おっさんin幼女が魔法少女な世界で暴走する 作:親友気取り。
ロドス・ニューラルコネクタに接続中……
「こっちの方がいいんじゃないかしら」
「こっちの方が……」
やあダニエル! 僕はリコー! 着せ替え人形にされてるんだ!
「リコはどっちがいい?」
そういってアリサさんが両手に衣装を持ってきましたが、私にはようわからんのですよ。
PSO2のキャラクリだってアクセサリーの組み合わせセンスがゴミ過ぎて結局レッドリングのみになったんやぞ。
Twitterのヘッダー一緒に撮りましょうよ! って誘われた時に横に並んで、情報量の違いに嘆いた。
向こうさんはアークスらしいファッションに
気分は「私服でお越しください」をそのままの意で受け取ったコミュ障。
センスへの恨み力が強すぎたのか相手側の撮影データ破損したけど。
でも、センスが良かったのが悪いから。
ちなみに後ですぐまた集まって撮り直しました。アークスはスクショ撮るのがメインの仕事だからね。
「ねえ、真面目に聞いてる? あんたのためなのよ?」
「……お任せします」
「リコちゃんが敬語になってる……」
そら俺がクロノにかわいいって言ってもらいたいと言い出したに発する今ですが。
ですが、ここまでは予想外じゃん?
もっとこう、かるぅーく服一つ決めてしゃららーんってできれば俺は……。
「男目線ね。女の子はそうやって何でもない風にしつつも裏ではこう努力するのよ」
「素がかわいいし何とかインチキできない?」
「その素が良いのに捨ててるのが許せないのよ!」
あ、やべ。これは怒らせたパターン。
すずかさん、この暴走超特急アリサさんを何とかしてくだしあ。
「普段の仕返し」
俺がいつも何したっていうんだよ!
だれか! たすけてください!
……そうだ。カノンに連絡取ろう。
プールの後に挨拶に来ただけであれ以来姿を見せてないが、俺は距離を取られてるのか?
なんでもいい、ガキんちょとは違って大人なあ奴ならこの状況を抜け出せる手を教えてくれるはずだ。
ピット、ポット、パット。
いでよ! ネットゴーストPIPOPA!
リコ: へるぷ
未知なる美女カノン: どうしたの?
リコ: ちょっと助けて欲し・・・その名前こそどした
未知なる美女カノン: いいでしょー
駄目だ、なんかよくわからんが話通じるか不安になってきた。
てか本当に大人なのか、何が未知なる美女カノンだ。
リコ: 色々あって着せ替え人形にされてるんだけど、助けに来てくれない?
未知なる美女カノン: えー、今ラスベガスにいるんだけど
リコ: なんで????????
未知なる美女カノン: いやぁー。本場も見てみたかったし?
リコ: たすけて!
未知なる美女カノン: 90%の確率で助けるよー
来る気ねぇじゃねぇか!
俺、100%以外を信用してはいけない、知ってる。ドゥドゥゆるさない。
「誰とメールしてるのよ。あんたがかわいくなりたいって言ったんでしょ?」
「だからさぁ、こう、手っ取り早くかわいくなる方法をだな」
「こんの! 何の努力もなしに良い顔してぇー!」
いひゃい! のばすな!
ほほを! おれの!
てか俺のほっぺちょーのびる!
それ以上伸ばすな、それ以上伸ばすとrtfぎゅhklになるぞ!
いいのか、やめろ、警告はしたからな!
「やめ──」
「はいやめた」
「なぜやめた?」
「嫌な予感がしたし……」
手鏡を渡されたので覗き込むと、変形しかけていた。
餅ってレベルじゃないぞ。なんか横に触覚が生えてる。
「本当に人間かオレ」
「デューマンじゃなかったっけ」
すずかがずれた回答したけど、違うそうじゃない。
しかし折角だ、見せてやろう。この八神リコ、究極の姿を!
「やめて欲しいのかどっちなのよ……」
リコモン! ワープ進化ァアアアアアア!
「あ」「あっ」
・・・・・
「あ、帰ってきた」
「おかえり」
やけに疲れた顔のアリサとすずかを連れて部屋に戻る。
「リコちゃんは──」
どうだこの姿は。
一頭身で全身が白く、横方向へ三本ほどなんか棒が生えている。
取って付けたかのように頭の上にクローム・ドラゴンヘルムというアクセサリーを着けているが、どうよこれ。
「いかにも我輩はアークスのリコである」
「うそ!」「え?」
なのはは分かりやすく絶叫し、フェイトは困惑するしかない。
なんだこの生命体はと。
「ふふん。オレちゃんは何してもかわいいなぁ」
「かわいいの方向性がおかしい事に気が付いて」
ものすごく冷めた誰かの突っ込み。
多分全員がそれぞれ似たような事を言ったんだと思う。
リコモンは進化するとrtfぎゅhklモンになるのだ。
ちなみにリコモンからスタートして、ファルスモン→クロームモンを辿ってrtfぎゅhklモンになる。
戦闘能力? しらね。たぶんクロームモンが強いんだろうけどこっちは究極進化だぞ。
確実にウイルス種。必殺技はデータ削除能力を使ったHDDバ……このネタはやめよう。うん。
ついでにぎゅーさんも原点が面白すぎるから卑怯だしやめよう。
なのはさんや、背中にジッパー付いてるからそれ外してくれね?
そうそう。せんきゅー。
「ふう」
んで、じゃーん。どうよ。
なんやかんやでしゃしゃっと纏まったスタイルのファッションよ。
ちなみに何て呼ぶ服装なのかは俺には分からない。知らない。
アイテムとして表記してくれなきゃ名前わかんないよぉ!
「早速クロノくんに電話する?」
え。
そういわれると、なんだか照れるな……。
スカートの端を掴んで、ちょいとはにかんで見て、いややっぱこれハズいな……。
いやだって口調も直せてないしさ、それで急にこんな格好しただけで。
というか! ほら、今電話する理由ないし?
「あら」
アリサが笑って、すずかと顔を合わせてあらあらふふふと声を合わせる。
「照れ屋さんめっ」
なんでそんなキャラにない口調で肩を小突くし。
そしてフェイトも犬を撫でながら察したように笑わないで欲しい。