ハルヤタウン
綺麗な花々に囲まれた美しい町。小さいが、ガルドア地方の観光名所の一つでもあり、祭りなどの催し物が開かれる事も多い。またジムもあるため、ポケモントレーナーもよく訪れる
れおん「……何だ、こりゃあ」
周りの建物には大きなクモの巣が広がっており、家や道、花々には大量の糸が絡まっており綺麗な景色を覆い尽くしている
ほのか「これって……クモの糸?」
バチバチッ
ほのか「わ!しかも電気を帯びてますよ」
そのクモの糸は黄色く光っており、バチバチと音をたてている
れおん「エレキネットだ。かなり大きいものもあるみたいだな。こんな事が出来るやつなんて」
ブウウウン!
れおん達の前から白いバイクに跨った青髪の女性警察官、ジュンサーがやってきた
ほのか「あ!ジュンサーさんだ!」
ジュンサー「旅の方達かしら?悪いんだけど、今この街には入れないの。って、色違いのゴルダックを連れたトレーナー……。もしかして、れおん君?」
れおん「ああ、そうだ。ジュンサーさんにはやはり知られてるか」
ジュンサー「ええ。いとこから活躍は聞いてるわ。それなら、少し協力をお願いしてもいいかしら?そこの女の子も、よかったら手伝ってくれないかしら?」
ほのか「は、はい!私でよかったら力になります!」
ジュンサー「状況なんだけど」
れおん「状況はこっちもわかっている。犯人は光の洞窟の奥に住むぬしポケモン、デンチュラだな。しかも群れを作っているのだろう。この様子なら街の人はもういないんだな。
なら、俺達は巣を壊しつつそのデンチュラを倒そう。原因はわからないが、暴れているなら倒して頭を冷やしてもらわないとな」
ジュンサー「す、凄い……。話は聞いていたけど、判断力は本物ね。そうね。デンチュラには悪いけど少し懲らしめましょう。私も協力します。お願い、ウインディ!ファイアロー!」
ポン!ポン!
ウインディ「ガオオン!」
ファイアロー「アローー!」
ジュンサーが投げたモンスターボールからオレンジの体に黒い線が入った大型犬のポケモン、ウインディとオレンジの翼に白と黒の斑点が入った鷹のポケモン、ファイアローが出てきた
ほのか「凄い!ウインディにファイアロー!初めてみた!カッコイイ!」
ほのかは二匹に目を輝かせている
れおん「ほう。ジュンサーさん、かなり強いみたいだな。この近くのジュンサーさんじゃないな?」
ジュンサー「ええ、そんな事までわかるのね。私はチャンピオンリーグ周辺を取り締まるジュンサーなの。だからポケモン達もそれなりに強いわよ。協力を要請されたからここにいるの」
ほのか「あの!私も巣を壊すなら、このアチャモのヒー君がいます。僅かですけど、手伝います!」
アチャモ「チャ!」
アチャモもやる気充分といった感じで声をあげた
ジュンサー「助かるわ!ファイアロー!空から見える巣を全部燃やして!花の近くの糸は無視していいわよ」
ファイアロー「アロー!」
ファイアローは空に飛び、家に付いた巣を燃やしていく
れおん「花に絡まってる糸は任せてくれ。頼むぞ、ヤドキング」
ポン!
ヤドキング「ヤドー」
れおんがジャケットの下から出したモンスターボールからピンクの体に大きな貝殻の帽子をつけたポケモン、ヤドキングが出てきた
れおん「サイコキネシスで糸だけを浮かせるんだ」
ヤドキング「ヤードー」
ヤドキングの目が光ると、花々についていたエレキネットが浮き上がり全て一つに集まった
れおん「よし。ほのかちゃん、任せたよ」
ほのか「は、はい!ヒー君!集まった糸にひのこ!」
アチャモ「チャモー!」
アチャモの炎により、糸は全て燃えて無くなった
ジュンサー「ここら辺は大丈夫になったわね。デンチュラを探しましょう」
ほのか「うーん…。居場所がわかれば早いんですけど」
ほのか達は周りを見渡すが、近くにデンチュラの姿は見えない
れおん「そうだよな。……試してみるか。ジュンサーさん、ポケモンボックス用のスマホ持ってますか?」
ジュンサー「ええ、交換するの?はい。」
ジュンサーは腰のホルダーからスマホをれおんに渡した
れおん「ありがとうございます。えっと、こいつと交換してっと」
シュン!
ポワン!
れおんは慣れた手つきでスマホを操作すると、れおんの持っていたボールが消え、別のモンスターボールが現れた
ほのか「え?ボールが変わった!これ、何?」
ジュンサー「これは、ポケモンセンターにあるポケモンボックスのパソコンと繋がってるスマホよ。これがあればポケモンセンターにいなくてもポケモンを入れ替える事ができるの。ただ、持ってる人は限りなく少ないんだけどね」
ほのか「そんなのがあるんだ!本にも書いてなかった!れおんさんって本当物知りだな〜」
れおん「ありがとう、ジュンサーさん。頼んだぞ、マリルリ!」
ポン!
マリルリ「ルリ?」
モンスターボールからは青い体に白い水玉模様がついたうさぎのような可愛らしいポケモン、マリルリが出てきた
ほのか「マリルリだ!可愛い〜」
れおん「耳でデンチュラが歩く音を聴いてみてくれ」
マリルリ「ルリ…………。ルリ!」
マリルリは目を閉じて集中すると、耳が右奥の方に傾いた
れおん「こっちだな。行くぞ!」
ジュンサー「そっか。マリルリの聴力って、僅かな音でも聞き逃さないんだっけ。凄いわ、れおん君」
ほのか「マリルリってそんなに耳がいいんだ、知らなかった!耳がピコピコ動いてて可愛い」
マリルリ「ル、ルリ〜」
マリルリは褒められて顔を赤くしている
ほのか「あ、照れてる。赤くなって可愛い〜」
ハルヤタウン 花畑
れおん「いたな。マリルリ、ありがとう。戻ってくれ」
そこにはデンチュラが十匹以上集まっていた
ほのか「うわ!デンチュラの群れだ!こんなにたくさんいるなんて」
そこには老人が一人立っていた
???「おお、ジュンサーさん!君達は?」
ジュンサー「あ、ナブさん。この人達は、デンチュラ騒動に協力してくれているれおん君と新米トレーナーのほのかちゃん。れおん君がデンチュラ達の居場所を教えてくれたんです」
ほのか「初めまして」
れおん「ナブさん、俺の事覚えてますか?」
ナブ「ん〜。すまんのう。年で忘れてしもうた」
ナブと呼ばれた老人は少し腰が曲がっているが、優しい顔をしている。深緑の服や帽子を着ている
れおん「まあ、仕方ないですよね。昔、あなたのジムに挑戦して勝ったんですが覚えきれませんよね。青いコダックを連れていたのですが」
ナブ「青いコダック……。おお!あの少年か!大きくなったのう」
ナブは少し考え込むと、思い出したのか顔を上げてれおんの顔を見直した
ほのか「え?れおんさんがジムに挑戦って事は、このおじいちゃんもしかして」
ジュンサー「そう。この人、ナブさんはハルヤタウンのジムリーダー。一緒に調査していたのよ」
ナブ「わしもここにデンチュラが集まっておるのはわかっていた。どれ、犯人を少し反省させようかの。おいで、イワパレス」
ポン!
イワパレス「パッレス!」
ナブの投げたモンスターボールから大きな土の塊を背中に乗せたヤドカリのようなポケモン、イワパレスが現れた
れおん「あの時のイシズマイ!進化していたのか!」
ほのか「イワパレスだ!大きいな〜」
ほのかは初めて見たイワパレスを見上げている
ナブ「れおん君はヤドキングかの。電気も虫も弱点で相性はあまりよくないが、いいのかの?」
れおん「はい。相性は関係無いですよ。対策もしてありますので」
ナブ「ほほ、それならええんじゃ。ほのかちゃんだったかの。アチャモはまだ子どものようじゃな。あまり無茶はするんじゃないぞ」
ほのか「は、はい!足を引っ張らないようにしますね!」
ジュンサー「よし!行きましょう。まず、周りのデンチュラ達を少しどかしていくわ。ウインディ!威嚇して!」
ウインディ「ガウウ!」
デンチュラ「チュ…チュラ」
ウインディが眼力で睨みつけるとそれに怯えた数匹のデンチュラが逃げていく
れおん「俺もいきます。ヤドキング、サイコキネシスで浮かせるんだ」
ヤドキング「ヤードー」
ヤドキングが目を光らせてデンチュラ達を浮かび上げでどかしていき、どんどん道を作っていく
ほのか「ええ!?何?あの奥にいる大きいデンチュラ!」
その先に周りのデンチュラより二倍近くある体格を誇るデンチュラがいた
ナブ「ハルヤタウンの近くにある光の洞窟に住むぬしポケモンじゃ。本来は大人しいのじゃが、急にどうしてこんな事を」
ジュンサー「わかりません。ただ、興奮しているようです。大人しくさせないとですね」
デンチュラ達「チュラー」
れおん達の後ろから先程のデンチュラ達が戻ってきた
れおん「!?どうやら、ぬしを守るみたいです。追い払ったデンチュラが戻ってきました。後ろからも来ますよ」
ほのか「ええ!?どうしよう、挟まれる!」
ジュンサー「れおん君!ほのかちゃん!ぬしのデンチュラをお願いできるかしら?」
ナブ「わし達は周りのデンチュラ達を大人しくさせよう」
ナブとジュンサーは振り返り、イワパレスとウインディを向かってくるデンチュラの群れに向けた
れおん「はい。任せてください!」
ほのか「わ、私が!?わかりました!れ、れおんさん!手伝います!」
ぬしデンチュラ「チュラーーー!」
れおんの二匹目、三匹目
マリルリ lv.??
性別 メス 性格 てれや
特性 ちからもち
技
??? ??? ??? ???
ヤドキング lv??
性別 オス 性格 ずぶとい
特性 どんかん
技
サイコキネシス ??? ??? ???
れおんのポケモンの共通点はわかってきましたね