ポケットモンスター 青いアヒルと燃えるヒヨコ   作:サムハル

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3.一緒に来てくれる?

ランタナ博士の研究所

 

 

 

ガチャ

 

 

 

れおん「おーい、婆さーん。怪我した新米トレーナー搬送だ」

 

 

 

れおんが扉を開けて大声を出すと

 

 

 

ヒュン!

 

 

 

れおん「おっと、危ねえな」

 

 

 

ビィィン!

 

 

 

れおんの頭に向かって羽ペンが飛んできた。れおんの避けた後ろにある壁に勢いよく音をたてて突き刺さった

 

 

 

ほのか「ええ!?何か飛んできた!」

 

 

ランタナ「何だい、れおん!人の事を婆さんと呼ぶなとあれだけ言ってるのに、まだそう呼ぶのかい!?って、君は確か今日来る予定のほのかちゃんかい?」

 

 

 

奥からは紫と黄色の編み込みをして白衣を着た女性が歩いてきた。その顔は少ししわが目立ってきているが、化粧などで隠しているのがわかる

 

 

 

ほのか「あ、初めまして、ランタナ博士。ほのかといいます。ポケモンを貰えるとの事で、こちらに伺いました」

 

 

ほのかはれおんの背中の上で小さくお辞儀をした

 

 

 

ランタナ「ええ、よろしくね。私は知ってると思うけど、ランタナ。ポケモンの持つ不思議な力を、私達にも上手く使えないか研究してるの」

 

 

 

れおん「この博士の研究は凄くてな。有名なやつなら、ヒマナッツの種ってのがあるだろ?あれは本当にヒマナッツが稀に出す種を使っていて、植えると知ってる通り向日葵が咲くんだ。それを見つけて商品化した人だ」

 

 

ほのか「ええ!?凄い!それって、結構人気商品ですよね!どんな場所でも向日葵が咲くって話題じゃないですか!」

 

 

ランタナ「ふふ、ありがとう。私はそんな感じでたくさん研究しているの。もちろん、ポケモンの事もよく知ってるわ。さあ、こっちに来て。あなたにプレゼントするポケモン達が待ってるわ」

 

 

 

ランタナはそのまま奥に行こうとする

 

 

 

れおん「ちょっと待ってくれよ、ばあ」

 

 

ランタナ「ん?」

 

 

 

ランタナはニコニコしながら何に使うのかわからないメスを見せた

 

 

 

れおん「いや……ランタナ博士。ほのかちゃんはさっきエアームドに襲撃されていてな。俺が追い払ったんだが、その時に足に怪我をしたんだ。ちょっとだけ治療させてくれ」

 

 

 

れおんはその姿に恐怖を覚えつつ、さっき起こった事を説明した

 

 

 

ランタナ「おや、そんな事が。いきなり災難だったねぇ、ほのかちゃん。他に怪我とかはないかい?」

 

 

ほのか「大丈夫です!ご心配ありがとうございます」

 

 

れおん「礼儀正しいね、ほのかちゃん。絆創膏を貼るからね。はい」

 

 

 

れおんは持っていた絆創膏をほのかの両膝に貼った

 

 

 

ほのか「ありがとうございます!」

 

 

ランタナ「さあ、この子達だよ。名前は知ってるかしら?」

 

 

 

ランタナが隣の部屋に案内すると、そこには三匹のポケモン達が並べられていた

 

 

 

ほのか「わあ!!知ってますよ!右が、モクロー」

 

 

モクロー「クロ〜」

 

 

 

小さなふくろうのような姿をしたポケモン、モクローは横に羽を広げてほのかを威嚇している

 

 

 

ほのか「真ん中が、アチャモ」

 

 

アチャモ「チャモ!」

 

 

 

赤いひよこのようなポケモン、アチャモはほのかに名前を呼ばれて元気に鳴き声をあげた

 

 

 

ほのか「左が、ケロマツ」

 

 

ケロマツ「ケ、ケロ…」

 

 

 

青いかえるのようなポケモン、ケロマツはモクローの後ろに隠れて怖がっている

 

 

 

れおん「へえ。流石ランタナ博士。珍しいポケモンを持ってるな」

 

 

ランタナ「この子達は各地の博士達からお譲りしたの。可愛がってあげてほしい、と言われてね」

 

 

ほのか「うーん....。決めた!」

 

 

れおん「早いな。悩んでいたんじゃないのか?」

 

 

ほのか「悩んでいたんですけど、皆よさそうだったので直感にしました。君にするね!」

 

 

 

ほのかが抱きあげたポケモンは

 

 

 

アチャモ「チャモチャモ!」

 

 

ランタナ「アチャモにするのね。わかったわ。男の子よ。名前はつける?」

 

 

ほのか「じゃあ、ヒー君!」

 

 

アチャモ「チャモ?」

 

 

 

ほのかはアチャモを一旦離すと

 

 

 

ほのか「私、あなたがいいの。私の旅に一緒に来てくれる?」

 

 

 

ほのかはアチャモと目線を合わせて尋ねた

 

 

 

アチャモ「チャモ!」

 

 

 

アチャモはほのかに嬉しそうに飛びついた

 

 

 

ほのか「キャッ、可愛い!」

 

 

ランタナ「ふふ、大事にしてあげてね。ああ、それとれおん。あなたを呼んだのは別の話です。少し奥に行ってお話ししましょう」

 

 

れおん「はーい。ほのかちゃん、頑張れよ!」

 

 

ほのか「はい!ランタナ博士、れおんさん。ありがとうございました!」

 

 

 

 

ギッタンシティ

 

 

山の中に出来た大穴に家が建ち、町となった。古代にポケモンとの絆に関係するものが落ちた隕石の大穴とも言われている

 

 

 

 

ほのか「よーし、出ておいで、ヒー君!」

 

 

 

ポン!

 

 

 

アチャモ「チャモ!」

 

 

 

ランタナ博士から貰ったモンスターボールからアチャモを早速出した

 

 

 

ほのか「あなたのトレーナーになったほのかといいます。よろしくね!こっちはムンナ。仲良くしてね」

 

 

 

ポン!

 

 

 

ムンナ「ムムゥ!」

 

 

 

ほのかのもう一つのモンスターボールからムンナが嬉しそうに出てきた

 

 

 

アチャモ「チャモ?チャモチャモ!」

 

 

ムンナ「ムゥー!」

 

 

 

アチャモとムンナは少し話した後、そのまま追いかけっこを始めた

 

 

 

ほのか「アハハ、追いかけっこ始めた。問題ないみたい、よかったー。あ!ポケモンセンターってのに行ってみなくちゃ!ショップもどんなのがあるか見てみよう!二人ともー、ついてきてー」

 

 

 

ほのかは町の入口にあるポケモンセンターへと向かい始めた。その後ろにムンナとアチャモが付いてきた

 

 

 

ポケモンセンター 前

 

 

 

赤い大きな屋根に白いモンスターボールのマークがある大きなお店が立っている

 

 

 

ほのか「え!?大きいー…。中にカフェとかショップとかもあるし、かなり立派な施設なんだー」

 

 

 

ほのかが中を覗きながら観察していると

 

 

 

れおん「そうだろ?町に寄ったらまずは必ずここに行って、ポケモン達を回復させてやるんだ」

 

 

 

後ろかられおんが話しかけてきた

 

 

 

ほのか「あ!れおんさん!追いつかれちゃいましたね。なるほど。ここが私達トレーナーにとって、大切な場所なんですね」

 

 

れおん「そうだよ。中に入ろうか。少し案内するさ」

 

 

ほのか「はい!お願いします!」

 

 

 

ほのかはれおんに続いて入っていった

 

 

 

ポケモンセンター

 

 

 

ジョーイ「いらっしゃいませ!ポケモンの回復ですか?」

 

 

 

ポケモンセンターに入って正面にある受付にはピンクの髪を束ねて、白いナースの姿をした笑顔の女性とその女性と同じ服装をしたラッキーがいた

 

 

 

ほのか「あ、えっと、そうではなくて」

 

 

れおん「ジョーイさん。この子は今日トレーナーになったばかりなんだ。だから、設備の説明に来ただけなんだよ。ポケモンは俺のポケモン達を回復してほしい」

 

 

 

れおんはジャケットの下からモンスターボールを6つ出して渡した

 

 

 

ジョーイ「はい。わかりました。少しお待ち下さいね」

 

 

 

ほのか「今、れおんさんボール6つも出した。6つって、確かトレーナー一人が持てるポケモンの限界でしたよね?」

 

 

 

れおん「そうだよ。トレーナーが持てるポケモンの限度は知ってるみたいだね。わかった通り、俺は6匹手持ちがいるんだ。そしてポケモンを回復したい時は、今みたいにジョーイさんにお願いすれば回復してくれる。

 

 

 

それと同時に健康診断もしてくれるから、ポケモンの体調が悪そうな時も預けてみるといいはずだ」

 

 

ほのか「はい!」

 

 

 

れおんはそのまま受付の横に移動した。そこには小さなパソコンが数台並んでいる

 

 

 

れおん「隣にあるのは、ポケモンボックスパソコン。

俺もよく使うが、ここには六匹以上ポケモンを捕まえた時自動で自分のパソコンの中にポケモンを転送する事ができる。ほのかちゃんもこの先、体験するんじゃないかな?」

 

 

ほのか「ボックス....パソコン。こんな物もあるんだ」

 

 

 

れおんはそのまま更に進んでいくと、青と白を基調とした雰囲気の場所にやってきた

 

 

 

れおん「右のお店は、フレンドリィショップ。

トレーナーにとって必要不可欠なモンスターボールや傷薬、生活品や食料が売られている。ジムバッジを見せれば買える品も増えるんだ」

 

 

ほのか「あ、ここがそうなんだ。結構大きいんだね」

 

 

 

れおんはそこから反対方向に進んでいくと、今度は茶色を基調とした雰囲気の場所にやってきた

 

 

 

れおん「左のお店は、カフェだ。

ここの飲み物は人間だけでなく、ポケモンも一緒に飲めるんだ。また、マラサダやフエンせんべいなどのお菓子もあるんだぞ。町にあるポケモンセンターによってお菓子の内容も変わるから楽しみにしとくといい。休憩するならもってこいだ」

 

 

ほのか「ふぇぇ〜。お、多すぎて.....よくわかんないです。すみません」

 

 

 

ほのかはいきなりの情報量の多さに少し目を回している

 

 

 

れおん「あ……。一気に言い過ぎたね。ごめんな。まあ、習うより慣れろ。フレンドリィショップとカフェを使ってみるといい。俺が見ててやるからさ」

 

 

ほのか「あ、そうですね。私、ボールと薬買っておかないと。えっと、お母さんからのお小遣いっと」

 

 

 

ほのかはリュックから財布を取り出してフレンドリィショップに向かっていった

 

 

 

その後

 

 

 

ほのか「このミアレガレット美味しいです!でも、お金払ってもらってよかったんですか?」

 

 

 

ほのかはカフェスペースで座ってミアレガレットを食べていた。小さなクッキーに砂糖が散りばめられており、甘くて上品な味わいがするカロス地方の名物の一つだ

 

 

 

れおん「ああ、気にするなよ。俺も少し小腹が空いたからな。丁度いいんだ」

 

 

 

れおんも隣で同じくミアレガレットを食べていた

 

 

 

その時、ポケモンセンターに人が入ってきた

 

 

 

ランタナ「ああ、よかった。ほのかちゃん、まだいてくれたわね」

 

 

ほのか「あ、ランタナ博士。どうしたんですか?」

 

 

ランタナ「今、ほのかちゃんのお母さんから連絡があって無事にポケモンを渡した事を伝えたの。それと、一人で旅をする事に少し不安がっていたわ」

 

 

ほのか「あ、そうだったんですか。お母さん、わざわざそんな事してくれたんだ。恥ずかしいな」

 

 

れおん「優しいお母さんじゃないか」

 

 

ランタナ「それでね、れおん。あなた、この子についてやりなさい。あなたほどの実力なら、問題ないでしょ?」

 

 

二人「え……」

 

 

二人はランタナ博士の発言に同時に顔を合わせた

 

 

ランタナ「ほのかちゃんのお母さんも誰か支えてくれる人がいると安心するって言ってたわ。ねえ、頼まれてくれない?」

 

 

れおん「……俺は、構わねえが、ほのかちゃん嫌だろ?」

 

 

ほのか「い、いえ!全然そんな事ないです!寧ろ、たくさん教えてもらえるので、こっちからもお願いしたいですよ!私、本当に何も知らないので!一緒に来てくれませんか?」

 

 

れおん「そ、そうだったか。なら、俺もほのかちゃんの旅に同行しよう」

 

 

ランタナ「ありがとう、れおん。お礼はまた今度するわ。それじゃあ、気をつけて」

 

 

ほのか「ありがとうございます、ランタナ博士!」

 

 

 

 

 

 




ほのかの二匹目



アチャモ Lv5



性別 オス  性格 いじっぱり



特性 もうか







ひっかく  鳴き声  ひのこ




このようにどんどん載せていきます。よろしくお願いします。



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