れおん「ほのかちゃん、このデンチュラのサイズになると花畑を巻き込んでしまう!俺達は少し離れた場所に行くぞ!」
ほのか「わかりました!」
れおん「こっちだ、デンチュラ!」
ヤドキング「ヤド〜」
ぬしデンチュラ「キュルルル…」
デンチュラはれおん達についていった
3番道路
ハルヤタウンの外に続く広い道路へとやってきた
れおん「よし!ここまで来れば問題無いだろ!」
ぬしデンチュラ「チュラーー!」
デンチュラは触覚を激しく動かして威嚇している
ほのか「頑張るよ、ヒー君!れおんさんのサポートするよ!」
アチャモ「チャモチャモ!」
アチャモはほのかの腕から飛び降りた
れおん「ヤドキング!ド忘れ!」
ヤドキング「ヤー?」
ヤドキングは気の抜けた顔になり、何かを忘れたように首をかしげた
ぬしデンチュラ「チュラチュラー!」
リィン!リィン!リィン!リィン!
周りに大音量の虫の声が発生していく。音が直接体にぶつけられるような感覚にたまらずほのかが耳を押さえる
ほのか「きゃあ!うるさい!この技は、虫のさざめき!」
れおん「平気だよな、ヤドキング!大文字!」
ヤドキング「ヤドー!」
ヤドキングは平気な様子でデンチュラに近づいていき、口から大きな大の字を描いた炎を吐き出した
ぬしデンチュラ「デン!?チュラー!」
ボォォォ!
大文字はデンチュラに当たり、デンチュラは周りを転がっている
ほのか「水タイプなのに炎技を使えるの!?凄い!あ、私達もいくよ!ヒー君!ひのこ!」
アチャモ「チャモー!」
アチャモも転がっているデンチュラに目掛けて小さな炎を吐き出した
ぬしデンチュラ「チュラ……」
デンチュラは嫌そうに体を震わせている
ほのか「やった!効いてる!」
ぬしデンチュラ「チュラ!チュラ!」
怒ったデンチュラが二匹目掛けて電気を帯びたクモの糸を出した
れおん「エレキネットか!なら、大文字で焼き尽くせ!」
ほのか「これ、町に付いてたやつだ!ヒー君!ひのこで燃やそう!」
ボォォォ!
二匹とも飛んでくるエレキネットを燃やした
ぬしデンチュラ「チュラー!」
バリバリバリィ!
デンチュラから周囲全体に電気が走り渡っていく
ほのか「え!嘘!ほうでん!?どうしよう!!」
れおん「ヤベ!ヤドキング!アチャモの前に出ろ!」
アチャモ「チャモ!?」
驚いて動けないアチャモの前にヤドキングが壁となり、アチャモにほうでんは当たらなかった
ヤドキング「ド……ヤード!」
ヤドキングも少し痺れたようだが無事なようだ
ほのか「あ、ありがとう、ヤドキング」
れおん「ほのかちゃん、すなかけでデンチュラの攻撃が当たりにくくなるようにしてくれるか?」
ほのか「わかりました!ヒー君、すなかけだよ!」
アチャモ「チャモ!」
アチャモはデンチュラの目に目掛けて砂を蹴り上げた
ぬしデンチュラ「チュ…」
デンチュラは砂が目に入ったのか、目を閉じてアチャモとは違う方を向いた
れおん「よし!ヤドキング、近づいて大文字!」
ヤドキング「ヤドー!」
ヤドキングは再び口から大きな大の字の炎を吐き出した
ぬしデンチュラ「チュラー!」
デンチュラは再び燃えて、地面を転がり始めた
ほのか「たくさんすなかけ!」
アチャモ「チャモチャモチャモ」
アチャモはデンチュラの体にどんどん砂をかけていく
ぬしデンチュラ「チュラー!」
怒ったデンチュラが虫の声をあげるが、砂で見えていないのかれおん達とは違う方向を向いている
ほのか「あれ?虫のさざめき?今度はうるさくない」
れおん「外れてるんだ!すなかけが効いてるぞ!ヤドキング、サイコキネシスで地面に叩き落とせ!」
ヤドキング「ヤード!」
ドガン!
デンチュラはヤドキングのサイコキネシスにより、浮かんだ後勢いよく地面に叩き落とされた
ぬしデンチュラ「チュラ…」
デンチュラはそのまま動きが鈍くなっている
れおん「弱ってきたな。ほのかちゃん、トドメをお願い」
ほのか「わ、わかりました!ヒー君、ひのこでとどめ!」
アチャモ「チャモー!」
アチャモはデンチュラに小さな炎を吐き出した
ぬしデンチュラ「チュ……ラ…」ドサ
デンチュラは目を回して戦闘不能となった
れおん「よし!やったな、ほのかちゃん!ぬしポケモンを倒せたぞ!」
ほのか「はい!でも、ヤドキングの大文字が強かったからですよ!流石です!」
れおん「いいんだよ。ほら、一緒にやって勝ったんだから」
れおんは手を握ってほのかの前に出した
ほのか「はい!!私達の初勝利です!」
ポン
ほのかも嬉しそうに手を握ってれおんの握り拳にくっつけた
れおん「さて、ナブさんの所に戻ろう。デンチュラはサイコキネシスで浮かせようか」
ハルヤタウン 花畑
戻ると周りのデンチュラも大人しくさせられていた
れおん「どうやら何とかなったみたいですね」
ジュンサー「れおんさん、ほのかちゃん!ぬしポケモンに苦戦されるかと思われましたが、平気そうでよかったです!」
ナブ「流石はれおん君じゃな。ほのかちゃんも突然だったのにすまなかったのう」
ほのか「いえ、大丈夫です。れおんさんがいてくださったので。でも、どうして暴れだしたんですかね?」
ジュンサー「原因はまだわかりませんが、とりあえずこれ以上クモの巣が増える事は無いでしょう。ご協力いただき、ありがとうございました!」
ナブ「わしからもお礼を言おう。れおん君、ほのかちゃん、手伝ってくれて助かった。ありがとう」
れおん「力になれてよかったです」
ほのか「私は大した事出来なかったですけど、町が元に戻ってよかったです」
ジュンサー「それではそのデンチュラは私達の方で預かって、傷が治ったら野生に返します」
れおん「よろしくお願いします」
ナブ「二人とも、今日はポケモンセンターで休んでくれ。宿泊代はお礼にわしが払っておこう」
ほのか「え!?ポケモンセンターって泊まれるの!?」
れおん「いいんですか、ナブさん?」
ナブ「うむ、わしからのお礼じゃ。気にしないでくれ。それと、ほのかちゃん。もしジムに挑戦するなら、ぜひジムに来てほしいのう」
ほのか「はい!」
その夜、ポケモンセンター内
ほのか「ポケモンセンター内って泊まる事もできたんだ!ベットが気持ちいい!」
ほのかは初めての泊まりにウキウキしていた
れおん「同室にする事なかっただろ。まあ頼んだのはナブさんだから、仕方ないけどよ」
ほのか「私は気にしないですよ!あ!今日のバトルで、ヒー君新しい技覚えたかな?」
れおん「それは明日アチャモに聞いてみるといい」
ほのか「そうですね!そういえばあのヤドキングもそうですけど、ゴルダックやマリルリも水タイプですよね。かなり偏ってませんか?」
れおん「俺、水タイプが昔から大好きでよ。水タイプのポケモンで全員揃えてんだ」
ほのか「そうだったんですか。でも、それだと今回みたいに電気タイプや草タイプが大変じゃないですか?あ、でもヤドキングは全然何ともなさそうだった」
れおん「そりゃあ、対策はしていて当たり前だろ。弱い所は少しでも補っていかないとな」
ほのか「ヤドキングみたいにゴルダックも強いんですよね?カッコイイな〜」
れおん「だとよ、ゴルダック、ヤドキング。よかったな」
れおんはモンスターボールに話しかけた
ほのか「え?ボールの中からでも、こっちの声って聞こえてるんですか?」
れおん「ああ。聞こえてるし、景色も見えてるぜ。覚えとくといいぞ」
ゴルダックとヤドキングが入っているモンスターボールはゆらゆらと揺れていた
ほのか「へー!じゃあ、さっきの話もヒー君に聞こえてたんだ。明日皆で遊ぼうね」
れおん「ジムには行くんだろ?少し対策をしておこうぜ。わかったかもしれないが、ナブさんは虫タイプのジムリーダー。だから、アチャモをメインで戦うといいだろうな。それと、ムックルもいいな」
ほのか「そうですね。イワパレス使ってましたもんね。でも、イワパレスは強そうだったしヒー君勝てるのかな?」
れおん「あれはもっとレベルが育ったポケモンさ。ほのかちゃんみたいな新米トレーナーには、それ用のポケモン達がいるんだ。
ジムリーダーっていうのは、ジムバッジの数や相手ポケモンの平均レベルによって手持ちを変えてくるんだ」
ほのか「そうなんですか!?知らなかった。本に書いてない事って多いのね〜」
れおん「少し特訓してから挑戦した方がいいかもしれないな。明日、俺と簡単に対戦してみようか。もちろん、手は抜くよ」
ほのか「はい!よろしくお願いします!」
れおん「それじゃあ寝よう。今日は大変だったな。おやすみ」
ほのか「はい!おやすみなさい」
ヤドキングの技
サイコキネシス 大文字 ド忘れ ???