ブーッ!ブーッ!
ターナ「!?」
ほのか「ターナさん、携帯から凄い音が出てますよ」
だいき「なんかやばそうな雰囲気ですね。大丈夫ですか?」
ターナ「ご、ごめんね。ちょっとお話するわね。はい、ターナです。........緊急会議!?わ、わかりました!場所は.....はい。いつもの所ですね。すぐ向かいます」
だいき「ほのか、どうやら一緒に観光は無理みたいだな」
ほのか「みたいだね。仕方ないよ。忙しいのはわかってるもん」
ターナ「ごめんなさい。トップトレーナーの急な集まりができちゃって、これからすぐ向かわないといけないの。約束してたのに悪いんだけど、二人でなんとかなるかしら?」
ほのか「私達の事は気にしないでください。地図見ながら観光してますよ」
だいき「そうですよ。そんな謝らなくて大丈夫です」
ターナ「ありがとう、二人とも。それじゃあ、私は先に」
れおん「ターナさん!今の連絡あったよな!?すぐに向かおう」
ターナ「ええ、私も今から向かおうとしてたわ。二人の事少し気になるけど」
れおん「確かに......。なら、少しだけなら来るか?場所はこの街にあるビルなんだ。一階で大人しくしてれば特に問題はなさそうだが」
ターナ「それもそうね。ほのかちゃん、だいき君、どうしたい?最近なにかと物騒でしょ?私達は子ども二人だけにするよりも、出来るだけ私達の手が伸ばせる所にいてくれる方がありがたいんだけど」
だいき「どうする?ほのか。物騒なのは確かだもんな」
ほのか「じゃあ、そのビルで大人しく待ってますね。中でポケモンは出しても大丈夫ですか?」
れおん「問題ないぞ。まあ、大きなポケモンは駄目だが、そこは大丈夫だしな。それじゃあ、急いで向かおう。ターナさん、ほのかちゃんを頼んだ。だいきは俺の背中に乗ってくれ」
ターナ「まあ、それが一番早いわよね。ほのかちゃん、おいで。またピジョットに乗りましょう」
だいき「え?ポケモンって出しちゃ駄目だったんじゃなかったの?」
れおん「まあ、原則はな。今は少し急いでるんでね。まあ、空の移動だから他の人達に迷惑もかかりにくい。多めに見てもらおう。頼む、ペリッパー」
ペリッパー「ペリ?」
れおん「緊急事態だ。後で好きにしていいから俺達を乗せてくれ」
ペリッパー「ペリペリ!」
ターナ「いつものビルまでお願いね、ピジョット」
ほのか「またよろしくね、ピジョット」
ピジョット「ピジョー!」
数分後
れおん「ペリッパー、あのビルの屋上に頼む」
ペリッパー「ペリー」
れおん「よっと、不安定で悪かったな。大丈夫か?だいき」
だいき「ううん!全く!ここって本部とかそういうやつ?」
ターナ「ええ。ここはトップトレーナー達を纏める作戦本部。ここに直々にポケモンリーグ運営の人達から連絡やメールが来るの。その内容をまとめて私達に指示を出す場所なの」
ほのか「うわあ……。なんか凄い所に来ちゃった。本当に私達なんかがいていいんですか?」
れおん「本来は一般の人は立ち入り禁止だが、まあ二人とも俺の知り合いって事にしておく。そうすれば一階程度なら大丈夫なはずだ」
だいき「なんか緊張してきた」
ターナ「って、そんな悠長に話してる場合じゃないわね。まずはエレベーターで一階に行きましょう」
一階
受付「お待ちしておりました、れおん様、ターナ様。証明カードの提示をお願いします」
ターナ「よろしく」
れおん「はい」
受付「確認いたしました。あと、そちらの方達は?」
れおん「俺が今世話してる子ども達です。この街に一緒に来ていたのですが、最近物騒だからこの子達だけにしておけなくて、ここに連れてきたんです。変な子達じゃないから大丈夫だと思います」
受付「わかりました。お名前をお聞かせください」
ほのか「私、ほのかといいます」
だいき「俺、だいきです」
受付「ほのか様にだいき様ですね。それではこちらのカードを首にかけておいてください。それがここにいてもいいという証明となります。
しかし、ここ一階以外は動かないようにお願いします。自販機などでの飲食は自由ですし、ポケモンも一部を除きボールから出しても大丈夫です。よろしくお願いします」
ターナ「よかったわね。思ってたよりすぐに許してくれたわ」
れおん「そうだな。もっと色々手続きとかあると思ってた」
ほのか「れおん君達は会議にどれくらいかかりますか?」
ターナ「内容を知らされてないからなんとも言えないけど、普通ならすぐに終わるはずよ」
れおん「緊急会議は前にも数回あったが、そんな何時間も話した記憶はない。長くて二時間くらいだろう。大丈夫か?」
だいき「まあ、二時間は少し暇だな。じゃあ、後で俺達のお願い事一つ聞いてよ。そんな大した事じゃないからさ」
れおん「わかったよ。それじゃあ大人しくしててくれよな」
ターナ「あと、私達以外のトップトレーナーの人達も来るから一応挨拶はしておいてね。怖い人もいると思うけど気にしないで」
ほのか「……そっか。ここってそういう場所だもんね」
だいき「ど、どどどうしよう。れおんさん達だけでもドキドキしたのに他のトップトレーナー達まで会うなんて、俺死ぬんじゃねえかな?」
ほのか「大げさだよ、だいき君。挨拶だけだし、そんなお話するわけでもないんだからさ」
だいき「そ、そうだよな。挨拶だけ……挨拶だけ……。よし、落ち着こう。ふう……ほのかはさ、れおんさんとターナさん以外のトップトレーナーは誰と会ったんだ?」
ほのか「私も全然会った事ないよ。あとはワーグさんだけだよ。ガーネシティで会ったんだ。あの街に住んでで、れおん君の友達だったよ」
だいき「炎剛ワーグか!あの人、カッコよさそうだよな。ああいう熱い人、俺も好きなんだよな。でも、ほのかでも三人しか会った事ないのか。まあ、これから会う事になるわけだけど」
ほのか「まあね。でも、私は少し楽しみかな。どんな人なんだろうとか、見た目だけじゃなくてその人の優しさとかすごく興味あるの。今まで会った方達も優しかったから、きっと他の人達も優しいんじゃないかなって勝手に予想してる」
そこに、紫色の髪がボサボサになっている男が来た
???「ん?なんだ、そこのガキ共は。ここは一般立ち入り禁止だぞ。って、証明カード。ほう、誰かの付き添いか?」
だいき「あ!こ、こんにちは!」
ほのか「こんにちは。私はほのかといって、こっちの男の子はだいき君といいます。私達、れおん君達に連れられて来たんです。驚かせてしまってすみません」
ジュード「あの青坊主にか。あいつ、いつの間にガキの面倒なんか見るようになったんだ。あいつ自身まだまだガキだろうが。おっと、俺の自己紹介をしねえとだな。俺はジュード。まあ、毒タイプのトップトレーナーをやってる。よろしく頼むぜ」
だいき「紫砕ジュード。凄い迫力…」
ジュード「けっ、こんなガキにすら知られるようになったか。ネットってのは恐ろしいぜ。てめえらは今、旅してんだろ?せいぜいやりたい事を簡単にでもいいから見つけておくんだな。そうすりゃ、後はなんとかなる。あの青坊主が面倒見てんだ。どうとでもなる事もあるだろ」
受付「お待ちしておりました、ジュード様」
ジュード「おう、じゃあなガキ共。大人しくしてろよ」
ほのか「はい。お話ありがとうございました」
ジュードは受付を済ませ上に登っていった
だいき「うわぁ、ジュードさんなんて生で初めて見た。テレビとかにもほとんど出た事なかったのに」
ほのか「そうなの?でも、確かに怖い顔してたね。ちょっとヤクザみたいって思っちゃった」
その時、緑の長い髪を束ねた女性が話しかけてきた
???「あら?こんな所に子ども?どうしたの?君達、迷子?」
ほのか「こんにちは。私達、れおん君に連れられて来たんです」
だいき「こんにちは。俺、だいきっていってこっちはほのかといいます。あの、凛木のかなえさんですよね?」
かなえ「あら、私の事知ってるの?うふふ、嬉しいわ。でも、そのお名前は少し恥ずかしいからやめてね。かなえで充分よ。それにしても、れおん君がこんな可愛らしい子ども達を連れてくるなんて。誰の子かしら?」
だいき「ぶふっ!!」
ほのか「え?どういう事ですか?」
かなえ「あら?本気にされちゃったかしら?うふふ、冗談よ。れおん君の歳でこんな子どもができるわけないもの」
だいき「も、もう!ビックリしましたよ!やめてくださいよ」
かなえ「あら、可愛い。それじゃあよろしくね、ほのかちゃん、だいき君」
かなえは去っていった
ほのか「私、お母さんとお父さんの子なんだけどどういう事だったの?」
だいき「………ほのかは知らなくていいぞ」
ほのか「???」