今まで読み専でしたが初投稿となります。
様々な操作がおぼつかなくてよく分からないことをしでかす可能性もありますが、何卒やらかした際はご指摘頂けると有難いです。
頭の中では展開は出来ているものの見切り発車ですので失踪率は高いと見てください。また、相当お粗末な駄文だと思われます。
それでも良いよ。という心の広い方は以下に続いてください。
では、長くなりましたが。本作をどうかよろしくお願いします。
「ベル、今日は儂のとっておきの話を聞かせてやろう」
椅子にかけた老人が白髪の男の子を膝に乗せて言う。その言葉を聞いた、ベルと呼ばれた子は目を輝かせて目の前に開かれた絵本を食い入るように見た。
「遥か昔…そう、神が地上に降りてくる前はこの下界は怪物共が蔓延り人類は衰退の一途を辿っていた。暗黒時代じゃ。そこからある1人の道化を皮切りに次々と英雄が現れ、人類に希望が見え始めた。ここまでは知っておるな?」
「うん。『アルゴノゥト』だよね。でも僕、この前聞いたそのお話はちょっとかっこ悪いなって思っちゃった」
幼気な少年のあんまりな言い草に老人は乾いた笑いを零す。
「ほほ、そうか。あれも儂のお気に入りだったんじゃが…しかし、今日のは人々が暗黒時代の絶望に呑まれそうな中現れた、最古にして最強の英雄のお話じゃ」
言い終わるや否や少年の目は【最強】という言葉に惹かれて輝きを増し、老人に話の続きを催促した。
──あれは、遠い昔のこと。
そう言って老人は語り始める。絵本をゆっくりと捲りながら。
小さな星が空の彼方から降ってきて、その中から生後間もないような赤子が出てきた。
その子は偶然通りがかった爺に拾われ、すくすくと育ち、やがて爺が死んだ後1つの目的を持って動き出す。
それは、亡くなった爺の蘇生。
極東の大陸では怪物共の頂点に立つ竜種の中でも特に強大なものは体内に“龍球”――竜玉という呼称の方が一般的ではある――を宿すとされ、それを7つ集めた者はどんな願いをも叶えられるという言い伝えがあった。
その子は言い伝えに沿って竜種を倒す事で龍球を集め、爺を蘇生しようとしたのであった。
幸い爺が武術の達人だったこともありその子は並の怪物共であれば決して引けを取らない程度の強さを持ち合わせていた。しかし相手は竜種。爺の武術の源流を辿り、ある仙人に入門し同時期に入門した子と来る日も来る日も修行を続けた。そうしていつか確かな力を身につけたその者は旅立った。
その旅路は多くの出会いに溢れ、また命懸けの戦いを繰り返し、竜種を倒す旅でありながらも騒動を引き起こす性質が災いして冒険に事欠くことはなかった。
その中で彼は人々を襲う悪意や怪物共を幾度となく撃破し、人々は彼を英雄だと褒め讃えた。彼はお礼の言葉と共に品物を差し出す人々を見る度に首をかしげてさっさと次の場所へと発ったのだが。
そうして旅を続けながらも妻を娶り子をもうけ、共に竜と戦った無二の親友とも呼べる同門の幼なじみをその時代の巨悪によって失いながらも竜種を倒し続けた。
龍球を集めようとも遂に爺の蘇生が叶うことはなかったが、その者は生涯怪物から人々を守るために戦い続けたという。
だがその旅は決して凄惨で寂しいものであった訳ではない。むしろ彼は持ち前の明るさを翳らせることなく、人々を守り続けた。その時代の希望であり続けたのだった──
老人の語りを清聴していたベルはしかし終始興奮気味であった。竜退治の白熱した戦いぶりや親友との涙の死別、そして絶体絶命の窮地を覆す己の限界を超えた覚醒…その者が遺した人生の軌跡に感銘を受けていた。
「ねぇ、おじいちゃん。そのお話はなんていうの?」
ふと思ったベルが訊ねた。
「…そうじゃな。この物語の名は──『龍球探しの大冒険』
時代の古さゆえに今では多くが失伝してしまっておる。そのせいで今では知る者が限られてしまった英雄譚じゃ」
短いですね。書いてみて初めて何万字とか更新してる人達の凄さを実感できます。
このお話は地球へと送り込まれたポッドが異世界転移して悟空がダンまち世界に降り立ったら、というifのもとその子孫である主人公が活躍するお話です。
原作前スタートになりますが、追いつくまでそうかからないと思います(あくまで予定)
結構色濃くDBの設定というか、能力が出てくるのですが、DBのキャラ達が登場する予定は今のところありません。クロスオーバータグをつけた方が良い(またその他のタグの要不要なども)と思われた方は適切な欄(筆者も未詳)でお教え頂けるとありがたいです。