俺は直ぐに顔に出てしまう。

何とかしたいんだがな……。

 

 

「そんなに顔を赤くしなくても良かろう」

 

 

やっぱり赤くなっていたか。

 

内藤銀・紅。

色々と夏に向けて極限まで鍛えたんだが、まだ足りなかったか。

 

「シルバさん、とりあえず着替えたいから、縄をほどいてくれ」

 

「エー」

 

 

明らかに嫌な顔をされた。

そんなに信用されてないのか、俺は。

 

 

「信じてくれ」

 

 

真剣な眼差しでシルバさんを見つめる。

ここから動かないことには何の転機も訪れない。

そりゃあもう、真剣な顔だ。

 

 

「んー、そうだ」

 

 

そう言ってシルバさんは手をポンと叩く。

 

 

「私が着替えさせるから、銀は私が言う通りに動け」

 

「ふぇ?」

 

 

ビックリして思わず変な声が出てしまった。

 

 

「なななな、何でだよ」

 

 

俺の予想していた物より遥か斜め上を行った展開だから、さぁ大変。

 

 

「私がそばにいて見張るのも手だが、何するか解らない銀に私の体と同じ物を触らせたくはない」

 

 

まったく、何て長く流暢に話すんだ。

そんなにハッキリ言われる俺って一体。

 

 

「シルバさんがそれで良いなら」

 

 

悲しんではいられない。

とにかくこの状況を打破したい。

 

 

「先ずは、目隠しをして貰う」

 

 

俺のクローゼットを勝手に開けて、手ぬぐいを取り出した。

やっぱりか。

 

 

目隠しか。

何というか、何だろうな。

今は良からぬ事、余計な事は考えないようにしよう。

 

 

「いくぞ」

 

 

こうして俺は目隠しをされ、視覚は一時的に失われた。

 

      

「手をあげて」

 

闇の中から聞こえた声。

その主であるシルバさんは俺の体に触れた。

 

 

「うっ」

 

 

思わず声が出てしまう。

なんとも情けない。

 

 

「こら、変な声を出すな、みっともない」

 

 

目隠しされているため体が敏感に……っと、これ以上は止めておこう。

 

 

「ごめん」

 

 

なぜか謝る羽目に。

シルバさんは、てきぱきとメイド服を脱がせて行くのが分かる。

こんな所、誰かに見られたら完璧に百合疑惑いや、百合と確定されてしまう。

 

しかもお互い知らない顔のわけだから、住居不法侵入罪というおまけまで。

 

 

「ふぅ」

 

 

下着以外は全部脱がされたみたいだ。

出来れば、早く終わらせて欲しいものだ。

 

      

「ヘクッチ」

 

 

シルバさんは服を脱がせただけ脱がせると「服がないな」と、言い部屋から出ていってしまった。

放置ですか?

目隠しをされて下着姿の俺を放置ですか?

 

そんな変態的なプレイは一切今は望んでいない。

季節は冬が終わり、冬将軍が最後の抵抗をしている。

 

そんな、季節が移り変わる季節。

 

 

天気予報で今週の平均最高気温は、20度を下回るらしい。

まぁ、何が言いたいかと言うとだな……

 

 

「寒い」

 

 

さっきも言ったと思うが、女の子は体を冷しちゃいけないらしいぞ。

流石にこのままでは風邪を引くと思った俺は布団を手探りで探し潜り込んだ。

 

最初からこうすれば良かった訳だが、こんなにもシルバさんの帰りが遅いとは思わなかった。

とんでもない誤算という事は言うまでもない。

 

なんだか一気に疲れが今になって出た。

俺はそのまま暖かくなる布団と共に、身も意識も沈んでいった。

おやすみなさい

 

 

 

 

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