一番道路
ポケモンセンターを出た後は、そのままギッタンシティの外に繋がる道路にやってきていた
ほのか「頼んでおいてなんですが、何だか申し訳なくなってきました…」
ほのかは少し申し訳なさそうにもじもじとしている
れおん「気にするなよ。次はどこに向かうか考えてるか?ここから一番近い街はハルヤタウンだ」
ほのか「ハルヤタウン…。あまり知らない場所ですね。どういう町なんですか?」
ほのかは顎に手を置いて考えてもわからないような顔をしている
れおん「タウンと言われてる通り、小さな町なんだ。ただ、周りには草木や花々がたくさん咲いているんだ。草タイプや虫タイプのポケモンが多く生息しているぞ。それに、ジムもあるんだ」
ほのか「流石れおんさんです。よく知ってますね。何だか綺麗な場所みたいですね。そして、ジム…ですか」
ほのかは少し不安げな表情になった
れおん「ポケモンバトルはやりたくないか?」
ほのか「いえ!そんな事ないです!バトルはやってみたいとは思っています。テレビで実況とかをいつも見てました。でも、私はどういう状況でどんな技を出せばいいとか、わからないです。あんな凄いバトルが出来るとも思えなくて……」
れおん「今日トレーナーになったんだから、そんなのわからなくて当たり前だ。なら、俺が教えてやろう。バトルは得意なんだ」
ほのか「本当ですか!ありがとうございます!」
ほのかはれおんの返答に顔を明るくして喜んでいる
れおん「コンテストには興味ないのか?」
ほのか「私、オシャレのセンスとか無くて…」
ほのかは少し苦笑いしている
れおん「まあ、俺もよくわからないから何とも言えないな。だが、センスとか関係ないと思うけどな」
ほのか「そうですかね?でも、機会があったら考えてみたいと思っています。そういえば、れおんさんはジムバッジはいくつ持ってるんですか?」
れおん「俺は今、バッジはゼロだ。前に全部集めたやつがあるんだが、期限切れだからよ」
ほのか「ええ!?どうして一年以内にリーグに出なかったんですか?」
れおん「色々あって出れなくなったんだ。まあ別に気にしてないんだがよ」
ほのか「そうだったんですか。なら、ハルヤタウンに向かいましょう!そこでジムに挑戦してみます!」
れおん「おお!俺も教えるから頑張れよ」
ほのか「はい!お願いします!」
しばらくして
れおん「この先に森を抜ける道と洞窟を進む道があるんだが、どっちがいい?」
ほのか「え……。私、暗い所とか苦手なので、森の方でお願いします」
ほのかはれおんの問いに顔を固くして答えた
れおん「よし、わかった。少し時間がかかるがまあ大丈夫だな。一応ポケモンは出しておいた方がいいぞ。ゴルダック」
ポン!
ゴルダック「ぐ」
ほのか「わかりました!出ておいで、ムンナ!ヒー君!」
ポン!ポン!
ムンナ「ムナ……」
ペタ
アチャモ「チャモ?」
ムンナはボールから出てきても眠っており、そのまま地面にペタリと倒れ込んだ。それをアチャモが不思議そうに見ている
ほのか「また寝てる、ムンナ。こうなったら抱いてないとなんだから、やめてほしいよ」
ほのかは呆れた顔でムンナを抱き抱えた
れおん「なら、ボールに戻していいと思うぞ。二匹も出す必要は無いからな」
ほのか「そっか。同時はずっと見ていられないもんね。休んでて、ムンナ」
アチャモはほのかの後ろに隠れてゴルダックを見つめている
アチャモ「チャ…チャモ」
ゴルダック「ぐわ?」
ゴルダックもそれに気付いたように首を傾げている
れおん「ああ、水タイプだから怖いんだろうな。大丈夫だぞ、アチャモ。このゴルダックは優しいからな。何もしないさ。仲良くしてくれよな」
少し考えたようなアチャモは少しずつ、ゴルダックに近づいた
アチャモ「チャモ…」
ゴルダック「ぐわぐわ」
ゴルダックはアチャモを優しく撫でた
ほのか「ふふ、よかった。もしかして、この森を抜けるんですか?道なんて無さそうなんですけど」
ほのかの言う通り、整備された道は違う方へと続いており、ほのか達の前には大きな森が広がっている
れおん「まあ、道というよりは獣道だ。昔はよく使われていたから、一応使えるぞ」
ほのか「なら、大丈夫かな?よし、行こう、ヒー君」
アチャモ「チャモ!」
芽生えの森
ほのか「確かに道は狭いけど、ちゃんと道になってる」
そこは自然に出来た道であり、木々や草が生い茂る真ん中に細い道が出来ていた
れおん「だろ?ポケモンもよく使うみたいだぞ。何か捕まえてみたりしてもいいかもな」
ほのか「そうですね!周りにいろんなポケモンいるし、どうしようかな。あ!ムックル!」
周りを見渡すとパラスやキャタピー、ナゾノクサなどがいる。その中からほのかは一匹で休憩していたムックルに目をつけた
れおん「いいんじゃないか?試してみよう」
ほのか「はい!弱らせるのが捕まえる基本ですよね!いくよ、ヒー君!バトルだよ!」
アチャモ「チャモー!」
アチャモはやる気満々といった様子でムックルへ走り出した
ムックル「クル?ピイィィ!」
ムックルはこっちに向かってくるアチャモとほのかに気づいた。ムックルもそのままアチャモへ突っ込んでくる
ほのか「あ、こっちに突っ込んできた!たいあたりかな?避けて、ヒー君!」
アチャモ「チャ!」
アチャモは走ったまま、向かってくるムックルの体を避けた
ムックル「クル!?」
ほのか「ひのこだよ!」
アチャモ「チャモー!」
アチャモは振り返り、口から小さな炎を吐き出した
ムックル「ピイィィ!」バサ!
しかしムックルは空に飛んでいき、ひのこはそのまま外れていった
ほのか「あああ!飛んで避けた!ずるい!」
ムックル「ピイィィ!」
ムックルはそのまま旋回してアチャモに向かってくる
ほのか「あ!またたいあたりだ!避けて、ヒー君!」
アチャモ「チャモ!チャモー!?」
アチャモは避けようとしたが、ムックルの速度についていけずに突き飛ばされた
ムックル「クルッ!」
ムックルはそのまままた空に飛んでいった
ほのか「あ!ヒー君が避けれなかった!しかもまた空に行った。ヒー君!飛んでるムックルにひのこ!」
アチャモ「チャモー!」
アチャモは空にいるムックルに向かって小さな炎を出す
ムックル「クルー」
しかし、ムックルにうまく狙いがいかず当たらなかった
ほのか「飛んでたら技が当たらないよ!どうしたらいいですか?」
れおん「飛んでいてもこっちに来る時は必ず地面に向かってくるんだ。そこを狙ってみるんだ」
ほのか「と言うと、たいあたりが来る時か!」
ムックル「クルー!」
ムックルは攻撃がこないと思い、アチャモに再びたいあたりを仕掛けてきた
ほのか「来た!避けないで狙って、ヒー君!ひのこ!」
アチャモ「…チャモー!」
アチャモは向かってくるムックルをよく狙い、正確に炎を出した
ムックル「クルー!?」
ドサ
ひのこはムックルに当たり、ムックルは地面に滑り落ちた
れおん「いいぞ、ボールを投げてみるんだ!」
ほのか「よーし!モンスターボール!」
ほのかは倒れたムックルにモンスターボールを投げた
コツン!
ゆらゆら
ほのか「お願い!」
カチッ!
ほのか「あ!やった!!初めて捕まえたよ、ヒー君!」
アチャモ「チャモ!チャモチャモ」
ほのかとアチャモは一緒に喜んでいる
れおん「よくやったな、ほのかちゃん。初ゲット、初バトル成功おめでとう!アチャモ、よく頑張ったな。ほら、傷薬だ」
れおんはアチャモの体に傷薬をスプレーした
アチャモ「チャモ!」
アチャモはえっへんといった様子で胸を張っている
ほのか「よーし!早速出てきて、ムックル!」
ポン!
ムックル「クルー!」
トサ
ムックルは元気にボールから出てくるとクルリと旋回してほのかの頭の上に座った
ほのか「あ!私の頭の上に乗ってくれた。可愛い!」
れおん「いい調子だな。さあ、どんどん進もうか。少しバトルもやりながらな」
ほのか「はい!」
ほのかの三匹目
ムックル Lv4
性別 オス 性格 ようき 特徴 飛ぶ事が好き
特性 するどいめ
技
たいあたり 鳴き声