その後、作戦本部内
ミン「さて、まずはワーグ、船の中で何が起こったのかわかる範囲で説明頼むわ」
ワーグ「おう。俺とれおんとほのかちゃん達はクルーズバトルディナーで普通にバトルしてたんだが、水族館のポケモン達が暴れてるって放送が流れて一時海上で待機していたんだ」
ターナ「水族館の件が先だったのね」
ワーグ「それを聞いて、俺達は一時的にメンバーを変えていたからそれを何かあった時のために元に戻そうと、船の中のパソコンボックスで変えていたんだ。その時ほのかちゃん達とは別行動だったぜ」
かなえ「本来ならすぐですからね」
ワーグ「変え終わって戻ろうとした時、ストラー団のやつに話しかけられてバトルになったんだ。れおんはバトルできねえから、俺が隙を作ってその場から逃してほのかちゃん達の所に向かわせたんだ。それから少しして、急に船が爆発して海にドボンだ」
かなえ「その原因はわからないのね。だいき君なら知ってるかしら?彼はどこに?」
ターナ「だいき君は元気そうだったけど、一応ポケモンセンターでジョーイさん達に見てもらってるわ。呼んだ方がいいかしら?」
ミン「いや、それは後にしましょう。まずは各々の情報を集めるのが先。ワーグ、接触したストラー団のやつの特徴を教えてくれるかしら?」
ワーグ「白と緑の横線の服に真ん中にCって書かれてたな。髪は緑色の男だったぜ。名前は知らねえ」
かなえ「緑色ですか。確かラミアって人は赤とピンクでしたよね。やはり他にもそういう人がいるって事ですか」
ターナ「私も報告いいかしら?」
ミン「ええ。次はターナ、お願い」
ターナ「皆は水族館の件を私が一番初めに抑えてたのを知ってるわよね?すぐにミンも合流してくれたから、私が話すのは水族館の中に入ってからね。中で機械を見つけて壊そうとした時にラミアと接触したわ」
ミン「ラミアもいたの!?」
ワーグ「水族館にもやっぱりストラー団のやつが」
ターナ「でも、ワーグのようにバトルにはならなかったわ。彼女はあの機械を一定時間守ってただけみたい。私が壊したのが船が沈んでからだったから、もう機械は用済みみたいだったの。連れてたのはライチュウ。死角から攻撃された時は驚いたけど、すぐテレポートで逃げていったわ」
かなえ「やはり水ポケモン達を暴れさせたのは何か作戦のためだったのね。その作戦が船の破壊なのかしら」
ターナ「その可能性が高いわね。メインイベントって言ってたし。後、あいつらは正式に名前があるらしくて、コスモ団。そう言ってたわ」
ミン「コスモ団。だから服にCがあるのね」
ワーグ「後はれおんの事だな。あいつに何があったんだ?」
かなえ「私が早く助けなかったのが悪いんだけど、れおん君はだいき君とほのかちゃんを連れて海から泳いできていたの。それを私とミンちゃんが見つけて、私のトロピウスで助けに行ったんだけど、その時にドククラゲ達の群れがれおん君達の近くに現れて、れおん君を攻撃したんです」
ターナ「確かに他の人達にもドククラゲにやられたって人が多かったわね。毒を食らっていたり、溺れそうになっていたり」
かなえ「その一斉攻撃で海に渦潮ができてしまい、れおん君はそれに飲み込まれていってしまったんです。すぐ助けようとしたのですが、トロピウスもドククラゲ達のどくばりを食らってしまい、動きにくくなってしまって」
ワーグ「マジかよ。れおん、大丈夫か」
ミン「でも、かなえ達もすぐ避難したのは正解だと思うわ。攻撃されていたのなら尚更。さらなる被害が出なかっただけ、まだいいわ。れおん君は泳ぐのも得意だし、溺れる事はないと信じてるわ」
ターナ「そうね。れおんさんなら潮の流れも読める。海にいても私達よりは落ち着いて行動できるわ」
かなえ「無事を祈るばかりだわ」
ミン「二人のコスモ団による作戦。しかもかなり練られてるわね。おそらく目的は港の封鎖ね。あの影響で港と水族館は壊滅的。しばらくは他地方への船での移動や物資も期待できないわ」
ワーグ「なるほど。となると、次狙われるのは空港か」
ターナ「そうね。海を塞いだなら空も塞いでくるはずね」
ミン「私もそう読んでる。だから空港があるチェイロタウンは警戒しておかないと。明日この事も報告しましょう」
かなえ「あと、だいき君に船の中で何があったのかを聞かないと。まだ爆発の原因がわかってないわ」
ミン「そうね。それも聞きにいきましょう。何か知ってるかもしれない」
ポケモンセンター内
だいき「え?爆発の原因?俺、知ってるよ。というか、皆知ってると思ってた。あんなに堂々としてきたわけだし」
かなえ「そんなに?説明お願いできる?」
だいき「うん。れおんさん達が手持ちを戻しに行って少しした時、急に電気が消えたんだ。それで皆して混乱してたら、中央に電気がついて、そこにカシアってやつが現れたんだよ。多分ストラー団のやつだと思う」
ワーグ「なに!?船には他にもストラー団のやつがいたのかよ!」
だいき「そうなんだよ。それでそいつがマルマイン達をたくさん出して爆発させたんだ。そのせいで船は真ん中から折れちゃったんだよ」
ミン「そのカシアってやつの特徴は覚えてるかしら?」
だいき「えっとね、白と青の横線が入ってる服でね、真ん中にCって書かれてたよ。暗くてよくわからなかったけど、髪は藍色っぽかったなぁ。あ、もちろん男だよ」
ターナ「その特徴。そいつもラミア達と同じクラスかしら。だとすると、三人による計画。徹底されてるわね」
ワーグ「ありがとな、だいき。よく無事だった。ほのかちゃんは?」
だいき「ほのかはまだ治療してるみたい。早くよくなるといいんだけど」
ミン「そうだったわ。だいき君、ほのかちゃんにも言えるんだけど、本当に悪いんだけどもう旅は少し中断してもらっていいかしら?」
だいき「え………。な、なんで?」
かなえ「まず、水族館と港の被害でここのジムリーダーのみすずちゃんも大忙しなの。しばらくジムはできないわ。またストラー団によってこれからも各地で被害が出ると思うの。
その時に極力被害を減らしたいの。それに警備も固めないとだから、ジムリーダー達にも協力を要請するわ。だから、他の街のジムもしばらくお休み。コンテストも同様ね。
だから、だいき君達も一度事態が収束するまで大人しくしていてほしいの」
だいき「そ、そうだよね。これだけの被害だもんね。わかった……」
ミン「ごめんなさい。楽しみを奪ってしまうような事して。でも、あなた達をなんとしても守りたいの。わかってくれると嬉しいわ」
だいき「れおんさんは?まだ見つかってないの?」
ターナ「そうね。この後、私は海を回ってみるわ。遠くまで流されてないといいんだけど」
ワーグ「俺も行くぜ、ターナ」
ミン「ならそっちはお願いするわ。私達は報告書をまとめるから」
かなえ「二人とも気をつけてね」
ワーグ「ああ。ターナ、行こうぜ」
ターナ「わかったわ」