ポケットモンスター 青いアヒルと燃えるヒヨコ   作:サムハル

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31.レイロウシティへ

その後

 

 

 

 

 

だいき「お、戻ってきたか、ほのか。それでどうだったんだ?」

 

 

 

 

 

ほのか「私も負けちゃった。いい勝負だったとは言われたんだけどね」

 

 

 

 

 

だいき「ほのかはワカシャモいるから有利なんじゃないかと思ってたけど、負けちゃったか。まあ仕方ないよな。それじゃあ結果発表だな。俺から言ったほうがいいよな?」

 

 

 

 

 

ほのか「べ、別に私からでも平気だよ。恥ずかしくはないし」

 

 

 

 

 

だいき「な、なに!?そんなに自信があるって事なのか……」

 

 

 

 

 

ほのか「え?そ、そういうわけじゃないよ。でも、負けたのは事実だからね。しっかり次に活かさないと」

 

 

 

 

 

だいき「真面目だなぁ、ほのかは。まあ、いいけどよ。俺は十戦中四敗だな。最初と最後で増えちゃったんだよな。ほのかは?」

 

 

 

 

 

ほのか「私は三敗だね。えへへ、私の勝ちだね」

 

 

 

 

 

だいき「くそー!ギリギリ負けか!ほのかはバトル好きなのか?」

 

 

 

 

 

ほのか「物凄く好きってわけじゃないんだけど、今は私の夢を探しててそれを見つけるためにいろいろな事やりたいんだ。その一つって感じかな」

 

 

 

 

 

だいき「夢か……。へへ、いいじゃん。俺はこの地方のジムを制覇して、ポケモンリーグに挑戦するんだ!そうして四天王やチャンピオンを倒して、俺の事を世界に認めてもらうんだ!」

 

 

 

 

 

ほのか「だいき君は夢がはっきりしてるんだね。カッコイイよ」

 

 

 

 

 

だいき「え……。ほ、本当か!ありがとな、ほのか」

 

 

 

 

 

れおん「俺達はこの後レイロウシティに行くが、だいきはどうするんだ?まだここで修行するのか?」

 

 

 

 

 

だいき「俺もこれからレイロウシティに向かおうとしてたんです。あ!ねえ、れおんさん、ほのか!俺も一緒に行ってもいい?いや、いいですか?」

 

 

 

 

 

れおん「俺は構わないぞ」

 

 

 

 

 

ほのか「私も大丈夫。だいき君、少しの間よろしくね」

 

 

 

 

 

だいき「やった!!れおんと一緒に旅できるなんて、友達にも絶対に自慢しないと!」

 

 

 

 

 

れおん「俺はそんなに有名なのか?自分じゃあわからないんだがな」

 

 

 

 

 

だいき「そうなの!?だって、トップトレーナーだよ?たった一人にしか任されないし、実力だって凄いんでしょ?ターナさんとかエレインさんとかテレビや雑誌でもよく見るじゃん」

 

 

 

 

 

れおん「ハハ、あの二人は別だろ。そういう職業でもあるからな。俺はただのトレーナーだよ」

 

 

 

 

 

ほのか「エレインさん……。聞いた事ある名前…」

 

 

 

 

 

だいき「ほのか、知らないのか?電気タイプのトップトレーナーで、呼び名は霹靂のエレイン」

 

 

 

 

 

れおん「俺、あの人の事少し苦手なんだよな。職業はモデルさんだ。だから雑誌やテレビによく出てるんだ」

 

 

 

 

 

ほのか「もしかして、髪が黄色がかってて長いツインテールの方ですか?」

 

 

 

 

 

れおん「そうそう。その人であってるぜ」

 

 

 

 

 

だいき「れおんさんはやっぱり水タイプ使いだから苦手なの?」

 

 

 

 

 

れおん「そういうのは関係ないと思うが、俺はあの人の元気はつらつ!って感じで周りの人を振り回してくるのがどうもな」

 

 

 

 

 

ほのか「確かにれおん君はそういう人苦手そうだもんね」

 

 

 

 

 

だいき「それじゃあこのままレイロウシティにゴー!」

 

 

 

 

 

ほのか「ゴ、ゴー!」

 

 

 

 

 

れおん「(ほのかちゃん、少し明るくなったな。だいきのおかげなのか?やっぱり同年代との方が親しみやすいよな)」

 

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

 

 

れおん「さて、奥に見えてきたぞ。あのビルが立ち並んでるのがガルドア地方一の大都市レイロウシティだ」

 

 

 

 

 

二人「うわぁ〜」

 

 

 

 

 

れおん達が歩く先に見えるのは、山や自然の景色とは違うビルが立ち並ぶ景色

 

 

 

 

 

ほのか「私、この街はテレビや話で聞いてただけで実際に見るのは初めてだよ!」

 

 

 

 

 

だいき「俺も!いやー、都会って感じだなー!俺の住んでるギッタンシティとは違うなー!」

 

 

 

 

 

ほのか「れおん君、早く行こう!」

 

 

 

 

 

だいき「そうだよ!俺、ワクワクして待ちきれねえよ!ダッシュだ、ダッシュ!」

 

 

 

 

 

れおん「おいおい、そんなに焦らなくても街は逃げたりしないんだぞ」

 

 

 

 

 

ほのか「ほら、行こうれおん君」

 

 

 

 

 

ほのかはれおんの手を取った

 

 

 

 

 

だいき「じゃあ俺、背中から押すね!」

 

 

 

 

 

れおん「ええ。ちょ、ちょっと。俺は別に走れるからな」

 

 

 

 

 

二人「ゴー!」

 

 

 

 

 

レイロウシティ

 

 

 

 

ガルドア地方一の大都市。他地方からの観光客や地方最先端の医療技術や商品があるため、地方内からもたくさんの人がやってくる。街はとても広く、ジム、コンテスト会場、港、水族館など様々な遊び場もあるため、一日では回りきれない。また、街の中では原則ポケモンを連れて歩く事は禁止されている。

 

 

 

 

 

れおん「たくっ!そんなにはしゃいでよお。そんなにここが楽しみだったのか」

 

 

 

 

 

ほのか「うん!子どもの頃から行きたかったんだ」

 

 

 

 

 

だいき「楽しみに決まってんじゃん!俺、住むならやっぱりレイロウシティがいいって思ってるんだ!」

 

 

 

 

 

れおん「まあ、気持ちは分かったが、まずはポケモンセンターだ。そこでポケモン達の回復と宿の確保だ」

 

 

 

 

 

二人「はーい」

 

 

 

 

 

ポケモンセンター

 

 

 

 

 

ジョーイ「はい。ポケモン達をお預かりしました。しばらくお待ちくださいね」

 

 

 

 

 

プルプル プルプル

 

 

 

 

 

だいき「ん?ほのか、携帯が鳴ってるぞ」

 

 

 

 

 

ほのか「あ、本当だ。誰からだろう?あ!ターナさんだ!」

 

 

 

 

 

だいき「ええ!?ターナさんって、あのターナさん!?」

 

 

 

 

ほのか「そうだよ。友達になったの。待ってて、だいき君、れおん君」

 

 

 

 

れおん「おう」

 

 

 

 

 

だいき「やっぱりれおんさんと旅してるから、トップトレーナーの人とも知り合いになるんだ。いいなぁ、ほのかは。れおんさんとほのかはどうやって知り合ったの?」

 

 

 

 

 

れおん「俺達はギッタンシティでエアームドに襲われてるほのかちゃんを助けたのがきっかけだな。その時のほのかちゃんはトレーナーになったばかりでな、ポケモンもほぼ持っていなかったんだ。

 

 

 

その後ジャーバ博士からアチャモを貰って、偶然博士に呼ばれていた俺がほのかちゃんにいろいろ教えてほしいというほのかちゃんの親からのお願いで一緒に旅してたんだ」

 

 

 

 

 

だいき「へー、最初からエアームドに襲われるなんてほのかもドジだなー。刺激しなければ襲ってくるなんてないのに」

 

 

 

 

 

れおん「まあ、仕方ないだろ。そういうだいきはどうなんだ?ギッタンシティから始まったんだろ?」

 

 

 

 

 

だいき「俺は特に変わった事なんてないよ。ほのかと同じで、ジャーバ博士からキモリを貰ってここまで旅してきただけ。あ!俺、あのレイロウビスケット食べたい!れおんさん、奢って!」

 

 

 

 

 

れおん「え?ま、まあ少しならいいけどよ。ほら」

 

 

 

 

 

だいき「おお!やった!断られるかと思ったけど言ってみるもんだね!ありがとう!」

 

 

 

 

 

れおん「やれやれ、だいきはまだまだ子どもだな」

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

 

ほのか「ごめん、少し話しすぎちゃったかな。って、だいき君何食べてるの?」

 

 

 

 

 

だいき「おお、お帰り。これ、そこのカフェで売ってたレイロウビスケットだぜ。ほのかにもやるよ」

 

 

 

 

 

ほのか「あ、街のお土産とかにもよくあるやつだね。ありがとう、だいき君。………美味しい」

 

 

 

 

 

れおん「それで、ターナさんからの電話は何だったんだ?」

 

 

 

 

 

ほのか「あ、そうだった。あのね、今お仕事でこのレイロウシティに来てるんだって。それでお土産とかを聞かれたんだけど、私達もここにいる事を言ったら大喜びで、ポケモンセンターにすぐ行くって言ってたよ」

 

 

 

 

 

れおん「なるほどな。ほのかちゃんはターナさんに好かれたもんな。これは言葉通りすぐに来そうだな」

 

 

 

 

 

だいき「え、ええ!ターナさんに会えるの!?うわ、めちゃくちゃ緊張する」

 

 

 

 

 

れおん「俺の時はそんな事無かったじゃないか。まあ、俺はそれでいいんだけどよ」

 

 

 

 

 

だいき「やっぱりテレビに出てるから俺の中では格が違うんだよね。れおんさんももちろん凄いんだけど、やっぱりターナさんとかの方が緊張する」

 

 

 

 

 

ほのか「大丈夫だよ、だいき君。ターナさんはとっても優しい人なんだよ」

 

 

 

 

 

ターナ「ありがとう、ほのかちゃん!」

 

 

 

 

 

ほのか「キャアッ!び、びっくりした。というか、もう来たんですか!?」

 

 

 

 

 

だいき「あ、ああ、ほ、ほほ本物だ」

 

 

 

 

 

れおん「やあ、ターナさん。久しぶりってほどじゃないけどな」

 

 

 

 

 

ターナ「そうね。元気だったみたいでよかったわ。お仕事がもうすぐ終わりで電話したの。もうレイロウシティまで来てたのね!あら?こっちの男の子はこの前見なかったわ。初めまして」

 

 

 

 

 

だいき「は、はい。少し前のバトル大橋でほのか達と友達になっただいきと言います。よ、よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

ターナ「ふふ、だいき君ね、よろしく。知ってるかもしれないけど、私はターナよ」

 

 

 

 

 

だいき「もも、もちろん知ってますよ!れおんさんだけでも驚いたのに、まさかターナさんまだ会えるなんて!」

 

 

 

 

 

ターナ「そんな固くならないでいいのよ。それに、そこまで有名でもないれおんさんまで知ってたなんて凄いじゃない。トップトレーナーの事詳しいのかしら?」

 

 

 

 

 

だいき「はい!俺、ポケモンリーグに出るのが今の夢なんですけど、それが終わったら、次はトップトレーナーの人達といつかバトルしたいと思ってるんで!」

 

 

 

 

 

ターナ「あら、凄いじゃない。なら、楽しみにしてるわね」

 

 

 

 

 

れおん「まさかの宣戦布告を受けるとはな。待ってるぞ、だいき」

 

 

 

 

 

ターナ「それと、れおんさん?私、君に電話したのにずっと出ないなんてどうしたの?」

 

 

 

 

 

れおん「え?俺に電話?………あ、マナーモードになってて気付かなかった。すまない、ターナさん」

 

 

 

 

 

ターナ「もう!まあ、いいわ。これからは何かあったらほのかちゃんに電話するから」

 

 

 

 

 

ほのか「はい。いつでも待ってますね」

 

 

 

 

 

ターナ「ここにいるって事はガーネジムには勝ったのね。おめでとう!ここのレイロウジムは少し特殊でダブルバトルよ。ダブルバトルは二人とも慣れてるかしら?」

 

 

 

 

 

ほのか「はい。バトル大橋で感覚を掴んできました」

 

 

 

 

 

だいき「ほのかと勝負したんですけど、俺僅かで負けちゃったんです」

 

 

 

 

 

ターナ「へえ!やるじゃない、ほのかちゃん。後は水タイプの対策があればバッチリかしらね。まあ、れおんさんがいるしそこは大丈夫かしらね」

 

 

 

 

 

れおん「ん?俺は特に何も教えてないぞ」

 

 

 

 

 

ターナ「ええ!?いいじゃない、少しくらい教えてあげても!」

 

 

 

 

 

れおん「いやいや、ジムバトルをやるのはほのかちゃんだ。俺が教えてもいいが、それだとほのかちゃん自身の力になりにくいだろ。だから、俺がやるのは見せるだけ。後はそれをほのかちゃんがどう感じるかだ」

 

 

 

 

 

ターナ「むむ…。正論ね、れおんさんの言う通りだわ」

 

 

 

 

 

ほのか「まあ、れおん君も一緒にパーティーメンバーを考えてくれたり、どんなタイプの技を覚える事が多いとかも教えてくれますし、私はそれだけで十分ですよ」

 

 

 

 

 

ターナ「そうだったの。教えられる所はしっかり教えてるのね(あら?れおん君?ふふ、いつの間に……)」

 

 

 

 

 

 

 

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