たぶん、短編集?   作:扶桑畝傍

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題名・無し 3

一瞬でも憧れは抱くもの

そう、異世界への旅

そして自身の創造で魔法を使う事

 

しかし

“現実に起こったらどうなるのだろうか?”

 

「・・・うっそだろ、マジかよ。」

34にもなって

“悪いけど、転生してくれない?”

風貌から何世代か前の“神様”に見える

“何世代って、

 君らの時間概念で言えば”

「あ、別に良いです。」

“おぃ、神からの話は聞く物だぞ?”

「さっさと本題をお願いします、

 時間が経てば経つほど帰りたい欲が増えるので。」

“・・・枯れてるのぅ”

「神様。」

“わ、わかっとる、

 常識とか必要な物は”

「はい、今、頭に入りましたね。」

“キミねぇ?”

「あえて聞きますけど、

 “ ”とはなんですか?」

“・・・むぅ”

「じゃ、いいです、

 複合した事を魔法で行使する時は、

“詠唱”が必要ですよね?」

“まぁ、のぅ、

 しかしだな、キミが考えているのは

 いささか「過剰暴力でしょうか?」

“星を滅ぼさんでくれよ?”

「善処はします。」

(っと、流石に地面に立っているサービスはあるのか)

などと思っているが“なにかの背中”って事もあるだろう

「・・・って、どこだよここ。」

まぁ、開口一番はそうなるよな。

まぁ、自重なんてする気は無いので

「多機能静止人工衛星×48基、起動。」

エリジウム式スマホで現在地の把握をする。

「へぇ、随分粋な計らいじゃないか、神様よ?」

かつての地球、その“パンゲア”と呼ばれた地形に近かった

(見る限り近場に町は無し、か、無詠唱・障壁)

背筋の寒気は“この世界でも有効だった”

咄嗟に飛び出し前に転げる

「ぉいぉい、いきなりエンカウントかよ。」

ド定番の“熊と思われる魔物?に遭遇したっ!!”

グルルウゥ

「って、なんだお前?怪我してるのか?」

グゥウウ

「はぁ、まってろ“状況解析・減痛魔法”」

グゥ?

「“負傷部位把握・構造把握”

 人間の道具?いや、鏃(やじり)か、

 お前人里にでも降りたのか?」

ギィギィ

「小熊・・・そうか、

 母親なのか、“治癒開始・劣化痕修復”」

グゥ?

「もう少しじっとしてろ、今下手に力を入れると、

 変にくっつくぞ?」

グゥゥ

「うし、“再解析・身体向上”

 もういいぞ?これで動ける、古傷も治したから、

 “足を引きずる事もあるまいよ”」

キィ!

「おっ、おぃ。」

小熊になつかれた?

「っ!?お前も。」

片目が潰れ膿が固まったのか目が閉じていた

キィ?

「こ、こら、動くな、治せないだろ?」

熊に教えられ

“食べられる木の実”を数種類、教えて貰えた

「なるほど、これも生で食べられるのか。」

グゥゥ

「あぁ、そうか火が苦手なのか、すまん。」

スモールフレアから、スモールライトへ切り替える

「うぉっ!?これで最小光量?もっと弱くして・・・。」

発動限界ギリギリで漸くランタンの柔らかい灯りになった

キィ?

「ん?お前は火を怖がらないのか?」

キィ?

「ん?言ってる事が分かればアレなんだけど、

 下手に“言語翻訳”って・・・あ゛っ!!」

〈あれ?冒険者さんの言葉がわかる?〉

〈あら?ほんとね?〉

(あちゃ~、やっちまった)

「ぁ~・・・初めまして?」

〈あら?人間の癖に礼儀を知ってるのね?

 初めまして、この辺りを縄張りにしてる、

 トレントベアよ?この子は私の“3番目の子供”〉

〈3番目~!〉

「はぁ、俺は・・・俺は。」

〈どうしたの?〉

「いや、名前を“捨てた”からな、

 “異世界人”としか今言える事がないな。」

〈異世界人・・・久しく聞いてないわね〉

〈いせかいじん?〉

「久しくって事は、昔に居たって事か?」

〈そうね、私も伝え聞きだから詳しくは無いけど、

 “異世界人来る時、停滞を覆し、

  動乱、戦乱、新たなる世界を創造するであろう”

 って、あらやだ、戦乱、動乱の元になるなら

 “今ここで貴方を殺さなきゃならないじゃない”〉

〈え~、でも目もお母さんの怪我も治して貰ったのに?〉

〈それもそうね、じゃぁどうしましょうか?〉

「ん~、とりあえずこの森の近くに町はあります?」

〈いいえ、私達の足で3日ほど山を降りないと、

 “人間”が住んでる町は無いわね〉

〈でも、最近うろうろしてるよね?

 木の実を取る訳じゃ無いから“攻撃”してないけど〉

「最近・・・奥さん、その近辺で“木々の減少”とか

 起きていませんか?」

〈鋭いわね、確かに木の実を付ける木々はやられてないけど

 “自生している普通の木々”が減ってるわ〉

「既にどこかの国と戦争をする準備をしているのか、

 町の防御柵を造るのに集めているのかもしれません。」

〈って、あら?あの子は?〉

「っ!?

 不味いこの近場にその木々が伐採されている場所はっ!?」

〈あの子、まさかっ!?〉

〈も~、難しいお話は長いんだよね~。〉

「よし、この一帯を伐採し国防の為に献上するのだ。」

〈あれ?人間だ。〉

「隊長、付近に魔物は居るのでありますか?」

「なに、大した事は無い、

 草食のトレントベア程度しかおらんし、

 昆虫型もこの寒い地域ではそう多くは無い。」

「なるほど。」

〈あ、あの木は・・・だめ~っ!〉

(ちっ!?アラート!?

 あの子が人間に見つかったのかっ!!)

「すみません、先に行きます!!」

〈ちょっ!?その秘術はっ!?〉

「“雷獣・装着”雷人化っ!!」

〈きゃっ!?〉

「なんだ、隊長の言う通り大した事無いですね。」

「あぁ、しかし子供か、近くに親が居る筈だ、

 そいつも討伐して“毛皮を売ろう”

 爪は“爪術士”に売ればいい小遣いになるしな。」

〈い・・・いたい、でも、あの木だけはっ!!〉

「おらっ!」

〈あ゛ぅ゛っ!?〉

「毛皮に傷を増やすなよ?

 痣一つ増えるだけで減価対象だからな?」

「へへ、すいません。」

〈ぁ・・・この木だけは・・・ぜったい〉

その木にしがみついて立ち上がる

「ほぅ、どうやらその木に何かあるみたいだな?

 良し、お前らその小熊を押さえて置け、

 俺がその木を切ってやる。」

うごけない

いたい

やめて

わたしの

だいじな

「ちっ、なにも無いじゃないか。」

「あ、しかも傷入りです、

 これじゃ炭程度にしか転用出来ないですね。」

「はぁ、仕方ないその小熊を“解体”して、

 小遣いにするか。」

“させると思うか?”

「だっ!?誰だっ!?」

“鬼の様な面を被り”

身に纏う服装は“アンデッド”が纏うようなボロ服

その腕には“いつの間にか小熊が抱えられていた”

「貴様っ!?」

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