ポケットモンスター 青いアヒルと燃えるヒヨコ   作:サムハル

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18.傷だらけのミミッキュ

 

次の日、オアシティ

 

 

 

 

 

ターナ「それじゃあ、山のふもとまでいくわ。お願い、ピジョット」

 

 

 

 

 

ピジョット「ピジョー」

 

 

 

 

 

ほのか「お願いね、ピジョット」

 

 

 

 

 

れおん「ハァ。頼む、ペリッパー」

 

 

 

 

 

ペリッパー「ペリ?ペリィィ!」かぷ

 

 

 

 

 

ペリッパーはれおんを見ると、頭から大きなくちばしでくわえた

 

 

 

 

 

れおん「あああ!だから、俺を食べるな!!舐めるな!ベトベトすんだろ!離せ!!」

 

 

 

 

 

ターナ「可愛い、ペリッパー!ふふ、くちばしも毛も柔らかい」

 

 

 

 

 

ターナはペリッパーを撫でている

 

 

 

 

 

ほのか「だ、大丈夫ですか?れおんさん。凄い甘え方ですね」

 

 

 

 

 

れおん「本当だぜ!こんな事してくるのはこいつだけだ。今日は乗せてくれ。上に、乗るからな?くちばしには入れるなよ?」

 

 

 

 

 

ペリッパー「ペリ……」

 

 

 

 

 

れおん「嫌そうな顔すんな!」

 

 

 

 

 

ターナ「いいなぁ、そのペリッパー、とっても可愛い。私のペリッパーはそんな事してくれないわ」

 

 

 

 

 

ほのか「羨ましいんですか、ターナさん。私は、ちょっと…。れおんさんが嫌々なのも頷けます」

 

 

 

 

 

れおん「よし、さっさと降りるぞ。こいつも長くは乗せてくれないからな」

 

 

 

 

 

ターナ「そうね、わかったわ。さあ、ほのかちゃん、空に行くわよ!しっかり捕まっててね!」

 

 

 

 

 

ほのか「わ、わあ!浮いてる!」

 

 

 

 

 

れおん「うーごーけー、ペリッパー!あのピジョットについて行くんだ」

 

 

 

 

 

ペリッパー「ペリペリ」

 

 

 

 

 

ペリッパーは渋々飛び立った

 

 

 

 

 

その後、霧の森前

 

 

 

 

 

ターナ「到着ね。ここから先に進めば、ガーネシティよ。この森はいつも霧が出てるの。ポケモン達は危なくないから、迷わないようにだけ気をつけてね」

 

 

 

 

 

ほのか「はい!空の散歩、とっても楽しかったです!私も空を飛びたいなー!」

 

 

 

 

 

ターナ「ふふ、ムックルがムクホークに進化すればできるわ。それまでは楽しみにしてて。そうだ!私の連絡先を教えるわ。何かあったら、連絡して。携帯はあるかしら?」

 

 

 

 

 

ほのか「はい!あまり使い方とか分からなくて、ほとんど使わないんですけど…」

 

 

 

 

 

ターナ「大丈夫よ。はい、番号。ほのかちゃんのも教えてくれるかしら?」

 

 

 

 

 

ほのか「はい。これですね。すぐに登録します」

 

 

 

 

 

ターナ「ありがとう!それにしても遅いわね、れおんさん。ちゃんと来れたかしら?……あ、来たわ」

 

 

 

 

 

れおん「ハァ、ハァ。疲れた…。サンキュー、ペリッパー。ほら、好きにしていいから」

 

 

 

 

 

ペリッパー「ペリー!」かぷ

 

 

 

 

 

ペリッパーは喜んでまたれおんを食べ始めた

 

 

 

 

 

ほのか「あ、あはは。お礼になってるんですね、それ。前見えないですよ?大丈夫ですか?」

 

 

 

 

 

れおん「少しなら歩ける。このまま、行くか。ありがとな、ターナさん。助かるぜ」

 

 

 

 

 

ターナ「気にしないで、れおんさん。可愛い…ペリッパー。またいつでも来てね。また触ってもいい?」

 

 

 

 

 

れおん「言いたい事と心の声がどっちも出てるぞ。好きにしていいぞ」

 

 

 

 

 

ターナはペリッパーを撫でている

 

 

 

 

 

ターナ「ありがとう、ペリッパー。それじゃあ、またね!」

 

 

 

 

 

ほのか「また会いましょうー!ありがとうございましたー!」

 

 

 

 

 

れおん「じゃあなー。さて、そろそろいいだろ?戻れ、ペリッパー。ふう、前が見えるようになった」

 

 

 

 

 

ほのか「大変ですね、ペリッパーは。この森をまっすぐでいいんですか?」

 

 

 

 

 

れおん「おう。ポケモンは出しておけよ。ゴルダック」

 

 

 

 

 

ゴルダック「ぐわ」

 

 

 

 

 

ほのか「ムンナ、起きてる?」

 

 

 

 

 

ムンナ「ムゥ……」

 

 

 

 

 

ほのか「やっぱり寝てた。ならヒー君、お願い」

 

 

 

 

 

アチャモ「チャモ!」

 

 

 

 

 

れおん「さて、進むか」

 

 

 

 

 

しばらくして

 

 

 

 

 

ほのか「進むにつれて霧が濃くなってきましたね」

 

 

 

 

 

れおん「道自体は複雑じゃないんだが、この霧だからな。迷子になる旅人も多いと聞く。逸れないように、手を握ろうか」

 

 

 

 

 

ほのか「はい、お願いします」

 

 

 

 

 

れおん「……ん?ポケモン達が少し集まってるな。何してるんだ?」

 

 

 

 

 

ほのか「真ん中に何かいるんですかね?少し行ってみましょう」

 

 

 

 

 

れおん「君達、何してるんだ?って、そのポケモン!」

 

 

 

 

 

集まっているポケモン達の近くには、ピカチュウのようなきぐるみをかぶったポケモン、ミミッキュがいた

 

 

 

 

 

ほのか「ミミッキュ!こんな所にいるんだ!でも、ボロボロだね。治してあげないと」

 

 

 

 

 

ほのかが近づこうとすると

 

 

 

 

 

ミミッキュ「ミッキュ!!!」

 

 

 

 

 

ミミッキュは、思いっきり威嚇してきた

 

 

 

 

 

ほのか「キャッ!ミミッキュってこうやって、影を伸ばしてくるんだ」

 

 

 

 

 

れおん「ミミッキュ、俺達は何もしない。信じてくれないか?」

 

 

 

 

 

ミミッキュ「ミッキュ!!!……キュ」

 

 

 

 

 

ミミッキュは少し苦しそうな顔をした

 

 

 

 

 

れおん「ほら、痛いだろ?傷を治すから、大人しくしてほしいんだ」

 

 

 

 

 

アチャモ「チャモ!」

 

 

 

 

 

ゴルダック「ぐわ」

 

 

 

 

 

ミミッキュ「ミミッキュ!!」

 

 

 

 

 

ミミッキュはれおんにシャドークローを出した

 

 

 

 

 

れおん「おっと!おいおい、顔はやめてくれ」

 

 

 

 

 

ほのか「どうしましょう、話を聞いてくれませんね。こんな傷だらけのミミッキュにバトルなんてしたくないですし…」

 

 

 

 

 

れおん「こういう時、ジョーイさんのラッキーとかがいればいいんだがなぁ。……まあ、あの方法でやってみるか」

 

 

 

 

 

ほのか「あ、あまり傷を増やさないであげてくださいね!」

 

 

 

 

 

れおん「それはわかってるさ。頼んだ、ルリリ」

 

 

 

 

 

ルリリ「ルリ!」

 

 

 

 

 

ほのか「ルリリ?あれ?水タイプじゃない。珍しいですね」

 

 

 

 

 

れおん「こいつは少し前に産まれたばかりでな。これからマリルにさせようと思っていたんだ。ルリリ、うたう」

 

 

 

 

 

ルリリ「ル〜リ〜♪」

 

 

 

 

 

ミミッキュ「ミッキュ………スゥ」

 

 

 

 

 

れおん「よし、成功したか。よくやったな、ルリリ。戻ってくれ。さあ、治療するぞ」

 

 

 

 

 

ほのか「……ハッ!私までうとうとしちゃった。手伝いますね」

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

 

ミミッキュ「キュ……。キュ!!」

 

 

 

 

 

ほのか「あ、ミミッキュ、目を覚ました?どう?体は大丈夫?」

 

 

 

 

 

ミミッキュ「………キュ」

 

 

 

 

 

ミミッキュは体を動かし、痛くない事を確認している

 

 

 

 

 

れおん「多少動けるみたいだな。ほら、ご飯だ」

 

 

 

 

 

ミミッキュ「…………」

 

 

 

 

 

ミミッキュは餌を前に固まっている

 

 

 

 

 

ほのか「あれ?食べないの?お腹すいてない?」

 

 

 

 

 

ミミッキュ「………」ポロポロ

 

 

 

 

 

ほのか「え、ええ!?どうしよう、泣き出しちゃった!」

 

 

 

 

 

れおん「おいおいどうした、ミミッキュ。泣かないでくれ。そのご飯は嫌だったか?フェアリータイプ用なんだが」

 

 

 

 

 

ゴルダック「ぐわ、ぐわ」

 

 

 

 

 

ミミッキュ「ミッキュ……ミッキュ、キュ!」

 

 

 

 

 

ゴルダック「……ぐわ。ぐわ、ぐわぐわ」

 

 

 

 

 

ゴルダックはジェスチャーをしている

 

 

 

 

 

れおん「えっと?すまん、わからないな。もう少し簡単にしてくれ」

 

 

 

 

 

ゴルダック「ぐわぐわ」

 

 

 

 

 

れおん「俺達?に、傷つけられて……?捨てられた?おお、合ってるか。そうか…。お前、捨てられたんだな」

 

 

 

 

 

ほのか「酷い……。じゃあ、ご飯もまともに食べられなかったんだね。かわいそう。ほら、このご飯は君のだよ。ぜーんぶ食べていいの」

 

 

 

 

 

ミミッキュ「ミッキュ!!」

 

 

 

 

 

れおん「ハハ、がっついてるな。おかわりもあるからな」

 

 

 

 

 

ミミッキュ「ミミッキュ!」

 

 

 

 

 

ほのか「元気が出てきたみたい。よかった〜」

 

 

 

 

 

れおん「しかし、ミミッキュはあまり生息地が判明していないポケモンだ。そんなポケモンを持っているなら、しっかり育ててやればいいものを」

 

 

 

 

 

ミミッキュ「ミッキュ……」

 

 

 

 

 

ご飯を食べ終わったミミッキュは歩いていく

 

 

 

 

 

ほのか「あれ?どこにいくの?ミミッキュ。もうご飯はいらない?」

 

 

 

 

 

れおん「もう少し大人しくしてろよ。怪我も完治してないんだ」

 

 

 

 

 

ミミッキュはどこかに行ってしまった

 

 

 

 

 

ほのか「どうしたのかな、ミミッキュ。行かなきゃならない場所でもあったのかな?」

 

 

 

 

 

れおん「わからないな。まあ、無事でいてほしいよな。俺達も片付けたらまた進もう」

 

 

 

 

 

 

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