空への山道
ほのか「やっと洞窟抜けたー!」
れおん「よかったな、ほのかちゃん。もう怖がる事ないもんな」
ほのか「本当だよ。ありがとう、ランターン。助かったわ」
ランターン「ターン…」
れおん「こいつ、眠くなってきたな。ほら、戻れ、ランターン」
ゴルダック「ぐわ……」
ゴルダックが何かに気づき、上を警戒している
れおん「どうした、ゴルダック。何かいるか?」
ほのか「空を見てる?…鳥の群れ?」
空にはたくさんの鳥ポケモンがいた
れおん「……!?あれは、ファイアローの群れ!ここの山道のぬしポケモンでもある。普段はこんな近くにこないはずだ。どうして…」
ほのか「ファイアロー達が向かってる先には何があるの?」
れおん「あの方角はオアシティだ。何故ハルヤタウンみたいに、ぬしポケモン達が暴れているんだ?」
ほのか「私達も急いだ方がいいかも」
れおん「だが、まだ時間がかかる。着くのは明日になるぞ」
ほのか「そ、そっか。それなら仕方ないね。初の野宿だ!少し不安だな」
れおん「まあ、それはこれから嫌でも慣れるさ。もう少し進むと森だ。その中で今日は休もう」
実りの森
ほのか「うわぁ〜、ここの森っていろんなきのみがあるんですね!」
れおん「ああ、オアシティの人達が昔、たくさん植えたらしいんだ。ポケモン達のためだから、俺達はあまり多く取ってはいけないんだ」
ほのか「そっか。あ!メリープ!可愛いなー!チェリンボもいた!」
ゴルダックは奥を指している
ゴルダック「ぐわ!」
れおん「ん?あそこにいるのは、ディグダにヤジロン。それに、シンボラーだ。こんな森に住むポケモンじゃないぞ」
ゴルダックはディグダに近づいていく
ゴルダック「ぐわ、ぐわぐわ」
ディグダ「ディグ!ディグディグ!」
ほのか「ポケモンと話してるの?」
れおん「あのポケモン達は普通、森には住まないんだ。だからこんな所にいるのはおかしい。何があったのか聞いてみようと思ってな」
ゴルダック「ぐわー、ぐわ、ぐわぐわ」
ゴルダックはジェスチャーをしている
れおん「えっと、この先で暴れてるやつらがいるのか?そいつらに追い出されたのか」
ゴルダック「ぐわ」コク
れおん「よし、合ってるみたいだな。そんなやつらがいるのか。許せないな。ポケモン達の住処を荒らしてはいけないって事を知らないのか?」
ほのか「他のポケモン達もここに逃げてきてるのかな?かわいそう。……もしかして、さっきの変な人と関係あるのかな?」
れおん「確かにありそうだな。こりゃあ一悶着ありそうだ。ほのかちゃん、オアシティについたら俺は別行動だ。危険だからな。ほのかちゃんはポケモンセンターで待っているんだぞ」
ほのか「……わかりました。無茶しないでくださいね」
その夜
れおん「テントの建て方はこれで終わりだ。簡単だっただろ?」
ほのか「はい!これなら次には出来そうです。あ、ご飯ってどうしてるんですか?」
れおん「ポケモン達にはフーズをあげてるが、俺は食べない時もあるな」
ほのか「ええ!?それは不健康ですよ!私、料理ならできるんでれおんさんの分も作りますよ!」
れおん「いいのか?それはありがたい。いつもゴルダックにご飯食えって怒られるんだ」
ほのか「それはそうですよ。トレーナーが力つけてないと、ポケモンも不安になると思います。ゴルダックは正しいですよ」
れおん「全く、あいつは俺の世話係みたいなんだ。少しくらい適当でもいいだろ」
ほのか「意外とれおんさん、自分の事は適当ですよね。ゴルダックも心配してるんですよ」
れおん「そうか?普通だと思ってるんだがな」
しばらくして
れおん「うまっ!え!?このシチュー美味いな!!」
ほのか「本当ですか?ありがとうございます。お母さんが、料理はできるようになっておきなさいって言われて、色々作れるようになったんです」
れおん「俺、こんなん作れねえよ。そこらへんの食べられるきのみ取って、煮込んで終わりだ」
ほのか「それは料理じゃないですよ。ポケモンのご飯みたいじゃないですか。それでよく生活できましたね」
れおん「まあ、何とかな。ほのかちゃんがいれば、ご飯に困らなくて済むみたいだ!ありがたい!」
ほのか「任せてください!これからは私が作りますね!」
れおん「頼んだ!おかわり!」