次の日、ガーネシティ 公園前
ほのか「あ!ワーグさん、お待たせしました!」
ワーグ「おお、待ってたぜ、ほのかちゃん」
そこには、昨日までの赤い服ではなく、黒を基調としたデザインの服を着たワーグがいた
れおん「ワーグ、なんでそんな綺麗な服装してるんだ?そんな真面目な場所にでもいくのか?」
ワーグ「女の子と一緒に行動するんだぞ。少しくらいオシャレするのが礼儀だ」
ほのか「え…。ありがとうございます、ワーグさん。とっても似合ってますよ!昨日までとは違って、赤がワンポイントになっててカッコいいです」
ワーグ「だろぉ〜?俺のお気に入りだ!しかも、動きやすいんだぜ!」
れおん「お、俺にはわからん。それが普通なのか?」
ワーグ「ハァ。全く、これだから女心のわかってねえやつは。少しでもレディを美しく見せるために、俺達が導くんだ。そのために必要なんだよ」
ほのか「れ、レディなんて、そんな言葉は私には似合いませんよ」
ワーグ「ほのかちゃん、レディに見た目や性格は関係ないんだぜ。それに、ほのかちゃんは素敵なレディだぜ」
ほのか「あ、ありがとうございます、ワーグさん。照れますね」
れおん「女たら」パシッ!
ワーグはラースの顔面を掴んだ
ワーグ「なあ、れおん。俺、最近空手に目覚めててよ。ちょっとだけ味わってみたくねえか?」
ワーグはれおんの口を塞ぎ、脅迫する
れおん「ハ、ハハ。ワーグさん、冗談キツいです……。すみません」
ワーグ「たくっ!すぐ余計な事言おうとしやがって。俺が歳上って事忘れてんじゃねえのか?」
ほのか「ワーグさんってご年齢おいくつなんですか?そこまでれおん君と離れてるように見えないですけど」
ワーグ「本当か、ほのかちゃん!俺は今27だ!れおんとは9歳も離れてるんだぜ!若く見えるか!」
ほのか「ええ!?見えないですよ!れおん君と同い年くらいかと思いました!」
れおん「……まさか俺が老け顔なのか?」
ほのか「え、そういう事じゃないよ!れおん君は普通だよ!」
ワーグ「やーい、れおんの老け顔!」
れおん「……なるほど。こいつが若く見えるのは子どもっぽいからだな」
ワーグ「いいだろうが、別に!っとと、俺とした事が立ち話し過ぎたな。よし、ほのかちゃん!案内するぜ、ついてきてくれ」
ほのか「はい!お願いします!」
れおん「……何だか面白くねえな」
宝石博物館前
ワーグ「女の子ならやっぱりここが一番だよな!」
れおん「何だ、これ。俺が前に来た時は無かったな」
ほのか「宝石……。え!?それってダイヤモンドとかですか!?」
ワーグ「正解だ、ほのかちゃん!ダイヤモンドだけじゃねえぜ。サファイアとかオパールとかあるぜ。ここではいろんな宝石を集めて展示しているんだ。もちろん、ここの街のガーネ鉱山から採れた物も多いぜ。
それを見た後で、隣にあるアクセサリーショップだ。ここでは、宝石を使ったアクセサリーを他の店より安く買えるんだ。少し見ていってくれよな」
ほのか「凄い!素敵ですね!早速入りましょう!」
れおん「え?俺もか!待ってくれほのかちゃん、ひっぱらないでくれ」
ワーグ「……え?ここって俺じゃないの?…まあいいか」
館内
ほのか「すご〜い。綺麗」
ワーグ「興味津々だな、ほのかちゃん。そんなに張り付かなくても見えるだろ?」
ほのか「あ、ご、ごめんなさい。吸い込まれそうだったので」
ワーグ「そうだよな。俺もここは結構好みだ。見ていても綺麗だし、意味とかも書いてあるからわかりやすいよな」
ほのか「はい。私、宝石は本でしか見た事なくて、実物はこんなにも輝いてるんだって感動してました」
れおん「そうだな。結構面白いな、ここ。俺もこういうのは興味ある」
ワーグ「二人に気に入ってもらえたようで何よりだな」
一時間後、アクセサリーショップ
ワーグ「ここではさっき見た宝石も使われてるんだ。誰かにプレゼントとして買っていくといいぞ」
ほのか「それなら、お母さん達に買ってみようかな。あ!ターナさんにもいいかも!」
れおん「楽しそうだな、ほのかちゃん。俺も少し見て回るか」
数分後
ほのか「(これ、可愛いな。お母さんに買っていこう。小さいから安いもんね)」
ワーグ「ん?真珠か。家族にか?」
ほのか「はい。安いから私でも手が出しやすくて」
ワーグ「そうだよな。それに、真珠って健康祈願にもなるんだぜ。家族に向けてならぴったりだな」
ほのか「そうだったんですか!それならなおさらですね!買ってきちゃいます」
れおん「…………」
ワーグ「ん?…おお、れおん。ラピスラズリか。お前には似合うんじゃねえか、水タイプ使いらしいじゃないか」
れおん「…………」
ワーグ「おいおい、無視かよ。……れおん?どうした」
れおん「!?ワ、ワーグ!いつのまに。全く気づかなかった」
ワーグ「ええ?いやいや、俺話しかけてただろ。少しボーッとしすぎだぞ。ヤドンにでもなったのか?」
れおん「そこまでじゃねえよ。いや……少し考え事だ」
ワーグ「ラピスラズリ、気に入ったのか?幸運の石だぜ」
れおん「幸運の石…。そういえばそうだったな」
ワーグ「まあ、言い伝えだけどな。でも、効果はあるんじゃねえか?ご利益にあやかってもいいと思うぞ」
れおん「まさか俺にこれをつけろと?似合わねえよ。それに、そういう言い伝えは信用してないんでね」
ワーグ「全く、冷めたやつだな。まあ……構わねえけどよ。外でほのかちゃんが出てくるまで待ってようぜ」
れおん「ああ、そうだな」
アクセサリーショップ前
ほのか「お待たせしました!」
れおん「いいのが買えたみたいだな。よかったな」
ほのか「はい!喜んでもらえるといいんですけど」
ワーグ「ほのかちゃんが誠意をこめて選んだんだ。絶対喜んでもらえると思うぞ。さて、次にいくか」
その時
男性「ああ!!ワーグさん!お探ししました!!」
ワーグ「ん?どうした?俺に用事か?」
男性「大変なんです!!ガーネ鉱山で突然ポケモン達が暴れ始めたんです!!」
全員「!!」
男性「工事の人達で怪我した人もいるみたいです!すぐに救援をお願いします!」
ワーグ「わかった!!すぐに行く!悪い、ほのかちゃん、れおん。俺、急いで行ってくる!」
れおん「俺も行くぞ!人手不足なんじゃないか?それに、宥めるならポケモンも必要だろ?」
ほのか「わ、私も出来るだけお手伝いします!連れていってください!」
ワーグ「本当か!ありがてえ!!なら、ついてきてくれ!こっちだ!」