おっさんin幼女が魔法少女な世界で暴走する   作:親友気取り。

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んぎょええ! 評価が色付き!? ンモモチィ……(死)
それと各話の細かい誤字報告してくれた人、とてもありがとう!


9 リコとはやてのお風呂回

「うむ。何度見ても美少女である」

「それ鏡見ながら言うのどうかと思うで」

 

 洗面台の前で呟いたらはやてに見られて突っ込まれたでござる。

 

「リコちゃんて結構ナルシストなん?」

「そう言われると何とも言い返せねぇ」

「見た目は良いのに中身は残念なんよな」

「そりゃもう外見はかわいくなる為に頑張って整えましたとも。で、はやてはなんでここに来たんだ?」

 

 現在の俺は服を脱ごうと、つまり風呂に入ろうとしてた。

 こっち来る前にはやてに言っといたし間違えて来たってことはない筈だ。

 

「一緒にお風呂入ろか思ってな」

「ああ、しょゆこと」

「よろしゅうなー」

 

 一人暮らししてたというだけあって、足を動かせないのにスムーズに服を脱いでいく。

 中身がおっさ……お兄さんなのに裸の付き合いに抵抗がないのかって? 興奮しないのかって?

 確かに自キャラをロリにした性癖はあるけど、精神が肉体(リコ)に引っ張られてるのでかわいいと思えど興奮することはない。

 かといってイケメンに惹かれることもないので永遠の未婚ロリババァとしてこの大地に骨を埋めるだろう。

 

「――進路クリア、危険物無し」

「家の浴室に危険もあるかいな」

「バッカお前、銭湯では足元に石鹸地雷が仕掛けられていて滑らせて来るんだぞ」

「一度見てみたいけどなぁ。ツルーんって一回転するの。リコちゃんならアニメみたいなたんこぶで済むし」

「オレをギャグ時空の生命体だと思ってないか?」

 

 こんなノリでもだいぶ世界観的にはシリアスな所から来てるんだぞ。

 それよりはやてをどう浴室に運ぼうか。

 お姫様抱っこが王道なんだろうが、背中とか肩とかあるいは脇に抱えて行ってもいいぞ。

 

「いや普通に運んでや」

「了解」

「いやちょちょ待ちぃ! 脇に抱えるのは、こわっ!」

「普通だと聞いたので」

「どんな筋力しとるんや! 怖いからやめてや!」

「ごめん、ふざけすぎた」

「流石にそういうのは怖いからやめてや」

 

 でもアークス的にはやて程度の重量は軽過ぎるんだよな。

 はやてを普通にお姫様抱っこで運び、当然足元には気を付ける。

 俺は別にいいけどはやては全てを俺に託してるわけだし滑っちゃったじゃ済まされない。

 

「そういえばリコちゃんって戦闘民族やった……」

「うーん、重量的にはロッド以下ウォンド以上かな」

「うん、大変失礼な事言うてるな?」

 

 でもほら、武器によって大きさもピンキリだから。

 クラリスクレイスやクラリスクレイスが持ってたクラリッサとか言う自称ロッドの鈍器なんて絶対片手じゃ持てないだろ。あいつらはゴリラだ、殴りテクターやれよ。

 シャワーの温度をはやてに確認してもらって、熱すぎずぬる過ぎないのを確かめてから洗っていく。

 

「ゴリラて……。チョコといいクラリスクレイスちゃんのこと嫌いなん?」

「苦手意識はあれど嫌いではない。幼顔のよろろテロは恨まれても仕方ないと思うけど」

「いや写真見る限り子供なんやし幼い顔はしょうがないやろ」

「おかげで反面教師にできてオレも美少女になったし、これも憎愛の形さ。チョコは食わんけど」

「いや食ったれや」

 

 あれ食ってステータス上げた所でその火山には雑魚しかおらんし。

 あの時の俺はゾンディールするだけでミッション終わってたぞ。

 

「幼顔クソガキだったのが最近は顔立ちもスッキリして落ち着いて話もできるようになったから評価上がってるけど、オレも散々言った手前合わす顔ないしなぁ」

「あんたにそんな気遣いがあったなんてなー」

 

 他人を、それも繊細な女の子を洗った事なんざないが意外にもスムーズに行けたぞ。

 持ってきていたタオルを後は頭に巻いてやって、浴槽の中にはやて用の段差があることを確認して。

 はやてを浴槽に、バーンとぉ! 突撃ーッ!

 

「って言う割に慎重やな。ありがと」

「え、あ……へけっ!」

「褒められてなさすぎ」

 

 仕方ねぇじゃん。支援職にかかるありがとうは定型文(オートワード)だから面と向かって言われると照れる。

 はやての次は俺自身を洗っていく。アークスはフォトンで自身を浄化しているみたいで洗身入浴も必要ないんだけど、習慣的にやっとかないと気持ち悪い。

 

「なぁー、クラリスクレイスでフルネームなん? どこで区切るん?」

「どこも区切らずそれで全部。故に名前を呼ぶときいちいち8文字言わないといけないからメンドイ」

「リコや私の名前に比べたら長いしなぁ」

「まぁもう二度と会うことはないがな。髪下ろしてるヴィータが時々似ててヒエッってなるけど」

「最近びっくりするの分かっててやってるで」

 

 ……映像も持ってるけど渡さないようにしよう。

 ヴィータが「おい貴様、貴様だ貴様」って言ってきたらちびる自信がある。

 

「どんな自信や。てか、そんな口調なんな」

「人の名前なんか覚えてないとか言われた。お前の方が覚えにくいっての」

 

 よし、こんなもんか。

 ちょっとはやて詰めて、流石にちっこい子供二人でも一般的な浴槽は狭い。

 

「ふふ、えい!」

「ぶふぅ! ええい、じゃれつくでない」

「実はリコちゃんとは裸の付き合いしてみたかったんよ、ぐへへへ」

「おっさんみたいな声と視線やめてくれませんかね」

 

 リバースカードオープン、メセタオルF。

 

「ずるいで! お風呂にタオル入れるのはマナー違反や!」

「罠カード、ルミアスイムウェア」

「く、水着は……あかん、判定がわからん、手ごわい……!」

 

 お風呂のあったかさと水着が合わな過ぎてなんか気持ち悪い。

 別にはやての視線程度済むなら別にいいか。

 ファン……(装備を外す音)

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