次の日、タジシティ 港
ほのかの父「これが普段私達が使っている漁船です。今日は特に予定が無いのでこれに乗って大丈夫ですよ」
れおん「わかりました。それでは失礼します」
ほのかの父「ここから離れていくとだんだん波が高くなっていって荒れるようになるんです。近くまで行きますね」
タジシティ 沖合
れおん「まだ特に変化は無さそうですね」
ほのかの父「偶にここら辺でも波が高くなる事もあったんです。今日は大丈夫なようですね。もう少し進んでみます」
れおん「(穏やかな海を変えるだけの力……。ポケモンの仕業なのか?だとしたら一匹では無さそうだが)」
しばらく進み
船が先程よりも揺れ、波が高くなってきた
ほのかの父「こんな感じです。れおんさん、どうですか?」
れおん「そうですね………。確かにこの辺りではあり得ない揺れ方です。北海などならこの揺れも当たり前なのですが。少し探ってみます。ゴルダック」
ゴルダック「ぐわ」
れおん「海の変化があったら教えてくれ。ポケモン達に聞いてもいいし、多少遠くまで泳いでも大丈夫だ」
ゴルダック「ぐ」
ザバァン!
ゴルダックは海に潜っていった
れおん「俺も準備しておきますか。お父さん、頼んでたダイビングスーツ持ってきてくれましたか?」
ほのかの父「はい。こちらで大丈夫ですか?」
れおん「ありがとうございます。着替えますね」
ほのかの父「ゴルダックに任せた方がいいのではないですか?荒れてる海は私達でも泳ぐのは難しいですよ」
れおん「俺なら平気ですよ。海の中は慣れてます。危なくても多少なら自分で何とかできますし、ゴルダックも援助してくれます。ポケモン達に任せるより自分で見た方が理解も早いです。
それに、ポケモンに頼ってばかりだと情けないじゃないですか。自分で出来る事はやらなければ。いつも頑張ってるゴルダック達に失礼ですからね」
ほのかの父「………なるほど。立派な考えです。私、感銘を受けました」
れおん「そんな。大げさですよ」
しばらくするとゴルダックが戻ってきた
れおん「お、どうだった?ゴルダック」
ゴルダック「ぐわぐわ、ぐわ!」
れおん「俺も来いってか。わかったぜ。行こうか」
ほのかの父「お気をつけて!私はここで動かず待ってるので」
れおん「はい。お願いします」
ザバァン!
ゴルダック「ぐわぐわ」
れおん「(そっちだな。わかった)」
少し進むと
れおん「(これは!!?まさか海底遺跡か!?)」
海底に大きな遺跡のようなものがあり、潮の流れがそこで渦巻くようになっており、小さな渦潮が周りにいくつも出来ていた
れおんは水上へ上がっていく
れおん「プハァ!なんだ、あれ!あんなの出来てたなんて知らなかった。ゴルダック、中は見たのか?」
ゴルダック「ぐわ」コク
れおん「何かあったのか?」
ゴルダック「ぐわぐわ」フルフル
れおん「何もなしか。………考えていても仕方ないな。荒れてる原因はわかった。報告に戻ろう」
漁船
ほのかの父「ええ!?海底遺跡ですか!?そんなものが!」
れおん「はい。少し信じられませんでしたが、確かに遺跡のようなものでした。その周囲で小さな渦潮がたくさん発生しており、そのせいで周辺の潮の流れが変わり、近辺のここら辺の海が荒れているのだと思われます」
ほのかの父「な、なるほど。わかりました。明日町の皆に伝えておきます。れおんさん、ゴルダック、ありがとうございます」
ゴルダック「ぐわ」
れおん「さて、少し時間取ったな。急いで戻ろう」
ほのかの家
れおん「それでは俺はこれで失礼します。ありがとうございました」
ほのか「れおん君、危険なはずだから気をつけてね。大丈夫だと思うけど」
れおん「ああ、俺も警戒していかないとな」
ほのかの父「またよろしくお願いします。どうかご無事で」
ほのかの母「まだ若いのにこんな事任せてしまうのは気が引けますが、どうか騒動を収めてください」
れおん「任せてください。確かに最年少ですけど、簡単に負ける気はありませんよ。ピジョット、エステロシティまで頼む」
ピジョット「ピジョー」
ほのか「またねー」
れおん「ああ!」
上空
れおん「さて、ターナさんとじゅんさんに今から向かうと連絡しておこう。ピジョット、今日までありがとな。エステロシティにターナさんが待ってるからそこで仕事は終わりだ。ターナさんにいっぱい褒めてもらえ」
ピジョット「ピジョ!」