次の日、ガーネシティ前
れおん「わざわざ見送りなんてしなくていいんだぞ、ワーグ」
ほのか「そうですよ。鉱山が大変なんじゃないんですか?」
ワーグ「そんな悲しい事言わないでくれ。二人は混乱を収めてくれたんだからよ。これくらいはさせてくれ。しっかりとしたお礼は後日な。それじゃあ気をつけて行けよ。あのバトル大橋に行くんだろ?」
れおん「ああ、そうだな。ほのかちゃんには頑張ってもらわないとな」
ほのか「バトル大橋?そんな橋ありましたっけ?」
ワーグ「レイロウシティに向かう途中にある大きな橋なんだが、そこではトレーナー達の修行の場所になっていてな。よくバトルを申し込まれるんだ。それでついた名前がバトル大橋。本当の名前は知らねえんだけどよ」
れおん「まあ、バトルは断ってもいいけどどうせなら引き受けてみたらどうだ?レイロウジムへの修行になるぞ」
ほのか「そうだね。それになんだか面白そう。よーし、頑張るぞー!」
れおん「それじゃあまたな、ワーグ。お前も気を付けろよ」
ワーグ「おう!じゃあな、れおん、ほのかちゃん!」
ほのか「色々ありがとうございました、ワーグさん!また会いましょう!」
その後、7番道路
ほのか「ヒー君、この先バトルがたくさんできるんだって。頑張ろうね!」
ワカシャモ「シャモシャモ」
れおん「気合入ってるな。いいじゃないか。あそこではダブルバトルをよく申し込まれるんだ」
ほのか「え!?何でダブルバトルなの?」
れおん「これから向かうレイロウジムはダブルバトルだ。そのための練習だな。ほのかちゃんにとって、とても大事になるはずだぞ」
ほのか「なるほど。皆、そこで感覚を掴んでるんだね。じゃあ、レイロウジムは何タイプなの?」
れおん「レイロウジムは水タイプ。ジムリーダーのみすずは、俺のちょっとした知り合いだ」
ほのか「水タイプか。れおん君がいるから水タイプは慣れてるけど、戦うってなると困るなー。ヒー君にはまたお留守番かな」
ワカシャモ「シャモ……」
ほのか「ああ、ごめんね、ヒー君!落ち込まないで!次だよ、次!流石にヒー君だって水びたしになるのは嫌でしょ?」
ワカシャモ「……シャモ」
ほのか「ごめんね、ヒー君。水タイプだとまたハスブレロに手伝ってもらおう。後は………」
れおん「ダブルバトルだから残りは全員だが、ムックルは少々きついかもな。水タイプはよく氷技を使う。ムックルなら避けられそうだが、当たればかなりの痛手だ。ただ、メインの水技を避けやすいのはムックルだ。一長一短と言ったところだな」
ほのか「そっか、ダブルバトルは四匹だもんね。ヒー君、応援しててね。それじゃあ、最初はバトルに慣れさせるためにミミッキュとムンナで橋を目指そう!」
れおん「そうだな。ハスブレロやムックルに比べたら、その二匹は各自の問題がある。少し慣れさせた方がいいだろうな」
ほのか「じゃあ出てきて、ミミッキュ!ムンナ!」
ミミッキュ「ミッキュ!」
ムンナ「ムナ……」
ほのか「ムンナったらまた寝てるし。まあ、何かおこったら起こそうかな」
ほのかはムンナを抱き上げた
ミミッキュ「…………」ジー
ミミッキュはほのかとムンナを見つめている
れおん「ん?どうしたんだ、ミミッキュ。ほのかちゃん達を見つめて」
ミミッキュ「キュ……」
ほのか「どうしたの?ミミッキュ」
ミミッキュ「……キュ!」ピョン!
ミミッキュはほのかの肩に飛び乗った
ほのか「キャッ!ミミッキュ、羨ましかったの?ふふ、可愛い」
ミミッキュ「キュ〜」
ミミッキュはほのかに擦り寄っている
れおん「随分懐かれたな。もうミミッキュは完全にほのかちゃんが大好きみたいだな。ただ、少し重いんじゃないか?ムンナは俺が持っていよう」
ほのか「ありがとう、れおん君。ミミッキュはそこにいていいからね。でも、何かあったらよろしくね」
ミミッキュ「キュ!」
れおん「お、奥にオドシシ達がいるぞ。折角だから、バトルしてみたらどうだ?ノーマルはゴースト技を通さない。ミミッキュにはいい相手なんじゃないか?」
ほのか「そうだね。それだとミミッキュはかげうちとシャドークローが使えないのか。大変そうだけど、頑張ってみようか。よーし、いこう、ミミッキュ!」
ミミッキュ「ミッキュ!」
オドシシ「!?」
ほのか「ミミッキュ、だましうち!」
ミミッキュ「ミッキュ!」
ミミッキュはオドシシを騙して攻撃した
オドシシ「ドシ!オドッッ!」
オドシシはミミッキュにとっしんしてきた
ミミッキュ「??」
しかし、とっしんはミミッキュをすり抜けた
オドシシ「??」
ほのか「そっか、ノーマル技はゴーストに効かないね。とっしんは怖くないって事だね!ミミッキュ、もう一度だましうち!」
ミミッキュ「ミッキュ!」
オドシシ「ドシー!」
ほのか「効いてるよ、ミミッキュ!頑張って!」
オドシシ「ドッシー」
ミミッキュ「キュ!?スゥ……」
ミミッキュは眠ってしまった
ほのか「あ、あれ?ミミッキュ!?もしかして、さいみんじゅつ?」
オドシシ「ドシ!」タッタッ!
オドシシは逃げていった
ほのか「あー、待ってよ、オドシシ!…逃げちゃった」
れおん「催眠術を使われたな。あれは仕方ないんじゃないか?残念だったな」
ほのか「うん。ミミッキュ、起きて」
ミミッキュ「スゥ……」
ミミッキュはまだ眠っている
ほのか「オドシシってさいみんじゅつ覚えるんだ。今度は覚えておこう」
???「ねえ、そこの君。今のバトル見てたよ」
二人「ん?」
???「ミミッキュなんて珍しいから見てたけど、タイプわかってるの?ノーマルタイプのオドシシに、ゴーストタイプを持つミミッキュを使うなんてどうかしてるよ」
ほのか「見てたんだね。タイプはわかってるの。それでも、ミミッキュにはバトルに慣れてほしかったから使ったの。それに、さいみんじゅつで眠らされちゃったけどだましうちを使えばミミッキュでも戦えるから」
れおん「修行の一環だったんだ。まあ、何してるんだって思うのは仕方ないさ。君もトレーナーかい?」
だいき「うん。俺の名前はだいき。ギッタンシティから来たんだ。でも、修行のやり方変わってない?別に他のポケモンも使えばいいじゃん」
ほのか「私、ほのか。タジシティから来たんだ。ミミッキュをどうしても使いたかったんだ。他にもいるけど、この先のレイロウジムで使うからね」
だいき「え!?ほのかもジムバトルしてるの!?バッジいくつ!?」
ほのか「私は二つよ。ハルヤバッジとガーネバッジ」
だいき「ええ!?俺と同じじゃん!?じゃあライバルだね!」
ほのか「え?」
だいき「俺もまだ二つなんだ。一緒に頑張ろうぜ!」
ほのか「う、うん。ありがとう。だいき君はなんのポケモン使ってるの?」
だいき「俺の相棒はこいつだ!」
ジュプトル「プットー!」
れおん「おお、ジュプトルか。カッコイイじゃないか」
だいき「お兄さんもそう思う!?俺のジュプトルはシュッとしてて、イケメンだよな!こいつのおかげでガーネジムも突破できたんだ!この先のレイロウジムも草タイプが弱点だから頼りにしてるんだ!」
ほのか「確かにカッコイイね、ジュプトル。私はね、ヒー君!出てきて!」
ワカシャモ「シャモー!」
だいき「ええー!?ワカシャモじゃん!すっげえ!初めて見た!結構可愛い!」
ワカシャモ「シャモ?」
れおん「そういえば、ホウエンの最初の三匹のうちの二匹が揃っているな。この地方ではなかなかお目にかかれないぞ」
ほのか「あ、本当だ!凄い!」
だいき「兄ちゃんは?誰を相棒にしてるの?」
れおん「俺か?俺はこいつだ」
ゴルダック「ぐわ」
だいき「ああ、ゴルダック。結構大きいんだね。それに、かなり強そう」
ほのか「だいき君、このゴルダックはね、色違いなんだよ」
だいき「ええーー!?本当!?全然わかんない!」
れおん「まあ色に変化はあまり見られないよな。コダックの時はわかりやすかったんだがな。ゴルダックは普通より青がかってるんだ」
だいき「そうなんだね。って、ああ!!色違いのゴルダックを連れたトレーナー、も、もしかして………れおんさん!?」
れおん「なんだ、俺の事知ってたか」
だいき「マジ!?え、本物!?嘘!!蒼碧のれおん!?」
れおん「お、おう。そんな驚く事か?」
ほのか「蒼碧のれおん?れおん君ってそんな名前あったの?」
れおん「トップトレーナーになって、いろんな人から勝手につけられた二つ名みたいなものだ。タイプにそって色々あるみたいだぞ。ほのかちゃんが今まで会った人だと、舞姫ターナ、炎剛ワーグ。皆、呼び慣れてないから照れるんだけどな」
ほのか「なんか凄そう。トップトレーナーってやっぱり影響が大きいんだね」
だいき「ほのか凄いな!こんな有名な人と一緒なのか!そうだ!!れおんさん、水タイプ使いならこの先のジムのために俺に修行をつけてください!」
れおん「え、ええ……。大した事は教えられないぞ。自分の力やポケモンはだいきが一番わかっているはずだ。それをうまく使っていけばいい。ダブルバトルはやった事あるのか?」
だいき「ない!」
ほのか「そんな自信満々に言うんだね。それじゃあ私と同じ。この先のバトル大橋で頑張ろうよ」
だいき「はっ!こ、これはまさか、挑戦状!?よし、ほのか、うけてたつぜ!バトル大橋でどっちが多く勝てたか勝負だ!」
ほのか「ふぇっ?私、そんなつもりないんだけど……」
だいき「勝った方がジムバトルを先に申し込めるって事で!いくぞ、ジュプトル!じゃあなー!」
れおん「……嵐みたいなやつだったな」
ほのか「な、なんか勘違いされちゃったよ。私達も行かないと!」