次の日、
れおん「さて、出発しよう。このままいけば、昼にはガーネシティに着くぞ」
ほのか「はい!」
しばらくして
れおん「お、霧が無くなってきた。森を抜けたみたいだな」
ほのか「よかった〜。大丈夫だとわかってても、少し怖かったです」
れおん「まあ、少し不気味だよな。さて、ここからは真っ直ぐだ。大きな橋が目印だ」
ほのか「はい。……あの、れおんさん。昨日から考えてたんですけど、少しお願いしてもいいですか?」
れおん「ん?どうした?」
ほのか「わ、私の敬語、無くしてもいいですか?失礼…とかじゃないですか?」
れおん「なんだ、そんな事か。構わないさ。むしろ、そっちの方が俺としても気楽だな。もうほのかちゃんも俺といる時間にも少し慣れてきただろ?」
ほのか「はい。じゃなかった、うん!これからはれおんさんじゃなくて、れおん君でもいいですか?流石に駄目ですかね?私はそっちの方が楽なんですが」
れおん「俺も気にしないぞ。何とでも呼んでくれて構わないさ」
ほのか「やった!じゃあ、れおん君。…少し恥ずかしいな」
れおん「まあ、いきなりだからな。呼び続ければ慣れるさ」
その後、ガーネシティ
別名、鉱山の街。その名の通り、近くにある鉱山を掘り、発展している街。工事や建設途中の物も多い。ジムがあるため、トレーナーがよく訪れるが、工事中の騒音も凄いため、少し迷惑がられている。
ガガガガ!ドンドン!
れおん「ついたぞ。ここがガーネシティだ」
ほのか「す、凄い音だね。これ、相当うるさくないかな?」
れおん「まあ、最初に来るとそう感じるよな。ここは工事現場とも近いから、そう感じるだけで離れればそこまで聞こえてこないぞ」
ほのか「そうなんだ。じゃあ、まずはポケモンセンターだよね」
れおん「お、わかってきたな、ほのかちゃん。それに、フレンドリーショップで食料も少し買い足しておかないとな。ポケモンセンターはこっちだ」
ポケモンセンター内
ジョーイ「ようこそ、ポケモンセンターへ。ポケモンの回復ですか?」
ほのか「はい。この子達をお願いします」
れおん「俺も頼むぜ」
ジョーイ「はい、お預かりしますね。……あら?このミミッキュ、もしかしてあの霧の森にいるミミッキュですか?似てますけど」
ほのか「え?ジョーイさん、知ってるんですか?」
れおん「この子は少し訳があって、一時的にこの子のポケモンになったんだ」
ジョーイ「そう、よかったわ。実はこの子、一年半くらい前にトレーナーに捨てられてから、ずっとあの森で待っていたみたいなのよ。
って、見たんだからわかるわよね。それで、私も心配でたまに様子を見に行って、餌とかをあげてたのよ」
れおん「なるほど、ジョーイさんも世話をしていたのか」
ほのか「一年半……。やっぱりかわいそう。あの、そのトレーナーさんの事、教えてもらえますか?」
ジョーイ「ごめんなさい、それは個人情報だから教えられないわ。でも、あのミミッキュはもういらないって言っていたわ」
ほのか「そ、そうですか。すみません」
れおん「……これはもう、ミミッキュは戻れないな」
ジョーイ「そのトレーナーさん、もうトレーナーじゃないの。ポケモンも、もう一匹も持ってないはずよ。見つけるのはほぼ不可能だと思うわ」
ほのか「教えてくれてありがとうございました」
ジョーイ「こっちもごめんなさい、こんな事しか教えてあげられなくて。ポケモン達は元気にさせるからね」
れおん「今の話はミミッキュにも聞こえていたはずだ。どうするかは、ミミッキュに任せよう。俺達は買い物して、ジムの対策だな」
その後
カフェで座りながら休んでいた
ほのか「ここのジムって何タイプなの?」
れおん「ここは地面タイプ。ほのかちゃんだと…少し厳しそうだな」
ほのか「そうだね。ヒー君が使えないし、弱点もつけないよ。難しい。……ん?」
れおんの後ろに人が近づいていった
れおん「どうした、ほのかちゃ」
???「れおーん!!おりゃああ!!」ガバッ!
れおん「うおおお!!?」ゴン!
???「グハッ…!」ドサ
れおんは驚きながら振り向きざまに殴った
れおん「びっくりした。何だよ、お前か、ワーグ」
そこには、赤い髪をオールバックにした男性が倒れていた
ワーグ「痛てて。何で不意打ちしたのに反撃できるんだよ。それにしても、こんな所で会うとはな!ん?そこの女の子は?」
ほのか「あ、どうも。私、ほのかと言います。今、れおん君と一緒に旅してるんです」
ワーグ「れおんと?へー、変わってるな。こんなやつと一緒に旅してもいい事ないぞ」
れおん「どういう意味だ、ワーグ」
ワーグ「おっと、すまねえな。自己紹介が遅れた。俺の名前はワーグ。れおんとは友達なんだぜ。よろしくな、ほのかちゃん」
れおん「話を聞け」
ほのか「よろしくお願いします、ワーグさん」
れおん「もういいや。ワーグは、俺やターナさんと同じトップトレーナーだ。炎タイプ使いなんだぜ」
ワーグ「そう!俺は世界最強を目指す、炎の男!カッコイイだろ?」
ほのか「はい!トップトレーナーなんて凄いです!確かに強そうですもんね!カッコイイです!」
ワーグ「……ほのかちゃん、すっげえいいやつじゃん!!くぅ!れおんなんかといるのがかわいそうだ!」
ほのか「ええ!?そ、そうですか?」
れおん「なんかって何だよ。悪かったな」
ワーグ「ほのかちゃん、今からでも間に合う!俺と旅しよう!こいつよりずっと快適だぜ!」
ほのか「ええ!!?そ、そんな事言われましても」
れおん「おい、ほのかちゃんを困らせてんじゃねえよ、ワーグ」
ワーグ「そ、それもそうだな。ほのかちゃん達はどうして俺の街に?」
ほのか「俺の?この街ってワーグさんが治めてるんですか?」
れおん「勝手に自分の街にすんな。お前が住んでるだけだろ」
ワーグ「え〜、いいじゃねえかよ。俺の炎ポケモン達も働いてるし、俺もトップトレーナーとして、街のためにいろいろしてるぜ?実質俺の街だろ!」
ほのか「そういう感じですか。でも、街のために動くっていい事じゃないですか!ワーグさんはこのガーネシティが大好きなんですね」
ワーグ「おう!昔から育った街だからよ!大好きだぜ!」
ほのか「あ、先程の質問にまだ答えてませんでしたね。私、ここのジムに挑戦しに来たんです」
ワーグ「ジムか!女の子なのに凄いじゃないか!ここは地面タイプ使いだぜ。今は何のポケモンを持ってるんだ?」
ほのか「アチャモのヒー君と、ムンナとムックルとミミッキュです。地面タイプにどうしようかと思っていて」
ワーグ「なるほど。確かに厳しいな。……お、れおん。お前、一匹あげたらいいじゃないか」
れおん「俺が?」
ワーグ「お前、この前ルリリと一緒に、ハスボー産ませてたじゃねえか。あの子ならまだほのかちゃんでも大丈夫だろ?」
れおん「あの子か。まあ、悪くないな。俺は構わないが、どうする?ほのかちゃん」
ほのか「え、いいの?れおん君。折角卵から産まれたのに」
れおん「ああ。俺のルンパッパが産んだやつでよ。本当はかなえさんのプレゼントにしようと思っていたが、別のやつでも大丈夫だからな」
ほのか「じゃ、じゃあお願いします!」
れおん「待っててくれ。ボックスから連れてくる」
前回のミミッキュを書き忘れていたのでここに載せます。
ミミッキュ Lv25
性別 メス 性格 さみしがり
特性 ばけのかわ
技
シャドークロー かげうち ものまね だましうち