最低最悪の魔王が征くのわゆ世界   作:バロックス(駄犬

4 / 29
RX見てたらクライシス帝国が四国を頑張って守る為にバーテックスと戦うss書きたくなってきた
やらないけどね、多分。仲間割れで滅亡するから。


04.笑顔伝える少女

 常磐SOUGOは魔王である。最低最悪の魔王であることを彼は自称している。

 彼は仮面ライダーとして、異界の大地・四国にて見せた実力は現時点では天の神の勢力に通ずるものであった。

 

 

 大社陣営の広大な報道には今回のバーテックスの戦いの中で現れたバールクスを『新たな戦士、仮面ライダー!勇者との共闘!』と報じる。

 

 

 その情報は電波に乗って携帯に、テレビに、新聞に、ネットによって拡散されていく。

 今日、丸亀市内の踊り場にある巨大モニターの前には人だかりが出来ていた。

 

 

 大社には思惑があった。

 球子と杏の負傷により前線への復帰が遅れるとなると四国の中で暮らす住民たちが次の戦いが起きたらどうなるんだと、不安に駆られる。

 だから大社は樹海の中で何故か映像の記録として残っていたバールクスの戦闘映像を公開。市民たちに『仮面ライダー』という存在を認知させる。

 

 

 戸惑いを隠せない市民たちだったがバーテックスを倒すバールクスの姿を見て、それは次第に歓喜へと変わっていく。

 

 

『バーテックスを一撃で』

『かっこいい……』

『敵じゃないんだな、味方なんだな!』

『美しくないか?』

『アレが勇者様と一緒に俺達を守ってくれるのか!』

『スゲェ……CSMはよ』

 

 

 子供達がヒーローを見る目で『あれが』という。

 大人達が神や勇者と同等の存在を見る目で『あれが』という。

 

 

 あれが。

 あれが。

 

 

 あれが『仮面ライダー』。

 民衆は口を揃えてその英雄の名前を呟いていた。

 

 

 結果として球子と杏の戦線離脱という四国の民衆が抱く不安要素をバールクスの登場のインパクトが帳消しにし、逆に市民たちに希望を与えていた。

 

 

「あいつら……好き勝手なことを。いや、確かに好きにしろとは言ったが。プライバシーの侵害だろ、訴えてやろうか」

 

 

 

 当の本人であるSOUGOは苦虫を噛み潰した顔でその記事を眺めていた。苛立ちを抑えられず、ぐしゃぐしゃにした新聞をそこらへんのごみ箱に投げ捨てる。

 

 

 神樹を祀る特殊な組織、大社。

 

 

 彼らがこの国の情報を管理しているらしい。神樹はこの世界における全ての恵みをもたらす四国にとっての神。

 住民たちもそれを理解していて、それに近しい勇者と大社に絶大な信頼を寄せている。

 

 

 だから、今回の出来事をすんなりと信じ込ませることが出来たのだ。

 言えば、大社の言い方次第では真実は黒にも白にも染まる。その大社の情報を信じて歓喜する市民、それは神樹と大社への信仰となり四国は神樹からのリソースを受け、世界が回る。

 

 

 国内での情報操作など、珍しい事ではない。

 常盤SOUGOが知る世界の日本もこの世界の日本も世界大戦の際に民衆に虚偽の情報を流し、戦意が落ちないように工作をしていた。

 

 

 戦争では必要な事だったかもしれない。

 そして、今もバーテックスによって怯える人々を安心させるために必要な事なのだろう。

 

 

 だからこそSOUGOは最初から、大社という組織を信用していなかった。

 

 

 長野県の、諏訪の一件があるからだ。

 

 

「……」

 

 

 丸亀城から離れた市内を歩くSOUGOではあるが、市民はバールクスの変身者であるSOUGOが目の前を通過しても、興味関心を抱かない。

 せいぜい異邦人のような不思議な格好をした男と捉えられるくらいには目を惹くが、それだけだった。

 

 

 往来を歩いても、SOUGOが市民から声を掛けられることはない。

 なぜなら、市民が英雄視するのは常盤SOUGOではなく、『仮面ライダーバールクス』であるからだ。

 

 四国市民たちは仮面の下の変身者が常盤SOUGOであるということを知らなった。だからSOUGOは大手を振って問題なく外を出歩けるのである。

 

 

 これがもし、あの勇者の少女たちならばこうはいかない。

 すぐにでもマスコミや、市民が寄ってたかって芸能人やアイドルのサイン会の如く混雑するに違いない。

 

 

「いや、流石にアイツらもそういう状況には慣れてるだろうから変装くらいは……」

 

 

 そう思っていた矢先だった。

 

 

「あ!いたいた!SOUGOさん!」

 

 

 いた。マジでいた。

 変装もせず、女子中学生らしい制服に身を包んだ四国の勇者が。

 

 

「どこ行ってたんですかSOUGOさん!探したんですよ、今日こそうどん食べましょう!」

 

「おい、お前……! 高嶋友奈ッ 何回も言っているだろう、少しは変装することを覚えろ!!」

 

 

 無防備に市内へ身を晒した有名人、勇者・高嶋友奈が現れたことにSOUGOは頭を掻く。

 

 先日もこうだった。この高嶋友奈という少女は、何度も球子と杏の命を救ってくれたことにお礼がしたいと言い、こうして四国名物である『うどん』を執拗に食わせようとしてくる。

 

 

 妖怪ボタンむしりならぬ、妖怪うどん勇者。

 それが現時点でのSOUGOが友奈に与えた暫定的あだ名であった。

 

 

「私、そんなに有名なんですかね?」

 

「有名人なんだよッ 自分で分かってないのかッ!?」

 

 

 加えてこの天然。

 謙虚だとか、慎ましいとかそういうんじゃなくて、ガチの天然が入っている。

 素の橘ギャレン並みに天然が入っている。

 

 

「お前……相当バカだろう」

 

「はい!国語の授業じゃいつも先生に怒られてました! それよりもお腹空きませんか!うどんを食べましょう!」

 

「なぜ、なぜ人の話を聞かないんだ……どうしてそこまで俺にうどんを食わせたがる!!」

 

「それは四国にとって“うどん”はぜひ食べてもらいた逸品なので――――――はッ!? もしかして、SOUGOさんは“うどん”、好きじゃなかったんですか!?」

 

「そうじゃないッ! 嫌いではないし、普通に食えるし……ってそうじゃないッ!」

 

 

 一際大きなノリ突っ込みに周囲がどよめいた。

 SOUGOと、その隣にいる少女・高嶋友奈へ住民たちが視線を浴びせヒソヒソと呟いている。

 

 

『あれ、勇者様……?』

『勇者様だ……』

『丸亀城からお出かけかな?』

『隣の人は?』

『誰、誰ッ 高嶋さんと一緒にいるあの男は誰ッ!?』

 

 

 次第に人だかりが出来つつあったことに気付いたSOUGOがため息交じりに肩を落とす。

 目の前には未だに状況を飲み込めずにこちらを見ては『うどん、うどん』と目で訴えている高嶋の姿がある。

 

 

「はぁ……分かった、分かったよ。うどんを食おう、それでいいな」

 

「いいんですか!高嶋友奈が推す、うどんを食べてくれるんですか!?」

 

「人込みは嫌いでな。それに……もうお前とは駆けっこはしたくない、疲れる……」

 

「……私、今日の為に運動靴新調してきたんですけど、仕方ないですね……」

 

「何が仕方がないんだ。なんで落ち込んでるんだ。 逃げるのを見越して追い回す前提だったのか」

 

「……」

 

 

 無言は肯定を意味する。つまりそういう事なのだろう。なんて奴だ。

 SOUGOはここ数日間、自分にうどんを食わせる為に追いかけてくる高嶋友奈から四国の街を走り回ったのを思い出した。

 

 

 変身する前のSOUGOは普通の人間と大差がない。しかし、勇者たちは勇者装束を纏わなくてもある程度の基礎体力で一般人を圧倒することが出来る。

 

 

 故に、高嶋友奈はSOUGOにうどんを食べさせるために執拗と言えるまでの追跡を実行してきた。

 

 

 十代の少女とは思えないスピードで迫り。

 常に先回りしては待ち構えていて、息切れすることなく体力には底がない。

 塀を悠々と越え、7メートルくらいの幅がある釣り堀すらも助走ナシで飛び越える。

 

 逃げ切ったと思って路地裏のごみ箱から飛び出してきたときは心臓が止まりそうだった。

 

 

 

 

 

 『仮面ライダークウガ』の世界の敵にはグロンギ族という怪人たちがいる。

 

 このグロンギ族が行う殺戮行為、『ゲゲル』と呼ばれるものをSOUGOは思い出していた。

 

 時間制限を設け、決められた数の人を殺戮するグロンギ族特有のゲームは人々に恐怖を与えた。

 平成仮面ライダー作品一発目においてこれほどインパクトのあるものはないと言える。

 

 

 高嶋友奈のこれはまさにゲゲルのそれだった。

 高嶋友奈のゲゲル。人を殺しはしないが、『相手にうどんを食べさせるまで対象を追跡し続ける』というゲゲル。

 

 

 もし捕まってうどんを食べさせられてしまったら、一体どうなってしまうのか。

 見た目はあどけない美少女。一般人ならば、追いかけてくるこの少女に捕まり、うどんを食べさせられたいという思考すら生まれてくる。

 

 

 

 しかし、対照的にSOUGOは高嶋友奈に恐怖した。

 それは追い回され、疲労困憊のSOUGOとは対照的に友奈は常に笑顔だったから。

 

 

 

『食事前の運動ですよね!SOUGOさん!』

 

『ち、っちがぅ! 逃げてるんだよ、お前からっ!!』

 

『私たちも勇者としての訓練が終わった後は皆でうどんを食べるんです!それと同じですよ!うどんは四国にて最強!!』

 

『お前、俺を追い回して楽しんでるだろ!絶対そうだろ!』

 

『楽しい、楽しいです! 運動すると、イヤな事とか、モヤモヤすることとか、ぜ~んぶ無くなるから好きです!

 SOUGOさんもいっぱい運動して楽しみましょう!もっと私たちは笑顔になれるはずです!』

 

 

 なんかダグバみたいなこと言い出した。

 しかし、自分は魔王だ。そう言い聞かせて、友奈に屈することなくSOUGOは逃げ続ける。

 

 

 数時間に及ぶ逃走劇には常に終わりが見えていた。

 向こうも外出時間が決まっているのか、夕方近くになると彼女はうどんを食べさせられなかったことを悔やみながら帰っていく。

 

 

『むぅ……むー』

 

 

 友奈はしかめっ面になって、だけど――――、

 

 

『また来ます!SOUGOさん!』

 

 

 何故かやんわりとした笑顔で手を振りながら。

 笑顔を常に絶やさない少女、それが高嶋友奈だった。

 

 

 そして今日。

 そんな友奈に、魔王を自称するSOUGOも遂に折れる時が来たらしい。

 SOUGOと友奈は繁華街から外れた人気のない路地裏付近に店を出している小さなうどん屋へと足を運んでいた。

 

 

 一つのテーブルに相対するように座るSOUGOと友奈の前にはそれぞれ一杯のうどんが置かれている。

 

 

「恐ろしい女だ……高嶋友奈。俺に敗北の味を与えたのは常磐ソウゴと忌々しい天の神だけ……」

 

「うどんは敗北の味なんてしませんよ?美味しいです!さぁ、さあ!」

 

「くっ……!」

 

 

 笑顔で相手を打ん殴りながら進むかのようにうどんを勧める友奈の圧に屈したSOUGOがうどんを箸で掴み、己の口へと運び込む。

 

 白く、白銀の如き輝きをもつその麺は口の中で生きたようなコシがあった。

 

 その歯ごたえに不快感を感じない、むしろ心地が良い。

 程よく染み込んだダシと、乗せられていた天ぷらから浮いた油が麺と絡むと、また違う一味を加えSOUGOの口内が震えた。

 

 

「これが四国のうどんかッ」

 

 

 舌鼓を打ってしまった。

 決して屈しはしないと決めていた魔王が。今日で屈するのは二度目である。

 勢いに任せて、箸を動かし、輝く麺をすするSOUGOの面影に魔王と自称する威厳さは存在しなかった。

 

 

「じー……」

 

「な、なんだ……その目は」

 

「いいえ! 凄く美味しそうに食べるんだなぁって、あ!私もたーべよ!」

 

 その様子を見つめている友奈は小さく笑った。

 SOUGOに続いて彼女もまたうどんを啜り始める。

 確かに、四国のうどんは美味かった。

 

 

 かたや『勇者』、かたや『魔王』。

 

 

 絵本など、創作物などでは戦う運命にある二人は仲良く見えそうにないものの、同じ卓でうどんを啜る。

 SOUGOは彼女の策略でうまいうどんを食わされたことで過大なリアクションを取ったことを恥じたのか、今度は静かだ。

 

 

 

「んっふ~、おいひぃ!」

 

 

 対して高嶋友奈は感情を込めて、その味を高らかに口にしている。

 喜びを表現していると言ってもいいだろう。それほどまでに好物らしい。

 

 

 幸福を噛み締めている、そんな感じだ。

 

 

「おいしいですよね!」

 

「……まぁな」

 

「そうでしょそうでしょう!」

 

 

 そして何故かこちらがうどんを美味しく食べていることを聞いて、また笑う。

 

「ここ、若葉ちゃんや……他の勇者には教えていない、高嶋友奈だけの行きつけの店なんです。 今回SOUGOさんに教えたのは特別なんですからね」

 

 

 

・・・・・不思議な奴だ。

 

 

 SOUGOはそう思った。

 高嶋友奈はまるで自分が美味しいものを食べていることに幸福を感じるのではなく、他人が美味しそうに食べていることに幸福を感じているようだった。

 

 

 他人の幸せが、自分の幸せであるかのように。

 自分よりも他の人、知人、友人の幸福を願う。

 それが高嶋友奈という少女なのだろう。

 

 

「アンちゃんとタマちゃんのこと、本当にありがとうございました」

 

 

 二人してうどんを完食させた後で、友奈が頭を下げる。

 

 

「あの時……私、何も出来なくて……怪物が目の前で友達を襲ってるのに、手が届かなくて……どうしよう、どうしようって頭の中が熱くなってきて」

 

 

 スカートの裾を握っている手が見えた。

 SOUGOがふん、鼻を鳴らす。

 

 

「お前たちは高望みしすぎだ。勇者の手は特別に大きいわけじゃない……救える人間は限られる。

 それに俺は助けたつもりはない、たまたま助かっただけ。運がよかった、結果的にそうなった」

 

「それでも、私たちの大切な友達を救ってくれたことには変わりはないんです」

 

「……もういいか。 俺は帰るぞ」

 

 その真っすぐな視線。乃木若葉も見せていた実直さと、誠実さをもった瞳がSOUGOの心を揺らしていた。

 彼女たちは眩しすぎる。

 言葉も。信念も。理想も。

 

 

 魔王としてのSOUGOがまともに聞いていたら胸焼けしてしまう。そんな思いで店から出ようと、席を立った。

 

 

 

「一緒に戦ってくれませんか」

 

「……結局、それが狙いか。 力を欲し、効率的に敵を倒す存在と共闘するようにと、大社にそう言われたか。

 女子供だからといって、俺が簡単に頷くと思うか……馬鹿め。こんな回りくどい真似をさせるとは……」

 

「ちがいます!大社の意思も関係なく、私が!高嶋友奈が言っているんです! あなたと一緒に戦いたいって!」

 

「ちッ、なぜそこまで俺に拘る……俺は一人でも戦えるぞ。群れることなど、弱者がすることだ。それに甘んじているからこそお前たちは死にかける!」

 

 

 一息。

 

「邪魔だ。迷惑だ。目障りだ。 足を引っ張られるのは御免だ。俺に、仲間など必要ない……俺は魔王だぞ」

 

「魔王だから、一人で戦うんですか」

 

 

 友奈も、黙って聞くだけではなかった。

 真っすぐとこちらを見つめる瞳に、戸惑いを隠せずSOUGOは眉を潜める。

 

 魔王と勇者の瞳が向かい合う。

 

 

 

「そうだ。魔王は"魔"なる"王"……。邪なる存在、貴様ら光の存在、勇者とは違う。

 人は人を率いる。そして勇者は人の世界を脅かす存在を打ちのめす。

 魔王は魔を率いる。そして魔王は人の世界を脅かす。相容れないんだよ、お前たちとは。

 

 故に、魔王は人の世界で一人。歴史の中でも、王とは孤高の存在だ」

 

 

「そんなの、辛すぎます。悲しすぎます。寂しすぎます」

 

 

「俺は生まれてこの方、『辛い』など、『悲しい』、などという感情には縁がない。ましてや『寂しい』、など。

 己の欲望のままに、己の覇道のままに突き進むことしか考えていないのでな」

 

 

 平成という時代をリセットするという野望。

 己を見下した天の神に復讐するという怒り。

 それが今の自分を突き動かす原動力なのだとSOUGOは自負する。

 

 

 共闘する仲間など必要ない。

 苦楽を共にする友など、必要ない。

 今までだってそうだった。これからだって、きっと―――――。

 

 

 

「だったら……SOUGOさんはどうして――――」

 

 

 だが彼女は言う。

 高嶋友奈は言う。

 

 

「どうして、一人でいる時……いつも寂しそうなんですか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 言葉が出なかった。

 高嶋友奈の言葉に何故か詰まったSOUGOが居た。

 

 

・・・・寂しい、だと。

 

 

 その感情はない。

 一人だったはずだ。今まで。

 賑やかな、喧騒溢れる場所なんて今まで無かった。

 

 

 

 

 

『HEY!SOUGOさん!農業王が魔王も唸らせる蕎麦を作ってきてあげたわよ!感想プリーズ!』

 

 

 

 無かったはずだった。(・・・・・)

 喧しいくらいに騒がしい女が一人いた気がした。

 

 

『うたのん、朝昼夜蕎麦は流石に飽きちゃうよ……少し味変えるとか工夫しないと。 あ、今日は鷹の爪入れるねSOUGOさん、残さないでね』

 

 

 いや、一人ではない。もう一人、その喧しい少女といつも一緒の色んな意味でクセの強い少女がいた。

 

 

 

『おい、SOUGOさん。またアレやってくれよ、アレ。バイーンってやって踊るやつ!息子が踊ってて楽しいってさ!やってくれよ、バイーンって、バイーンって!』

 

『オメェさん、意外に歌うのうめぇんだなオイ。ちょっとこれから歌ウマグランプリの予選会あるんだけどよ、出てみねぇか』

 

『あ!醜い醜い言う兄ちゃんだ!』

 

『妖怪平成舗装オジサンだ!』

 

 

 

 

 

 少女だけじゃない、その地にいた地元民たち。活気に溢れ、生きることを諦めていなかった人達が居た。

 老若男女問わず、人間としての誇り(プライド)を捨てず、最後まで戦ってた奴らが居た。

 

 

 

・・・・・歌野、水都。

 

 

 彼が居た。一年前まで確かにそこに居た。

 今となっては、もうそこには誰もいない、勇者が守っていた『諏訪』の事をSOUGOが思い出そうとした時。

 

 

 

「え?」

 

 

 

 高嶋友奈の端末から、樹海化警報が鳴り響いた。

 

 

 

 





SOUGOが過去に諏訪に居ました。その期間は今から一年前。
天の神に負けて復讐するマンになってた頃。
自分を王ではなく、最低最悪の魔王と自称する理由が、諏訪にあります。
まだ語らないけどね!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。