たぶん、短編集?   作:扶桑畝傍

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結局頓挫・・・


理性は働かない

さてと

どうやって乗り切るかね?

ここは“異世界の宿屋”だ

ベットに女性が二人も居る

一人は耳は普通のエルフの自称16歳

一人はペタ耳が特徴の犬獣人

「ぁ~・・・またか。」

この二人は俺がこの異世界に来てからの知り合い

初日に犬耳っ娘に出会って襲撃された

その際彼女が持っていた剣を素手で掴んで折ってしまった

「は?」

「ぇ?」

いや、俺も、は?となったが事実なのだ

まぁ、うん、

VRゲームをやっててステージ転換でロードを挟んだら

草原のど真ん中でエンカウントし切りつけられたのだ

その拍子にスキル“武器破壊”をオートモードにしていたのだ

「あ゛~っ!?」

(ぁ~、武器破壊オートだったっけ)

「なんか、ごめんなさい。」

「ど~してくれるのよっ!?

 最後の武器だったのに~っ!!」

(って、言われてもな~

 この状況が良くわからんし掴んだ感覚があるって事は)

「ぁ~、これ、現実か。」

あえて端折るがその後ド定番の

“イノシシ型魔物”に襲われるがオートバトルモードにしていたので

瞬殺、犬耳の娘にあり得ないとか騒がれたが放置、

周辺に敵反応がまだあるのでオートバトルで放置、

その間にマップやらコマンドやらアイテムの残量を確認する

(装備も問題なし、スキルも問題なく作動してる

 素材のドロップも変わらず問題ないそうすると

 衣食住の内、食はドロップ素材で賄えるな)

「いやいやいやっ!?おかしいでしょっ!?

 貴方一人でどれだけ魔物を倒してるのよっ!?」

(イノシシ6体、オオカミ8体、ヘビ4体か、

 インベントリ内は時間経過の有無を選べるのか

 燻製・・・は無理か、

 流石に調理工程はショートカット出来ない、

 発酵食品は・・・あ、出来る)

「あらかた片付いたか。」

「・・・信じられない。」

(さて、マップで確認しても建造物が確認できない、

 辛うじて方角は表示されてるけど、意味ない)

で?

「キミはだれ?」

「それはコッチのセリフよ!!

 大体なんなの?!あの出鱈目な強さはっ!!」

「・・・この辺でギルド無いの?」

「へぇぁ?ぇ~っと、

 あの山間の麓にあるけど、歩きで4日は掛かるよ?」

「4日か、飛ばせば行けるか。」

「と、とばす?」

(俊足スキル、超持久スキル、オートマッピング、

 で、この子はホントに誰?)

「で?キミはホントに誰?」

「だからそれは私のセリフっ!!」

「・・・あ、ネーム表記出てないのか。」

「え?何それ?」

(そうか、この表記は俺しか見えてないのか)

「ぁ~、俺はレイド、元傭兵だ、今は冒険者的な事をしている。」

「元傭兵・・・な風貌してた、ごめんなさい。」

「で?一人で帰れるのか?

 俺はこれからギルドに向かうけど。」

「え?今から?私さっき言ったよね?

 4日は掛かるって言ったよね!?」

「あぁ、

 俺はスキルで色々短縮できるから多分今日中に着けるし、

 素材も換金したいし、宿も埋まる前に取りたいし。」

「・・・野営の予定は?」

「ない。」

「い、いや、普通の冒険者は・・・。」

「ない。」

「あ、素材のトレードとか。」

「いや、ギルドで換金する方が高値で売れるし。」

「でもでもでもっ!?」

「もしかして、野営するだけの余裕が無いから助けて欲しい?」

あ、泣いた

なになに?さっきの武器がホントに最後武器で

護身用すら手持ちに無い?

食糧もさっき倒したオオカミたちに喰われた?

野営セットも壊されてつんでる?

「・・・助けて欲しい?」

頷く勢いがヤバイ、てか、揺れてるそれもアカンだろそれ

「みた?」

「いや、それだけ勢いよく頷けば揺れるだろうに。」

「・・・すけべっ!」

(いや、そうやって胸元押さえつける方がアカンって)

「で?」「で?」

「ギルドに向かうんじゃないのか?」

「で、でも、日が暮れちゃってるよ?」

(ぁ~、ほんとだ、流石に夜通し歩くのは無理か)

「どこで野営しよう?」

(あ、もう助けて貰う前提になってるね)

「・・・“洞窟ハウス”展開。」

「へ?」

(なんで地面に洞窟の入り口と扉が出て来るのっ!?)

「はい、ここで泊まれるから。」

「え、ちょ、ひ、一人で泊れって言うのっ!?」

「いや、男女同室とかダメだろ普通?」

「正論言ってるっ!?なんでっ!?」

「なんでって・・・初対面の“女性”と、

 いきなり同室に泊まるとか無いでしょww」

「じょ・・・女性?」

「え?違うの?」

「ぁ、あってるけど・・・女性って。」

「いや、尻尾が女性って言うたんびに振り切れてるんだよ。」

あ、固まった

「あぅぁぁああ///」

後ろ向いて屈んでるけど尻尾はさらに激しく振りまくってるし

ただ、マップ周辺に敵対反応が増えつつあった

「はぁ、とりあえず一旦入ろう。」

「へっ!?」

しっかし戸締りをし、スキル“オートガーディアン”を外に召喚

少しうるさくなった

ん?

「だ、大丈夫ではないね。」

うっすらと湯気が見えてしまったがそのまま奥の風呂場に連れて行く

(完全に放心状態だなこれ)

「お~ぃ、自分で服脱げるか~?

 お湯湧いてるから身体洗って着替えろ~。」

タオル、簡易衣服を置いて仕切りを閉じる。

(さて、外はどうかな?)

「ぉ~、コレはなかなか。」

スプラッタですわ~、これはトラウマ生み出すわ~

とりあえず素材を回収しつつ食べれる食材を幾つか出して行く

「さて、犬耳さんはアレルギーとかあるのかいね?」

焚火に鉄板と少量のイノシシ油

ヘビの蒲焼モドキ、イノシシのもも肉を焼いて置く

「ん、良い感じに焼けて来たな。」

「いぃ匂い・・・。」

「ぁ~・・・なぜにパレオ風に腰巻にするし?」

確かに薄めの生地でワンピースを渡したけど

それを腰巻、拭きタオルを胸に巻き付けてんだ?

「え?ち、ちがった?」

あ、そうか、服の着方も違うのか

もう一枚をインベントリ内から取り出し

「ホントはこう言う風に・・・な。」

ぁ~真っ赤だね~、尻尾も振り切れてるね~

「き、着替え直してくるね///」

(・・・着痩せって、ぁ~言うのを言うんだな

 D以上?てか、どうやってさっきの防具に収まってたんだ?)

数分後・・・

「こ、これで、いいのよね?」

「・・・うわぁ~お、こいつはやべぇや。」

いかん、言語崩壊したわ、どたぷん、て表現だよね~

「む、むねばっかみないでよ///」

「ごめん、てか、どうやって防具に収めてたんだよ?」

「ぁ~、アレ、女性用の防具だから、内側にポケットがあるの。」

ジェスチャーせんでいいわ生々しい

「取り敢えず食べるか?」

程よく火が通り食べごろになる肉

「ふぇ?いいの食べて?」

胸をむぎゅ~ってすな、むぎゅ~って

涎を垂らしてても可愛いな、犬耳も相まってアカン

「いたらきまふ~!」

いや、喰ってから言うなし

この会合である程度の世界観、

言語形態、人種、国の関係を教わった

で、そこで一泊し翌日・・・とはいかず

まぁ、男ですから?

隣に無防備に寝る女の子が居ればねぇ~

異世界初日にして理性は“働くのを放棄してくれました”

まぁ、彼女も「明日には死んじゃうかもしれないから。」と

それに「きせーじじつゲットだぜ!」

あ、そうですか、

けーさんどおりですか、って、また言語崩壊がががが・・・

ソレが一日で収まる?んな訳あるかい可愛いんだよ?

どたぷんなんだよ?埋もれるんだよ?声もヤバイ程可愛いんだよ?

一週間籠りましたよ・・・出来なかったのが奇跡だったけどさ

なんでも彼女の種族では“決まった手順”でないと

“出来ない”そうなんだ、

それでまた3日程愛でたのは言うまでも無い

「こ、これで、アレなんだよね?」

「あぁ、アレなんだよね~。」

「ホンキノ子作リ、ワタシドウナッチャウンダロ///」

「ど~なるんだろ~な~。」

だから無造作に誘惑すんなってば

「ァ///」

結局、異世界にて約3週間ほど洞窟ハウスに籠り

彼女を愛でた、愛でまくった!!それ以外なんにも言えません!!

しかも“手順”をちゃんとしなければ“出来ない”と言う

最高に男にとって嬉しい事が・・・しかし

「この世界の神様は何を思って

 “子作りには手順が必要不可欠”としたんだろうね?」

「さ~ね~、もしかしたら“望まれない子供”が

 産まれない様に考えてるのかもね~。」

(ただ、その手順を知っっている奴がそう言う行為に

 及ばない事はあり得ない、

 むしろそれを応用し“奴隷”を量産してもおかしくない)

「確か、ドレイクァンタじゃ奴隷を認めていないんだったな。」

「うん、でもほとんどの国で“犯罪奴隷”は居るから、

 冤罪で奴隷をしてる子も居ると思う。」

「だよな、さてどの国のギルドに向かうかね。」

「私のギルドはサチェシュだよ?」

「ぁ~、亜人だらけの国だっけ?シャイン?

 そう言えばここに“何しに来てたの?”」

「あ゛っ!!ヤバイ!!私に会った日から何日経ってるのっ!?」

「三週間じゃ効かないな、ひと月程ここに籠りっぱなしだな。」

「・・・ぎ、ギルド登録消えてるかも。」

「あ、そう言えばなんかの依頼でここに来てたんだっけ?」

「うん、トレントウルフの8体討伐。」

「ぁ~、初日の方に纏めてぶっ殺したモンスターに

 混じってそうな・・・気がする。」

「混じってる?」

「あぁ、“亜空間収納”って言う魔法スキルでさ、

 “一時的に物を収納”できるんだ、

 血抜きは済んでるから持って半年かな?」

「あっ!?亜空間収納っ!?超絶レアスキルじゃないっ!?」

「あ、やっぱり?」

「か、軽く言わないでよ、

 何万人に一人習得できるかどうかってスキルなんだよ?

 なんでキミがそんなスキルを。」

「って言われても、“初期スキル”なんだよコレ。」

「しょ!?初期スキルですと~っ!?」

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