次の日、オアシティ
ターナ「それじゃあ、山のふもとまでいくわ。お願い、ピジョット」
ピジョット「ピジョー」
ほのか「お願いね、ピジョット」
れおん「ハァ。頼む、ペリッパー」
ペリッパー「ペリ?ペリィィ!」かぷ
ペリッパーはれおんを見ると、頭から大きなくちばしでくわえた
れおん「あああ!だから、俺を食べるな!!舐めるな!ベトベトすんだろ!離せ!!」
ターナ「可愛い、ペリッパー!ふふ、くちばしも毛も柔らかい」
ターナはペリッパーを撫でている
ほのか「だ、大丈夫ですか?れおんさん。凄い甘え方ですね」
れおん「本当だぜ!こんな事してくるのはこいつだけだ。今日は乗せてくれ。上に、乗るからな?くちばしには入れるなよ?」
ペリッパー「ペリ……」
れおん「嫌そうな顔すんな!」
ターナ「いいなぁ、そのペリッパー、とっても可愛い。私のペリッパーはそんな事してくれないわ」
ほのか「羨ましいんですか、ターナさん。私は、ちょっと…。れおんさんが嫌々なのも頷けます」
れおん「よし、さっさと降りるぞ。こいつも長くは乗せてくれないからな」
ターナ「そうね、わかったわ。さあ、ほのかちゃん、空に行くわよ!しっかり捕まっててね!」
ほのか「わ、わあ!浮いてる!」
れおん「うーごーけー、ペリッパー!あのピジョットについて行くんだ」
ペリッパー「ペリペリ」
ペリッパーは渋々飛び立った
その後、霧の森前
ターナ「到着ね。ここから先に進めば、ガーネシティよ。この森はいつも霧が出てるの。ポケモン達は危なくないから、迷わないようにだけ気をつけてね」
ほのか「はい!空の散歩、とっても楽しかったです!私も空を飛びたいなー!」
ターナ「ふふ、ムックルがムクホークに進化すればできるわ。それまでは楽しみにしてて。そうだ!私の連絡先を教えるわ。何かあったら、連絡して。携帯はあるかしら?」
ほのか「はい!あまり使い方とか分からなくて、ほとんど使わないんですけど…」
ターナ「大丈夫よ。はい、番号。ほのかちゃんのも教えてくれるかしら?」
ほのか「はい。これですね。すぐに登録します」
ターナ「ありがとう!それにしても遅いわね、れおんさん。ちゃんと来れたかしら?……あ、来たわ」
れおん「ハァ、ハァ。疲れた…。サンキュー、ペリッパー。ほら、好きにしていいから」
ペリッパー「ペリー!」かぷ
ペリッパーは喜んでまたれおんを食べ始めた
ほのか「あ、あはは。お礼になってるんですね、それ。前見えないですよ?大丈夫ですか?」
れおん「少しなら歩ける。このまま、行くか。ありがとな、ターナさん。助かるぜ」
ターナ「気にしないで、れおんさん。可愛い…ペリッパー。またいつでも来てね。また触ってもいい?」
れおん「言いたい事と心の声がどっちも出てるぞ。好きにしていいぞ」
ターナはペリッパーを撫でている
ターナ「ありがとう、ペリッパー。それじゃあ、またね!」
ほのか「また会いましょうー!ありがとうございましたー!」
れおん「じゃあなー。さて、そろそろいいだろ?戻れ、ペリッパー。ふう、前が見えるようになった」
ほのか「大変ですね、ペリッパーは。この森をまっすぐでいいんですか?」
れおん「おう。ポケモンは出しておけよ。ゴルダック」
ゴルダック「ぐわ」
ほのか「ムンナ、起きてる?」
ムンナ「ムゥ……」
ほのか「やっぱり寝てた。ならヒー君、お願い」
アチャモ「チャモ!」
れおん「さて、進むか」
しばらくして
ほのか「進むにつれて霧が濃くなってきましたね」
れおん「道自体は複雑じゃないんだが、この霧だからな。迷子になる旅人も多いと聞く。逸れないように、手を握ろうか」
ほのか「はい、お願いします」
れおん「……ん?ポケモン達が少し集まってるな。何してるんだ?」
ほのか「真ん中に何かいるんですかね?少し行ってみましょう」
れおん「君達、何してるんだ?って、そのポケモン!」
集まっているポケモン達の近くには、ピカチュウのようなきぐるみをかぶったポケモン、ミミッキュがいた
ほのか「ミミッキュ!こんな所にいるんだ!でも、ボロボロだね。治してあげないと」
ほのかが近づこうとすると
ミミッキュ「ミッキュ!!!」
ミミッキュは、思いっきり威嚇してきた
ほのか「キャッ!ミミッキュってこうやって、影を伸ばしてくるんだ」
れおん「ミミッキュ、俺達は何もしない。信じてくれないか?」
ミミッキュ「ミッキュ!!!……キュ」
ミミッキュは少し苦しそうな顔をした
れおん「ほら、痛いだろ?傷を治すから、大人しくしてほしいんだ」
アチャモ「チャモ!」
ゴルダック「ぐわ」
ミミッキュ「ミミッキュ!!」
ミミッキュはれおんにシャドークローを出した
れおん「おっと!おいおい、顔はやめてくれ」
ほのか「どうしましょう、話を聞いてくれませんね。こんな傷だらけのミミッキュにバトルなんてしたくないですし…」
れおん「こういう時、ジョーイさんのラッキーとかがいればいいんだがなぁ。……まあ、あの方法でやってみるか」
ほのか「あ、あまり傷を増やさないであげてくださいね!」
れおん「それはわかってるさ。頼んだ、ルリリ」
ルリリ「ルリ!」
ほのか「ルリリ?あれ?水タイプじゃない。珍しいですね」
れおん「こいつは少し前に産まれたばかりでな。これからマリルにさせようと思っていたんだ。ルリリ、うたう」
ルリリ「ル〜リ〜♪」
ミミッキュ「ミッキュ………スゥ」
れおん「よし、成功したか。よくやったな、ルリリ。戻ってくれ。さあ、治療するぞ」
ほのか「……ハッ!私までうとうとしちゃった。手伝いますね」
数分後
ミミッキュ「キュ……。キュ!!」
ほのか「あ、ミミッキュ、目を覚ました?どう?体は大丈夫?」
ミミッキュ「………キュ」
ミミッキュは体を動かし、痛くない事を確認している
れおん「多少動けるみたいだな。ほら、ご飯だ」
ミミッキュ「…………」
ミミッキュは餌を前に固まっている
ほのか「あれ?食べないの?お腹すいてない?」
ミミッキュ「………」ポロポロ
ほのか「え、ええ!?どうしよう、泣き出しちゃった!」
れおん「おいおいどうした、ミミッキュ。泣かないでくれ。そのご飯は嫌だったか?フェアリータイプ用なんだが」
ゴルダック「ぐわ、ぐわ」
ミミッキュ「ミッキュ……ミッキュ、キュ!」
ゴルダック「……ぐわ。ぐわ、ぐわぐわ」
ゴルダックはジェスチャーをしている
れおん「えっと?すまん、わからないな。もう少し簡単にしてくれ」
ゴルダック「ぐわぐわ」
れおん「俺達?に、傷つけられて……?捨てられた?おお、合ってるか。そうか…。お前、捨てられたんだな」
ほのか「酷い……。じゃあ、ご飯もまともに食べられなかったんだね。かわいそう。ほら、このご飯は君のだよ。ぜーんぶ食べていいの」
ミミッキュ「ミッキュ!!」
れおん「ハハ、がっついてるな。おかわりもあるからな」
ミミッキュ「ミミッキュ!」
ほのか「元気が出てきたみたい。よかった〜」
れおん「しかし、ミミッキュはあまり生息地が判明していないポケモンだ。そんなポケモンを持っているなら、しっかり育ててやればいいものを」
ミミッキュ「ミッキュ……」
ご飯を食べ終わったミミッキュは歩いていく
ほのか「あれ?どこにいくの?ミミッキュ。もうご飯はいらない?」
れおん「もう少し大人しくしてろよ。怪我も完治してないんだ」
ミミッキュはどこかに行ってしまった
ほのか「どうしたのかな、ミミッキュ。行かなきゃならない場所でもあったのかな?」
れおん「わからないな。まあ、無事でいてほしいよな。俺達も片付けたらまた進もう」